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ロリショタバトルロワイアル5

1 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/06(火) 16:23:19 ID:rnIX3qYO
本性を晒け出せ!
衝動をぶち撒けろ!
欲望を解き放て!
情熱を、燃やせ!



ここは真性の漢共(女性可)が集まり、
ジャンルを問わないロリショタキャラでバトルロワイアルを行う、
あまりにもCOOLなスレです。
紳士淑女の心を忘れず冷静に逝きましょう。

前スレ
ロリショタバトルロワイヤル4
http://human6.2ch.net/test/read.cgi/subcal/1169810359/

過去スレ
ロリショタバトルロワイアル3
http://human6.2ch.net/test/read.cgi/subcal/1169293272/
ロリショタバトルロワイアルをやれるか話し合うスレ
ttp://human6.2ch.net/test/read.cgi/subcal/1167045572/
ロリショタバトルロワイアル2
http://human6.2ch.net/test/read.cgi/subcal/1168265134/

テンプレは>>2以降に
ロリショタロワ避難所(したらば)
ttp://jbbs.livedoor.jp/otaku/8274/
まとめwiki
http://www25.atwiki.jp/loli-syota-rowa

2 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/06(火) 16:24:01 ID:rnIX3qYO
〜参加者一覧[作品別]〜
【魔法少女リリカルなのは】高町なのは/フェイト・テスタロッサ/ヴィータ/八神はやて/アリサ・バニングス
【ローゼンメイデン】真紅/翠星石/蒼星石/雛苺/金糸雀
【魔法陣グルグル】ニケ/ククリ/ジュジュ・クー・シュナムル/トマ
【ポケットモンスターSPECIAL】レッド/グリーン/ブルー/イエロー・デ・トキワグローブ
【デジモンアドベンチャー】八神太一/泉光子郎/太刀川ミミ/城戸丈
【ドラえもん】野比のび太/剛田武/リルル
【魔法先生ネギま!】ネギ・スプリングフィールド/エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル/犬上小太郎
【絶対可憐チルドレン】明石薫/三宮紫穂/野上葵
【落第忍者乱太郎】猪名寺乱太郎/摂津のきり丸/福富しんべヱ
【名探偵コナン】江戸川コナン/灰原哀
【BLACKLAGOON】ヘンゼル/グレーテル
【クレヨンしんちゃん】野原しんのすけ/野原ひまわり
【ドラゴンクエストX】レックス(主人公の息子)/タバサ(主人公の娘)
【DEATH NOTE】メロ/ニア
【メルティブラッド】白レン/レン
【ちびまる子ちゃん】藤木茂/永沢君男
【カードキャプターさくら】木之本桜/李小狼
【テイルズオブシンフォニア】ジーニアス・セイジ/プレセア・コンバティール
【HUNTER×HUNTER】キルア/ゴン
【東方Project】レミリア・スカーレット/フランドール・スカーレット
【吉永さんちのガーゴイル】吉永双葉/梨々=ハミルトン
【ヴァンパイアセイヴァー】リリス
【MOTHER】ネス
【サモンナイト3】ベルフラウ=マルティーニ
【Fate/stay night】イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
【みなみけ】南千秋
【武装錬金】ヴィクトリア=パワード
【BLACKCAT】イヴ
【からくりサーカス】才賀勝
【銀魂】神楽
【ひぐらしのなく頃に】古手梨花
【灼眼のシャナ】シャナ
【とある魔術の禁書目録】インデックス
【るろうに剣心】明神弥彦
【ボボボーボ・ボーボボ】ビュティ
【一休さん】一休さん
【ゼルダの伝説】リンク(子供)
【ベルセルク】イシドロ
【うたわれるもの】アルルゥ
【サザエさん】磯野カツオ
【せんせいのお時間】鈴木みか
【パタリロ!】パタリロ=ド=マリネール8世
【あずまんが大王】美浜ちよ
【ポケットモンスター(アニメ)】サトシ
【SW】ベルカナ=ライザナーザ
【Gunslinger Girl】トリエラ
【ぱにぽに】レベッカ宮本
【FINAL FANTASY4】リディア
【よつばと!】小岩井よつば
計86名

3 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/06(火) 16:24:36 ID:rnIX3qYO
〜参加者一覧[あいうえお順(名簿順)]〜
01:明石薫/02:アリサ・バニングス/03:アルルゥ/04:イエロー・デ・トキワグローブ/05:イシドロ/
06:泉光子郎/07:磯野カツオ/08:一休さん/09:猪名寺乱太郎/10:犬上小太郎/
11:イリヤスフィール(略)/12:インデックス/13:イヴ/14:エヴァンジェリン(略)/15:江戸川コナン/
16:神楽/17:金糸雀/18:城戸丈/19:木之本桜/20:キルア/
21:ククリ/22:グリーン/23:グレーテル/24:小岩井よつば/25:剛田武/
26:ゴン/27:才賀勝/28:サトシ/29:三宮紫穂/30:シャナ/
31:ジーニアス・セイジ/32:ジュジュ・クー・シュナムル/33:白レン/34:真紅/35:翠星石/
36:鈴木みか/37:摂津の きり丸/38:蒼星石/39:高町なのは/40:太刀川ミミ/
41:タバサ(主人公の娘)/42:トマ/43:トリエラ/44:永沢君男/45:ニア/
46:ニケ/47:ネギ・スプリングフィールド/48:ネス/49:野上葵/50:野原しんのすけ/
51:野原ひまわり/52:野比のび太/53:灰原哀/54:パタリロ/55:雛苺/
56:ビュティ/57:フェイト・テスタロッサ/58:福富しんべヱ/59:藤木茂/60:フランドール・スカーレット/
61:ブルー/62:古手梨花/63:プレセア・コンバティール/64:ヘンゼル/65:ベルカナ=ライザナーザ/
66:ベルフラウ=マルティーニ/67:南千秋/68:美浜ちよ/69:明神弥彦/70:メロ/
71:八神太一/72:八神はやて/73:吉永双葉/74:李小狼/75:リディア/
76:リリス/77:梨々=ハミルトン/78:リルル/79:リンク(子供)/80:レックス(主人公の息子)/
81:レッド/82:レベッカ宮本/83:レミリア・スカーレット/84:レン/85:ヴィータ/
86:ヴィクトリア=パワード
計86名

4 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/06(火) 16:25:13 ID:rnIX3qYO
〜ロリショタロワ・基本ルールその1〜
【基本ルール】
参加者全員で殺し合い、最後まで生き残った一人が優勝となる。
優勝者のみが生きて残る事ができて『何でも好きな願い』を叶えて貰えるらしい。
参加者はスタート地点の大広間からMAP上にランダムで転移される。
開催場所はジェダの作り出した魔次元であり、基本的にマップ外に逃れる事は出来ない。

【主催者】
主催者:ジェダ=ドーマ@ヴァンパイアセイヴァー(ゲーム・小説・漫画等)
目的:優れた魂を集める為に、魂の選定(バトルロワイアル)を開催したらしい。
なんでロリショタ?:「魂が短期間で大きく成長する可能性を秘めているから」らしい。

【参加者】
参加者は前述の86人(みせしめ除く)。追加参加は認められません。
特異能力を持つ参加者は、能力を制限されている場合があります。
参加者が原作のどの状態から参加したかは、最初に書いた人に委ねられます。
最初に書く人は、参加者の参戦時期をステータス表または作中に記載してください。

【能力制限】
参加者は特異能力を制限されることがある。疲労を伴うようになっている能力もある。
また特別強力な能力は使用禁止になっているものもあるので要確認。

【放送】
放送は12時間ごとの6時、18時に行われる。内容は「禁止エリアの場所と指定される時間」
「過去12時間に死んだ参加者名」など。

【首輪と禁止エリア】
・参加者は全員、爆弾の仕込まれた首輪を取り付けられている。
・首輪の爆弾が起爆した場合、それを装着している参加者は確実に死ぬ。
・首輪は参加者のデータをジェダ送っており、後述の『ご褒美』の入手にも必要となる。
(何らかの方法で首輪を外した場合、データが送られないので『ご褒美』もない)
・首輪が爆発するのは、以下の4つ。
1:『禁止エリア』内に入ってから規定時間が過ぎたとき。
2:首輪を無理やり取り外そうとしたとき。
3:24時間で死者が出なかったとき。
4:ジェダが必要と判断したとき(面と向かって直接的な造反をした場合)。

5 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/06(火) 16:25:48 ID:rnIX3qYO
〜ロリショタロワ・基本ルールその2〜
【舞台】
ttp://takukyon.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/clip/img/76.gif

【作中での時間表記(2時間毎)】(1日目は午前6時よりスタート)
 深夜:0〜2
 黎明:2〜4
 早朝:4〜6
 朝:6〜8
 午前:8〜10
 昼:10〜12
 真昼:12〜14
 午後:14〜16
 夕方:16〜18
 夜:18〜20
 夜中:20〜22
 真夜中:22〜24

【支給品】
・参加者が元々所持していた装備品、所持品は全て没収される。
・ただし体と一体化している装備等はその限りではない。
・また衣服のポケットに入る程度の雑貨(武器は除く)は持ち込みを許される物もある。
・ゲームの開始直前に以下の物を「ランドセル」に入れて支給される。
「食料」「飲料水」「懐中電灯」「地図」「鉛筆と紙」「方位磁石」「時計」「名簿」
「ランダムアイテム(1〜3種)」。
なおランドセルは支給品に限り、サイズを無視して幾つでも収納可能で重量増加もない。
その他の物については普通のランドセルの容量分しか入らず、その分の重量が増加する。

【ランダムアイテム】
・参加者一人に付き1〜3種類まで支給される。
・『参加者の作品のアイテム』もしくは『現実に存在する物』から選択すること。
(特例として『バトルロワイアル』に登場したアイテムは選択可能)。
・蘇生アイテムは禁止。
・生物および無生物でも自律行動が可能なアイテムは参加者増加になる為、禁止とする。
・強力なアイテムには能力制限がかかる。非常に強力なものは制限を掛けてもバランスを
取る事が難しいため、出すべきではない。
・人格を変更する恐れのあるアイテムは出さない方が無難。
・建前として『能力差のある参加者を公平にする事が目的』なので、一部の参加者だけに
意味を持つ専用アイテムは避けよう。出すなら多くの参加者が使えるようにしよう。

【ご褒美システム】
・他の参加者を3人殺害する毎に主催者から『ご褒美』を貰う事が出来る。
・トドメを刺した者だけが殺害数をカウントされる。
・支給方法は条件を満たした状態で、首輪に向かって『ご褒美を頂戴』と伝えるか、
次の放送時にQBが現れるので、以下の3つから1つを選択する。

1:追加のランドセルが貰える。支給品はランダムで役に立つ物。
2:ジェダに質問して、知人の場所や愛用品の場所などの情報を一つ聞ける。
3:怪我を治してくれる。その場にいれば他の人間を治すことも可能。

6 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/06(火) 16:26:24 ID:rnIX3qYO
〜ロリショタロワ・基本ルールその3〜
【ステータス表】
・作品の最後にその話に登場した参加者の状態、アイテム、行動指針など書いてください。
・以下、キャラクターの状態表テンプレ
【現在位置(座標/場所)/時間(○日目/深夜〜真夜中)】
【キャラクター名@作品名】
[状態]:(ダメージの具合・動揺、激怒等精神的なこともここ)
[装備]:(身に装備しているもの。武器防具等)
[道具]:(ランタンやパソコン、治療道具・食料といった武器ではないが便利なもの。
     収納している装備等、基本的にランドセルの中身がここに書かれます)
[思考・状況]
(ゲームを脱出・ゲームに乗る・○○を殺す・○○を探す・○○と合流など。
 複数可、書くときは優先順位の高い順に)

◆例
【D-4/学校の校庭/1日目/真夜中】
【カツオ@サザエさん】
[状態]:側頭部打撲、全身に返り血。疲労
[装備]:各種包丁5本
[道具]:サイコソーダ@ポケットモンスター
[思考]
第一行動方針:逃げた藤木を追い、殺害する
第二行動方針:早く仲間の所に帰りたい
基本行動方針:「ご褒美」をもらって梨花の怪我を治す

【予約】
・キャラ被りを防ぐため、自分の書きたいキャラクターを予約することができます。
・期間は予約から72時間(3日)。期間終了後は、他の人が投下してもOKです。
・予約しなくても投下することはできますが、その際は他に予約している人がいないか
十分に確認してから投下しましょう。

【投下宣言】
・投下段階で被るのを防ぐため、投下する前には必ずスレで 「投下します」 と宣言を
して下さい。 投下前にリロードし、被っていないか確認を忘れずに。

【トリップ】
 投下後、作品に対しての議論や修正要求等が起こる場合があります。
 本人確認のため、書き手は必ずトリップをつけてください。

7 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/06(火) 17:02:06 ID:5SnaS6JD
>>1

8 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/06(火) 17:03:55 ID:EgJZFY8x
   ト.、   ,..-‐=ト、‐...、
   ゙!;;;`,<   !;;;;ヽ、ヽ、
  ,.ヘ;;;;;;;;;;;;`゙'..、l;;;;;;;;;;ヽ、゙.、
、-/ ヽ;;;;;;;;;;;;;;;,,,;;;;,,,,,,'''';;;ヽ、゙、
.゙、;``ー、!;;:;;;;;;':;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,,'':ヽト.、
 ゙、;;;;/;;;;;;!;;;;;;,,';;;;;;;;,,'':;、'':;;゙'、゙ヾ `ヽ、
  V;;;;;;;;;;゙、;;;;;;,'';;;;ト、,,..ヽ'';;'''';;;,ヽ_ノ ゙、
  /;;;;/;;;/;∧;;;;;;,,'';ヽ>、;;;,,,;;;;;;;;;;,{! /!
  !;;;;l;;;;;i;;;ト-、'、;;;;;゙、`'v'`゙ヽ、;;;;;;;;;;;i!´ {
 .!;;;;;!;;,i;;,.'.r‐、 \;;;゙,.、 r.、 ヽ'1;,、ト、 ,!
  !;;;;i;;i!;,!. ゝ r.、 `゙`'' ゙,:;} , ヾ!f`}/
  ゙、;トハ;{!ト、 ヾ;}      ` ´  ,'.~ノ
  ヽ!i!゙i! ヽ! ` 、 ,.  '"`l ./「´;;ヽ
       ヽ、  く    ,リ'  ヽソヽ!
        `゙''‐- `ニ.='<{    ヽ
            /  ! !

>>1乙!

9 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/06(火) 18:31:29 ID:kszT0iwo
    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
    /   ,∨∨∨∨∨
  /  /  /   \ |
  |  /   ,(・) (・) |
   (6      ⊂⊃ |
   |    ___l_,|   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   |     \__/ /  <  おまえの>>1乙はオレのもの
 /|         /\   \________

10 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/06(火) 19:46:35 ID:XfunD6vc
>>1
                            ,. -- 、                        ,.-、
                            /   ト`ー-、                  /` /
                         / ´ ̄ ヽ ヽ、j   \                  / /
                         /  _   }  ト--、__ \                  / /
                      r┴−‐-- ニ_ヽ   |    `ヽ、ヽ、,.--、        /` 7
         ______  ;仁 二ニ ‐- ニ\_〉,.-- 、  (__)´ ̄         〈、__/)
          f⌒ヽ、_        ̄ ̄ ̄` ー─‐-- ニミKー -〉/ノ          ト、_ / ,ィ'ク′
        ヽ    ̄ ‐- 、_              `ー‐イz'^ー─‐‐ァ    ムイ ,(ク′
           \、       ノ兀下{、TKでン}下lT卞ー┬-、__ \__/     ´∨^(')ー‐xー-、
             \    '´イ从ト{代)^ヽ二イイ!仏小ヽ ヽ. }、`−、_\      /^イ,ハ-厶ン⌒
             `>、_n  Vハl个ヘ`っ   ,イ乂ィフ⌒ヽ、ヽf⌒ヽ、 ``ヽ、  / /
             トミン ノ`ー{ l j レ/`>rィ´⌒Yイ   、 \`ヽ、j⌒ヽ_,〉 / /
      __    rxム  /仍'´yィ^〈  ー〈ソー'´ 〈,ソ    i 〃ノ -‐ノ`ヽソー-、 / /
      人_,⊥__   |Ckソ斗{/ /ト,、^ー;勹ト┬「ソ 〉 、ゝーくー<__ ノ⌒ヽ/ /
   7ニゝ〈 、〈,ル-ー\弋^´八 〈ヽハ`フ^Z⊥.」 ィン^ ー;ヘ、  \   ヾ._ / /ヽr、/\
   Z二ニ>込(⌒ヾ⌒ ソハ    〈_ンイイニ/__、ィソ′ 厶ン^\   >、─;-、/ /ハノノ \∠_ゝ
   〈广 ̄〈 〈、〉ー^ ̄´ `ー'⌒^7lノニヽ-fソ´、 ,ィ仁´    `7く,r戈X7/ />心_ム<
  厂`T7T丁T'ー‐-、__,.、-‐‐'フ火ニ7‐f}−-く^ー‐〉    ノ rノノ{`^ソ /くー′`l ヽ 丶\
  ノ__ >jUlU i      ,ィ个x‐< `フT T f{ T下 \、」__   {_fバ仏 〈 ∧ ト、__/| l ヽヽド
. 〈  ___Ll、l⊥_l_,xヘ-く-‐'L_f\ \__i | f}   `、 \、 ̄\ `^´ 〉-ソ{ノ  ^¬_」、ト、 N
 厂/ j´〉´ヽ ヽ _ハ Y´ 'トィ^>、_  ̄{ f}      \ヽ >   / /′    ト」ト小∨
 V 〈_,ハ ̄ハ ヽ /V^ヘ ヽ/ `>、_,ハ_下ム f}      、  Y´  ,/ /
  ヽ、/ 〈ヽ__ハ ヽ  ヽkヘ \   /   l  | f}       丶  \rj7 /、
   {  人´  ヘ 〈 /ヘノ \`ー‐--- 、__| f} i       、  ヽゝイヾ〉
    V__イ`^厂ヽ ヽ   ^X _」 ̄丁¬-、__| f} l',     丶   \シ′
      〉 个ー^ヘ、ヽ /   >亠冖、__」 f} l ',      ヽ , ' ,ハ、
       {  ^>、 ヘ、\、 /  i  U | f} l ',   ,. -─‐-ヘ / /ヽ
        `V  ^入_,ノ>、__`ー─亠- 、j | f} l  ',//,二ニニ〈///\
.         \′〈\_ト、_jスrー┬r-、ヽj f} ─_ニ‐´/ィT 厂ヽ^K´/^ ン′
             ̄`X__/L._〈_ 」 l 「Tヽf}二-‐_´イ〈 l ヽTア‐勹\ン′
.            /、ヽL,__〈   l`T^ーzLl_k‐<「 l   ノ‐'T´ノ ハノ
          ノ^ 、_ン′  ̄ス_  〈  l | _」_广 ̄  └‐'7^´
         ,.イ〈、`/      ヽ/⊥工スー宀ナ´        イ
.         { 八_ソ          ト−‐|    /             |
        ,イ,ニニ7        ト- -j   /             |
      l `ー'l           ト-‐7   /             |
      {.   /         ,辷'7  ,/               l|
        `ー‐'         {仁フl  / / /          l |
                 ノーィ′イ7 〃        〃 N|
                   /ニコ|   〈/レ//l /l / l/ /| レlリ
                /トー-'1    'ヘ,ル/レ/レリ//lV´
                  {、 ̄ /        ′″′
                  ̄´


11 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/06(火) 22:19:01 ID:kszT0iwo
        ,/‐ \ ::::::::::::ヽ
       , ' s    \::::::::::::i
      /"""''/ーナ-t----|
     /  ,.‐':::../:::/ ∠V\::::\__
     {入`riヽ/ゝ/ 'iイ.l  ⌒}:::く    __
      /ヽ ゝll|   _lll ノ ノ::::::フ  /
     //|   ̄____ ̄  /:::ノ ̄ < <<1乙
     フ::人  ゝ、 ノ  厂 ̄`\、   \
        \、__ i⌒i/, -'"~  `ヽ、    ̄ ̄
       ,.‐'´   i--i        \
       `〈ヽ, -'"~T  ヽ、 , -'" ~ `ヽ、
       / ( ̄ T   iヽ、__     \.
     /    ( ̄T   |   `ヽ、    }
    く       ̄ `ヽ、/__        /
    / `ヽ、/|       `ヽ、 __ノ
       /  |          T

12 : ◆uOOKVmx.oM :2007/02/07(水) 00:52:28 ID:gnLPkq7n
弥彦&カツオ&のび太&しんのすけを投下します。


13 :誰のせい? ◆uOOKVmx.oM :2007/02/07(水) 00:53:44 ID:gnLPkq7n
「あの大きなタワーに行けば誰かいるんじゃないかな?」
「見張り矢倉みたいなもんだろ。逆に待ち伏せとか危なくないか」
「でも高いところからカツオ君の望遠鏡で探せば、ジャイアンとかも見つかると思うんだ」
「塔とか矢倉って退路が確保できないしな。まあ、全員で上がる必要はないけどさ」

 野比のび太と明神弥彦はビルの出口で今後の進路について争っている。
最初に会えたのがこの二人で良かったと、後ろを歩く磯野カツオは考えていた。
一刻も早く仲間を捜索したい野比。それには賛成しつつも冷静に危険性を説明する弥彦。
どちらもマスオ義兄さん並にお人好しらしい。
二人とも状況が分かっていないんじゃないかと思うくらい呑気者だ。
本当にジェダという変な奴に勝てると思っているんだろうか。
刀や光線銃を持ってるから気が大きくなっているだけじゃないのかと思ってしまう。
自分も強い武器を支給されていたら、彼らと一緒にヒーローゴッコを始めていたかも知れない。
そう考えると冷静に考える時間をくれた支給品に感謝するべきか。

「カツオ君はどう思う?」
「いやあ、よく分かんないけど危ない所は避けたいかなーなんて思うけど」

 野比がガックリと頭を上げた。正直な話、野比の友達を探すことより身を守る事を優先したい。
最期に生き残るのは一人なのだから、避けられる危険は避けるのが一番と思う。
でも付き合いはそう簡単にはいかないんだよ、と飲み会を断れない義兄の言葉を思い出した。
そう、なにか武器を手に入れるまでは二人と上手く付き合わねばならない。

「でもまあ、用心して行けば大丈夫じゃないかな? 他に行く当てもないしさ」

 そう付け加えると野比の表情がパァッと明るくなった。本当に分かりやすい奴だな。
元々明神だってそんなに強く反対はしていない。ただ考え無しに行くのは危険だというだけだ。
野比は使えない、いずれ足を引っ張りそうだ。そんな考えが頭の片隅を通り過ぎた。 

14 :誰のせい? ◆uOOKVmx.oM :2007/02/07(水) 00:55:30 ID:gnLPkq7n
○    ○    ○

「よし人の気配はないな。ほら、急いで横断するぞ」

 弥彦は二人に声を掛けると南北に通る大きな道路を駆け足で横断し始めた。
結局、のび太とカツオと相談してタワーという矢倉へ行く事に決まったのだ。
確かにカツオの言う通り行く当てもないし、他に人が来ているかもしれない。
一番実戦経験のあるであろう自分が落ち着いて状況判断をしなければならないと思っていたが、
やはり安全なところにジッとしているのは性に合わなかった。

「う、うん。広い道なのに自動車は一台も走ってないね」
「バカだなぁ野比、今は僕らしかいないんだぜ」

 カツオの言葉がズシリと重く感じた。左右に数百mの道路、天下の往来と言うにも広過ぎる。
そんな道に人っ子一人、猫の子一匹いないのだから不気味としか言いようがない。 

「はぁはぁ……」

 数分かけて隅田川程度の道路を渡っただけなのに、路地へ身を隠した安堵感は絶大だった。
見通しの良い場所で誰かに見つかるかも知れないという緊張感は大きい。
のび太など既に心体ともにヘロヘロだ。いくら何でも大袈裟だろうと声を掛けようとした時――

「うひゃぁ! 何かいる何かいる! たたた助けて、助けてドラえもーん!」

 のび太が飛び上がって心底情けない悲鳴を挙げた。彼のズボンを何かが咥えている。
敵か! 弥彦は咄嗟に楼観剣を抜き身構えたが、その心配は杞憂に終わった。

「……ブー……ブブー」
「なんだぁ、子豚じゃん」

 カツオの言う通り子豚だった。なぜ猫の子一匹いない街に豚の子一匹がいるのだろう?
ここは普通に野外で豚を飼う街なのだろうか? そんな疑問に答える者がいるはずもない。
子豚はのび太のズボンを一生懸命に引っ張っていた。
まるで散歩をねだる犬のように、彼を路上へと引っ張り出そうとしている。
小さな子豚に引きずられるのび太が情けなく思えて、弥彦たちは笑いを噛み殺した。

「なんか人馴れしてる豚だね。誰かの飼い豚かな」
「放してよ、あっち行けったら! 僕たちはタワーへ行くんだから!」
「ブッブー! ブー!」
「放してってば!」

 イラついたのび太がテーザー銃を抜き撃ちをした。ほとんどゼロ距離といっても良い。
銃身から電極が延びて子豚へ刺さり、ビリッっと小さな音がして子豚はその場に倒れた。
足がピクピクと動いている。人間よりも電撃に強いのか、昏倒しただけのようだ。

15 :誰のせい? ◆uOOKVmx.oM :2007/02/07(水) 00:57:52 ID:gnLPkq7n
○    ○    ○

「し、死んじゃってないよね?」

 玩具みたいなショックガンとは違う生々しい感電を見て僕はハッと我に帰った。
小さな子豚相手になんて酷い事をしてしまったんだろう。
早くジャイアン達を探したいと焦っていたけど、これじゃ他の殺人犯と同じじゃないか。

「ブ……ブー……」
「良かった生きてる!」

 ほんの少しだけど子豚は首をこちらに向けた。嬉しかった。
恨めしそうに睨んでいるのが分かったけど僕は子豚を抱き上げた。
ガブリと腕を噛まれたけど、気にはしない。暖かい、この子はまだ生きてるんだと実感できた。
カツオ君も優しく子豚を撫でている。彼は何かを気が付いたみたいだ。

「ねぇ、この豚。食べられないかな?」

 カツオ君の言葉に僕は耳を疑った。食べる? この子を? 

「そーだな。この先、食い物が手に入るかわかんないし」
「弥彦君まで何を言ってるんだよ! だってこの子、まだ生きてるんだよ!」
「そんなこと言ったって、野比だって普段トンカツとか食べてるだろ」
「そ、そりゃあ……そうだけど」

 トンカツは好きなメニューの一つだ。うちは牛肉はあまり食べないから、豚肉ばかりだ。
分かってはいるよ。トンカツだって、フライドチキンだって、みんな生き物を食べてるって。
肉屋さんに並ぶ肉は、みんなこうして生きていたんだって。

「友達を探すんだろ。ここから出るのに何日かかるか分からないしさ」
「早めに保存食を作っておきたいな。取引にも使えるだろうし」
「でも、でも……」

 二人の言っていることは良く分かるよ。でも面と向かったら殺せやしないよ。
子豚を逃がそうと僕はそっと手を離した。でも子豚は逃げずに、僕の服を咥えて引っ張るんだ。
まるで僕をどこかに連れて行ことしているみたいに。ヨロヨロで、立っているのも精一杯なのに。


16 :誰のせい? ◆uOOKVmx.oM :2007/02/07(水) 01:00:30 ID:gnLPkq7n
 ザンッ!

「え?」

 急に子豚は僕の服を離すとヨタヨタと大通りに向かって歩いて行く。
そして弱々しい声を振り絞って微かに鳴くと頭から血を吹いて崩れ落ちた。
弥彦君の剣が子豚の命を奪ったと分かるまで、十秒くらい掛かった。

「ど……どうし……」
「あれじゃどうせ長くは持たねぇ。野垂れ死にするくらいなら、俺達が食った方がいい」
「仕方ないさ。この豚だって野比が食べてやった方が喜ぶって」
「そ……そんな……そんな……」

 涙と鼻水で言葉が上手く出ない。弥彦君が悪いわけじゃない。カツオ君が悪いわけでもない。
でも嫌だった。誰かの命を犠牲にする事は嫌だった。それがズルイ考え方だと分かっていても。

「あれ? この豚、背箱(ランドセル)に入らないぜ。バラすしかないかな」
「肉屋さんみたいに出来るの? 凄いんだね」
「豚は捌いた事ないけど鳥は普段やってるし、牛鍋屋で手伝いをした事もあるしな」

 弥彦君とカツオ君が子豚を豚肉に変えていく光景を僕は見ていられなかった。

「あっちゃー、血抜きを忘れてた。ベッタリだぜ。刀も後で手入れしないとダメになっちまう」
「うわー、血まみれじゃん。僕にも掛かるところだったよ」
「仕方ねぇ、モタモタしてたら日が暮れちまう。適当にバラして持ってこう」

 耳も塞いでいたかった。僕に話しかけないのは、二人の優しさなんだと分かっていた。 
だから子豚が付けていた首輪をカツオ君がポケットに隠したのに気がつかなかった。
首輪を着けた子豚だなんて、弥彦君は不思議に思わなかったのだろうか。
血塗れになってしまってそれどころじゃなかったんだろうか。

「そういえば、姉さんが豚肉は火を通さなきゃ食べれないって言ってたな」
「俺もお妙さんに聞いたことあるな。どっかで火が調達しないと」 
「学校なんかどう? 調理室があるだろうし後で行ってみない?」
「学校? 学校ってなんだ(寺子屋か?)。のび太、知ってるか?」 

 弥彦君が落ち込む僕に話題を振ってくれた。そうだ頑張って立たなきゃいけない。
あの子豚の分まで生きなきゃいけない。そう思って二人の方へを顔を上げた。

17 :誰のせい? ◆uOOKVmx.oM :2007/02/07(水) 01:02:30 ID:gnLPkq7n

 二人は僕を見ていた。僕はバラバラの豚肉にされた子豚を見ていた。

 ボヮン

 小さな音と共に子豚は小さな男の子へ、男の子だった肉片へと姿を変えた。





「ッ――――――――――――――!」

 のび太は声にならない悲鳴を上げて、その場から逃げ出した。
ズボンから生暖かいものを垂れ流し、涙と鼻水で前が見えなくなりながらも夢中で逃げ出した。

「しーらない! 僕、しーらない!」

 そう言ってカツオもその場を逃げ出した。その手に子豚の首輪を隠して。

「……俺の……せいかよ……」

 逃げ去る二人を呆然と見送った弥彦は、思い出したかのように胃の内容物をブチ撒けた。

18 :誰のせい? ◆uOOKVmx.oM :2007/02/07(水) 01:04:41 ID:gnLPkq7n
【B-7路上/1日目/午前】
【野比のび太@ドラえもん】
[状態]:健康、恐慌状態、激しい後悔
[装備]:テーザー銃@ひぐらしのなく頃に
[道具]:基本支給品一式、ロボ子の着ぐるみ@ぱにぽに、林檎10個@DEATH NOTE
[服装]:いつもの黄色いシャツと半ズボン(失禁中)
[思考] :もう誰も信じない!
 第一行動方針:とにかくこの場から離れる
 第二行動方針:タワーからジャイアン、リルルを探す(でも会うのが怖い)
 基本行動方針:死にたくない、殺したくない
[備考]:位置はカツオと同じですが単独です。


【B-7路上/1日目/午前】
【磯野カツオ@サザエさん】
[状態]:健康、少し恐怖を感じた程度
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、天体望遠鏡@ネギま!、禁止エリア指定装置、首輪(しんのすけ)
[服装]:いつもの青いシャツと半ズボン(靴に少し血が付いている)
[思考] :僕しーらない。僕のせいじゃない。
 第一行動方針:この場から逃げ去る
 第二行動方針:首輪を調べてみる。または交渉に利用する
 第三行動方針:禁止エリア指定装置の使い道を考える
 基本行動方針:優勝する
[備考]:位置はのび太と同じですが単独です。


【B-7路地/1日目/午前】
【明神弥彦@るろうに剣心】
[状態]:健康、呆然自失
[装備]:楼観剣@東方Project
[道具]:基本支給品一式
[服装]:道着(血塗れ)
[思考] :何が起こったんだ? 俺のせいなのか?
 第一行動方針:事態を理解できない(二人に見捨てられた?)
 第二行動方針:のび太とカツオを探す
 基本行動方針:ジェダ達を倒す

【野原しんのすけ@クレヨンしんちゃん 死亡】

備考:しんのすけの遺体(バラバラ)はB-7路地に放置されています。
備考:単眼鏡@デジモンアドベンチャーは、しんのすけと共に放置されています。

19 : ◆uOOKVmx.oM :2007/02/07(水) 01:05:41 ID:gnLPkq7n
弥彦&カツオ&のび太&しんのすけを投下しました

20 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/07(水) 01:08:55 ID:9W2QFUGz
こ、こぶたのすけー!!
哀れな。……豚だもんなあ。
GJ。

21 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/07(水) 01:11:46 ID:mFd2cFFm
グ、グロい…(´Д`|||)
向こうでクレしんキャラが感動的なエピソードを作り上げてると思ったら、こっちはこれかよ…南無。
のび太はテンパり、カツオは我関せず、弥彦は呆然と血塗れで佇む。おいおい、死体もばら撒かれてるし猟奇殺人者と思われても仕方ねーぞ弥彦w
これからの繋ぎ方の幅が広がりそうな作品でした。GJ!

22 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/07(水) 01:12:44 ID:BDGPNNyX
投下乙。

おいおい、序盤からグロイよ……、三人組いきなり崩壊するし。
これ、流れによってはグリーンにも欝が伝染しそう。GJ
しかし、マーだーだらけの右下に負けず劣らず、左下も不穏だなぁ。


23 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/07(水) 01:14:04 ID:4Vdg9ccG
投下乙

しんのすけ、無残だな・・・・・

24 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/07(水) 01:20:15 ID:UXaDxMV/
GJ!!
パロロワ史上稀に見る死に方をしちゃったな・・・・・・
カツオは豚の正体に気がついてたのかな? ちゃっかり首輪回収してるところが奴らしい

しかし今日は豚関係で泣かされる日だなあ

25 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/07(水) 01:20:26 ID:V/LRd3JD
しんのすけは運が悪かった…。
のび太はどこに行ってもへたれるな。

26 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/07(水) 01:22:26 ID:4Vdg9ccG
>>しかし今日は豚関係で泣かされる日だなあ

kwsk

27 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/07(水) 01:27:03 ID:V/LRd3JD
>>26
アニロワのぶりぶりざえもん。

28 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/07(水) 01:28:35 ID:4Vdg9ccG
>>27
何かあったんか
まだアニロワは読みかけだから早く読もう

29 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/07(水) 03:29:57 ID:/fWxQoL1
乗り遅れたが投下乙!
眠たい目も覚める惨劇GJ
弥彦と死体の側にいるのが一般人ばかりというのが、さらなる誤解や悲劇のリレー連鎖を生みそうで期待。

さて、死者スレに行ってくるか

30 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/07(水) 07:04:29 ID:jrSG98QR
しんのすけー!
まさかブタのままバラされるとは…無残だ
でも、食べる前でむしろ良かったのか?

31 : ◆JI0DYaB8oI :2007/02/07(水) 07:43:12 ID:jrSG98QR
予約してないけど、永沢とさくら投下します

32 :「永沢、再び女の子を襲う」の巻:2007/02/07(水) 07:43:54 ID:jrSG98QR
G-6エリアの川岸。
そこに玉葱のような物体が浮き沈みしていた。
否、それは玉葱ではない。
それは……

「ぶはっ!」
その少年、永沢君男はようやく息を吹き返した。
覚えているのは、ある少女に向けて銃を向け、引き金を引こうとした瞬間まで。
その後のことは分からず、気づいたら川に浮いていた。
(どうやら、誰か別の存在に横から襲われたようだね…まったく、余計なことをしてくれるよ)
あれからどのくらいの時間が経ったのかは正確には分からないが、川岸にはさっきまでいた場所と思われる
廃墟が見えることから、それほど長い距離は流されていないだろうと推測する。
(さっき僕を襲った奴は、まさか僕がまた襲われた場所へ戻るとは考えないだろうな。ここは相手の裏をかく為にも、
 あえて廃墟の方に戻った方がいいかもしれない)
そう決めると、永沢は川から上がった。
そして、ランドセルを下ろして荷物を確かめる。
「ふぅ、どうやら荷物は流されなかったみたいだね」
荷物の無事を確認してひと安心した永沢は、目星をつけた武器に手をかける。
「銃ほど強力じゃないだろうけど、これはこれで使い道があるというものさ」
取り出したのは、やや小さめなボウガン。
小さいだけに殺傷力は低めだが、説明書きによると先端には毒が塗られているようだ。
即効性の痺れ薬らしい。完全麻痺とまではいかないが、手足が痺れて行動力が低下するのは確実だろう。
「ふぅん。どうせなら一発で死ぬ毒薬とかが塗られていれば良かったけど…まぁ贅沢を言っても仕方ないな」
ちなみに矢は全部で15本ある。
永沢は矢を1本セットして残りの矢が入った矢筒をズボンに吊るすと、獲物を求めて南へと歩き始めた。



33 :「永沢、再び女の子を襲う」の巻:2007/02/07(水) 07:44:37 ID:jrSG98QR
 *  *  *


「はぁ、はぁ、はぁ……小狼くん…小狼くん…」
血まみれのさくらは、まだショックから立ち直れないでいた。
――あの首、どう見ても本物のあの首は、一体誰のものなんだろう?
   なんでわたしのランドセルに入ってたんだろう?
   あの女の人もジェダとかいう人に殺されたんだろうか?
いくつもの疑問が頭の中をグルグル回る。
「小狼くん…小狼くんは無事だよね……」


どこをどう歩いたのか分からないまま時間が過ぎ、気がつくとさくらは病院の前にいた。
少しここで休んでいこうと、入り口から入りかけた時……

――ヒュンッ

「いっ!」
何かが腕に当たった。
直後、身体が痺れ始める。
動けないほどではないが、上手く言うことを聞かない。
「な…なななに…? いったいいいい…」
すでに舌まで痺れてきている。
痺れのせいで手にしていたラグナロクを落としそうになるが、聞こえてきた足音に警戒して、何とか我慢する。
「また外れちゃったか…首を狙ったんだけどな。やっぱりお話みたいに上手くはいかないな」
さくらが声がした方を振り返ると、玉葱のような輪郭をした少年、永沢がボウガンを持って立っていた。
永沢はゆっくりと次の矢をセットしながら、ジリジリと間合いをつめてくる。
「その血まみれの格好、その剣…君も誰かを殺してるんだろう? 今度は君の番ってだけさ」
「ち、違…」
さくらは動かない足で後ずさるが、もつれて上手く歩けない。
「上手く動けないだろう? この矢には痺れ薬が塗られてるのさ。さぁ、じっとしてれば今すぐ楽にしてあげるよ…」
「ほ…ほえええええ〜〜!」
永沢がさらに歩み寄る。
(小狼くん…小狼くんに会えないままこんな所で死ぬなんて……)
壁際に追い詰められるさくら。
永沢は小さく笑うと、ボウガンを構えた。
「観念したようだね。じゃあトドメを刺して…」
(……全体にイヤ!)
強い想いと共に、さくらは永沢を睨みつける。
「!?」
次の瞬間、さくらは力を振り絞って、手にしていたラグナロクを永沢に投げつけた。
全身が痺れていたため直撃こそしなかったが、最後の力を振り絞って勢い良く投げられたそれは、
ラグナロクの攻撃力と相まって、永沢の右腕をかすめただけで血を噴き出させた。
「う、うわっ!」
永沢が怯んだその隙に、さくらは動かない身体を引きずるようにして病院の中へ逃げ込んだ。
「くそっ!」
永沢は慌ててボウガンを撃つが、自動ドアが閉じてしまい矢は当たらなかった。

34 :「永沢、再び女の子を襲う」の巻:2007/02/07(水) 07:45:19 ID:jrSG98QR
 *  *  *


「い、痛たたいい、いい痛いよぉ……」
動かない身体を引きずりながら、病院の中を逃げるさくら。
途中で診療室らしき部屋を見つけると、そこで左腕の傷の様子を確かめた。
距離が遠かったためか、幸いにも矢はあまり深くは刺さっていない。
痺れて上手く動かない右腕で、さくらは何とか左腕に刺さったボウガンの矢を抜く。
そして、部屋にあった薬で唯一名前を聞いたことがある薬品、オキシドールを傷口にぶっ掛けた。
「ぎゃ!……うぐぐ」
あまりの激痛に叫び声を上げそうになるも、部屋にあったタオルを噛んで耐える。
消毒を終えると、傷口を包帯でぐるぐる巻きにした。
巻き方は乱雑だったが、これで応急処置にはなるはずだと判断する。
(うぅぅぅ…痛いよぉ。身体も動かないし、これからどうなるんだろう?)
さくらは不安になりながら、診療台に横たわるとカーテンを閉める。
さすがに今の状態で逃げ続けるのは疲れるので、ここに隠れてあの少年が諦めるのを待ったほうがいいと思ったからだ。
(……絶対、だいじょうぶだよ)
心に思うのは無敵の呪文。
どんなときだって、この言葉に勇気を貰ってきたが…
それでも不安は消えなかった。
(小狼くん……)


 *  *  *


出血が思ったより酷かったので、永沢はさくらを追いかける前に傷の手当てをすることにした永沢は、
落ちていたラグナロクの刃を使って服の袖を破き、右腕を何とか縛る。
まだ血は出ていたが、そんなことよりも痺れ薬の効果が残っているうちにあの女の子を殺さなければならなかった。
「痛い……痛いなぁ……あの女の子…絶対にトドメを刺さないと…」
そしてラグナロクを拾ってランドセルにしまうと(重くて振り回せず、何であの女の子は投げられたのかと不思議に思った)、
ゆっくりと病院の中へ足を踏み入れた。

35 :「永沢、再び女の子を襲う」の巻:2007/02/07(水) 07:47:10 ID:jrSG98QR
【G-7/病院の裏口/1日目/午前】
【永沢君男@ちびまる子ちゃん】
[状態]:右腕に切り傷(縛ってあるが、まだ出血中)
[装備]:小型ボウガン(装填済み) ボウガンの矢(即効性の痺れ薬が塗布)×12
[道具]:基本支給品 ラグナロク@FINAL FANTASY4 不明支給品×1
[思考]
第一行動方針:さくらを殺す
第二行動方針:傷の手当て
第三行動方針:とにかく殺す
基本行動方針:運命を受け入れ、殺し合う

【G-7/病院内/1日目/午前】
【木之本桜@カードキャプターさくら】
[状態]:血塗れ、左腕に矢傷(応急処置済)、全身に痺れ(30分ほどで治る)
[装備]:パワフルグラブ@ゼルダの伝説
[道具]:基本支給品
[思考・状況]
第一行動方針:痺れが治まるまで隠れて永沢をやり過ごす
第二行動方針:協力してくれそうな人を探す。
基本行動方針:小狼と合流する、襲われたら撃退する(不殺?)

【小型ボウガン】
子供でも使いやすいサイズのボウガン。
殺傷力は低いが、矢には即効性の痺れ薬が塗られていて、相手の行動力を低下させる。
ただし、痺れ薬は本当に痺れる程度。動けなくなるわけではない。効果は30分ほどで切れる。

36 : ◆JI0DYaB8oI :2007/02/07(水) 07:50:32 ID:jrSG98QR
投下終了です
さっそくミスを発見して嫌になる

>>33
>(略)気がつくとさくらは病院の前にいた。
>少しここで休んでいこうと、入り口から入りかけた時……

ここは「病院の裏にいた」「裏口から入りかけた時」でした。
wikiの時に直しておきます。

37 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/07(水) 09:51:28 ID:I5N9msWG
乙。
アリサといいさくらといい、魔法少女はろくな目に遭わないな・・・

38 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/07(水) 13:32:31 ID:4Vdg9ccG
投下乙
なんかハラハラドキドキの展開になってきたな

39 : ◆bmPu6a1eDk :2007/02/07(水) 14:35:30 ID:L4istpac
ニケ、なのは、エヴァ予約します。

40 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/07(水) 14:55:41 ID:uFS7YLEQ
お二方乙。
色々展開してて今後がますます楽しみだ。

しかし作品内容は素晴らしいんだが1つだけ気になることが。
>だから子豚が付けていた首輪をカツオ君がポケットに隠したのに気がつかなかった。
って部分、のび太視点としては不自然じゃないかな?
カツオがこっそり首輪を隠したことを作中で明記しておきたいのはわかるが、
のび太一人称ならのび太が気付いてないことまで書いちゃいけない。
事実を知った後で回想してるような形式なら別として。

一人称形式の所では記述せず最後の三人称形式の所で初めてカツオが首輪を隠す描写を入れるか、
のび太はカツオが首輪を隠すのを見たけど精神的余裕がなくてその意味を考えてないことにするか、
が妥当じゃないかと思う。細かい突っ込みですまん。

41 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/07(水) 15:55:43 ID:V/LRd3JD
>>36
遅くなったけど乙。
>出血が思ったより酷かったので、永沢はさくらを追いかける前に傷の手当てをすることにした永沢は、
この文が少しおかしいかと。


42 : ◆JI0DYaB8oI :2007/02/07(水) 16:14:15 ID:jrSG98QR
>>41
本当だ、永沢が重複してる。
指摘トンクス。これも後で直しておきます。
うーん、もっとよく見直さないとダメですね。

43 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/07(水) 21:37:13 ID:/F5K693X
過疎るのお

44 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/07(水) 22:32:22 ID:uJRLseVd
みんな試験期間で忙しいんだよ……
自分も忙しいorz

45 : ◆3k3x1UI5IA :2007/02/07(水) 23:20:03 ID:2uQzUZyR
先に予約した 紫穂、ネギ、コナンを投下します。

46 :カマイタチと悪戯な春風  ◆3k3x1UI5IA :2007/02/07(水) 23:21:28 ID:2uQzUZyR

――この俺、江戸川コナンこと工藤進一が、迂闊にも忘れていた事が2つあった。

1つは、事件が起きるに相応しい『場』とでも呼ぶべき空間が存在する、ということ。
古い洋館や豪華客船、山奥のペンションに走行中の新幹線。
環境こそ様々だが、事件が起こるよりも前に「なんか嫌な場所だな」と感じられることがたまにある。
探偵のカン、とでも言うのかな。何か共通する「ひっかかり」を感じる時があるんだ。
そして、今いるこの場所――地図の上ではC−4エリア、森に半分囲まれたこの神社の境内は。
冷静になってみれば明らかに、その種の「いかにも事件が起きそうな場所」だったんだ。
俺たちがあのリリスとかいう奴に出くわしちまったのも、こんな怪しげな場所に留まってたせいじゃないか?
自分でも論理的とは言えない考えだとは思うが、しかしかなり本気でそう感じてしまう。

そして、もう1つ。
事件というのは1つだけとは限らない、というある意味当たり前のことだった。
ある事件が起きた時、体勢を立て直すよりも早く、連続して次の事件が起きる可能性もあるんだ。
1つ目の事件をなんとか凌げたからといって、決して安心してはいけなかったんだ。
これが劇場版とかなら、2時間ほどの間ノンストップで事件が連続発生、ってこともよくあるわけだしな――

 ……あれ? ぼく、なにか変なこといった? 「とうじょうじんぶつにあるまじきはつげん」?
 ぼく、こどもだからよくわかんないや。きっときのせいだよ、うん。

ってまあ、それはさておき。
ともかく俺は、油断しちゃぁいけない場所で、すっかり油断してた。
激しい自己嫌悪に陥りつつも、どこかで「リリスを丸め込んだからとりあえず大丈夫」って思い込んでた。
一息つく時間くらいあると思ってたんだ。
それが『推理』でなく『願望』に過ぎないことくらい、自分でも分かったはずだってぇのに……!

                 *         *         *


47 :カマイタチと悪戯な春風  ◆3k3x1UI5IA :2007/02/07(水) 23:22:34 ID:2uQzUZyR

「痛っ……! くそッ、今頃になって、折れた腕が疼いてきやがった……!」

リリスが去った直後の神社の境内。
散らばった品々を拾い集めながら、俺は顔を歪めた。
生き残れたことそれ自体、本来なら感謝するべきところなんだろうが……やはり、痛いものは痛い。
それに開始早々に利き腕を折られたってのは、今後の長い戦いを考えると結構厄介かもしれない。
リリスが落としていった品物をランドセルに放り込む、というだけの作業でさえ、やりづらくて仕方ないのだ。
俺は思わず素に戻って怒鳴りつける。

「おいネギ! お前も手伝え! ったく、ガキのくせに色ボケしやがって……」
「…………」

しかし怒鳴られたソイツは何の反応もない。
相変わらずのボーッとした表情で、リリスが飛び去った方角を見上げているだけだ。
俺は思わず溜息をつく。

ネギ・スプリングフィールド。
本人が言うことには、イギリスはウェールズ出身の10歳。だから、体格だけなら今の俺より大きいわけだが。
なんでもコイツは、『麻帆良学園』とかいう所で中学校の英語教師をやっているという。
……先生!? いや、飛び級で中学校通ってます、くらいなら納得できなくもないが、流石に先生となるとな。
かなり眉唾な話ではあるんだが、少し会話を交わした感じでは、嘘を言ってる風にも見えない。
勉強はできそうだがツメが甘く、性格は素直で嘘が下手――それが俺のネギに対する第一印象だった。

そんなコイツが、あのリリスって奴にキスされてからというもの、明らかに様子がおかしい。
目の焦点が合ってない。言動がおかしい。俺の呼びかけの半分も聞こえてない。
付き合いは長くない……というか、俺たちが出会ってから何時間も経ってはいないが、それでも分かる。
これは、普段のネギじゃない。普段のコイツは、こんな奴じゃない。
ったく、どうすりゃ治るんだよ、コイツのこの色ボケ状態。

「っと、これで全部かな――お、あれもそうか」

48 :カマイタチと悪戯な春風  ◆3k3x1UI5IA :2007/02/07(水) 23:23:33 ID:2uQzUZyR

悩みながらも、リリスが撒き散らした品々を拾っていた俺は、あたりを見回して気付く。
全部拾い終えたか、と思ったが、よく見れば古ぼけた指輪が1つ、石畳の隙間に隠れるように残っていた。
これもあの性悪リリスの捨ててった「支給品」の1つか。
俺は飲みかけの水が入ったペットボトルをランドセルに放り込むと、その指輪に左手を伸ばして――

俺の手が、指輪に触れるかと思ったその瞬間。ネギに、先を越された。

「……これは……この指輪は……」
「おい、ネギ? 正気に戻ったのか? おいネギ!」
「……どこの国のものだろう? 術式はだいぶ違うけど……間違いなく、『魔法』の発動体だ……。
 うん、僕にも十分使えそうだ……」

指輪を手の平に載せ、何やらブツブツ呟いている。
お前、何度呼びかけても動かなかったくせに。いつの間に復活してたんだよ……
と思ったら、コイツ全然復活なんかしていねぇ。その表情や目は、相変わらず色ボケ状態のままだ。

「これがあれば……『魔法』が使える。リリスさんとの競争に、勝てるかもしれない……!」
「ハァ!? おいネギ、なんだよその『魔法』ってのは?」

そういえばコイツ、教師ってだけでなく、『魔法使い』だとか名乗ってたっけ。リリスと向き合ったあの時だ。
結局『魔法使い』らしいことは何もしなかったし、他に考えることが多すぎて判断を保留してたんだが……。

「リリスさんを僕のモノにするためにも――あなたには、死んでもらいます!」
「!!」

そんなネギが、こっちを向いて宣言する。俺を殺すだって!?
百歩譲ってあの馬鹿リリスとの話に乗るとしても、俺とお前は同じ「チーム」なんだろ!?
と、一瞬驚いたが――すぐに気付く。
その焦点の合ってない目で、ネギは俺を見ていない。俺よりも遠く、俺の背後を見ている。
はッとして振り返れば、そこには――

49 :カマイタチと悪戯な春風  ◆3k3x1UI5IA :2007/02/07(水) 23:24:36 ID:2uQzUZyR

いつの間にそこにいたんだろう。
森の中から歩み出てくる、1人の女の子の姿があった。
どこの学校のものなのか、可愛い制服を着て、ふわふわの髪を揺らして。まるっきり普通の女の子だ。
でもその瞳には、知性の色が無い。今のネギにも似た、虚ろな瞳。虚ろな微笑み。
そしてその両手に提げていたのは、それぞれ異なる装飾の施された剣。
細身だがとても扱いきれそうには見えない、2本の長い凶器――!

                 *         *         *

……カードではない方の剣から、サイコメトリーで読み取れたことがあるの。
それは遥かな古代、遠くも近い異世界に存在した、禁断の技。
呪われた『はかいのつるぎ』と軽やかなる『はやぶさのけん』の、ありうるはずのない二刀流!

そしてこの『クロウカード』の『剣』は、その『はかいのつるぎ』にちょっとだけ似てたみたい。
確かに呪われてると言えば呪われてるようなものだし、威力の高さは言わずもがな、ね。
多少強引かもしれないけれど、それでも私は「使える」と確信したわ。

この私、三宮紫穂が森を掻き分け辿り着いたのは、結構広い神社の境内。
荷物を確認した時に見た地図を思い出せば、南東の方向に進んできたことになるのね。
そして「私の意識」が2人の男の子の姿を確認すると同時に、『剣』のカードも彼らに気がついたみたい。
……仕方ないわよね。そう、仕方ないのよ。
私はカードに支配されちゃってて、男の子たちは隠れもせずに開けた場所に居たりするんですもの。
ここで誰かが死んだとしても、それは仕方のないことなのよ。

「私」が心の中でそう呟くと同時に、「私の身体」は2本の剣を手に走り出して、そして――!

                 *         *         *

そして始まった戦いは――この俺、江戸川コナンの常識を遥かに超える代物だった。
俺だって探偵だ。何度もヤバい橋を渡ったし、荒事に巻き込まれたこともある。
犯罪者から銃や刃物を向けられたことも数知れない。
でも、俺の目の前で始まった、その戦いは。
俺がそれまでに知ってたどんなものよりも、トンでもない代物だったんだ。

50 :カマイタチと悪戯な春風  ◆3k3x1UI5IA :2007/02/07(水) 23:25:17 ID:2uQzUZyR

「――はぁぁぁぁッ!」
「ラス・テル マ・スキル マギステル 『風精召喚 戦の乙女17柱』!」
「お、おいッ!?」

どこか可愛らしい気合の声を上げて、2本の剣を提げた女の子が駆けてくる。
対するネギは、何やら早口でラテン語らしき言葉を唱えたかと思うと、指輪を嵌めた左手を突き出す。
呪文に応えて現れたのは、槍を手にした半透明の女性の姿。実にそれが17人も!
文字通り『戦乙女(ヴァルキリー)』としか呼びようのないソレが、素早く女の子に突撃をかける!

だが――その女の子は慌てなかった。
舞い踊るように、全身を使って両手の剣を振り回す。女の子の身体がコマのように回る。
その剣が次々と襲い来る半透明の精霊を斬り払い、一撃の下に消滅させていく。
って、あれ斬れるモンなのかよ!?
……いや、普通なら斬れないはずだ。きっと、あの剣の方が普通じゃないんだ。

「『戦いの歌(カントゥス・ベラークス)』……そして、『瞬動』ッ! 」

素人目にも大技と分かる『風精召喚』、それが全部撃ち落されたというのに、ネギの表情は変わらない。
相変わらず色ボケ混じりの、微妙に焦点の合わない目のままで、ネギが突進する。
両手で構えているのは、例の何やら仕掛けがありそうな箒。
それを、持ち手の方を女の子の方に向け、突進――いや、「瞬間移動」する。
そう、瞬間移動のようにしか見えなかった。地面を蹴ったかと思ったら、女の子の背後を取っていた。
即座に容赦のない突きを繰り出す。あの動きは棒術、いや槍術なのか?
ともかくネギも、素人じゃない! 『魔法』だけでなく、相当な武術の心得がある!

「『桜華槍衝 太公釣魚勢』!」
「やぁッ!」

ネギの渾身の突き。箒に幾筋もの光が纏わりついて、見るからに迫力のある突きが繰り出される。
でも、女の子はそんな不意打ち気味の攻撃を、なんと振り返りざまに剣の柄頭をぶつけ弾いてしまって。
偶然なんかじゃない、完全に狙っての行動だ。高い技術に裏打ちされた防御行動だ。
そしてネギと女の子は、俺の見ている前で、目にも留まらぬハイスピードな攻防を始める。
嵐のように、カマイタチのように女の子の剣が振り回され、そのことごとくをネギがかわす。
かわしきれない攻撃は、箒で受け払う。やはりその箒の中には何かが仕込んであるのか、金属音が響く。
まるでカンフー映画か何かのワンシーンのような光景。しかしこれは、紛れも無い現実なのだ。

51 :カマイタチと悪戯な春風  ◆3k3x1UI5IA :2007/02/07(水) 23:26:13 ID:2uQzUZyR

「な……なんなんだよ、コレ……! お前ら、何モンだよ……!」

思わず声が震える。
訳が分からない。そして、とてもじゃないがついていけない。
震える手で取り出したワルサーを構えようとするが、構えようとして初めて右腕が折れてることを思い出す。
こんな腕の状態じゃ、ネギの援護どころの話じゃない。下手に撃てばネギの方に当たっちまう。
呆然とワルサーを取り落とすが、再び拾う気にもなれない。

それにしても――これが、『魔法』か?! この世界には、こんな奴らがゴロゴロしてるってぇのか!?
自分の無力さを改めて痛感する。何もできないガキの身体しか持たない自分の弱さを改めて思い知る。

何より、俺も空手の達人である蘭を間近に見てたから分かっちまう。
ネギのあの身のこなし、中国拳法っぽい動きは、一朝一夕で身につくようなモンじゃねぇ。
元々才能はあったにせよ、相当の努力を重ねて獲得したモンだ。訓練と経験で培ったものだ。
そりゃぁ、あの信じられないようなスピードとかは、『魔法』とやらで補っているのかもしれないが……。
それにしたって10歳のガキとは思えない動きだ。根は真面目そうな奴だったし、必死に頑張ったんだろう。

対して、この俺はどうだ?! 組織の薬で子供の身体にされてから、俺は何をしてきた?!
……何もしてねぇ。
元の身体に戻ることばかり考えて、「今のこの身体で何ができるのか」を全然考えてなかった!
頼るものと言ったら、阿笠博士の発明品ばかり。あとは仲間に助けられ、蘭に助けられ。
こうやって道具を奪われたら、俺には何もできねーじゃねぇか……!
使える道具さえあれば。博士の発明品でなくてもいい、何か道具があれば、使いこなしてみせるのに……!

「――やぁぁぁぁッ!」
「ラス・テル マ・スキル マギステル 来たれ虚空の雷 薙ぎ払え 『雷の斧(ディオス・テュコス)』!
 ……くッ、これもダメですかッ!」

でも――愚痴ってみても始まらねぇ。手元にないモンを悔やんでみても、何にもならねぇ。
目の前でネギが戦ってる。放つ『魔法』はことごとく斬り払われ、防戦一方になりながらも頑張っている。
俺も、今できることを考えよう。
今、俺が持っている能力。誰にも負けないという自信があるもの。
それは、『探偵』としての『観察力』と『推理力』!
よく見ろ。そして考えろ。難事件を前にした時のように、考えるんだ……!
俺は目の前で激闘を繰り広げる2人の姿を、注視する。

52 :カマイタチと悪戯な春風  ◆3k3x1UI5IA :2007/02/07(水) 23:27:23 ID:2uQzUZyR

――そして俺は、1つの違和感に気付いた。
それは女の子の剣さばき。一呼吸の間に両手の剣が合わせて2回も唸りを上げる、恐るべき剣技。
でもそこには、さっきネギから感じた「相当努力したんだろうな」という印象が無い。
むしろ、全くの素人に、催眠術か何かで剣の扱い方「だけ」を刷り込んだような感じで――
何でだ?! 何で俺はそう感じるんだ!?
この女の子とは出会ったばかり。森から出てきて、すぐに剣を振り回し始めた所しか見てないってのに……
と、そこまで考えて閃いた。

「……そうか! 歩き方だ! 森から出てきた時の、歩き方だ!」

そう。訓練を重ねて武術を身につけた奴の場合、自然と普段の立ち居振る舞いにも滲み出る。
蘭とかもそうなんだが、普通に歩いてるだけで、素人の歩き方とは少し違ってくるんだ。
俺がネギの『魔法』に驚いたのに、『拳法』の方には驚かなかったのは、1つにはコレがあったんだ。

一方、この女の子は。
森から出てきた時の足取りは、ごくごく普通の女の子のソレだった。なのにこの剣さばき。
よく見れば、剣を振り下ろす時は確かに達人の動きだけど、その合間に素人丸出しの動きが混じっている。
まるで木に竹を接いだような印象なんだ。まるで自分のものになってない。

じゃあ、何がこの子にこの技量を与えたんだ? どうやってこの剣技を手に入れたんだ?
……決まっている。あの剣だ。どう見ても不思議な力を持っていそうな、あの剣だ。
左右の手に持った2本の剣、そのどっちがその力を与えているかは分からない。原理も全く分からない。
けれど、一番疑わしいのはあの剣だ。
それに万が一あの剣が原因でなかったとしても、この子は剣の扱い「だけ」しかできないのだ。
勝機は、ある。

「ネギ! その子の剣を弾き飛ばせるかッ!?」
「コナン君!?」
「剣さえ手放させれば、こっちが勝てるッ! 剣が無ければ、その子は何もできないッ!」

両手で剣を振り回す女の子と比べたら、まだネギの方がコントロールできるはず。
この子の剣さえ奪えれば!
俺の叫びに、ネギが改めて身構える。こちらの狙いに気付いたのか、女の子の表情が変わる。
それはまさに、トリックを言い当てられた犯人と、同じ表情! ビンゴだ!

53 :カマイタチと悪戯な春風  ◆3k3x1UI5IA :2007/02/07(水) 23:28:09 ID:2uQzUZyR

「ラス・テル マ・スキル マギステル……」
「――ハァァァッ!」

俺の意を受けて、ネギが新たな呪文の詠唱に入る。それを止めんと、女の子が右手の剣を大きく振り回す。
一際大きく振りかぶられたその剣は、受け止めようとしたネギの箒までも一刀両断!
唖然とするネギの胸板を、箒もろとも斜めに切り裂いた!

「ね、ネギ――ッ!?」

肩紐を斬られたネギのランドセルが宙を舞う。魔剣を振りぬいた女の子がニヤリと笑う。
でも、ネギは。
ネギの奴は――辛うじて無事だった。咄嗟に上体を反らして、必殺の一撃を紙一重で避けていた。
スーツの胸元を斜めに切り裂かれ、血を滲ませながらも、そのダメージは皮一枚。
そして女の子が剣を振りぬいたその刹那の隙に、ネギの呪文が完成する!

「――『風花 武装解除(フランス・エクセルマティオー)』!
「きゃ、きゃぁッ!?」

気まぐれな春の風のような突風。そして舞い散る花びら。
不可解な突風に煽られて、女の子の手から剣が吹き飛ぶ。両手から吹き飛ぶ。
左手に持っていた剣は、カランと音を立てて落下して。
右手に持っていた剣は、空中で一枚のカードに姿を変える。
しっかり肩にかけていたはずの赤いランドセルも、どういう手品か、スルリと抜けて吹き飛んでいく。
そしてそれと同時に、突風は女の子の服を花びらに変えて消し去って――

「お、おいネギ! 何やってんだっ!」
「ラス・テル マ・スキル マギステル 風の精霊11人 集い来たりて……」

2重の意味を持つ俺の怒鳴り声は、ネギの耳に届かない。
おいネギ、何で服まで脱がせる必要があるんだよ! おいネギ、なんでまた呪文なんて唱えてやがんだよ!
見れば女の子は未だぼんやりした表情のままながら、さっきまでの凍りつくような殺気がない。そして全裸。
そんな無防備な女の子に、ネギは焦点の合わない目のまま、手に光を集めていて……
ええい、正気に戻りやがれッ! 殺すまでやっちまったら、やりすぎなんだよ!
俺は素早く周囲を見回す。そして見つける。間に合うかッ!?

54 :カマイタチと悪戯な春風  ◆3k3x1UI5IA :2007/02/07(水) 23:29:23 ID:2uQzUZyR

「『魔法の射手(サギタ・マギカ) 連弾・雷の11矢』!」
「でぇぇいッ!」

バリバリと音を立てて、ネギの放った光の弾が裸の女の子に飛んでいく。
ネギの後頭部目掛けて、俺の蹴った黒い塊が飛んでいく。
それはネギが落としたネギのランドセル! 俺が咄嗟に見つけたボール代わりのもの!
こんな身体になっても、サッカーの技術は残ってる! あのシューズがなくったって、ネギを止める役にくらいは……!

そして連続して響く、2つの音。
バチッ! と弾けるような音と、ドカッ! とぶつかるような音。
それが、この激しい戦いの終わりの合図だった。

                 *         *         *

「……さて、どーしたもんかな……」

動く者も居なくなった神社の境内。
女の子の裸体にふわりと全身黒タイツ(他にいいものがなかったんだ)を被せてやりながら、俺は考える。

女の子は、ネギのスタンガンみたいな電撃魔法を喰らって気絶したようだ。
あの局面でこういう『魔法』を選んでくれたのは幸いだった。
咄嗟に出たところを見ると、ネギの得意な『魔法』なのかもしれないな。
でもこの女の子、目が覚めたらまた襲い掛かってくるだろう。できるだけ早く、この場を離れた方がいい。

問題の剣とカードは、俺が素早く拾って取り上げた。
少し調べてみたが、こっちの実体のある剣の方は、どうやらただの剣だ。軽くて丈夫、ってだけの剣だ。
この女の子を剣術の達人にしていたのは、たぶんこっちのカードの方。
よくよく思い出してみれば、ネギの『魔法』を切り払っていたのも、右手に持ったこっちの剣だった気がする。
『魔法』の道具なんだろうか? 剣の絵が描いてあるが、いったいどうすればあの魔剣が出てくるのか。
ともあれ、これが『道具』なら、それが『魔法の道具』だとしても、俺にも使いこなせるかもしれない。
俺たちの今後のためにも、頂いてくことにしよう。

55 :カマイタチと悪戯な春風  ◆3k3x1UI5IA :2007/02/07(水) 23:29:58 ID:2uQzUZyR

「う、うーん……。あれ? コナン君? 僕……何してたんだろ……?」

と、そこまで考えたところで、ネギが唸りながら起き上がる。
良かった。まだボケた様子は残っているが、だいぶ正気に戻ってきてるようだ。
咄嗟にランドセルをぶつけたショック療法、結果オーライだが、まずまずの正解だったらしいな。
ネギはキョロキョロと辺りを見回し、女の子の姿を見つけてぼんやりと呟く。

「う、ううんッ……!」
「あ、そうだ……早くあの子に、トドメ刺さなきゃ……でないと、リリスさんに……」

――って、全然正気に戻ってねぇじゃねぇかッ!
女の子も、可愛い声を上げて顔をしかめる。こっちも今にも目を覚ましそうだ。
未だボケボケで殺る気十分なネギと、剣は奪ったが殺る気十分な女の子。
また衝突したら今度こそ止められそうにない。俺は咄嗟にネギの腕を掴むと、走り出した。

「えっ、ちょっ、コナン君!?」
「いいから走れ! そんな状態のお前が『こんな場所』にいると、ややこしいことになるんだよ!」

裸の女の子を1人残していくのは気が引けたが、今はこれしか思いつかない。
俺に引き摺られるようにしながらも、とりあえずネギは一緒についてきてくれてる。
ひとまずこのまま、一旦距離を置いて……

あ、やべ。色々置いてきちまった。
でもまあ、仕方ねぇか。俺の左手はネギの腕を掴んでて、右手は折れている。これ以上のモノは持てない。
それに、軽い剣と剣のカードは、既に俺のランドセルの中だ。名簿や地図も1セットあれば十分だろう。
俺は迷いを振り切るように、ネギの手を引いて走る。神社の境内から飛び出していく――

                 *         *         *

56 :カマイタチと悪戯な春風  ◆3k3x1UI5IA :2007/02/07(水) 23:31:00 ID:2uQzUZyR

「……完敗、か。世の中には凄い人たちがいるものね」

ドタバタと2人が去って、誰も居なくなった神社の境内で。私は大きな溜息をついて起き上がった。
まだ身体が痺れてる。少し手が震えている。
もし、あの小さい男の子が大きい男の子を止めてくれなかったら、私は今頃死んでいたはず。
そう考えると、あの2人には感謝しなければならないわね――
ネギ君と、コナン君だったかしら? あの子たちの甘さに、感謝。

「それにしても……ふふ、相当慌ててたみたいね。大事な荷物を置いてっちゃうなんて」

置き忘れられたランドセルと拳銃を拾って、私は小さく笑う。
はやぶさの剣とクロウカードは持っていかれちゃったようだけど、こっちはランドセル1つと拳銃一丁。
結果だけ見れば、悪い取り引きじゃないわ。
ランドセルの中を調べると、出てきたのは変わった形の仕込み短刀。
『七夜の短刀』? ふうん、でも普通の人が一見しただけじゃ、これが武器とは分からないんじゃないかしら。
誰かの不意を突くには、最適な得物ね。

そう――「不意を突く」。
やっぱり、真正面から戦いを挑むのはサイコメトラーの流儀じゃなかったのよ。
人の心を読み、相手の考えの裏をかき、こちらの考える所に誘導する。それが私の戦い方。
あの小さい子を見ても分かる通り、殺し合いに乗っている子ばかりじゃないようだし――
ともかく誰か、利用できそうな人を探さないとね。
危機感やトラウマを上手く煽って、代わりに戦わせてもいいかも。

「……クシュンッ!」

と、そこまで考えたところでクシャミが出た。そういえば私の服、無くなっちゃったのね。
皆本さん以外の男の人に裸を見られちゃったのは、ちょっとしたショックだわ。
いずれ2人には「お願いですから死なせて下さい」と泣きながら土下座するような目に合わせてあげなくちゃ。
彼らの精神とプライドをズタズタにする復讐の手段を考えながら、私は周囲を見回す。

毛布代わりに身体にかけられてた布は、よくよく見れば黒い全身タイツ。
近くの地面に落ちていたのは、ゼッケンに「えう゛ぁ」と書かれたスクール水着。
裸で歩き回りたくなければ、どちらかを着るしかないんでしょうけれど……思わず溜息が漏れちゃうわね。

「どっちがいいかしら。というより、どっちの方がマシなのかしらね……?」

バベルの制服と引き換えに、全身タイツかスクール水着かの二択。
これはちょっと、良い取り引きとは言えそうにないわね……?

57 :カマイタチと悪戯な春風  ◆3k3x1UI5IA :2007/02/07(水) 23:31:42 ID:2uQzUZyR
【C-4/神社の外/一日目/午前】
【ネギ=スプリングフィールド@魔法先生ネギま!】
[状態]:胸に斜めに大きく浅い傷痕(ただしダメージはほとんどない)。魔力を相当使ってかなり疲労。
     リリスの唾液の催淫作用でまだボケてる?
[装備]:指輪型魔法発動体@新SWリプレイNEXT
[道具]:なし(共通支給品もランドセルもなし!)
[思考]:
 第一行動方針:リリスさんとの約束のために、コナン以外の人を倒す
 第二行動方針:二人(エヴァ&小太郎)と、コナンのお友達(灰原)を探す
 第三行動方針:18時のリリスさんとのデート(?)に遅れずに行く
 最終行動方針:ロワから脱出する (?)
[備考]:
 リリスと殺害数を競う約束をしています。待ち合わせは18時にB-7のタワーです。
 リリスの唾液により強力な催淫作用を受けて、かなりボケています(持続時間は次の人任せ)。
 惚れ薬とは違い、頭の中がエッチな事で一杯になっていて冷静に思考が出来ないだけです。
[備考]:
 「仕込み箒(秘密の業物)@MELTY BLOOD」は、クロウカードの「剣」に一刀両断されました。
 残骸がC−4の神社の境内に落ちています。
 ネギの肩紐の切れたランドセルが、同じくC−4の神社の境内に落ちています。

【江戸川コナン@名探偵コナン】
[状態]:右腕骨折
[装備]:クロウカード「剣」@CCさくら(カード状態)、はやぶさの剣@ドラクエ
[道具]:支給品一式、バカルディ@ブラックラグーン、銀の銃弾14発、
    殺虫剤、リリスの食料と飲み掛けの飲料水
[思考]:俺もこのカードを使えば戦えるようになるのか……?
 第一行動方針:ネギが正気に戻るまで、ネギが殺人を犯さないよう監視する
 第ニ行動方針:灰原とネギの仲間を早めに見つけたい
 最終行動方針:ロワから脱出する
[備考] :
 リリスと殺害数を競う約束をしています。待ち合わせは18時にB-7のタワーです。
 バカルディと飲み掛けの飲料水は、リリスが口をつけたため弱い催淫効果を持っています。


【C-4/神社の境内/一日目/午前】
【三宮紫穂@絶対可憐チルドレン】
[状態]:少し疲労。電撃の痺れが僅かに残る。全裸。
[装備]:ワルサーPPK(銀の銃弾7/7)@パタリロ!、七夜の短刀@MELTY BLOOD
[道具]:支給品一式×2、デスノート(ダミー)@DEATH NOTE、
    スクール水着@魔法先生ネギま!、全身黒タイツ@名探偵コナン、
[思考]:スク水と全身黒タイツ、どっちがマシかしら……?
 第一行動方針:真正面からの戦闘に限界を感じ、ステルスor扇動マーダー路線を目指す
 第二行動方針:そのために利用できそうな仲間を探す
 第三行動方針:機会があればコナンとネギの2人にはきっつい復讐をしてやる
 基本行動方針:元の世界に帰るために最後の一人になる

[備考]:
 七夜の短刀の使い方をサイコメトリー能力で理解しました。
 ワルサーPPKの予備の銀の銃弾は、コナンのランドセルの中です。紫穂の手元にはありません。
 ネギのランドセルは、中身だけ自分のランドセルに移して持ち運ぶつもりです。

58 : ◆3k3x1UI5IA :2007/02/07(水) 23:32:16 ID:2uQzUZyR
投下完了。


クロウカードの「剣」は、「使用者の思い次第でいかようにも斬れる」とのことだったので、
ネギの攻撃魔法を片っ端から斬り払わせてみました。
はかぶさの剣は……まあ半分冗談ですw
コナンがクロウカードを扱えるかどうかは、次の書き手さんに任せます。

前のネギ・コナン・リリスの書き手さんの分と共に、「午前」の2時間の枠内の事件ということにしました。
ネギとコナンは地図上ではまだ紫穂と同じC−4内に居ますが、既にかなり離れており、今も移動中です。
この2人がC−4の神社を出てどの方角に向かうのかは、次の書き手さんに委ねます。
また紫穂は現在全裸ですが、スク水と全身黒タイツのどっちを選ぶのかは次の書き手さんに任せます。

59 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/07(水) 23:51:27 ID:4Vdg9ccG
投下乙
またエロいなwww(褒め言葉)

60 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/07(水) 23:52:16 ID:tQPRGbf8
またまた全裸キタワーーーーー GJ!

61 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 00:05:31 ID:9VQ33kal
このスレの書き手は
本当に
エロイ


62 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 00:07:41 ID:bBXD77qf
投下お疲れさまです。

こちらも次が気になる感じに掻き回されててGJ
「全身タイツ」or「スク水」の究極の選択は、
おんなのこには あまりにも 酷ではありますまいか

63 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 00:08:04 ID:ahwKTiLb
しかもこの後はスク水かボディースーツの二択…どちらに転んでもおいしすぎるぜ!

…え、後ろ?な、何だお前は!?



ナニヲスル(ブチマケロ!  ウボァー

64 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 00:12:23 ID:NUedGv4c
“ロリショタなのに”エロいんじゃない…“ロリショタだから”エロいんだな!

65 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 00:18:43 ID:rShWUUcl
こんな変態共のいるスレになんか居られるか!
俺は帰らせてもらうぞ!

66 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 00:20:45 ID:HPbLOugz
紫穂は一応正気に戻ったのか…な。
それならノる気マンマンはちょっとおかしいんじゃないか?
さておき…

  _  ∩
( ゚∀゚)彡 スク水!スク水!
 ⊂彡


67 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 00:21:15 ID:3p2eqv+w
私も、変態と一緒に朝まで過ごすなんて、とても出来ないわ!
自分の部屋に鍵を掛けて、ずっと一人で居たほうが安心よ!!

68 : ◆3k3x1UI5IA :2007/02/08(木) 00:26:15 ID:6QGfeyL3
ちょっ、みなさんそこに集中しすぎw
私はただ、ネギま!の原作描写に忠実なだけですよ?

>>66
前に紫穂を書いた人が、剣の支配によって迷いを振り切っただけ、との話でしたので。
こういう形にしてみました。
以前の行動方針の中にも、支配が解けたらステルスで、とありましたしね。

ただ、実際に薫や葵を目の前にして戸惑ったり、
自分の考えがいつの間にか乗る気マンマンになってることに気づいて呆然とする、
といった展開がこの先あってもいいとは思います。

69 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 00:29:53 ID:rShWUUcl
どうでもいいが、なぜみんな二択で考えているんだ?
タイツの上にスク水を着てしまえば一番露出が少なくなって着る人間としてはハッピーじゃないかね?

70 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 00:32:01 ID:51UoQ5tQ
ざっと考えるだけでも四択だよな。
1.両方
2.スク水
3.タイツ
4.……

71 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 00:54:13 ID:rKuk/K3c
GJ。
ところで死亡フラグ立てた奴が二人居るんだが。
何故か読み手に。
はっ、そうか犯人が分かったぞ! 探偵に電話で伝えなければ!

72 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 00:59:12 ID:HPbLOugz
ネギは別にリリスに惚れたんじゃなくて性欲をもてあましているだけだから、
裸紫穂放置はちょいと不自然かとおもった。

73 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 01:18:50 ID:CZzp578o
>>72
そういう時は逆に考えるんだ。
性欲に目覚めたはいいが、どう処理していいかわからないんだw
だから、はじめての快楽を与えた者をインプリティングのように追い求めるんだwww

74 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 01:33:52 ID:OsQ1pDRl
エヴァが見たら…



あ、あれ?嫉妬してネギを性的な意味で襲う?
それともキレるかな

75 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 01:34:45 ID:iNesbXbR
>>72
つまりヤレと? 今すぐヤレと言うのか!?
このド変態がァーーーーーーーッ!!!

76 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 01:37:04 ID:9VQ33kal
>>72
お前……バーローを過労死させる気か?w

77 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 09:04:45 ID:D1DpPGFj
ネギ坊主はいつ戻るんだwwwwwwwwww

78 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 09:17:26 ID:6730wKwL
【現在の予約状況】
2/06(火)
◆CFbj666Xrw 城戸丈、イエロー、ベルカナ、ヘンゼル、メロ、アルルゥ、プレセア、明石薫、乱太郎
◆IEYD9V7.46 インデックス
2/07(水)
◆bmPu6a1eDk  ニケ、なのは、エヴァ

79 :アテにならない予告 ◆CFbj666Xrw :2007/02/08(木) 09:20:48 ID:rKuk/K3c
それを見つめる不審な影。
     イエローはこの後起こる悲劇を知る由も無かった!
          このあと、信じられない展開に!
     だが! 森の中にはもっとやばいヤツがいたー!
それにしてもこの乱太郎、ひどくヘタレである。
     果たしてイエローは大丈夫なのか?
     数秒後、そこには元気に走り回るイエローの姿が!
          それにしてもこのヘンゼル、ノリノリである。
     実はこの場面ターゲット以外が全てマーダー!
「はい、こちら緊急お助けキャラです」
  「丈が!!!! 丈がぁ!!!!! あああああ・・・・」
「イエローさん、落ち着いてください。状況を出来るだけ詳しくお願いします。」
  「血が凄いの!! とにかく早く来て!!! 丈を助けて!!!!」
「とにかく、パニックを落ち着かせるのが第一だと思いました」

     とここでネタばらし。

「あと数分遅れていたら命は無かったでしょう」
     と、思った次の瞬間!!

続きは今夜の作品投下で。

・注意書き
キャラの台詞や内容は予告無く変更される事があります。ご注意下さい。

どこかに入れようとして入れ損ねた名残。
今晩には投下できるでしょう。

80 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 09:24:43 ID:D1DpPGFj
丈オワタ\(^o^)/

81 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 09:30:27 ID:+uyaiDVx
ネギって純真だから、溢れる性欲を解消する手段を知らないんだろう。
リリスにキスされてイッちゃってるから、キス魔にはなりそうだけど

コナン「ネギ、お前いい加減にしろ。水でも飲んで落ち着け」
つ 飲みかけの飲料水

82 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 09:32:12 ID:JcLn7jqx
その飲料水は飲んだらマズイなwww

83 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 09:32:53 ID:gDfFUjdU
>>79
「それでは早速みなさんもマーダーになって丈くんを包囲してみよー!! 」 

84 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 09:33:40 ID:ahwKTiLb
>>83
これ以上丈の包囲網を強化するつもりか!この鬼畜外道め!



…もっとやれ(゚∀゚)

85 : ◆3k3x1UI5IA :2007/02/08(木) 11:52:47 ID:LBywP+bZ
>>72
あー、確かにあの場所に留まっていたら、「何か」が起きていたかもしれませんw
でもコナンが黒タイツを被せて裸体を隠した上に、
混乱していたネギが何かアクション起こす前に引っ張っていってしまいましたから……。
この先、ネギがコナンを振り払って戻ってくる、という可能性は全否定できませんけどね。

ただ、ネギって性的な面ではかなり未成熟ですから。
そんな彼が戦闘以外の局面において、裸の女の子を前にどういう反応を示すのか。
自分も「読み手として」気になりますね。

>>81
それはヤバいw

86 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 12:03:44 ID:6730wKwL
>>85
コナンも色々あって事態に混乱しているから、ひとまずガソリンと火の関係の
二人を引き離すのを最優先にしたと自分は脳内補完していました。

87 : ◆uOOKVmx.oM :2007/02/08(木) 12:56:11 ID:1Enbkg9h
>>40
遅くなりましたが、ご指摘ありがとうございます。

のび太が一人称で「自分の気が付かなかった事を語っている」点を
「気が付いたけど気に留めなかった」という感じに部分修正し、避難所に修正スレに投下しました。
問題がなければ明日あたりにでもwikiも修正しようかと思っています

88 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 18:43:29 ID:+uyaiDVx
流れが止まったので以前の話題の中で未消化なものをチョイスしてみた
解決済みだったらスマン

着せ替えカメラ:支給品も消滅させる事に異議が出ていた
(防具破棄が強力。全裸とかネタ系の着せ替えがやりにくい。効果時間制が提案された)

天空の剣:勇者しか持てないのはどうかと開始前から話題になっていた

89 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 18:51:08 ID:lzLNH5gn
>>88
着せ替えカメラは、効果時間がいいような気がする。
もし防具破棄をどうしても残しておきたいなら、使用回数自体の制限が必要になりそうだし
現状態の制限だと「こぶたのしない」の凶悪版って感じだからな……

天空の剣は、「勇者しか持てない」でも(個人的には)いい気がする。
攻撃の剣としてばかりが使い道ってわけでもないし
(わざと持たせて動きを一瞬止めさせるとか、避雷針とか盾にするとか、「つかう」で凍てつく波動発動とか)

90 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 19:30:11 ID:+uyaiDVx
>>58
七夜の短刀はランドセルには入っていない(最初のSSでネギのポケットに入れられた)
切り合いの途中で落としたのを拾ったのではなかろうか?

91 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 20:26:32 ID:7HMJFIST
>>88
支給品が消されちゃうのはマズイ気がする。
制限も難しいし、支給品は(例え服や鎧でも)消えないってことにした方が議論も呼ばないと思われ。

天空の剣は、勇者以外には重くて使いにくいってことで良いのでは。

92 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 20:37:00 ID:zTU2C+Do
紫穂が今週のサンデーで銃撃つときに能力使ってたから、不思議に思ったんだが、
武器の操作できるのな。

作者サイトのだから公式設定なんだろうけど、今まで使い方が分かる程度だと思ってたぜ……

武器操作すると、銃の場合必中になるのかね?


93 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 20:48:40 ID:jFXH8sTZ
>>92
紫帆は、原作曰く「能力で、目を瞑ってても弾がどこに飛ぶか分かる」らしいよ。
要は、必中。
制限したほうがいいような気もするが、そうすると個性がなぁ…


94 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 21:05:13 ID:7HMJFIST
能力の制限なんて、常人以外はみんなされてるから大丈夫。
個性だってその程度で没個性になるもんでもないでしょ。

95 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 21:08:05 ID:aVqaiVVB
必中でも障害物があれば、弾が迂回するわけじゃあないし問題ないだろ。


96 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 21:08:56 ID:+uyaiDVx
>>93
狙いが正確なだけだし。別に制限なしでも良いと思うな。
技術的だがトリエラも同じだし、撃たれた弾を避けたり跳ね返せる奴もいるしね。
もし制限が必要としても「意識して狙いを付ける必要がある」くらいが妥当かと

ワルサーPPKの元の持ち主がバンコランだってことの方が心配なくらいだw

97 : ◆CFbj666Xrw :2007/02/08(木) 21:10:58 ID:r0Dp3axL
さて、投下宣言。投下行きます。

98 :地獄巡り(1/11) ◆CFbj666Xrw :2007/02/08(木) 21:11:31 ID:r0Dp3axL
「ボクにしがみ付いて。逃げるよ!」
イエローは叫びと共にボードを走らせる。
ターボエンジンが火を噴いてスケートボードを急激に加速する。
目指す方向はわざわざ転進する理由も無い。南だ。
だがスケートボードは丈を乗せる為に減速し、乗せた事によりその加速にも遅れが生じた。
その隙にヘンゼルは素早くその方向に走った。
それでも既に加速し始めヘンゼルから離れる二人に追いつくにはまだ遅い。しかし。
「武装錬金!」
瞬時に発動したバルキリースカートのブレードが橋のアスファルトに噛みついた。
ブレードは噛みついたアスファルトを抉って跳躍。
更に橋の柱を次々と抉って推力に換えて加速する。
その加速は二人乗りスケートボードの初速を軽々と上回った。
(回り込まれる――!!)
しかしイエローも素早く判断し進路を転進する。
「離さないで!」
「あ、ああ!」
イエローの叫びを受けて丈は目の前の小さな体を強く抱き締める。
加速した速度が右に流れ急速旋回。強く振られる体、それでも離すまいとする腕。
見る間に景色が流れ風が全身をなぶる。慣性と遠心力が重力の存在を忘れさせる。
イエローの素早い判断はギリギリで一つの成果を上げた。
ヘンゼルのバルキリースカートは二人の間近のアスファルトと橋の金具に突き刺さったのだ。
そのまま旋回を完成させて二人は北へと加速した。
「ちぇっ、外れちゃった」
ヘンゼルは笑いながらバルキリースカートのアームを動かしてブレード引き抜く。
「まあいいや、二人乗りならすぐに追いついて……あれ?」
だが一本のブレードはすぐには抜けなかった。
橋の金具、金属部分にガッチリと噛みついたブレードがヘンゼルに僅かな遅れを与えたのだ。
ヘンゼルはムッとなりながらも他のアームで勢いを付けてそのブレードを引き抜く。
その僅かな時間に二人との距離は更に広げられた。
道は直進だ、更に距離は広がるだろう。だが。
「……逃がさないよ」
くすり笑うと共に高速精密起動する4本のアームが道路を抉り推力に換え始めた。
加速するヘンゼルは二人の追跡を開始した。

イエローと丈の乗ったスケートボードは橋の上を疾走する。
襲い来るヘンゼルを引き離して、北へと。


99 :地獄巡り(2/11) ◆CFbj666Xrw :2007/02/08(木) 21:12:07 ID:r0Dp3axL
「……あれが、さっきの服の持ち主か」
森の茂みの中から彼はその光景を見ていた。
橋の上をターボの付いたスケートボードでこちらに向かって疾走する二人の少年。
片方はフードを身に纏っているだけらしく、風ではためく隙間から白い肌が見えている。
干してあった服、正確にはその下着(衣服は活動的な男の子服だった)からすればこちらは女だ。
もう一人の少年は頭から血を流しながらもそれにしがみついていた。
「ケケッ、色気ノネーチンチクリンダナ。ヤッチマエバ色気モ出ルカモシレネーゼ?」
チャチャゼロの囃す声を無視して考える。
「あの二人は多分、拡声器で非戦を訴えたバカと、服も放ってそれを助けに行ったバカだな」
「取リ入ンノカ?」
「おまえまでバカな事を言うな。
 確かに取り入りやすいだろうが、あんな無茶な奴らに付き合えるか」
「ジャー殺ッチマウカ? アノ二人ヲ殺シチマエバ一気ニ3人斬リダゼ」
確かにそれは魅力的な提案だ。
あの二人は脇目も振らずにスケートボードでひた走っている。
通り過ぎ様に茂みから天罰の杖の“バギ”を当てて、転倒した所を殴り殺す。
それは大して難しい事ではないだろう。だが。
「それも無しだ。後ろの遠くの方を見てみろ」
「ナニ? ゲゲ、ナンダアリャ」
メロが指差すそこにはもう一人誰かが居た。
500m以上離れた遠目からではよく判らないが、足から複数の細い何かが生えている。
それは高速でその何かを動かしてスケートボードを追いかけ始めた。
車のような速度で走るスケボーにこそ劣るが、相当な速さだ。
「『アーティファクト』カ? イヤ、ドッチカッテート科学側ミテーダナ」
「魔法の次は未来兵器でも出てきたか? 何にしろ、あんな奴を相手にできるか」
「オイオイ、ソレジャ見逃シチマウノカ?」
「まさか。様子を見るんだ」
そうすればうまく行けば漁夫の利にありつける。
メロは森の茂みに隠れ二人を見送った。

イエローと丈の乗ったスケートボードは橋を抜けて疾走する。
森の脇の道路を直進して、北へと。

「大丈夫? えーっと……」
「丈……城戸丈です」
「丈さん、大丈夫? まだしばらく走らないといけないんだけど……」
「ええ、なんとか。ありがとう、本当に……っつ」
だがその声は苦しげだ。
拡声器という戦いに向かない物でとはいえ、鈍器で力いっぱい額を殴られたのだ。
自分の手で触れた時、その額は寒気がするほど柔らかかった。
もし頭蓋骨が陥没でもしていたら……
「き、君は……?」
「ボクはイエローです。イエロー・デ・トキワグローブ」
疾走するボードの上で大きな声で交わした短い会話。
今は互いに名前を名乗るだけの時間しかなかった。
「もうすぐ分かれ道だ。
 西の森の方にも細い道は延びてるみたいだけど、東に逃げよう。
 そうすれば北でも南でも長い道に出られる。このボードなら逃げきれるはずだ」
言葉通り道の先には丁字路が見えてくる。南北へ、そして東に延びる三つ又の分かれ道。
いや、正確には丁字路ではない。細いが森へと入る道路も見えていた。十字路だ。
「ま、待った、あそこ……!」
「えっ!」
だが丈が指差す先を見てイエローは息を飲む。
十字路の北東角に少女が立っていた。
その頭部には獣の耳が生えている。
少女はこちらを見つめていた。
少女は緑色の宝石を掲げた。
宝石が輝き空間が捻れて。
「オピァマタ!」
少女の声が奇怪な魔獣を召喚した。

100 :地獄巡り(3/11) ◆CFbj666Xrw :2007/02/08(木) 21:12:47 ID:r0Dp3axL

「待ってくれ、僕達は……!」
問答無用。
少女アルルゥの魔獣オピァマタ(本名タマヒポ)は口から毒の息を吐き出した。
急激にボードを減速させるが止まりきれない。
わだかまるその中に突っ込んでしまえばきっとただでは済まないだろう。
「そうはいかない!」
イエローは身を震わせて、フードに願った。
イエローの身に纏うフードは支給品シルフェのフード。
その機能は周囲に風を巻き起こす事で飛び道具を吹き払う事!
轟と鳴った風がオピァマタの毒の息を吹き散らした。
「むー」
アルルゥは唸り、もう一度今度は別の石を掲げる。
同じ召喚獣で同じ飛び道具でも、ワイヴァーンの炎ならあの程度の風では防げない。
「待ってくれ! はぁ……はぁ……僕達は、殺し合う気なんて無い!」
丈が必死に声を絞り出す。
「……でも、てき」
「敵じゃない!」
「みんなたおさないと、かえれない」
「え……!」
「アルルゥ、おとーさんとこ、かえる」
(帰る……そうか……!)
丈は息を呑む。
そう、確かに殺し合いに乗らないと叫んだ所でそれだけではどうにもならない。
この殺し合いの主催者達をどうにかするか、脱出手段が無ければ逃げられない。
(首に填められた首輪を外せない限り、僕達は……)
「帰る方法は他にも有る!」
イエローが叫んだ。
「イエロー……?」
丈はイエロー君、と付けようとしてそれが正しくない事にようやく気づき、言葉が迷う。
「きっと。ううん、絶対に。みんなで諦めなければ、絶対に帰れる!
 帰る方法は絶対に見つかる!」
「………………」
「信じて!」
その言葉は単純で、根拠が示されたわけでもない。
だがそれでもアルルゥは、迷った。
深く考えて行動する事はあまり得意では無い。
別に頭が悪いわけではないが、例えば薬師として修行を積んでいる姉や、
賢王と称えられた彼女の父などとは比較にならない。
何よりも大きな違いは、あまりに純粋な事だ。
彼女は人見知りこそ激しいが、与えられた情報は割と素直に信じてしまう。
このバトル・ロワイアルの主催者が提示したルールも、あっさりと信じてしまったのだ。
一に他の全ての参加者は殺し合う敵であるという事。
二に最後の一人は元の世界に帰れるという事。
三に脱出する手段は無いという事。
この理論が有る以上、『私は殺さない』という言葉は意味が無い。
相手が殺そうとしなくとも、結局は殺さなければ帰れないのだから。
だがここで掛かった言葉は『他にも手段は有る』だ。

アルルゥはこの情報もあっさりと信じた。


101 :地獄巡り(4/11) ◆CFbj666Xrw :2007/02/08(木) 21:13:19 ID:r0Dp3axL
だからアルルゥは迷う。
このまま殺し合いを続けるか、それとも目の前の少年(?)達を手助けするか。
殺人に忌避感が無い以上、感情としてはどちらでも良い。
どちらがより確実に元の世界に帰れるかなんて判らない。
ただ……
「みんなを殺して生き延びたりしたら……きっと君のお父さんは、怒るぞ……」
丈の言葉が更にアルルゥを迷わせ、二人が更に説得を続けようとした時……
風が吹いた。
ボードも止まっているその僅かな静寂の瞬間に、風に乗って。
……どこか。
響いて方角も判らない何処か遠くから、かすかに『チョキン』という音が聞こえた。
その音がアルルゥの迷いを断ち切った。

「――いく」
アルルゥの言葉に従い再び丸い魔獣は毒の息を吐き出した。
「また……!? 離さないで!」
イエローはもう一度シルフェのフードで風を起こし毒ガスを吹き払う。
「ケホケホッ、わ、わかった!」
丈が再びイエローの体を強く抱き締めると同時に、イエローはボードを発進させた。
だが十字路の北東にはアルルゥが居る。北へも東へもその脇を抜けなければならない。
後ろも駄目だ。あの少年が追いかけてくるだろう。
残る道は……森。
イエローと丈の乗ったボードは、十字路よりほんの十数m手前の細い林道へと飛び込んだ。
「…………おう」
アルルゥもそれを追いかけて林道へと走っていく。
迷いは無い。全て倒して、元の世界に帰ろう。
迷いは綺麗さっぱりと消えていた。

イエローと丈の乗ったボードは再び疾走する。
森の中の細い林道を、西へと。

林道とはいえ細いながらもアスファルト舗装された道路だ。
二人の乗るターボスケボーが加速すればそうそう追いつかれたりはしない。
そう、おいつかれはしなかった。だが。
…………チョキン。
風に乗って聞こえてきた、さっきと同じかすかな音。
「……なんだ? この音」
……チョキン。
道の先に少女が飛び出る。その片手に有るのは無骨で巨大なハンマー。
「まさか――!?」
チョキン。
少女はもう左手のハサミをしまい、右手でハンマーを振りかざした。
「うわあああああああああああああああああ!!」
急旋回するボード。だが。
(まにあわない――!!)
少女プレセアはハンマーことグラーフアイゼンを振り下ろした。
乗り手を失ったボードが、宙に舞った。

     * * *


102 :地獄巡り(5/11) ◆CFbj666Xrw :2007/02/08(木) 21:13:56 ID:r0Dp3axL
「あ……ああ……!!」
少年は、それを見ていた。
ただ見ているだけだった。
猪名寺乱太郎。
彼はスケルトンメガネにより森の木々を透過して全て目撃した。
最初は恐怖の対象であるメロの動きを観察していただけだった。
メロが森の出口の近くに行ったのを見てその先を透視して……二人を見つけた。
スケボーに乗った二人が道を直進して獣耳の少女に襲われる所を見た。
それでも飛び出せなかった。
不可思議な妖術で奇怪な妖怪を使役する少女が怖ろしくて。
(逃げて、無事に逃げて――!!)
ただそう祈る事しか出来ず……幸いにもその願いは叶った。
説得は失敗したようだが二人はなんとか無事にその場を逃げ切ったのだ。
だが安堵の息を吐く間はなかった。
森の中を進むその先を見て、乱太郎は彼女の存在に気づいたのだ。
寒気がした。
片手でハンマーを振り回し、片手で奇怪なハサミをチョキチョキと鳴らす彼女の存在が。
そのハサミの音が届いていればまた違ったかも知れない。
迷いを断ち切るそのハサミの音が聞こえていれば乱太郎は飛び出せたかも知れない。
――そして死んでいたかもしれない。
乱太郎にとっては幸いにも、その音は聞こえなかった。
乱太郎から見れば少女との間には一切の障害物が存在しない。
だがそれはスケルトンメガネで見ているからだ。
現実に二人の間に存在したたくさんの森の木々はハサミの音を吸収してしまっていた。
再び走り始めたターボ付きスケボーの音もハサミの音を阻害していた。
だからそれは無音劇のように進行して。
道路を破砕したハンマーの一撃が、ようやく少年に戦いの音を届けた。
「〜〜〜〜っ!!」
思わずギュッと目を瞑る。
また自分のせいで誰かが死んだ。手を差し伸べれば助ける事も出来た筈なのに。
その恐怖と嫌悪に耐えきれず、透視の眼鏡を付けていながら乱太郎は世界を閉ざした。
だから乱太郎はその先に関わる手段を失った。
救急セットもスケルトンメガネも、使えなかった。

     * * *

………………。
「……外れちゃいましたね」
ぽつりと呟く少女に二人は慄然となる。
イエローと丈は死んではいなかった。
スケボーを減速しても間に合わないと判断したイエローは丈と共にボードから飛び降りたのだ。
シルフェのフードは巻き起こした風により大きく跳躍する事も出来る。
だがスケボーはそのまま滑り、すぐ脇で起きた路面の破砕に巻き込まれ、吹き飛ばされた。
舞い上がったそれはガランゴロンとプレセアの背後で音を立てた。
もしかするとどこか壊れてしまったかもしれない。
しかも目の前にはハンマーを持った少女。スケボーはその背後。
大跳躍により回り込もうとしても慣れない身では隙が大きい。
きっと次は……叩き落とされる。
西への道は完全に塞がれ、スケートボードは失われた。
「どう……して……?」
丈は粗い息を吐きながら問い掛ける。
「どうして……こんな、殺し合いなんかに……?」
「アリシアに会うためです」
「それは、元の世界の……」
「死んだ妹です」
息を呑む。
プレセアは迷うことなく話す。別に話す理由は無かったが、黙っている必要も無い事だ。
「みんな殺して、願いを叶えて、アリシアに会う。簡単ですね」
二人には掛ける言葉が無い。プレセアに届けられる答えが無い。

103 :地獄巡り(6/11) ◆CFbj666Xrw :2007/02/08(木) 21:14:31 ID:r0Dp3axL
そんな二人に対し一切の頓着も情も無く、プレセアは再びハンマーを振りかざした。
「くそ、まだだ!」
イエローは丈の手を引いて走り出す。
(逃げる。逃げ切るんだ。この場を生き延びれば……!)
そうすればまだ可能性があると、そう思った。だが。
「…………いた」
道の先には一人の少女が現れていた。
アルルゥ。
石より魔獣を召喚して使役する、殺し合いに乗った少女。
「それなら森に――」
「危ない!」
丈がイエローを押し倒した次の瞬間、その首があった場所を鋭い刃が薙払う。
掠めた刃が丈の肩を切り裂き派手に血が噴き出した。
「うあぁっ!!」
「丈さん!? い、今のは……!」
息を呑み視線を移すその先に、森の木々に突き刺さる4本のブレードが映った。
ブレードはアームに付いていた。
アームの根本には装着部分。
バルキリースカートを装着したヘンゼルが森の中に浮いていた。
「やあ。やっと追いついたね」
ヘンゼルは天使のような笑顔を浮かべたその唇から。
「避けてくれて良かった。一撃で殺しちゃったら楽しめないものね」
あまりにも邪悪な言葉を紡ぎ出す。
林道の西にはハンマーを手にしたプレセアが。
林道の東にはサモナイト石を構えたアルルゥが。
林道の北の森にはバルキリースカートを装着したヘンゼルが鎮座した。
容赦の無い殺意を持って殺人者達が取り囲む。
「もう……ダメだ…………」
思わず丈は絶望する。
どうしようもない。
この3人は他の2人と殺し合うかもしれない。
だけどその中で丈もイエローも殺される。それに……
(視界が……揺れる……)
頭を強く打った状態で右へ左へ振り回されるように走り回り、斬られた肩口の血は止まらない。
症状が好転する要素なんて何も無い。
状況は好転する要素なんて何も無い。
どう転んでも丈は終わりだ。それも、一人の少女を巻き込んで。
「すまない……僕のせいで…………」
小さな声で軽率な行為を謝罪して……丈は、イエローの目が諦めていない事に気が付いた。
「まだだ。まだ、一方向残ってる」
「そんな……正気か?」
確かにまだ南方向は空いている。だがスケートボードはもう無いのだ。
距離の近いプレセアや遠距離攻撃が出来るアルルゥ、
何よりバルキリースカートを装着しているヘンゼルから逃げきれる可能性は限りなく零に近い。
「でも、そこしかない。それに……」
イエローは視線を一人一人に向ける。
プレセア。アルルゥ。ヘンゼル。3人の、殺し合いに乗った者達。
だがそれは一言で括れる存在では無かった。
3人にはそれぞれ全く違う理由が有り、目的が有ったのだ。
彼女達にとって他の二人もまた敵でしかない。
踏み込んでイエローと丈を狙おうとすれば、その隙を突かれるかもしれない。
「……睨み合えば、少しくらいスキが生まれるかもしれない」
丈は目の前の少女の勇気と判断に感嘆した。
そうだ、最期まで足掻いてみても良いはずだ。
「判った、南に逃げよう。それじゃ……」「せーの…………」
ゴー、のかけ声をしようとした瞬間。
二人から5m余り前方。南の森に、新たな少女が舞い降りた。
少女は凍り付く二人を前に口を開く。
「ムシャクシャする……纏めてブッ殺してやる!!」
森に凄烈な怒号が響きわたった。

104 :地獄巡り(7/11) ◆CFbj666Xrw :2007/02/08(木) 21:15:05 ID:r0Dp3axL

「待っ――――」
何も言う間は無かった。
次の瞬間、少女から放たれた閃光がイエローと丈を包み込んだからだ。
そして――凄まじい、轟音が訪れる。
強烈な閃光と凄まじい爆発音が響きわたる。
とてつもない光と音の乱舞だ。
それに伴う余波か、強い風が吹き荒れた。
やがてその光がゆっくりと収まった時。
二人の居た場所には幾らかの血が残っているだけだった。
「……残りも吹き飛ばしてやる」
強烈な何かを放った少女は、うっすらと笑いながら、また手の中に何か集め始める。
プレセアとヘンゼルはそれに向けて身構えた。

     * * *

「ハッ……ハッ…………ハッ……ハッ…………」
アルルゥは走っていた。
ついさっきまでは他の3人と共にイエローと丈を睨んでいた。
いつでもサモナイト石から魔獣を召喚出来るように身構えていた。
だが今のアルルゥは、道路を逆進している。
時折背後を振り返りながら、走る。
時折梢の隙間から空を見上げつつ……アルルゥは走り続けた。
アルルゥは気づいたのだ。
アルルゥは森を知っていた。
森の樹の堅さを。土の柔らかさを。葉の重さを知っていた。
森の匂いを知っていた。その中に人が入った時の匂いを知っていた。
だから変化が起きれば何かが変わった事に気づけたし、
変化が起きなければ何も変わっていない事に気づく事が出来た。
だからアルルゥは走り続けた。

     * * *

「今のは…………」
メロは茂みの中にいた。
イエローと丈が囲まれたあの道路の、南の森の茂みに居た。
南の、といっても少し離れた茂みだ。
彼はそこから虎視眈々と彼らの様子を窺い、漁夫の利を狙っていたのだ。
遠くから見ていた彼は、それ故にその全景を見る事が出来た。
渦中の者達からは死角となる場所もしっかりと見ていた。
「……つまりは“そういう事”なのか?」
「ケケッ、残念ダッタナ。獲物ヲ横取リサレチマッタゼ」
「チャチャゼロ。聞いておくが、さっきのは『魔法』か?」
「ワカンネー。ケド、魔法デ出来ル事ダゼ」
その答えの時点で、少なくとも道の向かいに居る少年の奇妙な武器とは違う物らしい。
「魔法ッテ言ッテモ東洋ト西洋デ大分ト違ウシ、流派モ有ルシ、属性モ有ルゼ。
 オレガ何カラ何マデ知ッテルワケネーダロ。ケド……」
チャチャゼロは視線だけを動かして、空を見上げた。
「……ナンカ魔法ッポイゼ?」

     * * *


105 :地獄巡り(8/11) ◆CFbj666Xrw :2007/02/08(木) 21:15:54 ID:r0Dp3axL
明石薫はくらくらしながら闇の中を漂っていた。
そこは真っ暗だった。
何も無い。何も聞こえない。
だが遠くの方に何か明るい場所がある。
そっちに近づいてじっと見つめて……薫は首を傾げた。
「あっれ〜? なんだか最初に〜死んだ女の人が見える〜」
最初に死んだ女の人は優しげに笑うと薫に向けて手を招く。
「あらあら、お嬢ちゃん大丈夫? 早くこちらにいらっしゃい」
よく判らないが招かれているなら行くものだろう。
(あの姉ちゃん、おっきくなった姿は出る所が色々スッゲーんだよな。
 柔らかそーで色々ぼーんとでっかくて……うー、スッゲー!)
オヤジ趣味全開でふらふらと近づこうとする。
が、また誰かの声がする。
「まだ来ちゃダメだ! 早く戻れって! まだ仲間がいるだろ!」
その声にはさっぱり覚えが無いが、言ってる事はしごくもっともな気がした。
「そ〜いえばいたっけ〜。んじゃ〜またね〜」
だから素直に帰る事にする。くらくらー。くらくら〜。
「しばらく来るなよー!」
声はどんどんと遠ざかっていって。
明石薫は夢を見ていた。
気絶したまま、絶賛大爆睡中であった。

     * * *

南……メロよりは北の場所。依然、少女はそこに居た。
ヘンゼルもプレセアも、それが明石薫と呼ばれる少女の姿である事は知らない。
ただ敵であるという事だけは認識して、身構えた。
少女は再び手の中に力を集め……そして再び、繰り返すように叫ぶ。
「ムシャクシャする……纏めてブッ殺してやる!!」
怒号と共に閃光が放たれる。狙いはさっきと同じ場所だ。
閃光が周囲を満たし轟音が森に響きわたった。
目も耳も役に立たない。それでもこの隙に攻撃を受けないように全神経を集中させる。
その閃光と爆発音が収まった時……少女の姿は消えていた。
「…………目眩まし?」
「逃げちゃった? それとも隠れたのかなぁ?」
プレセアは怪訝に小首を傾げ、ヘンゼルは不思議そうに呟いた。
確かに奇妙なほどに殺気は感じなかった。
二度目は風を巻き起こす事もない、おそらくはただの目眩ましだった。
だが何かが引っかかる。
周囲を慎重に見回すが、自分以外に居るのは一人だけ。
どうやらもう一人も逃げたらしい。
「まあいいや。ふふ、君は良い物を持ってるね」
ヘンゼルは笑ってプレセアの持つハンマーを見つめた。
プレセアはそれには答えず無言でグラーフアイゼンを構える。
「……やる事は、簡単」
単純明快。判りやすい事だ。
「みんな殺して」「ぜんぶ奪って」
「「最後に残る」」
悩む事なんてなにも無い。
少年と少女は激突した。

     * * *


106 :地獄巡り(9/11) ◆CFbj666Xrw :2007/02/08(木) 21:16:37 ID:r0Dp3axL
閃光と轟音。
全てが白く塗り潰され、耳が痛くなるほどの轟音の中。
イエローと丈は何故かはっきりとその言葉を耳にした。
「さっきの力で跳び上がりなさい! 早く!」
聞いた事も無い声だったが、藁をも縋る気持ちでその言葉を信じた。
イエローは丈を抱き締めて真上に跳ぶ。
シルフェのフードが起こす強風の中で空に向けて飛翔する。
舞い上がった二人を力強い腕が抱き留めた。
丈の傷から血が地上に零れないように、“彼女”は丈の肩口を胸元に押し当てた。
「逃げますわよ」
一人の少女が空に浮き、二人をしかと抱えていた。
スケートボードのように何かを噴く事もなく、ただ風を切る音と共に景色が動く。
みるみる内に加速する彼女達はさっきまでのスケボーと同じくらいの速さで逃走を始めていた。
「あ、あなたは……?」
「ベルカナ=ライザナーザ。ベルカナで構いません。他に訊く事が有れば今の内にどうぞ」
「それじゃベルカナさん、さっきのは……何を?」
「さっきの子なら幻です。気にする事はありません。本物も凶暴な奴ですから」
イリュージョン。
それはベルカナの使う古代語魔法において飛行魔法フライトと同クラスの高等魔法だ。
効果は射程30m、半径5m直径にして10mの範囲内に高度な幻を作り出す事。
幻は視覚的聴覚的には完璧な幻像となり、術者が意識を集中させれば複雑な動きも行える。
だが術者が意識を放した今では単調な繰り返ししか出来ない。
古代語魔法の中でも珍しい事に、持続は術者が解除を念じるまでの永遠だ。
二度目の爆発音が聞こえると同時に、ベルカナは軽く念じて幻を消し去った。
あの少女がどこかに隠れたと考えて僅かな間でも様子を見てくれれば儲け物だろう。
「そうですか。助けてくれて、ありがとうございます」
「ええ、私も信用できる仲間を捜していましたから」
ベルカナは隠す事なくイエローの問いに答える。隠す必要は無いと判断した。
何故ならベルカナは機会を待ってずっと様子を見ていたのだから。
イエローはいつでも丈を見捨てる事が出来た。
そうすれば逃げきれる機会は幾つも有った。
だがイエローはそれをせず、見ず知らずの城戸丈を護ろうと身を危険に晒した。
ベルカナには城戸丈を信用できるという確証は無い。
しかしイエローは信じられると、確信していた。
「それに困っている人を放っておくわけにもいきませんしね」
こっちは建前だが。
「ですが……」
ベルカナは言葉を濁す。
イエローもそれに気づいた。
「……丈さん!?」
いつの間にか丈の言葉は途切れていた。その息は粗く、今にも意識を失いそうだ。
いや、こう断言しても良いだろう。……このままだと、死ぬ。
「は、早く治療しないと!」
「…………着きましたよ」
それには答えず、ベルカナは到着を伝える。
到着したのは城の上階のテラス。
中世よりは発展した程度の剣の世界出身のベルカナにとって、近場で理解できる場所はここだった。
現代的な施設である学校はベルカナの知らない施設だ。
そこにある保健室の存在を知っていれば選択肢は違ったかも知れない。
だがベルカナはそれを知らなかった。
そして学校と城以外の施設は……“遠すぎた”。
「ふぅ…………ぐっ」
テラスに着地する寸前でベルカナの腕の力が緩む。
イエローと丈は転がるようにテラスに落ちる。
咄嗟にイエローは負傷した丈を庇って倒れ込んだ。
「もっとそっと降ろしてください! 丈さんは怪我人なんですよ」
「ええ、ごめんなさい。……私、本来それほど力は有りませんから」
ベルカナは苦い顔でその言葉に答える。

107 :地獄巡り(10/11) ◆CFbj666Xrw :2007/02/08(木) 21:17:12 ID:r0Dp3axL
身体強化魔法フィジカル・エンチャント・ストレングス。
それは一時的に魔法を掛けた者の筋力を増大させる魔法だ。
飛行魔法フライトの積載制限は緩やかだ。
だが、フライトの魔法で浮遊しているのはあくまで術者自身でしかない。
術者が持ちきれないものを持ち運ぶ事は出来ない。
ベルカナはお嬢様で魔法使いで小柄な外見通り、人並み以下の筋力しかなかった。
イエローと丈の二人を運ぶにはベルカナの筋力では不足している事は明白だったのだ。
だから、魔法で筋力を増強した。
この魔法はベルカナの世界の魔法によく有る『戦闘には十分』程度しか持続しない魔法だ。
その持続時間はジャスト3分。
その間にイリュージョンを使い幻像で二人に言葉を伝え跳躍した二人を受け止めて、
幻像を消し、更に2km近い距離を飛行する。
「計算上は間に合うはずでしたが……案外ギリギリですわね」
ベルカナの息も粗く、その顔には幾筋もの汗が滴っていた。
開始後に使った魔法を数えてみればいい。
明石薫を視る時に使用していたセンス・マジック。
明石薫の様子を見るために囮として歩かせたオーク。
明石薫から逃げるために発動させ未だに持続しているフライト。
明石薫を撒く為に使い彼女を事故らせたダークネス。
イエローと丈の両方を運ぶ為に使ったフィジカル・エンチェント・ストレングス。
それに二人を助け出す為に使ったイリュージョンだ。
ベルカナの世界において、魔法というのは多大な疲労をもたらすものだ。
魔法の上達によりその疲労はどんどん軽減されていくが、
例え疲労に耐える強靱な天賦の精神力を持った世界最高峰の魔術師であろうとも、
最下級の魔法を20発余りも撃てば気絶してしまうのだ。
(使える魔法はあと少し。この状況で有用な戦略は扉が一つの部屋に立て篭もって強力閉錠ですか。
 戦闘になれば逃げるしかありませんわね)
言うならばベルカナも安全な休憩を必要とする窮した状態にあるのだ。
信用した相手なら自らの弱さも伝え互いの能力を把握し補完しあうべきだろう。
(連れてこられた者達は世界も能力も統一性が無いようですし)
空中から一連の出来事を見て、地図や支給品の中身と合わせて結論が一つ出ている。
この世界はフォーセリアとは全く違う未知の世界で、参加者も皆別の世界の住人だ。
最初に出会った少女も悪魔とはまた違う存在なのだろう。危険人物には間違いないが。
目の前の二人だって全く別の世界の知識や魔法、能力を持っていても不思議ではない。
信用し仲間と認めるならば、互いの能力は把握しておく必要がある。
だけど今はそれどころではない。
「ベルカナさん……?」
「私は大丈夫です。……その人は丈と言いましたね」
「は、はい……城戸丈です……」
丈自身が苦しげに自らの名を答える。
「まず肩の傷の処置をします。歯を食いしばって下さい」
ベルカナは丈に屈み込み、懐から布を取り出すと肩の傷の処置をし始めた。
その手際は的確な物だ。
患部の衣服を剥いで傷を露出させ……一瞬止まる。
すぐに気を取り直し、傷の周囲を拭き取ってから手早く止血を済まして、布を引き絞った。
「あぐっ」
思わず苦痛に声を漏らし、止まりきらない血がじわじわと布に染み込んでいく。
それでも肩の傷はそこまで深いわけではないし、処置も的確だ。
自然治癒でも追いつくかもしれない。
「……肩の傷はとりあえずこれで良いでしょう。それで丈さん」
ベルカナは言葉を切る。
言葉を探すように考えてから……言った。

「言い残す事があればどうぞ。お聞きします」

「…………え?」
丈は呆然となる。
助かった。助けて貰った。そして逃げ延びた。
それなのにどうしてそんな事を聞くのだろう。

108 :地獄巡り(11/11) ◆CFbj666Xrw :2007/02/08(木) 21:18:00 ID:r0Dp3axL
呆けた視線を受けたベルカナは沈痛な表情を作って答える。
「私は応急処置を学んだくらいですけど、傷の程度くらいは判ります。
 あなたの頭の骨は割られています。これは応急処置程度ではどうにもなりません。
 それに……息苦しくありませんか?」
「え……これは、疲れのせいじゃ……」
確かにいつの間にか丈は粗い息を吐いていた。
息苦しさを感じていた。
だが緊張の極地と激しい運動、それに疲労と単なる怪我からくる物だと思っていた。
ベルカナは首を振る。
「いいえ。毒です」
「――――!!」
丈とイエローの二人ともが息を呑む。
「肩口を切った刃に毒が塗られていたのか、傷口の周囲が僅かに変色していました。
 毒がどの程度のものかは判りませんけど……期待はしないでください。
 あなた達に頭部の傷と毒の両方を治療する手段が有れば別ですけど」
「そんな……」
丈もイエローも押し黙る。
城戸丈は医者の勉強をしている。だけど頭部挫傷なんてとても処置できない。
未知の毒に到ってはどうにもならなかった。
イエローも同じだ。
「これがポケモンなら治せるのに……」
イエローには傷を治す不思議な力が有った。だけどこれで治せるのはポケモンだけだ。
人間を治す事は出来ない。
そして支給品も、回復アイテムではなかった。

彼らには今は関係の無い事だが、毒はバルキリースカートに塗られていたわけではない。
毒は、アルルゥの召喚したヒポタマの毒の息によるものだ。
ヒポタマが二度目に吐いた毒はイエローには届かなかったが、丈には僅かに届いていた。
丈も僅かに咳き込んだ程度だが、肩口など体表面に僅かながら付着したのだ。
その毒が、ヘンゼルに付けられた傷を通じて体内に侵入した。
ただでさえ丈の額の打撲は激しい運動と度重なる衝撃で腫れ上がっている。
致命傷になりうる二ヶ所の傷は城戸丈に緩やかな死を告げていた。
ベルカナにも、イエローにも、城戸丈にも、それを治癒する術は無い。
「だから私に出来る事は二つだけです。
 言い残す事があれば聞きましょう。
 それから……苦しみの少ない介錯位なら、引き受けますよ。
 治せなくとも、死ぬにはもう少し時間が掛かるでしょうから」
少しの間、沈黙が訪れた。
イエローはそれでも必死に考えた。丈を助ける方法を。
(何かないか? 何か……丈さんを助ける方法……!)
だけど一向に何も思いつかない。
イエローの癒しの力はポケモンを治す物だし、持っている物も回復には使えない。
ベルカナは時折周囲を警戒しながらただ言葉を待っていた。
城戸丈は……考えて、悩んで、苦しんだ末に…………

「…………僕は」


109 :地獄巡り(1/報告3) ◆CFbj666Xrw :2007/02/08(木) 21:18:38 ID:r0Dp3axL
【F-3/城・上階(2F以上)テラス/1日目/朝】
【色々終わった少年と届かない助け船】
【城戸丈@デジモンアドベンチャー】
[状態]:頭部挫傷、肩に傷(止血済)、肩の傷から毒侵入、緩やかな死
[装備]:黙陣の戦弓@サモンナイト3(矢:10本)
[道具]:基本支給品
[思考]:僕は…………
第一行動方針:………………
基本行動方針:ゲームには乗らず、仲間を探す
参戦時期:デジモンワールドでの冒険を終えた時点(アニメ一期終了後)
[備考]:ヒポタマの毒が傷口から侵入しました。

【イエロー・デ・トキワグローブ@ポケットモンスターSPECIAL】
[状態]:擦り傷多少、フードの下は何も着てない
[装備]:シルフェのフード@ベルセルク、
[道具]:スケッチブック、基本支給品、不明支給品×1(本人は確認済、回復以外)
[思考]:丈を助ける方法は無いの!? ベルカナは信用した。
第一行動方針:城戸丈を助けたい。
第二行動方針:レッド達と合流し、このゲームを破る方法を考える
第三行動方針:できれば、服を取りに戻りたい
基本行動方針:ゲームには絶対乗らない
参戦時期:2章終了時点(四天王との最終決戦後。まだレッドに自分の正体を明かしていない)

【ベルカナ=ライザナーザ@新ソードワールドリプレイ集NEXT】
[状態]:健康、精神力切れかけ、飛行魔法効果持続中(もうすぐ切れる)
[装備]:返響器@ヴァンパイアセイヴァー、おみやげのコイン@MOTHER2
[道具]:基本支給品、木の枝
[思考]:見ず知らずで信用していないが丈を助けられなかった事は少し歯痒い。
     イエローは信用し、無理をしようとしたら止め、護る。追っ手に警戒する。
第一行動方針:城戸丈が言い残す事が有れば聞く。必要なら介錯。
第二行動方針:安全を確保した上で精神力回復の為に6時間以上の睡眠を取りたい。
第三行動方針:仲間集め(ただし簡単に信用はしない)
基本行動方針:ジェダを倒してミッションクリア
参戦時期:原作7巻終了後
[備考]:制限に加え魔法発動体が無い為、攻撃魔法の威力は激減しています。
    明石薫(名前は知らない)の事を悪魔では無いが危険人物だと判断しました。
    残った精神力はストーンサーバントなどを使えばその瞬間に気絶する程です。


【F-5/森の出口/1日目/朝】
【アルルゥ@うたわれるもの】
[状態]:召喚術使用によるかなりの精神疲労、思いきりはさみの効果持続中
[装備]:タマヒポ(サモナイト石・獣)@サモンナイト3、ワイヴァーン(サモナイト石・獣)@サモンナイト3
[道具]:基本支給品、クロウカード三枚(スイート「甘」、バブル「泡」、ダッシュ「駆」)
[思考]:…………おう
第一行動方針:城へ飛んでいった三人を追撃する。
第二行動方針:周りの敵を全員倒し、家に帰る。
参戦時期:ナ・トゥンク攻略直後
[備考]:アルルゥは獣属性の召喚術に限りAランクまで使用できます。
     ゲームに乗らなくてもみんなで協力すれば脱出可能だと信じました。
     ただし、思いきりはさみの効果により30分程の間は方針を変えません。



110 :地獄巡り(2/報告3) ◆CFbj666Xrw :2007/02/08(木) 21:19:14 ID:r0Dp3axL
【E-5/森(E-5東北端)/1日目/朝】
【ヤバイ睨み合い】
【ヘンゼル@BLACK LAGOON】
[状態]:健康
[装備]:バルキリースカート@武装錬金、血の付いた拡声器
[道具]:支給品一式、スタングレネード×9 
[思考]:さあどうやって殺そう?
第一行動方針:目の前の少女を殺してグラーフアイゼンを奪う。
第二行動方針:手に持って使える鈍器や刃物が欲しい(銃でも構わない。その時は姉様になる)
第三行動方針:遊ぶ
基本行動方針:いろんな人と遊びつつ、適当に殺す。

【プレセア@テイルズオブシンフォニア】
[状態]:健康。軽い興奮状態。思いきりはさみの効果持続中
[装備]:グラーフアイゼン(ハンマーフォルム)@魔法少女リリカルなのはA’s、エクスフィア@テイルズオブシンフォニア
[道具]:思いきりハサミ@ドラえもん、カートリッジ×10@魔法少女リリカルなのはA’s
支給品一式
[思考]:一気に殴り殺しましょう。
第一行動方針:まず目の前の少年を殺す。
第二行動方針:出会った人間は殺す。
第三行動方針:できれば大斧が欲しい。
基本行動方針:優勝してアリシアを生き返らせる
※プレセアはアリシアの死を知った以降から参戦。名簿を見ていないのでジーニアスがいることに気が付いていません
※グラーフアイゼンはプレセアを警戒しています

ターボエンジン付きスケボー@名探偵コナンがプレセアの背後に転がっています。
壊れている可能性があります。


【E-5/森/1日目/朝】
【メロ@DEATH NOTE】
[状態]:健康。ほんのかすり傷程度。
[装備]:天罰の杖@ドラゴンクエストX、賢者のローブ@ドラゴンクエストX
[道具]:基本支給品(ランドセルは青)、チャチャゼロ@魔法先生ネギま!
[思考]:このまま隠れてこいつらの戦いを監視するか、それとも城に向かうか考え中。
第一行動方針:ヘンゼルVSプレセアか城に向かった連中の戦いの横から漁夫の利を得る。
第二行動方針:『3人抜き』を達成し、『ご褒美』を貰う過程で主催側の情報を手に入れる。
  (ただし自分の非力さを考慮し、策略を尽くして安全確実な殺害を心掛ける)
第三行動方針:どうでもいいが、ドラ焼きでなく板チョコが食べたい。どこかで手に入れたい。
基本行動方針:ニアよりも先にジェダを倒す。あるいはジェダを出し抜く。
参戦時期:終盤、高田を誘拐する直前。顔には大きな傷痕がある。



111 :地獄巡り(3/報告3) ◆CFbj666Xrw :2007/02/08(木) 21:19:47 ID:r0Dp3axL
【F-5/森の北側(魔法の闇の中)/1日目/朝】
【明石薫@絶対可憐チルドレン】
[状態]:軽い昏倒。夢を見ている。あくまで夢。右足打撲。機嫌最悪。
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、バレッタ人形@ヴァンパイアセイヴァー
[思考]:むにゃむにゃ
第一行動方針:とりあえず、あの女(ベルカナ)は絶対殺す
第二行動方針:葵や紫穂と合流する
第三行動方針:葵や紫穂には負けたくない
最終行動方針:ジェダをぶっ飛ばす
備考:F-5の北西部の森に魔法の闇「ダークネス」の効果が残っています。
範囲は直径10m程で、12時間持続。範囲内は完全な暗闇で光は存在できません。
火を点けるなどは出来ますが明るくはなりません。照明魔法の「ライト」や「レミーラ」で
打ち消す事が出来ます。

【E-5/森/1日目/朝】
【猪名寺乱太郎@落第忍者乱太郎】
[状態]:健康。全身血まみれ。精神的に激しい動揺と恐怖。まだ目を瞑っている?
[装備]:スケルトンめがね@HUNTER×HUNTER、血塗れの包丁
[道具]:基本支給品、旅行用救急セット(絆創膏と消毒薬と針と糸)@デジモンアドベンチャー
   酢昆布@銀魂
[思考]:こわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわい
    自分のせいでジャイアンと更に2人が死んだという自己嫌悪。対人恐怖症。
第一行動方針:………………。

112 :地獄巡り ◆CFbj666Xrw :2007/02/08(木) 21:26:54 ID:rKuk/K3c
投下完了。
丈とか一部キャラにちょっと自信が無い。

あと一部キャラの凄く短いおまけ話が有るんだけどどうしましょう?
投下していいのかな? 投下した方が良いのかな?
ある意味で自己リレーだし凄く短い話なのでまずかったら軽く没ネタスレに投げてきますがw
ちなみに繋げなかったのは話の空気が違った為。

113 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 21:29:48 ID:lzLNH5gn
投下乙!

確かに予告通りだったw
マーダー包囲やらギリギリの逃走劇やら、息つく間もなくハラハラドキドキした中で
乱太郎のヘタレっぷりが何故か印象に残ったw
丈は……これはやっぱりダメなのかな。


おまけ話も、できればplz

114 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 21:33:08 ID:7HMJFIST
GJ!
マーダー包囲網からの逃走〜新たな戦いの予感まで、ワクテカな展開でした。
なにより、大勢のキャラを上手く動かせてて感動。
丈、頭の怪我がヤバイとは思ってたけどやっぱ死亡確定か。

おまけの方もよろしくです。

115 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 21:34:35 ID:D1DpPGFj
丈ふんだりけったりだなあ……

116 : ◆CFbj666Xrw :2007/02/08(木) 21:34:39 ID:rKuk/K3c
ではおまけ話も投下します。
とその前に予約状況確認……良し、行けるな。

117 :行き掛けの駄賃 ◆CFbj666Xrw :2007/02/08(木) 21:36:31 ID:rKuk/K3c
毒に苦しみ死に瀕している少年トマは、上空を飛来するベルカナ達を目撃した。
切れ切れの呼吸から出来るだけ大きな声で叫ぶ。
「ま、待ってください! 僕も助けて下さい!」
トマは空を飛んでいく者達に助けを乞うた。

 ベルカナは きづかなかった!
 イエローは きづかなかった!
 きどじょうは きづかなかった!
 ベルカナたちは にげだした!

「………………」
少年、トマは道沿いのクレーターというやたら目立つ場所に倒れていた。
しかし悪い事に彼女達は眼下を見下ろす余裕すらなかったのだ。
ベルカナ達は城へと辿り着き、トマは取り残された。
吹きすさぶ風の音が悲しいほどに寂しかった。
「…………ハッ、また足音が聞こえる!」
トマは再び足音を耳にした。
今度は道路の方から走る足音だ。
今度は気づいてくれるだろう。なにせ道ばたのクレーターなんて場所にいるのだから。
トマは渾身の力で叫んだ。
「まってください!」

 アルルゥが あらわれた!

「………………」
「………………」
バッチリ目が合った。

 アルルゥの こうげき!
 魔獣ヒポタマを しょうかんした!
 「きゃっほう」
 アルルゥは ヒポタマを ころがした!

「…………さようなら、勇者さん達。僕は精一杯がんばりました……」
目の前にごろごろと迫る限りなく球体に近い大きな犬コロを前に、トマは死を確信した。
(ああ、これまでの走馬燈が脳裏を…………)
――走馬燈省略。
「え、ちょ、ちょっとま…………!」
プチッ。
トマはぷちっとトマトのように潰された。
周囲に散らばる外れ支給品詰め合わせはまるで彼を弔うお供え物のようだった。

この幸薄すぎる少年に、合掌。

【トマ@魔法陣グルグル 死亡】

【F-5/道端/1日目/朝】
【アルルゥ@うたわれるもの】
[状態]:召喚術使用によるかなりの精神疲労、思いきりはさみの効果持続中
[装備]:タマヒポ(サモナイト石・獣)@サモンナイト3、ワイヴァーン(サモナイト石・獣)@サモンナイト3
[道具]:基本支給品、クロウカード三枚(スイート「甘」、バブル「泡」、ダッシュ「駆」)
[思考]:…………おう
第一行動方針:城へ飛んでいった三人を追撃する。
第二行動方針:周りの敵を全員倒し、家に帰る。
参戦時期:ナ・トゥンク攻略直後
[備考]:アルルゥは獣属性の召喚術に限りAランクまで使用できます。
     ゲームに乗らなくてもみんなで協力すれば脱出可能だと信じました。
     ただし、思いきりはさみの効果によりあと20分程度の間は方針を変えません。

118 : ◆CFbj666Xrw :2007/02/08(木) 21:37:28 ID:rKuk/K3c
敢えて1レスに纏めて殺害完了。南無。

119 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 21:39:11 ID:ahwKTiLb
>>118
ちょ、おまwwwww
トマ(´・ω・)カワイソス

>>112
こっちは長編乙なんだぜ
乱太郎がヘタレだな…あと丈、やっぱり拡声器の死亡フラグからは逃れられない運命なのか?

120 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 21:39:20 ID:lzLNH5gn
投下お……ト、トマァ――――――!!


121 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 21:39:31 ID:D1DpPGFj
 _,
( ゚д゚ )

122 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 21:39:55 ID:8sybiKR6
乙〜。

流石、序盤からこの人数を違和感なく動かすだけあって、素晴らしかった。
戦闘、逃走、心理劇といろんな要素が一体化してて、すごく面白かったです。
特に、戦闘描写が最高。手に汗握るドキドキっぷりでした。

>丈はイエロー君、と付けようとしてそれが正しくない事にようやく気づき、言葉が迷う。

ただ、この一文だけは違和感が。
丈は普段、女の子を「君付け」で呼ぶキャラですよ。 (例:ミミ君

>おまけ話
ちょ、トマ1レスで死んでるwww 丈より報われねぇww

123 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 21:40:11 ID:7HMJFIST
ちょwwトマカワイソスwww
まぁ元々毒でヤバイ状態だったし、1レス死亡もやむなしか。
それにトマだしw

124 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 21:40:25 ID:D1DpPGFj
……こ、これいいのか?wwwww
なんか傍から見るとひどいズガンにも見えるが

125 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 21:43:25 ID:rShWUUcl
>>112
投下乙!微妙に人が散ったけど、まだどうなるか分からない連中多すぎwww
ヘンゼルは念願の鈍器を手に入れられるのか、丈はどうなってしまうのか。
レミリアが核鉄貸してくれれば延命もできるか?

>>118
こっちは……いや、ズガン禁止というつもりはないけど、おまけで殺すなとwwwwww



126 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 21:47:24 ID:D1DpPGFj
いや……やっぱりどうかと思うんだが……
トマだし毒だしカワイソスなのはおもすれーくていいんだが
先生じゃないんだからんなあっさり、しかもおまけでズガンしちゃうのってどうなんだ……
某ロワや某ロワではあのヤムチャやぶりぶりざえもんでさえ頑張ってたってのに

127 : ◆CFbj666Xrw :2007/02/08(木) 21:47:43 ID:rKuk/K3c
>>122
ああ、丈について了解しました。後で修正スレに書いておきます。

>トマ
創意工夫で生き凌いで3〜4レス位の長さにしようかと思ったのですが……トマだし。
キャラへの愛は篭めましたが、話自体は短い為に執着は無いですし、
まずいという意見が出るようなら撤回でも構いません。

128 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 21:48:35 ID:M284nKI3
>>126
両方元気に存命中なんだから過去形にしてやるなwww

129 : ◆3k3x1UI5IA :2007/02/08(木) 21:49:22 ID:/szocsTn
>>90
確認しました。確かにそうなってますね。これは完全にこちらのミスです。
スレ汚し申し訳ありませんでした。指摘に感謝します。

ただ本筋に関わる部分でもありませんし、後日、修正用スレにでも修正版を投下しておきます。
おそらく戦いの最中に落としたものを拾う、という>>90さんのアイデアを利用させてもらうことになると思います。

>>92-96
その辺は、この議論を踏まえた上で今後の書き手さんに期待ですね。
個人的には、「動かない的」相手には必中かもしれませんが、
触れてない相手の動きを完全に読めるかと言うと、かなり疑問なのでは? と思います。
回避行動を取られたら結果不明、となれば、バランス的にはさほど酷くないかと。

>>98-112
複雑な状況、よくもまぁ使い切ったものです。GJ!

イエローの、服は男の子、下着見て判断という所、フォローしてくれて感謝です。
よく読み直したら、前のメロの話でそこを言い忘れてたんですよね……。

>>117
ってオマケで人が死ぬー!?

130 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 21:52:31 ID:f8TjHgdJ
>先生じゃないんだから

ちょっと待てwww
お前はアニロワ住人の一部に喧嘩を売ったwww

131 : ◆RW6PC/GPu. :2007/02/08(木) 21:53:08 ID:kLQCCckE
トマカワイソス……でもワロрフも事実だ。
グリーン、ひまわり、ブルー、イリヤを予約。

132 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 21:54:20 ID:D1DpPGFj
>>130
悪いwwwあまりにあっさり死んだもんで。
どっちかってとジャンロワ2ndのもみじだな

133 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 21:55:52 ID:yolJQUyT
あっさり死ぬのとズガンなのとは全く違うよ

134 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 21:57:17 ID:lzLNH5gn
>>131
近くにヴィータとかリリスがいたりしてひと悶着ありそうなブルーとか
途中に遭遇しそうなキャラがいろいろ居るとかイリヤ山脈とか挟んで結構離れてたりするけど大丈夫でしょうか?

杞憂だったら申し訳ない。

135 : ◆RW6PC/GPu. :2007/02/08(木) 21:58:46 ID:kLQCCckE
……なんと言う俺、ヴィータとイリヤを見間違えるとは。
間違いなく疲労とか言うレベルじゃない。
>>131の予約は破棄ッス……申し訳ない。

136 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 22:01:02 ID:lzLNH5gn
>>135
お、お疲れ様。

正しくは
「グリーン、ひまわり、ブルー、ヴィータ」を予約、ということでおk?

137 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 22:03:58 ID:rShWUUcl
破棄と言っているんだから、ヴィータの位置とイリヤの位置を間違えて
プロットを練ってしまったのかな?
次回作に期待してます。

138 : ◆RW6PC/GPu. :2007/02/08(木) 22:04:51 ID:kLQCCckE
>>137
そういうコトッス……
ブルーに正義の味方を演出させようと思ってたんだけどイリヤが遠すぎる/(^o^)\

地図と睨めっこしてきます。

139 : ◆NaLUIfYx.g :2007/02/08(木) 22:05:44 ID:5qX7Aubi
>>78
忘れてるのか気づいていないだけなのかわからないのでもう一度……w

シャナと小太郎を予約します。

140 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 22:07:16 ID:6730wKwL
ヴィータで思い出したけど、今の彼女の服装で山越えは可能なのだろうか?
山を上り下りするのも結構体力が必要だから気になった。

141 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 22:09:02 ID:6730wKwL
連レスごめん。
>>139ごめん、忘れてた。
首吊ってきます。

142 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 22:11:00 ID:lzLNH5gn
>>140で思い出したが、>>88の問題も何とかしないとな。

・きせかえカメラ
・天空の剣

この二つの制限とかの問題。
きせかえカメラの武装解除効果は時間制限つきなのか、それとも無しになるのか?
天空の剣の勇者専用設定はどうするのか? の二点。

143 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 22:13:41 ID:Ebn93vWL
>>140
山っていっても、地図上では一辺1キロも無い小さな山が連なってるって感じなんだよね。
C-6とD-6の境にある山が一番高そうだが、それ以外はあんまきつくなさそう。

144 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 22:16:26 ID:rShWUUcl
ついでに豚の竹刀に疑問点があるんだけど、豚にされた人の服とかはどうなってるの?
服ごと豚にされるのか、服は豚にならずにその場に残るのか。
これも装備解除になりえると思うんだけど?

145 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 22:17:21 ID:D1DpPGFj
トマはあれでいいんかい!

146 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 22:18:44 ID:+uyaiDVx
>>144
元のゲームだと装備解除はないから服ごとだと思われる

147 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 22:21:04 ID:7HMJFIST
ブタ竹刀は装備ごとブタになって、時間が経つと装備も元に戻るってことか…
なら、きせかえカメラも装備品に関しては似たような性能にした方がイイのかな?

148 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 22:21:47 ID:rShWUUcl
>>146
サンクス。その場合、ゲーム的には豚の姿だけど防具の効果はある、という解釈であってる?

>>145
放っておいてもトマを助けてくれそうな人が……。あ、乱太郎が一応いるか。
救急セットで毒が治るか分からないけど。

149 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 22:26:47 ID:/szocsTn
>>142
きせかえカメラ、もし支給品相手には効果なし、だとSS一本書き直して貰わなきゃならなくなりますね。
結構重要な心理的描写に関わってきますし。
時間制限方式(一定時間で元に戻る)なら、注釈1つで済みます。次の書き手がサポート入れる必要出てきますが。
一定時間装備を無力化できるというだけでも、十分強いと言えるかもしれません。
問題はその制限時間。どれくらいがいいのやら。

天空装備は、
「レックス以外には非常重い」=「怪力or腕力サポートアイテムor魔法があれば使える」、がまず1つの案。
ほとんど小ぶりなドラゴン殺しって感じになりますが。
もう1つの案は、「天空の勇者でなくても、『勇者の血筋』なら使える」というもの。
最大限に解釈の幅を広げて、勇者っぽい人or親や祖先が英雄な人……
ニケ、リンク、ネギ、あとは誰が居ますかね?
ともかく、多少強引なこじつけを許して、使える人の幅をグッと広げる案。
デバイスなどの魔法使い用装備を、別世界の魔法使いが使いこなしているのと同じ感覚で。

150 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 22:31:22 ID:lzLNH5gn
>>149
「きせかえカメラ」の効果時間は
子豚の竹刀と同じくらいで、1時間前後ではどうか。

また、天空の剣については、両方の案を適用してはどうだろうか?
(1)プレセアのように怪力orさくらのように、重量装備でも使える支給品持ち
(2)「勇者」の規格に当てはまるもの(レックスの他に、ニケ、リンク等)
の、どちらかに当てはまれば使えるとすれば……

151 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 22:31:53 ID:rShWUUcl
天空の剣ばかり話題になるけど、マスターソードもリンク以外には重いもの、って見た気がする。
両方とも詳しくは知らないから、どっちが重いのか分からないけれども。

152 : ◆CFbj666Xrw :2007/02/08(木) 22:32:47 ID:rKuk/K3c
トマの話、割と楽しんでもらえてはいるし、問題視する人もそう多くないようですし、
自主撤回はしない方向で行こうと思います。
このまま通るなら弔ってやってください。南無阿弥陀仏。
……他の議題に移って凄いスルーッぷりにちょっと噴いた。流石トマ。

感想色々とどうもありがとうございました。

153 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 22:33:21 ID:HPbLOugz
天空の剣は「作中描写のない支給品」として疑義があがってなかったか?
俺は通しでいいと思うんだけど、作者が不明にしてもいいというなら一応考えてもいいとおもう。

154 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 22:35:12 ID:+uyaiDVx
>>148
うろ覚えだがSFC版は無力化だった(リメイク版はやってない)。
装備に関わらずHP以外はブタの固有ステータスだった気がする(終盤で食らうと瞬殺コース)。
戻ると元の装備。ちなみに敵はブタ化した時点で退場する(撃破扱い)

155 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 22:37:10 ID:rShWUUcl
>>154
ちょwwwそれマーダーが豚竹刀持ったら、かすっただけで死ぬようなものじゃないかwwwww
ゲームそのままの性能はまずくないかな?

156 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 22:41:14 ID:7HMJFIST
>>155
ブタ化の回数制限をつけるとかどうだろう。
3回しかブタ化できず、あとはただの竹刀とか。

157 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 22:46:22 ID:/szocsTn
>>151
げ。マスターソードもか。でもまぁ、天空装備の議論がそのまま流用できそうな気もしなくもない……。

>>152
驚いたのは文章の長さだけですからねぇ。
こう言っちゃあ悪いですけど、結果は妥当過ぎるほど妥当ですから。

>>155-156
回数制限でなく、クリーンヒットでないとブタ化効果なし、程度でいいかと。
前のSSでも、しっかり「籠手一本!」に相当する打撃が入っていたようですし。
掠ったらブタ化は強すぎ、というか取り落としただけで自滅しかねない。
かといって、原作にない回数制限はあんまり入れたくないですし……。
(回復系アイテムは、どんなに弱くても無限回復できるとロワの根幹を揺るがすので、回数制限必須ですけど)

158 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 22:48:54 ID:a8CLV65U
新作乙
でも、おまけの方は…これはどうかと思うんだが
トマが死ぬの自体は文句無いんだけどさ
せめてもう少し書き込んで欲しいかな…と
正直ちょっと不快だった

159 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 22:50:03 ID:D1DpPGFj
まぁいくらトマとはいえなぁ
ボーボボの天の助みてーな扱いだぞ

160 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 22:57:21 ID:Xyuu6WOb
>>157
それでも強すぎな気がするな
クリーンヒットしたら防御力とか関係なくほぼ即死確定だから

161 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 22:58:15 ID:7HMJFIST
>>157
クリーンヒット限定か、それだと強キャラが弱者をいたぶるためのアイテムになってしまうが…
一般人が強キャラからクリーンヒットを奪うのは無理だろうから。

162 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 22:59:35 ID:7HMJFIST
無理は言いすぎか。
難しい、だな。
支給品を駆使すればいけるかもしれない。

163 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 22:59:36 ID:ahwKTiLb
>>160
マジックアイテムみたいだから、魔法耐性を持つ相手には効きにくいとかでっち上げるってのは?

164 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 23:03:09 ID:/szocsTn
>>160-161
あー、言われてみればそうか……。難しい……。

一回使ったら次に使えるまで○○分(○時間)置かねばならない、という制限法もありますけどね。
これだと、1対1ではいいけれど、連戦になったり相手が多人数だと一気に効果が減少することに。

165 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 23:03:29 ID:4xcla7XT
横から竹刀の制限の考えを口出ししてみる

案1、豚に出来るのは一人まで。豚になった人が元に戻るまで効果は発動しない
案2、純粋に回数制限
案3、4分の1くらいの確立操作
案4、充電式


166 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 23:06:16 ID:iNesbXbR
>>152
個人的にはナイス展開。
さあ! 死んでからが本領発揮だぞトマ!
原作のごとく墓の下から

「勇者さん、そこでアビシオン人形を使うんです!」カタカタ

とか地味にアドバイスを飛ばしてくれ!

167 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 23:07:34 ID:G9veW9dU
案5
ブタになっても強いやつは強いまま

168 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 23:09:56 ID:rShWUUcl
豚の竹刀は個人的には
豚になっても喋れないだけで
身のこなし等はそのままで蹄のまま武器も持てるし二足歩行可、防具は見えないけどなぜか効果がある
という感じが好ましいけど、設定歪めすぎだろうな…。

169 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 23:13:46 ID:uZT29L0g
ぶりぶりざえもんみたいだな

170 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 23:17:35 ID:f8TjHgdJ
普通に考えると案2が一番扱いやすそうだが、いっそ案5で行ってみてはどうか?
豚になることで喰らう制限は言葉が喋れないのと二本足で歩くのが難しくなるくらいで、
頭脳や脚力や腕力、魔法資質などはもとのままってことで

171 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 23:18:03 ID:+uyaiDVx
元々ブタ化はザキや毒針みたいなもんだったしな。当たると稀に即死しますって感じ

トマは助けられるビジョンが制限で毒の効果が低下してるってくらいしかw
ちなみにこっちも食らったらほぼ死亡で凶悪だよな

172 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 00:15:05 ID:vCXvsibh
そういえば子豚の竹刀って豚の耐性が付くだけだったよな、これはプログラムミスだろうけど
攻撃力もかなり高かったし追加効果なくても強いな
個人的には案3が原作っぽくないだろうか

173 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 02:33:40 ID:0GjKMEXs
ちょwwwww帰ってきたらトマ死んでるwwwwwww
これはひどいwwwwwwww

174 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 08:54:06 ID:c3LnDucA
深夜はホントに人いねーなw

>>172
確率でもいいけど、それって書き手任せだから下手すると揉めるよな。
ピンチの時に都合よく2回連続で発動したりしても、確率だと文句言えない。
案1か案2がいいと思う。

175 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 09:34:00 ID:MHcxGmND
ぶちゃけ普通にロワ内で活躍してほしかったから
この扱いはマジで悲しい……

176 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 10:36:39 ID:M31Ktc3E
>>175
たしかに酷い扱いだ。でも、ロワでは活躍できる参加者が活躍できるとは限らない罠。

そういえばこのロワだと首輪が魔法的な何かっぽいんだけど、もしそうであった場合は
魔技師のトマは遺言として自分の首輪を調べた結果を残してそう。

177 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 12:44:42 ID:etmcbQl6
「トマのゆいごん」か。
毒にじわじわ侵されている間に、必死に書き留めたとか?
もし本当にそんなのが残されていたら、メロあたりが拾っていって面白いことになりそうだな。

ジェダのつくり上げたシステムなら、やっぱり首輪も機械より魔術的なものの可能性が高いから
その意味でもトマの死はちょっと惜しい。死に様に文句は無いがw
首輪のシステムは金属部品を使用していないというだけで実は機械的からくりである、という可能性もなきにしもあらずだが……

178 : ◆IEYD9V7.46 :2007/02/09(金) 13:31:38 ID:PmtOfzGd
期限過ぎてすみません。インデックス投下します。

179 :銀髪翠眼の導き手 ◆IEYD9V7.46 :2007/02/09(金) 13:32:40 ID:PmtOfzGd
「我が名はアラストールという。お前を只者でないと見込んで聞くが、我が契約者、
 名は平井ゆかりというのだが 知らぬか? いきなり暗闇に包まれたと思ったら、
 あれと逸れてしまったようだ」


名簿になかった名前を2つも出され、インデックスは困惑する。
(私の名前も偽名みたいなものだけど……少なくても、この場所での私の呼称は『インデックス』
 名簿にも載ってたし。この人がわざわざ名簿にない名前を名乗った意図は……?)

今後のためにも情報交換は必要だ。しかし、その前に目の前の人物(?)が
信用できるかどうか見極めなければならない。
(ここは直接聞いて確かめてみるべきかも)

「その前にあなたの本名は何? 名簿にそんな名前はなかったよ?
 ちゃんと答えないと――」

インデックスは脅しの意味を込めて、先ほど『歩く教会』が飛ばされていった崖へと足を進めていく。

「このペンダント海に捨てちゃうかも」

この問いに即答できないようなら本気で落とすつもりだ。
インデックスはこれまで数多の魔術師から逃げ続けてきた。
平時は家主である上条当麻の部屋に居候しているニートのような存在だが、
こと異常事態への対応となると一般人のそれと比べ物になるものではない。
ゆえに、不確定要素への対応は厳しくせざるを得ないのである。
その作戦が功を奏したのかは定かではないが、彼女の期待通り返事はすぐに来た。
遠雷の響くような声を伴って。



180 :銀髪翠眼の導き手 ◆IEYD9V7.46 :2007/02/09(金) 13:33:11 ID:PmtOfzGd
「いいだろう。我は紅世の王、真名は『天壌の劫火』。捜しているのは
 フレイムヘイズ『炎髪灼眼の討ち手』。これで満足――」
「しないよっ!!」


返答は彼女にとって期待ハズレもいいところだった。
(また名簿にない名前、てかもう名前ですらないじゃないか!
 なんでこんなノリノリで嘘をつけるんだよ!?)
答えを聞いたインデックスは崖へと向かう足を速める。
交渉は決裂、こんな怪しい霊装は持っていないほうがいいという考えに至ったのだ。

「そんな名前もなかった! あなた私のことバカにしてる?」

既に眼下は波が渦巻く紺碧の海。あとは彼女が手を離すだけで、
この赤いペンダントは荒波に飲み込まれ消えてしまうことだろう。

「さようなら、あなたみたいな嘘つきでも神様のご加護があるといいね」
「待て、ならばその名簿とやらに……、シャナという名はないか?」


その名を聞いたインデックスは開きかけた手を慌てて閉じる。
ようやく彼女の記憶にある名前と聞き出した単語が一致したのだ。
(しびれを切らしたのかな? やっと本当のことを言ったよ。
 まだ気は抜けないけど、どうにかまともに話が聞けそうだね)


   * * *



181 :銀髪翠眼の導き手 ◆IEYD9V7.46 :2007/02/09(金) 13:33:42 ID:PmtOfzGd
結論から言えば、アラストールが名簿に記載されていない名前を言い続けたのは
悪意があったからではない。アラストール自身はこの殺し合いの参加者ではないから
名前が名簿上になかっただけであり、平井ゆかり、炎髪灼眼の討ち手、シャナというのは
全て同じ人物のことを指していたのである。



二人は情報交換を進めていくうちに、自分たちが別々の世界から来たことに気がついた。
理由は多々あるが、アラストールが学園都市の存在を知らなかったことが大きい。
世界中に影響を与えている、超能力開発及び最先端技術の研究機関――学園都市。
外部の人間がその中の様子を窺うことはできないが、定期行事の際に一般開放や
全国中継もされている。日本に住んでいれば名前くらいは知っているはずなのだ。

異世界から呼び出されたという事実も、この二人は苦もなく受け入れた。
片や天使の存在を信じるばかりではなく、条件を揃えれば天使そのものを呼び出すことさえ
可能な10万3000冊の魔道書の知識を持つ『禁書目録』。
片や自身が既に異界――紅世の住人にして強大な力を持つ偉大なる王『天壌の劫火』。
この両者は未知の力、異能というものへの理解があり、順応力が極めて高かった。
そのおかげで、互いの世界の知識を共有しあうのに然したる時間は掛からなかった。

「先ほどは失礼しました、『天壌の劫火』アラストール」
「気に病むな。そのように硬くなる必要などない」
「そう? ありがと」

数十分前の態度から一変。
インデックスは世界を救うために同胞を討つ決意をしたアラストールに対して敬意の念を表していた。
アラストールもまた、この場において未知の存在に相対しても冷静に
状況判断し行動するインデックスを聡明な子だと称した。
出会って間もないが、既に両者の間には信頼関係が生まれ始めていた。

182 :銀髪翠眼の導き手 ◆IEYD9V7.46 :2007/02/09(金) 13:34:17 ID:PmtOfzGd


「当面の目標はシャナっていう子との合流?」
「うむ。あの子と会ってこの場から脱出する策を練らねばならぬ」
「情報が少なすぎるね。ジェダっていう人と繋がりがありそうな人でも居れば良かったけど……、
 そんな人見当たらなかったし」
「警戒すべきは主催者にルールの追加を申し出た男だな。我はその姿を見ることは叶わなかったが、
 あやつはこの殺戮の場を肯定していたようだ」
「あの太った男の子のこと? そうだね、気をつけないと」


この二人は殺人者に出会ったときに有効な自衛手段を持たない。
そんな彼らの一番の武器は何かと訊かれれば、それは情報だと答えるだろう。
魔術の知識と完全記憶能力、自在法の知識と永きに渡る経験。
これらの膨大な情報と現在の状況を照らし合わせ、打開策を考えなければならない。
だからどんな些細なことでも相談し、確認しあう。


「――うん、少し考えが纏まってきた。アラストール、あなたに私の推測を聞いてもらいたいんだけど」
「推測するほどの材料など……」
「あるよ。あなたとの会話、それに支給品に地図。情報がもっと集まったらまた聞いてもらうことになると
 思うけど、今の私の考えを伝えておくね」


一呼吸おいて、インデックスが語り始める。



183 :銀髪翠眼の導き手 ◆IEYD9V7.46 :2007/02/09(金) 13:34:52 ID:PmtOfzGd
「まず、これだけの舞台を魔術で維持しているということについて。
 こんなに広い空間を構成する魔術の代表例は世界の創造、固有結界、黄金練成……、
 他にもありえるけど、どれも普通の人間に扱えるものじゃないんだよ」

「あやつは自ら冥王と名乗っていたな。人間ではないだろうが、徒でもない」

「冥王っていう肩書きがどんなものなのかは分からない。
 だけど私の知識でジェダを無理矢理カテゴライズするなら『吸血鬼』。
 彼らは無限の寿命を魔力に変換することで無限の魔力を得ているの。
 ジェダが吸血鬼なのかどうかはともかく、根底にある理屈は同じ。
 長い寿命を魔力に変えて、人間が一生を掛けても詠唱できない高度な魔術を使っていると思う。
 この首輪のほうは……魔術的なものは感じるけど、中を見ないとどういう術式で
 組まれてるのかは分からないね」


主催者の考察を終えたインデックスは次の話題に移る。


「次に、この殺戮ゲームの目的。ジェダは魂の選定って言ってたけど、
 他にも魔術的な儀式や実験をしている可能性があるかも」

「根拠はあるのか?」

「うん。ひとつめは、私に支給された物が殺し合いという目的に沿わないこと。
 確認しておきたいんだけど、アラストール。今のあなたはすぐに人を殺せるの?」

「我が身は契約者であるシャナの内にある。他者に危害を加えることなど不可能だ」

「そう、それなんだよ。あなたは殺し合いの道具として支給された。残りの2つの品もそう。
 そのはずなのに、実際に武器として使えるのはこの刀だけ。しかも、理由は分からないけど
 刃と峰が逆に付いてる『殺しにくい刀』。本当にジェダが殺し合いをさせたいだけなら、
 殺傷力のあるものをたくさん支給すると思う。だいたい、世界を救うために魂の選定を行う、
 とか言っておきながらやり方が悠長なんだよ。世界の危機が本当にあって、
 すぐそこまで迫ってるならこんな手間の掛かるゲームなんかするわけないよ。」

184 :銀髪翠眼の導き手 ◆IEYD9V7.46 :2007/02/09(金) 13:35:33 ID:PmtOfzGd


インデックスはアラストールに語りかけながら、次の話に必要な道具である地図を取り出す。


「ふたつめは、この地図の違和感。ジェダが何の宗教を信じて、
 どこの文化に興味があるのかなんてどうでもいいけど、この世界の建物に統一感がなさ過ぎるの」


アラストールは改めて地図を眺める。なるほど、インデックスの言いたいことは分かる。
発達した都市、神社、学校……。ここまでなら日本のいたる所にあることだろう。
しかし、そこに西洋の城、謎の塔、廃墟、毒の沼まで来ると話は別だ。
宗教観の強いインデックスはこれらの違和感を敏感に感じ取ったようだ。


「殺戮の場所にしては、いろいろなものがありすぎるよ。しかも、自分の魔力で用意したなら
 それなりの理由や要因があるはず」

「参加者は様々な世界、時間から集められたと言っていたな。
 建造物も参加者同様に幾多の世界から集められた……いや、模倣したか?」

「その可能性はあると思うよ。塔に所縁のある人、城に所縁のある人、十字架に所縁のある人、
 ってこれは私のことかも。とにかく、いろんな世界で眼に留まったものを適当にまねて配置したか、
 ……あるいは魔術的意味が込められているのかも。
 もしもこの閉鎖空間内で偶像の理論を適用されたら……ダメだね、
 この推論はいくらなんでも情報が少なすぎる」


話の途中から考え込むようにインデックスは下を向いていた。
だが、それもすぐに終わり気が済んだかのようにアラストールに告げる。

185 :銀髪翠眼の導き手 ◆IEYD9V7.46 :2007/02/09(金) 13:36:11 ID:PmtOfzGd


「これで私の話は終わり、かな。あなたにはどうしても話しておきたかったの」
「何故だ?」


インデックスはコキュートスではなく、遠くの空を見上げながら続ける。
呟く少女の姿が儚げに見えるのは気のせいか。


「あなたなら信頼できると思ったからだよ、『天壌の劫火』。もし、私が死んじゃっても」
「悲観的なことを考えるものではない」
「……もしも、の話だよ。私が死んじゃっても使命に殉ずるあなたは迷わない、立ち止まらないよね? 
 あなたなら私が話したことをきっと正しい誰かに伝えてくれる、
 魔術で苦しむ人を少しでも減らしてくれると思ったから」
「我は動けぬ身だ。買いかぶりすぎではないか?」
「いざとなったらペンダントのフリができるし、壊されることもないでしょ?」

我は言伝を残す道具ではない、というアラストールの反論を聞いたインデックスはクスクスと笑い出す。
一頻り笑った後、少女は魔神を見据えて改めて告げる。


「――頼んだよ、アラストール」
「我が使命は世界の歪みを防ぐこと。ゆえに協力を惜しむつもりなどない」


1人の少女と1人の神。立場も住む世界も異なる彼らだが、そこには確かな絆がある。



186 :銀髪翠眼の導き手 ◆IEYD9V7.46 :2007/02/09(金) 13:36:47 ID:PmtOfzGd

   * * *


ジェダを吸血鬼の類と見たインデックスは知らなかった。
この島に本当の『吸血鬼』なる存在が複数いることを。
この先、彼女たちと禁書目録の線が交差し、物語が紡がれることになるのかを知る者はいない――。


   * * *


「さてと、今の位置は……」
「西側が崖となっている森……3箇所あるようだな。A-1、2そして4。現在地はこの中の何れかと見た」
「とりあえず人の集まりそうなところ、学校か街のほうに行かないとだから
 真っ直ぐ南に向かってこの森を抜けないとだね」
「崖沿いに進むのは些か危険だ。危急時に逃げ場をなくすことになる。森の中を進んでいくのがいいであろう」
「うん、分かったよ」

アラストールの助言を受けて、彼女は深い森の中を歩き出す。


   * * *



――場が変われば空気も変わる。



187 :銀髪翠眼の導き手 ◆IEYD9V7.46 :2007/02/09(金) 13:37:18 ID:PmtOfzGd

インデックスは森の向こうの景色が微かに見える位置にまでたどり着いた。
所要時間は1時間弱といったところか。
歩みを進めるたび、木々の間から漏れ出る光がその強さを増していく。

「さっきの崖は地図でいうA-4だったみたいだね」
「そのようだな」

長い距離を移動したわけではない。しかし、彼女は未知の事態への対応と
状況把握の連続で精神的疲労が募っていた。
お腹も減っていたが、これは食欲魔神である彼女にとってはいつものことである。
それでも、ようやくひとまずの区切りを見つけたことでインデックスの気力は幾分持ち直す。
これがハイキングならいよいよ目的地だー、と叫びたくなることだろう。


しかし、そこでインデックスは気付く。
生い茂る森の中、他者と接触する可能性が低いため失念していたようだが……。


(……服が透明だったよ)


下は……まあ、一応履いているから我慢しよう。
問題は上、胸、すなわちバストのほうである。
このまま参加者と遭遇しようものなら間違いなく痴女扱いだ。


『銀髪! 翡翠の瞳! 貧乳ロリに加えてなんとシースルーノーブラ・ランドセル装備型!
 かかかかか、カミやん、これ新境地やね!? え〜い、某国の新型は化け物か!』

188 :銀髪翠眼の導き手 ◆IEYD9V7.46 :2007/02/09(金) 13:37:50 ID:PmtOfzGd


寒気を感じたインデックスは身を浅く抱いて僅かに震える。
なぜか上条の友人の幻聴が聞こえてしまった。あの手の特殊嗜好者はこの場所にはいない、
と信じたいがとにかくこのままでは外を歩けない。
何かないかと周りを見回した結果、彼女は偶然にも風格漂う松の木を発見した。



逡巡の後、インデックスは決断する。
(こんなところでグズグズしてられないよ)
彼女はランドセルの中から支給品の刀を取り出し、
脇にあった松の木に対して突き立て始めた。
刃が逆についているので、切っ先を使って木の表面を掘り進めるように削っていく。
一度でうまくいかなかったのか、木の幹に幾多の傷がつけられ――
やがて、粘性の高い松脂が染み出してくる。

「出た――! あとはー、こっちの葉っぱに塗りつけて……」

ぬりぬり。

「――貼るっ!」

小気味良い音が鳴った直後。
インデックスの両胸の先端を隠すように拳大の葉が2枚装着された。
そこに恥じらいなど存在しない。
あるのは決意と誇りを感じさせる強い眼差しのみ。のはず。

「これで堂々と外に出られるね! 問題なし! そーだよねアラストールっ!」
「う、うむ」

189 :銀髪翠眼の導き手 ◆IEYD9V7.46 :2007/02/09(金) 13:38:22 ID:PmtOfzGd

……自棄になったかどうかは知る由もなく。
彼女は意気揚々と森の外へと駆け出していった。 



   * * *



「松脂ってかぶれたりしないよね?」
「知らぬな」



【A-4/南東の平原 /1日目/午前】
【インデックス@とある魔術の禁書目録】
[状態]:若干の空腹と疲労
[装備]:水の羽衣@ドラゴンクエストX、コキュートス@灼眼のシャナ、葉っぱの下着
[道具]:支給品一式、逆刃刀・真打@るろうに剣心
[思考]
1、シャナと合流
2、状況を打破するため情報を集める。(人の集まりそうな場所を目指す)
3、太った男の子(パタリロ)を警戒
4、普通の下着、てか服がほしいかも
基本:誰にも死んで欲しくない。この空間から脱出する。
[備考]:主催者の目的を最後の一人か、この状況を何らかの魔術儀式に使うと考えています。
   逆刃刀は重いので、ランドセル内のすぐ取り出せる位置にしまってあります。
   アラストールと互いの世界に関する詳細な情報交換を行いました。

190 : ◆IEYD9V7.46 :2007/02/09(金) 13:39:43 ID:PmtOfzGd
投下終了です。たいして動いてないのに冗長になってしまって申し訳ないです。
疑問点、指摘などありましたらどうぞ。

191 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 13:43:04 ID:MHcxGmND
予想通り警戒されるパタリロ……まあがんばれwww

192 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 13:54:11 ID:FxxJ9MKV
葉っぱの下着ワロスw
GJ。
がんばれインデックス。

193 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 14:03:16 ID:aTl8goxx
トマのことなんだけどさ
一レスで、おまけ扱いで殺されるのはどうしても納得出来ない
そもそも、キャラが死ぬ話で笑いが起こるってのはどうなんだ?

194 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 14:17:19 ID:1Fjlvih+
乙!

インデックスには、この後是非ともかぶれて欲しいな。
かゆくても松脂が固まってて掻けなくて……とかなw




195 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 14:24:34 ID:BqtqRRd3
>>193
いくらギャグっぽくしても、死ネタじゃ笑えないな俺も

196 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 14:47:32 ID:01iGAy0P
>>193-195
原作がそういうノリだから許容されたってのもあるのかもしれないけど・・・
殺すならもうちょっと描写がほしいって言うのが、個人的な感想。

197 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 14:52:58 ID:sYdJ2/Ym
俺もトマの死に関しては酷いと思う。
その前の大人数が良かっただけに、尚更。

198 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 15:02:47 ID:MHcxGmND
一日たってからかなり反論が増えてきたな
そういう俺もあれはいくらなんでもひどい

199 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 15:05:05 ID:MHcxGmND
ネタでトマが殺されたことになってるというのはいい。
ネタでトマが殺されてるってのはどうかと思う。仮にもこりゃロワだ。

200 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 15:34:42 ID:s+5W9BPN
トマ死亡は一風変わった逝き方だかなぁ。無しではないけど、自分としては微妙かなっと。

>>190GJ
やはり知能系は現状の考察をするのが似合う。

201 : ◆CFbj666Xrw :2007/02/09(金) 16:08:49 ID:HlJJCTcP
一夜明けたら反論が多くなってるな。
そういう事なら『行き掛けの駄賃』は自主撤回という事にして良いでしょうか?
元より問題が出たら撤回する予定の話でしたし、
まだ通ったと見なされてはいないようなので。

202 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 16:14:45 ID:MHcxGmND
おまけだけ撤回すりゃええんじゃないかな

203 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 16:16:03 ID:MHcxGmND
トマがこのロワの劉鳳になるような気がしてならない

204 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 16:21:48 ID:01iGAy0P
すでに死に掛けだしなw

205 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 16:34:45 ID:rXUEd9kG
支給品のハズレセットもネタの宝庫だなw
豆腐、もずく、割り箸鉄砲、アビシオン人形の他には何が入ってるんだろう。
とりあえず、便座カバーといちごパンツはガチ。

206 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 16:39:51 ID:PAYAhyMs
逆に考えるんだ
元のロワではハズレでもこのロワでは使える物があると考えるんだ
シャア専用核ミサイルとか

207 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 16:47:43 ID:01iGAy0P
>>206
仮面のママンが乗ってるバイクとかか。

208 : ◆CFbj666Xrw :2007/02/09(金) 17:00:21 ID:HlJJCTcP
では1レス作品の『行き掛けの駄賃』については撤回という事で。お騒がせしました。
トマ実に命拾い。

しかし毒状態で回復可能な奴は周囲に殆ど居らず、
道端という目立つ場所に倒れていてしかもアルルゥと場合によってはメロも通るという
あんまりすぎる状況は変わらないんだよな。
……丈とタメ張れるぞ。

209 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 17:25:09 ID:etmcbQl6
>>208
個人的には惜しく感じますが、配慮ありがとうございます。



ハズレセットの中身参考として、思いつく限りの各ロワのハズレアイテムを集めてみた……

アニロワ:なぐられうさぎ、ボディブレード
FFDQ3rd :官能小説、ネコミミ&しっぽセット
カオスロワ :クルミ
芸人ロワ :金だらい、割り箸鉄砲
ジャンプ:いちごパンツ、恥ずかしい染みのついた本
ジョジョロワ :美奈子さんの手
スクランロワ :救命ボート(?)
テイルズロワ :アビシオン人形
AAAロワ :どーじん(注:女性向!)、波平のヅラ
ラノロワ :トイレの消臭剤、豆腐セット
どれロワ :ピコハンorハリセン(原作BR?)
ハカロワ :もずくセット
YGBR:根性はちまき

原作のギャグ系ハズレを除くと、食い物やコスチューム、エロ系のアイテムが多いような

210 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 17:49:19 ID:wFs+wet2
学生ってキツいな…実感したよorz

1エリア移動するのにかかる時間って他ロワみたいに一時間でいいのかな?
それともロリショタ考慮してもうちょい多め?

211 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 18:07:17 ID:etmcbQl6
学生はキツイ時期だよな……お互い頑張ろうぜ

移動時間は、1マス1km×1kmだから一時間+α(十数分〜?)じゃないかな。
山とか森とか、入り組んだ路地とか足場の悪い廃墟とかの地形も多少考慮に入れなければならないが

212 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 18:11:34 ID:HlJJCTcP
大人が普通に歩くと時速4km=15分で1km=1エリア移動15分。
ロリショタが普通に歩くとそれよりは遅いだろうけど、20分もあれば1エリア横断出来るだろう。

これに走る、早足、逆に慎重に歩く、負傷している、歩き慣れている、むしろ超人などの要素と、
山や森で障害物が多かったり、町中で障害物が多くて警戒しながら進むとかの影響が有る。
でもまあ、1エリア移動に1時間は掛からないと思う。

213 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 18:24:18 ID:H9m5z3zu
>>205
脱がされやすいこのロワではイチゴパンツや服はアタリ扱いだな。真面目に取引できそうw

214 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 18:49:16 ID:MHcxGmND
>>213
そういやビリビリにされてタオルになった服とかこのロワにあったなwww

215 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 19:15:47 ID:KnCgcsCK
>>209
>各ロワのハズレアイテム
>どれロワ :ピコハンorハリセン

ピコハン(ピコピコハンマー)は支給されたやつがズガンされなかった方のお笑いキャラで
その散り際wrに彩りを添えてくれたある意味おいしいブツだが、
ハリセンは同率トップマーダー(60人中8人)の支給品、しかも映画版で桐山に
支給されてた知的キャラのマーダーフラグ…

216 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 19:16:38 ID:H9m5z3zu
>>190
投下GJ! スレ住人よりも真面目に無茶な状況を分析してて笑った。その知性がなぜ葉っぱw

ジェダの時間感覚って、数万年後の危機に備えてるとかスケールが違う思い出した

217 : ◆aAwQuafMA2 :2007/02/09(金) 20:04:09 ID:etmcbQl6
無予約ですが、一休さんの話を投下します。

218 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 20:04:15 ID:NgmyHR6R
>>209
カオスのクルミは当たりじゃないのか?ww
どっちかというとレイジングハートとかのほうが

219 :おむすびころりん、これなぁんだ? ◆aAwQuafMA2 :2007/02/09(金) 20:10:17 ID:etmcbQl6


 陽が射す、閑散とした学校の廊下の一画。
 「家庭科室」のプレートが架かった部屋から、甘く香ばしく米の炊ける匂いが漂っていた。




 半刻ほど前。

 一休は先程の少女と一緒に校内を巡り探索した際、実技を以って炊事作法を教える場所だと聞いた
「家庭科室」に来ていた。

 目的はただ一つ、腹ごしらえである。

 今、一休が巻き込まれているのはバトルロワイアルである。殺し合いである。
 本来なら悠長にこんなことをしている場合ではないのだが、一休には食糧確保を優先する理由があった。

 原因は、ブルーにランドセルを奪われてしまったことである。
 薬包などは懐に移しておいたから無事だったものの、食糧や地図、名簿などをまるまる失っている。
 全部盗られなかっただけでも幸いだが、食糧を失ってしまったのはやはり手痛かった。
 そこで、この場所である。
 炊事をする場所なら、食材が何か置いてあるかもしれないという訳である。

 水あめの甕でもひょっと出てはこないかと片端から棚を開けて調べているうちに、
一休はつるつるの袋に入った米と幾らかの根菜を見つけた。
 予想以上の大収穫である。
 一休はあどけない表情を綻ばせた。
 米袋の中身は半搗き米ではなく精白された白米で、掌にすくって光にかざすと透き通る白さが美しい。
 一体どれほど高価な米だろうと、思わずため息が出た。


 部屋の正面、黒板上に大きく図付きで掲げられている「調理台の使いかた」を見ながら、
一休はおっかなびっくりガスコンロを操作する。
 すると、二つの鼎を逆さに埋め込んだような黒い道具からぼうっと青い火が吹いた。
 「やあ、これはすごい」
 一休は素直に感嘆の声をあげる。
 さらに何度か試行錯誤しながらつまみを弄って火の勢いを調節し、水にひたした米を入れた大鍋を火にかける。
 やや大きさの合わない蓋を上に乗っけて、あとは一、二刻ほど待てば美味しい飯にありつけるであろう。


220 :おむすびころりん、これなぁんだ? ◆aAwQuafMA2 :2007/02/09(金) 20:11:24 ID:etmcbQl6

 米を上手に炊くためにはしっかり様子を見ていることが肝要なのだが、一休は火に掛けた鍋の米から目を離して
ちょこまかと棚のほうに歩み寄る。
 塩か醤(ひしお)、あるいは味噌を探すためである。
 まだ調べていない引き出しや棚を開けて探っていくうち、一休は偶然に「それ」を発見した。

 (おや?)

 流しの下の棚の奥に、妙な長持がでんと収まっている。
 さわさわと触れてみると、材質は藁を編んだものでも木でもなく、がっしりとした鉄金の鋳物であるようだ。
 重さにうんうん言いながら引きずりだしてみると、これまた一休の身の丈ほどもある大きなものである。

 明らかに炊事をする場に不釣合いなそれを前に、一休は首を傾げる。
 「はて……?」
 ためしに押し引きして揺り動かしてみると、ガタガタと音がする。
 開けてみようと蓋に手をかけてみるが、しっかりと錠がかけられているらしく開かない。
 鍵穴に顔をくっつけて中を覗くが、暗くておぼろげな輪郭が見えるのみ――わずかに差し込んだ光を反射して、
ぎらりと不穏な輝きが洩れて一瞬目を刺した。
 一休は鍵穴から顔を離し、考え込む仕草をとった。

 「……何でしょうね、これは」
 とぼけたようにひとり呟きながらも、聡い小坊主は既にその中身が何であるかを推測していた。
 これはおそらく、”たいへんなもの”にちがいない。
 毒のある水あめや、屏風の虎よりもさらに危険なもの。本来、一休が偶然などで気付いてはいけないもの。
 武器とは限らない。一休の想像の埒外にあるようなものかもしれない。
 なぜこの場所にこんなものがあるのかは知らないが、いま「なにも知らない」一休がすべきことは……。


221 :おむすびころりん、これなぁんだ? ◆aAwQuafMA2 :2007/02/09(金) 20:12:13 ID:etmcbQl6


 謎の長持をそっと棚の奥に戻し、一休は腰をさすりながら立ち上がった。
 甘い湯気に鼻先をくすぐられて振り向けば、ちょうど米がいい具合に炊き上がったところである。


 大鍋いっぱいに炊けた、ほこほこと湯気をあげる白い米。
 馥郁とした香りを胸いっぱいに吸い込むと、目がじんわりと潤んだ。
 炊き上がった米鍋の前で、一休は知らず両手を合わせていた。
 (私ひとりには勿体なさ過ぎます)

 一休はいそいそと水で手を濯ぎ、袖を絡げて腕まくりする。
 見つけた塩の瓶を傍らに置き、鍋の飯を一握りぶん掴み取った。
 「……あち、あちちち……」
 炊きたての米の熱さに手を火傷しそうになりながら、一休はおむすびを握り始めた。





【戦場の炊き出し班】

【D-4/学校・家庭科室/1日目/午前】
【一休さん@一休さん】
[状態]:健康、やや空腹
[装備]:シャインセイバー(サモナイト石)@サモンナイト3
[道具]:エルルゥの薬箱の中身(ワブアブの粉末、カプマゥの煎薬、ネコンの香煙、紅皇バチの蜜蝋)@うたわれるもの、
塩むすび×10、食塩の瓶×2(非常食用)
[思考] まずは腹ごしらえを……
基本行動方針:ゲームをうまく脱出する


※校内に、お米の炊ける美味しそうな匂いが漂っています。
鼻のきく者なら、D-4の学校敷地内に入ればその匂いに気付くかもしれません。

※D-4の学校の家庭科室、流し台の下の棚に「鍵のかかった謎の箱」が隠されています。
箱の鍵は、場所のヒントとともに誰かの支給品に入っているかもしれません。
あるいは一休の早とちり、勘違いの可能性もあります。
箱の中身が武器か、キーアイテムか、只の古くなって使えなくなったガスコンロかは後の書き手さんに任せます。


222 : ◆aAwQuafMA2 :2007/02/09(金) 20:13:19 ID:etmcbQl6
投下終了しました。

223 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 20:15:11 ID:T6glgWwl
よく水道使えたなww

224 : ◆aAwQuafMA2 :2007/02/09(金) 20:17:59 ID:etmcbQl6
しまった、火の扱いは家庭科室に貼ってある説明図でいけるかと思ったら
水道のほうが問題だったorz

修正考えてきます……

225 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 20:22:05 ID:c3LnDucA
>一休は先程の少女と一緒に校内を巡り探索した際
こう書いてある。
校内に水道はたくさんあるから、教えてもらう機会があったんだろうと思ったけど。

ともかく投下乙。
一級さんはさすが落ち着いてるよな。
のんびり米を炊く余裕があるなんてw
あとは飲料水を持ち運ぶための容器がいるな。

226 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 20:24:54 ID:HlJJCTcP
投下乙。
さすが一休さんあわてないw

そういや『変なカタチのもの』を『捻る』って発想は出にくいな。
まずそこから水が出るって気づかないといけないし、
ネジ状のものが生まれるのって結構遅かったはずだし。
一休さんならしばらく頭を捻ればとんちで気づいてもおかしくないだろうけど。

227 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 20:33:31 ID:H9m5z3zu
投下GJ。さすがに一休さんは冷静だな。
でも調理室には食材は置いていないと思う(普通は授業ごとに持ち込む)。
あるなら給食用厨房か用務員室の方とかかと。

228 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 20:35:51 ID:PmtOfzGd
投下乙です。
古風な言葉のおかげで一休さんの独特な雰囲気が出てるw

229 : ◆aAwQuafMA2 :2007/02/09(金) 20:41:46 ID:etmcbQl6
>>227
学生の頃、家庭科室にはなんか古くなりかけの米とか野菜とかが常備されてた記憶があったんだが
年とって記憶がぐっちゃになってしまったのかな(´・ω・`)

とりあえず、
・水道の使用
・食糧の調達
この二点についてのフォローを明日までに練り直して修正スレの方に投下します。

230 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 20:47:55 ID:BqtqRRd3
>>225
一級さんって一休さんのパワーアップみたいだな

231 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 21:03:33 ID:2BE/6TrB
高校の家庭科の先生いわく
普通学校には食料は置いていない
あったとしても実習の残りの調味料のみだそうです。
理由を聞いたところ、
必要ないからとのこと。

232 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 21:06:19 ID:M31Ktc3E
学校に置いてある食料を思いついた。
カップラーメン、サトウノご飯。
この二つなら一休さんでも電子レンジの使い方と、お湯の沸かし方を理解すれば
作れるはず。

233 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 21:07:18 ID:etmcbQl6
>>231
情報ありがとうございます。
やはり記憶違いか……修正の際の参考にさせていただきます


【現在の予約状況】
2/07(水)
◆bmPu6a1eDk  ニケ、なのは、エヴァ
2/08(木)
◆NaLUIfYx.g  シャナ、小太郎


明日から三連休。予約ラッシュが来るといいな……

234 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 21:28:08 ID:MHcxGmND
そこで
つ調理実習の前にあらかじめ容易されてあった食材

235 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 21:32:31 ID:F17K9RJd
というか初期支給以外の食料出すのはアリなのか?

236 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 21:36:07 ID:0GjKMEXs
別に問題ないだろ

237 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 21:45:35 ID:uuoh3lWy
ジェダのささやかなる差し入れ、という説もありうる。
しかるべき所を探せばしかるべきモノにありつける、というルールを作ってるってことにして。
そもそも、電気水道ガスが来てること自体、ちょっと普通じゃないんだ、冷静に考えるとw

もちろんその場合は、城とかも適切なとこを調べれば適切なものが出てくるんだろうね。
東の方の平原にある家々も、どの世界観に合わせた家か、ちょっと考えてみると面白い。
普通は自分たちの世界観と合わないと思いつかないんだろうけど……一休さんなら。

>>235
全くの無しではないだろう。
食い物になりうるものが完全にない、だと、森に生えてる植物の種類まで限定されてきちゃう。
ただそのハードルの高さには議論があるだろうけど。
精米された米が調理可能な場所の傍にあるのはやり過ぎ、って意見なら頷けなくもない。

238 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 21:59:47 ID:M31Ktc3E
そういえば、薬草関係なんかはどうなんだろう?
ハーブやらセージやらは、そこら辺に生えてそうなんだけどなぁ。

239 : ◆NaLUIfYx.g :2007/02/09(金) 22:00:11 ID:okga0Z8n
シャナと小太郎投下します

240 :being ◆NaLUIfYx.g :2007/02/09(金) 22:01:42 ID:okga0Z8n
「だから、お前にお前と呼ばれる筋合いなんてないの!」
「シャナより幾分マシや! というかお前だって俺の事お前って呼んでるやないか!」
「なっ……うるさい、うるさい、うるさーい!!」

もはや彼らにとって、最初の出来事などとうの昔に忘れているだろう。
それ以前に、今自分達がおかれている状況も全く気にしない様子であった。
ここが日常の世界であったら、周りの人達は嫌でもその場から離れるだろう。
それぐらいの大声であった。さらに、辺りは静まっていた為、彼らの声は普段以上に響いていた。
2人の顔と顔との距離が、後少しでぶつかるであろう所まで近付く。
目線は真正面、背ける気や離れる気などお互いになかった。
売り言葉に買い言葉――終わる事のない討論だと思われた……しかし、どんな出来事にも終わりはくる。
最初からずっと大声を出していたので、当然のように息切れを起こし始めたのであった。
肩を上下に動かし、運動もしてないのにそうとうお疲れの様子であった。
台風の後みたいに、辺り一面一気に静まりかえった。

(それにしても……生意気な女だな……)
(何よこいつ……本当にむかつく奴ね……)

すぐにでもまた同じ内容の討論を行いたいようであったが、頭を働かせる時間が出来た分、ようやく今の状況に気付いた。
今は殺しあいをしている最中である、と
彼らの思考なら、来た敵を片っ端から倒せばいいと思ってるし、実際出来る能力を持っていると自負していた。
しかし、今のように油断しきってる状況は別であった。
2人はそのことを直感で判断して、やや距離を置いて辺りを意識し始めた。
幸いな事に、周りに人影や気配はなかった。
というか、あんな大声を出して気付かない人間などいるはずがなかった。
さっきの声を聞き、やる気のある人間が襲ってたら……なんらかの怪我、もしくは死んでいたのかもしれなかった。
そこだけを見るならば、彼ら2人は幸運であったのかもしれなかった。

(なるほど……それなりにやりそうだな)
(ふぅん……ちょっとは出来そうね)

自分と同じ行動したのに対して、相手の力量が少しわかった。
それなりにできる奴であると……
その事に対してお互い笑みがこぼれる――同時に。
その行為に腹立てたのか、互いにそっぽを向く――同時に
やっぱり気になって、その後ちらっと横目で見る――同時に

「なんだよ」
「なによ」

もちろん同時に、
ここにシャナの友人の坂井悠二や、小太郎の友人のネギがいたら間違いなく笑っていたに違いなかった。
それほどまでに彼らの息はぴったしであり、また似ていた。
顔を赤くし、言葉につまり、沈黙が場を支配する。

(まぁ……ネギ達を探すのにはやっぱり人数がいた方が頼りになるよな。それに……)
(アラストールを探すには多い方がやっぱりいい……それに……)

お互い見られない様に背中を向けあい、コソコソと手を正面に据えた。
シャナの手からは小さい炎、小太郎の手からは小さい黒い何かが現れた。

(飛び道具に関しては弱体化されとるみたいやしな)
(戦闘面で炎は役に立たないと考えてもいいようね)


241 :being ◆NaLUIfYx.g :2007/02/09(金) 22:02:34 ID:okga0Z8n
互いに思う事は同じ、つまりお互いのやるべき事は決まったが、次の言葉が出てこなかった。
理由は簡単であった。
彼らは1人で今まで生き抜いてきた身、もちろん協力もあったがそれらは向こうからの願い、彼ら自身から〜〜してほしいという願いを言った事はなかった。
つまり、ここで何て言えばいいのかわからなかったのであった。
さらに、この沈黙の状況、口を開くには少々重たい雰囲気でもあった。
必死になんて言うべきか考える2人、やがて……

「その……お前が一緒に行きたいって言うなら……行ってもやってもいい」

シャナが先に重たい口を開いた。
語尾は小さくなり、頬を少し赤く染め、視線は小太郎よりやや斜めの地面の方を向いていた。
小太郎はキョトンとした目付きになっていた。
普段の彼ならば、その態度に再度討論になってもおかしくなかった。しかし、

(なんや……同じ事言われてしもうたわ)

不器用な2人であった。

「……犬上小太郎や、別になんとでも呼んでええよ」

こちらも語尾こそ小さくならなかったが、頬を赤く染め、視線はシャナの方へ向いたり違う方を向いたり、まちまちであった。
しかし、それはOKの合図、形はどうあれ2人はこれから一緒に行動を共にする存在にへと変わった。

「……じゃあ小太郎って呼ぶわね」

そんな小太郎に対して、シャナは多少の笑みが浮かんだ。
ややぎこちない動きであったが、近寄り、手を差し伸べた。

「おう、よろしくな……シャナ」

こちらも誰がどうみても感じる作り笑いをとり、差し伸べた手を自分の手で握った。


242 :being ◆NaLUIfYx.g :2007/02/09(金) 22:03:16 ID:okga0Z8n
     * * *



その後2人はお互いの情報を交換した。といっても、2人の探し人の特徴と名前だけで、探している間に他の情報を交換する事になった。
問題は進行方向、西は崖、北は行き止まりであるので実質2方向であった。
もちろんこのまま2人が同じ方向を指して出発……というわけにはいかなかった。
2人が指した方向は、互いに違う所であった。
小太郎は東やや南よりを、シャナは南やや東よりの方を指した。
別にそんなに変わる事ではないのだが、彼らにとっては重要な問題であった……らしい。

「……こっちにネギとかがいるはずなんや!」
「こっちにアラストールがいるの!」

小太郎もシャナも、どこかのガキ大将かのように自分が指した方向を何度も指差した。
このまま、また討論が行われるかのようであったが、なにか閃いたのか、小太郎が不敵な笑みを浮かべた。

「ならどや! ここは公平にじゃんけんといこうか!?」

言いながらじゃんけんの構えを取り、準備万端であった。
シャナも断る理由がなかったので、「いいわよ」と答え、構えに入った。
たかがじゃんけん、されどじゃんけん
何でこんなじゃんけんのそこまでの構えが必要なのか? とこの場にもし人がいるなら聞きたくなるに違いなかった。
しかし、彼らにとってこの勝敗の結果で運命が変わってもおかしくはなかった。

「「最初はグー!」」

拳を高々と上げ、グーチョキパーのどれを選ぶか決めようとしてる。もしくは決まったのかもしれない。
一呼吸おいて次の言葉が発せられた。

「「じゃーんけーん、ポン!!」」

結果は……

「げ……」「まっ、当然よね」

シャナの勝ちであった。

243 :being ◆NaLUIfYx.g :2007/02/09(金) 22:04:48 ID:okga0Z8n
     * * *


「ねぇ……」

歩き始めて数分、2人は横並びで歩いている。
もちろん周囲への警戒は怠らない。
そんな中、シャナはあることに気づき、小太郎に呼びかける。

「ん? なんや?」
「何にも武器持ってないけど……支給品はなんなの?」

小太郎はズボンのポケットに両手をつっこんでいて、手ぶらの状態であった。
さすがに何もない状態であるならば、多少の不安がある。
だから、シャナがそのことを聞くのはなんら不思議ではなかった。
しかし、当の本人はまったく気にしている様子などなく、言われて初めて気づく感じでもあった。

「あぁ、俺はあんまし使う機会がないと思うから入れっぱなしや」

そういって、ランドセルを開くと彼の支給品らしき物を取り出した。
ポケットに入るぐらいであろう小さいケース
小太郎は黙ったままそれを開くとそこには、見たところ何の変哲もないただの手裏剣が収納されていた。
目測であるが、大体10弱入ってあった。

「まっ、一応入れとくか、後はー……これやな」

手裏剣ケースをズボンのポケットの中に入れると、ランドセルから次なる支給品を取り出した。
こちらも手裏剣と同じように小さいケースが出てきた。
その中には――プラスドライバー、マイナスドライバー、ニッパーといった工具に使われるような代物が出てきた。
早い話、工具セットというわけだ。
手裏剣以上に武器といえる代物ではないが、カッターナイフぐらいは手裏剣と一緒にポケットの中に忍び込ませても悪くはない、とシャナ

は思った。
しかし、そんなシャナの思いなど小太郎には伝わらず、すぐにランドセルの中へと入っていった。
シャナも別に深く言う気などさらさらなく、そのままやり過ごそうと思った。
しかし、

「心配すな、俺は素手専門……武器なんか使わなくても大丈夫や」

―ドキ―

一瞬だが、確実に心のどっかで、感じた。
小太郎の勝ち誇った満面の笑みに――なぜか信頼できてしまった。
いや、それ以上のものを感じてしまったのかもしれない。
シャナは赤くなってる顔をうつぶせ、小太郎に気づかれないように前に出た。

「ん? どした?」
「うるさい、うるさい、うるさい! 何でもない!!」

後ろから追う小太郎に対して静止をかける。
小太郎はちょっと不服そうであったが、声をかけづらく、とりあえず頭をかきながらシャナの後ろを歩き始めた。
そんな小太郎をよそに、シャナは一生懸命先ほどの出来事を忘れようとした。

(あんな奴……あんな奴より悠二の方が何倍もいい! ダメったらダメなの!!)


244 :being ◆NaLUIfYx.g :2007/02/09(金) 22:05:34 ID:okga0Z8n
【A-2/右下端/一日目/午前】
【シャナ@灼眼のシャナ】
[状態]:元気、自分にイライラ、小太郎を意識?
[装備]:マスターソード@ぜルダの冒険(重量感あり、使えない事は無い)
[道具]:支給品一式
[思考]:さっきのは偶然! 偶然なんだから!!
第一行動方針:コキュートスを見つけたい(アラストールと合流)
第二行動方針:小太郎の仲間(ネギとエヴァ)を探す



【A-2/右下端/一日目/午前】
【犬上小太郎@魔法先生ネギま!】
[状態]:元気
[装備]:手裏剣セット×12枚@忍たま乱太郎、犬神は弱体化?
[道具]支給品一式、工具セット、尚小さい物ならまだ小太郎に気づかずまだ入っているかもしれません
[思考]:一体どうしたんだ……?
第一行動方針:ネギやエヴァと合流
第二行動方針:シャナのコキュートスを探す
第三行動方針:グレーテルの存在がやや気になる


備考:2人はB地区の南を目指しています。


【手裏剣@忍たま乱太郎】
普通の手裏剣、形は様々、ポケットに入る程度の大きさ

【工具セット@現実】
よく家庭とかにもある(?)普通の工具が入ってる物
基本的なもの(±ドライバー、ニッパー、ペンチ、カッターナイフなどなど)が入っています。


245 :being ◆NaLUIfYx.g :2007/02/09(金) 22:06:42 ID:okga0Z8n
投下完了です〜

246 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 22:07:27 ID:MHcxGmND
ツンデレカップル誕生せり!

247 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 22:09:04 ID:kRa7TenC
えっと、なんで惚れそうになったん?

248 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 22:09:52 ID:HlJJCTcP
なにこのツンデレコンビwww

249 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 22:10:07 ID:MHcxGmND
そりゃお前、ツンデレだからだよ

250 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 22:10:28 ID:lkwnNeyP
このツンデレは予想外wwwww


>>247
特に疑問に思わなかった俺はラブコメ読みすぎて感覚が麻痺しちまったみたいだなww

251 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 22:15:40 ID:etmcbQl6
投下乙です。
甘酸っぱいツンデレだなあ。この二人がロワ内でどう転がってくか……

>>247
つ【吊り橋効果】

252 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 22:25:51 ID:8WeVUORI
正直ちょっと唐突感は否めない気ががが
もう少し説明がが欲しかったところ
いや、修正するほどのものではないと思うけどね

253 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 22:32:54 ID:uuoh3lWy
なんというか、恋が始まるかもしれない、というレベルに抑えてあるのがイイな。
能力が減っちゃって不安な所にストンとハマっちゃって……という。

一方で、なんらかの事件でこういう関係が壊れたりすると、シャレにならない対立になったりするんだぜ?w

254 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 22:37:43 ID:M31Ktc3E
>>253
左上のエリアの参加者にとっての不安対象はリリスか……。
グレーテルと三宮紫穂だとあんまり脅威だと思えないなぁ。

255 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 22:40:57 ID:MHcxGmND
>>253
アニロワのルイズのようになったりとか……

256 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 22:44:34 ID:etmcbQl6
>>255
中の人繋がりか?w
しかし、ラノでもカワイソスなのにこっちでもカワイソスになっちゃあ報われねえよ……

そういえば、参加作品内で恋人or友達以上恋人未満どうしの関係にあるのって
どれくらいいるだろうか?
パッと思いつくのは投下作中描写もあった桜と小狼だが

257 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 22:53:02 ID:lkwnNeyP
>>256
ネギとエヴァ……
エヴァは親父の面影に惚れてるっぽいし

258 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 22:53:08 ID:01iGAy0P
>>256
ニケとククリもだな。

259 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 22:56:37 ID:MHcxGmND
ジーニアス→プレセア(片思い)

260 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 23:27:20 ID:QLVBl5rO
>>255
甘い
どうせ突き抜けるならアレより更に突き抜けて、ラノベのシャナまで行かないと
アレのカワイソスは尋常じゃなかったぞ

261 : ◆3k3x1UI5IA :2007/02/10(土) 00:16:17 ID:scq/LVp3
先日の「カマイタチと悪戯な春風◆3k3x1UI5IA」、修正スレに>>129で予告した修正部分投下しておきました。
ほんの数行の差し替えですが。
wikiの方も、自分で修正しておきました。一応報告までに。

262 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 00:19:33 ID:h9aRUMjQ
>>245
正直、シャナが大した積み重ねもなく普通の人間に好意的な感情を持つのはないかなと思った。
それまでの似たもの同士の描写は面白かったけれども。
許容している人が多数派だから修正してほしいとまで言うつもりはないけど、
違和感を覚える人もいることは知っておいてほしい。
…毒吐きでもあればそこだけでとどめておくところだけど、スレ汚しスマン。

263 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 00:31:13 ID:o9mZkCvd
>>261
修正&Wiki編集乙です。

深夜はやはり過疎るな……

264 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 00:33:27 ID:Wu9Tfe02
フジテレビ系 ゲームセンターCX

8日放映されたゲーム攻略において、個人が製作したマップを無断使用!
しかもそのマップを「スタッフの手作り」と、虚偽のテロップを入れた!

・問題のシーン
ttp://sylphys.ddo.jp/upld2nd/game2/src/1170918563364.jpg
・使用された個人サイトのマップ
ttp://members3.jcom.home.ne.jp/kemuken/septentrion/map/smallmap.html

この発覚を受けて、フジテレビは2/10の放送休止を決定!
ttp://www.fujitv.co.jp/cs/program/7215_049.html
しかし「VTRの一部に誤りがありました」と
休止の具体的理由に全く触れていない!
ヤラセや虚偽放送で何かと敏感な昨今、
今回の件について隠蔽したいという魂胆が見え見えだ!

265 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 09:11:07 ID:GwF3ueOC
深夜は過疎る
ロワ内の深夜になるとみんな寝るからやっぱり過疎る
過疎と過疎の二段構えになったりしてw

ま、実際は寝ないキャラも少なからずいるだろうけど(一部の一般人は確実に寝るが)

266 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 09:18:01 ID:QAd5sLKM
>>245
投下乙。こいいうのも微笑ましくて良いな。

シャナは未見なんだけど割りと気の多いキャラなのかな?

267 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 09:53:06 ID:27p/JV4x
>>266
んーと、あんまり人と接する機会がなかった子。
主人公になんで惚れたか分からないヒロイン。
以下ノーコメント。

ところで、インデックスが首輪に魔術的要素があると判断したんだけど
実際はどうなんだろうなぁ?
確率としては魔術的要素が使われている可能性は高いんだろうけど。

268 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 10:11:23 ID:9/coHR3T
>>266
一言で言うとツンデレ
気の多い方では無い気が

269 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 12:01:26 ID:GfMtW1hD
なんとなく、不明支給品の候補というか、面白そうなものを上げてみる。

【イーハトーブ式交信装置@吉永さん家のガーゴイル】
被ると、植物と話せるヘルメット。
大量の突起物とバイザーの付いた、変身ヒーロー風のデザイン。かなり恥ずかしい。
耳のツマミは音量調整が出来る他、押し込むと植物の擬人化イメージまで表示される。
頑丈さは相当なもので、殺人ビームが直撃しても壊れない。

欠点は、植物の断末魔まで聞こえてしまうので、
果物を切るときなどに使うと、トラウマになってしまうということ。

270 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 14:09:31 ID:IzE0JSNU
よし俺も


【箱温泉@MOTHER】
MOTHR3のラストステージ、エンパイアポーキービルの地下にある
プレゼントボックスを開けると出てくる。
このボックスを開けると、温泉に入ったのと同じ効果を得ることが出来る(HP全回復)
このロワでも疲れを取ることに使えるはず。
正式名称は不明。多分足湯。


【ルト姫の手紙@ゼルダの伝説】
ゾーラ族の姫、ルト姫が書いた手紙。
↓ちなみにこう書いてある↓

たすけてたもれ!
わらわはジャブジャブさまの
お腹の中でまっておる。 ルト

271 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 15:28:47 ID:7TraY4pR
んじゃ、俺も

【夏奈のホットケーキ@みなみけ】
フルーツやジュース、果てはヨーグルトまで混ざったホットケーキ。
当然のように固まらず、ホットケーキといいながら液状の物体である。
とても不味いらしい。別名はクリームシチュー。

【三宮志穂のプリッツ@絶対可憐チルドレン】
三宮志穂がいつも持ち歩いているお菓子。

【明石薫のエロ本@絶対可憐チルドレン】
親父趣味の女子小学生明石薫が所持しているエロ本。

【三宮志穂の拳銃@絶対可憐チルドレン】
直接攻撃のできない志穂が所持している拳銃。
志穂曰く、子供用との事だが、もちろん嘘。
ちなみに、志穂は目をつぶっても銃弾がどこに飛ぶのかが分かる能力者。

【チルドレンの制服@絶対可憐チルドレン】
ブレザー、蝶ネクタイ、帽子と言うチルドレンの制服。
スカートは明石薫の趣味によりミニスカートになっている。
結果的に、微妙なチラリズムと生足を拝める事になった素晴らしい制服。

272 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 15:42:45 ID:HSxOodU2
【よつばの水鉄砲@よつばと!】
よつばの水鉄砲。うしろんとこから水を補給してぴゅっぴゅって発射する。
いいわけはじごくできく。

【よつばの自転車@よつばと!】
よつばが乗っている子供用自転車。補助輪つき。
ある程度体格が大きい子は乗れないおそれあり。

【パイナップル爆弾@魔方陣グルグル】
設置すると「パイナップル」を一文字ずつカウントして「ル」で爆発する。
グラサンをかけたパイナップルの形。

【キタキタ踊りセット@魔方陣グルグル】
キタキタ踊りの衣装が詰め込まれた箱。
頭かざり、こしみのがある。
キタキタ親父が後継者にするためミグに贈呈して拒否されたシロモノ。
すね毛は死の香り。

273 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 15:59:28 ID:IzE0JSNU
>>270 の箱温泉に追加
PP(MPと同じ)も回復できる

274 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 16:19:17 ID:/92dbPYW
>>270
motherシリーズは2のみの出典にしとこまいという緩やかな共通認識が形成されていたはず。

2からだと、
マニマニのアクマとか面白いと思うけど、洗脳系本性表出アイテムとしてはクロウカード「剣」が被るか。
あとは自転車とか味付け小物とかかな?ハズレでグレチキマシンとか。

ペンシルロケットは出ているけど原作に則ればある程度知的キャラしか使えない仕様っぽい。
「こわれた〜」シリーズなんか出てもいいかなと持ったけど修理できそうなのが数人しかいない。
トマに支給されていればといったところか。
直したシールドキラーとかディフェンススプレー、アンチPSIマシンとかは使えそう。
特徴的なアイテムは「むくちをなおすほん」「さるのキモチ」「ちょっとカギマシン」「たこけしマシン」「スキップサンド」「グルメどうふマシン」「さびのもと」。
基本的に一般人(ジェフ)が宇宙人、未来人、超能力者に対抗できるアイテムが多いかな?

275 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 16:22:24 ID:IzE0JSNU
>>274
ゼルダから虫取りアミが
出てたから大丈夫だと思ったけど、駄目だったか

276 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 16:23:42 ID:/92dbPYW
ダメとも言われてなかったような気がするけど、一度なんかの支給品が変更になっていたようないなかったような。
ドラクエもVしか出してないし、ゼルダの方がイレギュラー?

277 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 17:46:38 ID:1selqWPO
魔法陣リリカルネギま!予約してた人は大丈夫だろうか。
予約期限が72時間とするともう時間切れだし、今日中にくるだろうか……?

278 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 17:48:06 ID:VYX1CVLz
今日中でいいんじゃないの?
今までだってそんな感じだったじゃん

279 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 18:37:01 ID:HSxOodU2
ってかその呼び方うめぇwwww

280 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 19:58:58 ID:1selqWPO
予約促進にマップ編集しようとしてみたが駄目だ……俺には無理だったorz
誰か画像編集うまい人たのむ。


ついでに、現時点までの不明支給品まとめ。
【不明支給品所持者】
・グレーテル(ウィンチェスターM1897etc.):0〜2個
・フランドール(レイジングハート・エクセリオンetc.):1〜2個
・永沢(FNブローニングM1910、小型ボウガン):1個
・トリエラ(拳銃(SIG P230)、ベンズナイフ):1個
・レベッカ宮本(木刀、15歳のシャツ):0〜1個
・翠星石(ウツドンetc.):1〜2個
・ブルー(スタンガンetc.):1個
・ジーニアス(ネギの杖etc.):1〜2個
・ゴン(ひらりマントetc.):1個
・イエロー(シルフェのフード、コナンのスケボーetc.):1個
・ひまわり(ガードグラブetc.):1個
・八神太一(首輪探知機etc): 0〜2個
・古手梨花(エスパー錠etc.):1個
・白レン:1〜3個
・ベルフラウ:1〜3個
・キルア:1〜3個

※イエローの不明支給品は、回復アイテムではない。
※ひまわりの不明支給品は、グリーンにもひまわりにも一見扱えそうにないものである。


現時点の不明支給品総数:13〜27個

まだ結構あるなあ。

281 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 20:04:15 ID:GwF3ueOC
>>280
乙。
まだそんなにあるんだ。意外。

282 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 20:25:04 ID:9nektLmf
OK、了解した。
現時点のマップどぞー

ttp://www25.atwiki.jp/loli-syota-rowa?cmd=upload&act=open&pageid=8&file=romap1101.gif

283 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 20:29:51 ID:1selqWPO
>>282
超乙!!
E-5の森とF-3の城がすごいことになってるなw
ジュジュと雛苺、そしてみか先生とベルフラウがマーダーに囲まれててテラヤバス


>>280のおまけとして、前スレで出てたのもあわせて未出リスト

・空気砲、タケコプター等@ドラえもん
・ケンダマ@TOS、ジーニアス
・リバースドール@TOS
・ハーディス(主人公の武器)、マルス(オリハルコン製超振動ナイフ)@BLACKCAT
・ソードカトラス@BLACKLAGOON
・タイガー道場セット@Fate/stay night、イリヤ
・ヨーヨー、釣竿@HUNTER×HUNTER、ゴン
・ESPリミッター、明石薫のエロ本、三宮志穂の拳銃@絶対可憐チルドレン
・イーハトーブ式交換装置@吉永さんちのガーゴイル
・魔剣(シャルトス、キルスレス)@サモンナイト3
・てるてるぼうず@一休さん
・氷結の杖デュランダル@リリカルなのは
・キタキタ踊りセット@魔法陣グルグル
・スケート靴(@藤木)、次郎長の三度傘@ちびまる子ちゃん
・護送車、死神の眼(?)@デスノート
・ナタ、水鉄砲、注射器@ひぐらしのなく頃に
・シルフェの剣、銀の鎖帷子・ナイフ@ベルセルク

・くんくん人形@ローゼン、真紅
・庭師の如雨露@ローゼン、翠星石
・バイオリン@ローゼン、金糸雀
・ククリの杖@魔法陣グルグル、ククリ
・デジヴァイス@デジモンアドベンチャー
・腕時計型麻酔銃、キック力増強シューズ等@名探偵コナン
・手斧@ヘンゼル
・クロウカード(四大元素の攻撃カードなどが未出)@CCさくら
・小狼の剣@CCさくら
・ジャック・オー・ランターン(ジャコ)@才賀勝

・ピコピコハンマー@ハズレ武器の定番。テイルズのおなじみアイテムにもあったような
・ハリセン@原作ハズレ武器。マーダーフラグ?(ネギまの「ハマノツルギ」もハリセンだっけ
・予備弾薬@中盤〜終盤の要アイテム?
・スペツナズナイフ@パロロワではおなじみ、刃の飛び出すやつ

とりあえず、武器が少なめなんでそちら中心に挙げてみた。
ローゼンの武器は人工精霊がセットなら誰でも使えるんだっけ?

思ったんだが、「予見眼@BLACKCAT」や「死神の眼@デスノート」って支給品で出せないかな……?

284 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 20:33:07 ID:1selqWPO
間違った、未出リストじゃなくて支給品候補だわorz
差し出がましいにも程がある俺

285 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 20:35:00 ID:GwF3ueOC
死神の眼やらは道具じゃなくて能力だから無理だろうな。

>>282
乙!
中央がヤバイw
左下は凶悪なのがいなくてまだ安心ってとこかな。

286 :未出アイテム候補一覧:2007/02/10(土) 21:52:03 ID:/92dbPYW
>>283
>>269-274
前スレ>>824
――――
【落第忍者欄太郎】
手裏剣セット 要するに、手裏剣
忍たまの友 忍者の初歩の指南書。サバイバル技術から忍術、戦術に至るまで詳しく、易しい。

【魔法陣グルグル】
呪われた村長の像 アッチ村村長呪われ記念ダンス大会の賞品。逃げられない。
青とうがらし 魔物の好物で人間が食べると辛さで狂戦士化。

【絶対可憐チルドレン】
しばらく前>>388が紹介していたページ以外のアイテムは知らないのでパス

【クレヨンしんちゃん】
チョコビ お菓子です。チョコビスケット。

【一休さん】
水あめの壷 ぶすという毒が入っているとされたもの。
てるてるぼうず 母上様です。

【あずまんが大王】
わりばし 大阪の念がこもったわりばし。上手く割れるといいことがある。

【よつばと】
牛乳 3本2980円。おいしい。
自転車 子供用。
――――
前スレ>>321
―――
・庭師の如雨露@ローゼン、翠星石
・バイオリン@ローゼン、金糸雀
・ククリの杖@魔法陣グルグル、ククリ
・ポケモン図鑑@ポケットモンスター
・デジヴァイス@デジモンアドベンチャー
・腕時計型麻酔銃、蝶ネクタイ型変声機など@名探偵コナン
・斧@ヘンゼル
・クロウカード(四大元素の攻撃カードなどが未出)@CCさくら
・小狼の剣@CCさくら
・ジャック・オー・ランターン(ジャコ)@才賀勝

・ピコピコハンマー@ハズレ武器の定番。テイルズのおなじみアイテムにもあったような
・ハリセン@原作ハズレ武器。マーダーフラグ?(ネギまの「ハマノツルギ」もハリセンだっけ
・予備弾薬@中盤〜終盤の要アイテム?
・首輪探知機@原作(?)
・スペツナズナイフ@パロロワではおなじみ、刃の飛び出すやつ
――――
前スレ>>388
―――
アイテム未登場の作品だが、絶チルはこんなサイトがあった。
ttp://sasuke.s206.xrea.com/pukiwiki/index.php?%C9%F0%B4%EF%A1%A6%C6%BB%B6%F1%A4%CA%A4%C9
結構イロイロあるんだな。
―――

287 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 21:54:05 ID:HSxOodU2
ポケモン図鑑は既出だよ

288 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 21:54:37 ID:/92dbPYW
>>283に触発されて拾ってきたが既出抜くの忘れていたスマソ。

289 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 21:55:52 ID:/92dbPYW
青唐辛子と首輪探知機も既出…。

290 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 21:56:22 ID:VYX1CVLz
手裏剣セットも出てたな

291 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 21:59:39 ID:HSxOodU2
びみょ〜に書き手がいないな

292 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 21:59:50 ID:1selqWPO
蝶ネクタイ型変声機も小狼に支給されてたな。
脱げるキャラが多いから、コスプレセットみたいな
各参加作品の代表的コスチューム詰め合わせというハズレすれすれのアイテムとか出ないかと妄想してる

地図も不明支給品まとめもアイテム候補も来て支援体制は万全だというのに、予約がひとつも来ないな……orz

293 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 22:02:58 ID:HSxOodU2
俺が書けるのが全て自己リレーになるから困る

294 : ◆GhVXYZeedQ :2007/02/10(土) 22:12:21 ID:oXP5Rh+7
ここで金糸雀を予約してみる

……ローゼンしか書いてないな、俺

295 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 22:18:20 ID:Z1pYt2K2
サンライトハートの形状って映画とかで出てくる突撃槍でおk?
デュラハンとかが持ってるあーゆうのでいいよね?

296 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 22:19:44 ID:ltiwlKxT
アニメ公式に武装錬金の設定画あるよ

297 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 22:23:41 ID:27p/JV4x
>>295
たしかこれ。

>>ttp://www.busourenkin.com/g_busourenkin.html

298 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 22:23:53 ID:Z1pYt2K2
最速で見てくる

299 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 22:27:51 ID:9nektLmf
>>294
イリヤが岸から追撃を掛けてきそうな状況だが金糸雀だけで大丈夫なのか?

300 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 22:33:26 ID:kZlSOx02
>>299
流される&沿岸の地形が入り組んでる、で問題なしでしょ。
前のSSでは、水の上まで追いかけてくる気配はなかったし。
自分もその手段で金糸雀を動かそうと考えたことある。結局話がまとまらなかったけどね

301 : ◆GhVXYZeedQ :2007/02/10(土) 22:34:42 ID:oXP5Rh+7
>>299
E-6だけ使って話を作っているので、水中にまで追撃をかけるのは難しいんじゃないかと思いまして
あー、でも最初のシーンで追撃入れたほうが自然かな

302 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 22:48:19 ID:Z1pYt2K2
……もう一ついい?武装錬金を解除するときもなんか叫ばなきゃいけないの?

303 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 23:00:21 ID:UhOPjoJd
「武装解除」と言うときもあるが、別に言わなくても解除できる。
必須ではなく、むしろ戦闘終了の宣言といった意味合いが強いか。

ちなみに扱いに慣れれば、いちいち叫ばずとも無音無動作での発動も可能。
期間内にそこまで使いこなせるようになれるかは、別問題だが。

304 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 23:03:14 ID:UhOPjoJd
連レススマン
×別に言わなくても
○何も言わなくても

解除に合図は必要ありません。

305 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 23:22:32 ID:1selqWPO
日付が変わるまであと数十分なわけだが、
ニケ、なのは、エヴァを予約していた人は大丈夫だろうか……一報くらいは入れてほしいものだ

306 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 23:23:21 ID:awQlACnz
>>302
必殺技の名前を叫ぶことも「そうした方が威力が上がる気がする」と言ったら
必要ないと突っ込まれてたから、能力の使用にも掛け声はいらない気がする

307 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 23:49:47 ID:awQlACnz
一つ提案。前にも話題が挙がったけど、作品紹介的なものをwikiにまとめてはだろう?

「この作品はこんな内容で、この辺を見ればキャラの把握がしやすい」とか
漫画ならどの雑誌で連載中とか、こいつは何巻くらいから登場とか。

308 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 23:52:10 ID:IzE0JSNU
ポケスペ2巻読んでたら面白そうなの見つけた

【エネルギー判別機@ポケットモンスターSPECIAL】
近くにいるポケモンのエネルギーを判別する機械(ようするに何タイプか教えてくれる)。
パラボラアンテナ付きの奴と画面付きの2つセット。
アンテナをかざすと、近くにいるポケモンのタイプを判別し、
それが画面上にアイコンとなって映し出される(例えば、電気タイプなら雷マーク)。
ポケモン以外にも対応しているかは不明。

309 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 23:54:08 ID:Fw3UbDs/
>>307
あー必要だわ、それ
ラノベ系のキャラなんて全部知らんし

310 : ◆bmPu6a1eDk :2007/02/10(土) 23:59:13 ID:dhtYnj5h
ニケ、なのは、エヴァを書いているものです。
すいません、もう少しお待ちください。
一時間はかからないと思うので。

311 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 00:00:03 ID:61CHlaIj
>>310
乙です。
多少遅くはなっても推敲してからの投下をオススメする次第。

312 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 00:08:09 ID:GEi4Qvy+
未完成だけどwikiに作品紹介作ってみた

313 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 00:10:34 ID:POCNfrlN
>>312

自分もわかる作品中心に編集手伝うわ。

314 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 00:14:03 ID:sKXmoNgD
未出リストからリバースドールは抜くべきじゃないかな?
出す人はいないだろうけど、一応言っておく。

315 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 00:14:36 ID:PGf3VpM0
>>312
GJ。暇を見て、知ってる作品の紹介を入れさせてもらいます。
ゲームなんかはジャンルや難易度、クリア時間とかも書くべきかな?
思ったこと適当に書き並べておけば良いかw

316 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 00:16:21 ID:FXmp8RfA
>>314
蘇生アイテムだから?
だとしたら、まだ誰も言ってないけどメガザルの腕輪とかもナシなんかな?

317 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 00:20:47 ID:61CHlaIj
そりゃなしだろ。
熱い展開の中でメガザル(使えるヤツいないけど)唱えるとかなら
まだ行けそうだけどな。

メガンテの腕輪なんかも面白そうだけどほぼズガン確実だから、
今は亡きジャンプ1stの愛染vsまもりみたいな
上手い書き回しをしないと活かせない。

318 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 00:25:04 ID:PGf3VpM0
でも蘇生はルール上NG確定だから、上手く使うも何もないけどね

319 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 00:26:23 ID:2sK2jAJV
かつて、蘇生を使ったロワで完結したところがあるけどな

320 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 00:26:23 ID:j1oM7VpS
致死のダメージに一度だけ耐えられるとか

ダメか

321 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 00:29:46 ID:FXmp8RfA
その時点での「味方」全員にベホマ相当の回復を与える(失血、肉体欠損の修復は不可)とか?
…もはやオリアイテムになってしまうけど

322 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 00:30:30 ID:pW0XF9lZ
メガザルは蘇生まではしないが、命と引き換えにDQでいうならHP半分くらいの効果を引き出してたのかな、向こうは

323 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 00:32:07 ID:9OwzdoYU
>>316
メガザルの腕輪はVには登場してない件。

324 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 00:33:53 ID:PGf3VpM0
>>320
元々がそういうアイテムなら良いんじゃないのか?
無理にオリアイテムにするくらいなら他から持ってきたほうが荒れないとは思う。

SWには体毛を入れると一定までダメージの肩代わりをしてくれる人形がある。
バブリーズはこれで人質の少女の安全(一撃分)を確保して、強攻突入をした。
(ぺらぺらーずには出てないのが問題だけどw)

325 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 00:36:58 ID:61CHlaIj
リコの花@魔法陣グルグルや強いぬいぐるみ@Mother2がダメージ引き受け系だな。
Mother2では即死(稲妻)回避(反射)のフランクリンバッチもある。

326 : ◆nhqbjDwFas :2007/02/11(日) 00:39:57 ID:aa79TBZN
ジュジュ、雛苺、トリエラ、しんべえ、フランドール予約

327 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 00:40:07 ID:GBwYfbds
>>324
それの名前もリバースドールだったな。1個50万Gの超高級アイテム

328 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 00:41:21 ID:9OwzdoYU
>>327
レジュームリングじゃなかったっけ?
最近は確率で復活という、さすがにロワには出せないアイテムになってるけど。

329 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 00:44:15 ID:+JJBg+Wr
>>328
多分、SWのバブリーズの方だと思う

330 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 00:44:51 ID:oeZ4JDXb
スケープドールだった気がするんだが。

331 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 00:48:51 ID:+JJBg+Wr
>>330
ホントだ

332 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 00:49:24 ID:GBwYfbds
>>327-330
リプレイ集を見なおしたらスケープドールだった。うろ覚えで書き込んでスマン

333 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 00:50:31 ID:2sK2jAJV
>>326
がんばれーーー!

334 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 00:53:24 ID:9OwzdoYU
記憶って消えるもんだな。

335 : ◆bmPu6a1eDk :2007/02/11(日) 00:55:27 ID:yL7K2uyq
流れをぶった切って、お待たせしました。
魔法陣リリカルネギま!(違)投下いきます

336 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 00:56:17 ID:ZMESDXJX
深夜なのに人がいる……

私怨

337 :天丼 〜それは小さなお約束なの〜(1/8) ◆bmPu6a1eDk :2007/02/11(日) 00:56:19 ID:yL7K2uyq


平凡な魔砲少女だったはずの私、高町なのはに訪れた突然の事態。

渡されたのは赤いランドセル。
手にしたのはじゃんけん札。

出会いが導く偶然が今、鈍い光を放って動き出していく。

つながる思いと始まる物語。

それは、生と死が交錯する日々のスタート。


ろりしょたばとるろわいある、始まります。





「わあー、いい景色……って程でもないね」
ニケ君と私は今、街の北側にある山のてっぺん、そこにごろんと転がる大きな岩の陰に立っています。
とりあえず何か行動の手がかりになるものを探すため、見晴らしのいい場所から島の様子を眺めようとしたのだけど……。
確かに山頂は木が少なくて見晴らしは悪くないけど、運動の得意じゃない私でも登りきれるくらいの山だし、思った程遠くまでは見えませんでした。
ちなみに、このあたりの山はどれも緑が少なくて、剥き出しの地肌に大きな岩がゴロゴロしているような、岩山っていうのかな?
そんなところをひょいひょいと跳ねるように登っていくニケ君はちょっとかっこよくて、見直してしまいました。
そうそう、ニケ君といえば、驚いたことに彼は私より4つも年上だそうです。
年下か、同じくらいだと思っていたのに……そう言うと、ニケ君は「それは等身が違うせいだ」と答えました。
ニケ君の言うことは高頻度で意味不明です。

「うーん、北にあるのは、神社と学校かな? 森の中にあるのはなんだろう……」
南には、私たちは入らなかった無人の街。最初の場所からはビルに隠れて見えなかったタワーが目を引きます。
山登りなんてせずに、あっちに行けば良かったかも……。
北の平原には、人が何人かいるのがわかります。遠くだからよく分からないけど、私たちの知り合いは居ないみたい。
岩に隠れているから、こっちのことは気づかれていないと思います。
あの人たちの誰かに会って、情報交換をして、出来れば一緒に行動できるといいな。
心配なのは、会った人が殺し合いに乗っていた場合。
「もし襲われても、全力全開で説得すればきっと話を聞いてくれるはず!」と強気でいきたい所だけど、
レイジングハートの無い私ではそれも厳しい話。

……でも、そんなことを言っていたら何も始まらないよね。

よし、と行動方針を決めた私は、思考の海から浮上。
その事を言おうと振り返り、




338 :天丼 〜それは小さなお約束なの〜(2/8) ◆bmPu6a1eDk :2007/02/11(日) 00:56:53 ID:yL7K2uyq



ドンドコドンドコドンドコドンドコドンドコドンドコドンドコドンドコ!
「オッポレ! オッポレ!」

そこには、民族チックな太鼓を叩きながら奇声をあげるニケ君の姿が。


「何やってるのニケ君――――――――!???」
ガビーン、と思わずうすた京介風のツッコミを入れてしまう私。それぐらい予想GUYな状況でした。
「おうなのは! 見ろ、これこそがオレの勇者っぽい力、光魔法『キラキラ』!!」
「キ、キラキラ?」
とするとこれは、魔法の儀式なのでしょうか。
光魔法、なんだかすごそうです。
と、何の前触れも無く地面が盛り上がり、ずん! と光る何かが飛び出してきました。
ニケ君がつかんだそれは、身長ほどもある大きな剣。
「イェーイ! ここでも使えるようだな!」
すごい、と思いました。
私は魔法のプログラミングは基本的にデバイス頼りで、それ無しではとても簡単な魔法しか使えません。
デバイスを奪われて無力な状態にある私に比べて、自力で魔法を展開できるニケ君は、かっこいいです。
「すごいよニケ君! これなら武器の心配はいらないね!」
と私が言うと、なぜかニケ君がぴたりと止まってしまいました。
ニケ君の顔に大きな汗がたらーりと流れています。
「どうしたの?」
「あ、あー実は……こいつを見てくれ」
ニケ君が剣の柄を指差します。そこには、植物のツルが絡まっていて、地面に開いた穴とつながっていました。
これはひょっとして―――
「……有線?」
「そう……」
そこでニケ君は言葉を区切り、カメラ目線で見得を切って叫びます。

「地の剣は大地の力を使っているから、ツルの伸びる範囲しか持ち歩けないんだよ!!!」
⌒*Ω*⌒<な、なんだってー!


沈黙。

もはや定番を通り越して古典となったやりとりのあと、微妙に重苦しい雰囲気が漂います。


339 :天丼 〜それは小さなお約束なの〜(3/8) ◆bmPu6a1eDk :2007/02/11(日) 00:57:52 ID:yL7K2uyq


「で、でもそのかわり切れ味はすごいんだぜ! なにせ『地上にあるもので切れないものは無い』ってくらいだからな!!」
ニケ君が無理やりテンションを上げるようにして言います。
「あ、信じてないな!? よおし、地の剣の力、見せてやる!」
何か言う暇を私に与えず、ニケ君が剣を構えました。
剣の先には、私たちが隠れていた大きな岩。
「ま、まさかその岩を斬るの?」
「ああ、このくらい屁でもないぜ!」
自信たっぷりな答え。
神社で注連縄を巻かれていても不思議じゃないほどの大きさを持つ岩を前に、ニケ君の顔は少年漫画の主人公みたいにキリッとしています。
これは今度こそ期待できるかも……!

ピンと空気が張り詰めます。
ディバインバスターを放つ直前にも似た、『なにか』が起きる予感。思わずつばを飲み込んでしまいます。
空気がいよいよ緊張度を増し、弾けるかと思われた――その刹那。

「でやあぁぁぁぁぁ!!!!!」
ギィン、と硬質な音が響きました。

私はポカンと口を開けて、目の前の光景を見つめています。
目にうつるのは、鏡のような断面。
そう、まるで最初からそうであったかのように―それはニケ君の一閃によって真っ二つに割れたのでした。




剣が。

「……………」
「……………」
断面を見せつつ吹っ飛んだ剣身が、地面に落ちてカラカラと音を立てました。




340 :天丼 〜それは小さなお約束なの〜(4/8) ◆bmPu6a1eDk :2007/02/11(日) 00:59:36 ID:yL7K2uyq




バサリ、と白い翼が風を打つ。
「ふむ、とりあえずはこんなものか」
眼下には作り物めいた島の一端。
エヴァンジェリン・A・K・マクダウェルはクロウカード「翔」の力によって、地上250メートルの空中にその身を浮かべていた。
無論、なんの考えも無しにそんな高度まで昇ったわけではない。
エヴァンジェリンが空に向かって手を伸ばす。
すると、指先が何かにぶつかったかのように押し戻され、パチパチと青い火花を立てた。
これこそが彼女が魔力を消費してまで翼を動かした理由――島を覆う結界の調査である。
「しかし、私はよほど大規模結界に縁があるらしいな」
そう言って、彼女は小さく苦笑した。

島に結界が張られている、という考えをエヴァンジェリンはこの島に跳ばされた時から持っていた。
そして間もなく、自分に配られた支給品を見ることでその疑念は確信へと変わった。
この背中ではためく白い翼が、結界が存在するという何よりの証人。
空を飛べるようになるマジックアイテムを、魔力消費を抑える指輪とセットで支給するなど、結界無しでは考えられない所業だ。
単純に島から出ようとすると首輪が爆発する、あるいはここが絶海の孤島で逃げ出しても生き延びられないのでは?
そう考える向きもあるかもしれない。
だが、ジェダの目的はあくまでも殺し合いをさせることにある。
見せしめの意味も持って殺されたであろうあの少女は別として、これほどの大掛かりな儀式でみすみす『無駄死に』をさせる筈は無い。

程なくして、確信は青い火花を伴って事実となる。

(ここまでは予想通りだったのだがな)
結界から指を離し、顔をしかめる。

エヴァンジェリンは今までの15年間、ジェダによってこの島に連れてこられるその直前まで、
麻帆良学園都市を護る結界の中に閉じ込められていた。
そこから脱出するために培った知識は並大抵のものではない。
なにせ結界の中には世界最大規模の図書館があり、ある程度の実験用器材があり、なにより時間があった。
今やエヴァンジェリンは、結界に関する事ならそこらの専門家顔負けの知識を持つと自負していた。
しかしその彼女をもってすら、この結界には解析不可能な部分が多々存在していた。
(解析に使える道具が無いとはいえ、ここまで解らんとは……やはり別系統、いや別世界の魔法、もしくはそれに準じる能力の知識が必要だな)
我知らず、溜め息が口から漏れた。
たとえ結界を解析できたとしても、それを解除するのにはまた別の手間がかかる上に、
それを乗り越えたとしても首輪が作動している限りジェダの優位は揺るがない。
改めて、打倒ジェダの道が遠いことを思う。


341 :天丼 〜それは小さなお約束なの〜(5/8) ◆bmPu6a1eDk :2007/02/11(日) 01:00:39 ID:yL7K2uyq

しかし彼女の努力が無駄骨かと言うと、そんなことは無い。
魔法面での解析は不満な結果だったが、物理面では少しばかりの成果があがっていた。
エヴァンジェリンは空を飛びながら、先ほどしたように結界との接触を何度も繰り返した。
彼女が把握しようとしたのは、結界の規模。


結界の『天井』の高さは一定ではない。
島の中心に近づくほど高くなり、海に近づくほど低くなる。
それはゆるやかな放物線を描き、天井はやがて壁となって海中に没する。
結界が普通幾何学的な形状をとることと、この放物線から考えられるその姿――



直径約12km、高さは最高で約300mのドーム状の空間。
それが、ジェダの用意した殺し合いの舞台。


これが果たして、後に『活きる』情報なのかはエヴァンジェリンにも分からない。
だがこの情報は、自分と同じく脱出とジェダ打倒の術を探る者たちとの取引に使えるだろう。
無償で情報や助力が得られるとは思っていないし、与えるほどお人よしでもない。
さて、と呟き、エヴァンジェリンはホバリング状態にあった翼を翻した。目指すは、地上。
「どこに降りたものか……途中何人か見かけたが」
できれば、協力的な人物であってほしいものだ、と思う。
魔力消費を抑える指輪を持っているとはいえ、現在の自分は攻撃力に欠けている。
「考えたところで分かるわけでもなし、適当に降りるか……む」
目に留まった。
低い岩山の山頂近く、大岩の上にいる二人組み。
「あいつらにするか」
翼を山の方角に向ける。
ここからなら、羽ばたかずとも滑空するだけで目的地に着けるだろう。
魔力を節約できるのはありがたい。山を旋回しながら降りれば、他者に場所を特定される危険も減る。
エヴァンジェリンの見る限り、彼らが殺し合いに乗っている可能性は低い。
複数でいるだけでもその可能性は大きく減るし、それに、なにより――


太鼓を叩きながら踊っているやつらが、殺し合いに乗っているとは考えられないし。




342 :天丼 〜それは小さなお約束なの〜(6/8) ◆bmPu6a1eDk :2007/02/11(日) 01:01:30 ID:yL7K2uyq




ドンドコドンドコドンドコドンドコドンドコドンドコドンドコドンドコ!
「オッポレ! オッポレ!」

再び私、高町なのはです。

私はいま、踊っています。

「もっとだ、もっと激しく踊るんだなのは! 地の王にこの響きが届くように!!」

地の剣がぽっきりと折れてしまったニケ君は、意地になって剣本来の切れ味を取り戻そうとしています。
なんでも、大地への感謝の気持ちをこめた太鼓の音が必要なんだとか。
なぜか私も手伝わされています。

「いいぞ、その調子だなのは! これで次の『東西オッポレ合戦』はいただきだな! 」
いつのまにか趣旨が変わってます。
「ふおぉぉぉ! あの変態ミノ親父め! こんな時くらい役に立ちやがれえぇぇぇ!! なのはももっと声を出して!」
ドンドコドンドコドンドコドンドコドンドコドンドコドンドコドンドコ!
「お、おっぽれ、おっぽれ!」
ニケ君が切り損ねた岩の上で、太鼓に合わせて必死にビートを刻む私。もうヤケクソです。

ああ、もっとやるべきことがある筈なのに。
でも、ニケ君の「武器の性能は高いほうがいいに決まってるだろ! な!」という意見にも一理あるなぁと思ってしまう私がいるわけで。

そんな迷える私に、救いの……破壊の? 吸血鬼さんが空から舞い降りるのは数分後の話。







「で、地の剣とやらをパワーアップさせる為に、タイコを鳴らしまくったあげく踊り狂っていたと」
「「はい……」」
正座をしてうなだれる私とニケ君。
口許をヒクヒクさせる笑顔がとても怖かったので、素直にうなずきます。
……言っていることが事実なのが悲しいです。
私たちの前で腕を組んで仁王立ちをしている人はエヴァンジェリンさん。
魔法使いの上に吸血鬼で、何百年も生きているというすごい人です。
エヴァンジェリンさんは突然空から飛んできて、太鼓を叩いていたニケ君に飛び蹴りを食らわせ、
びっくりする私たち相手に自己紹介と情報交換とお説教をいっぺんに始めました。今はお説教状態です。
「アホか貴様らはっ! こんな山頂でタイコを叩くなど、見つかってくださいと言っているようなものだぞ! 行動する前に考えることをせんか!」
ぐぅの音も出ません。


343 :天丼 〜それは小さなお約束なの〜(7/8) ◆bmPu6a1eDk :2007/02/11(日) 01:02:22 ID:yL7K2uyq

ひとしきりエヴァンジェリンさんの話 (と私たちの反省)が終わると、私たち三人はすっかり情報の共有が出来ていました。
こんな短い間にお互いの状況が把握できるなんて、まるで魔法みたいです。きっとエヴァンジェリンさんの話し方が上手だったからでしょう。
「いや、違う。これは作者の都合ってやつだな」
ニケ君の言うことは意味不明です。
「それでなのは、小僧、私と同行するということで異論は無いな?」
「おう、オレはかまわないぜ」
「私も嬉しいけど……エヴァンジェリンさんこそいいの?」
私たちの持っている支給品は、どれも身を護るには向いてないものばかり。
エヴァンジェリンについていっても、役に立てないどころか足手まといになってしまうんじゃないのでしょうか。
「気にするな。あまり良い支給品じゃないのはこっちも同じだ。まあ、お前らほどじゃないがな」
それに、とエヴァンジェリンさんがぐいっと顔を近づけてきます。
「今は制限されているみたいだが、お前の尋常じゃない魔力量は後々役に立ちそうだからな」
「そ、そんなことも分かるんですか!?」
「フン、私を誰だと思っている」
得意顔で言うと、今度はニケ君の方を向き、
「それに小僧。どれほどの使い手かは知らんが、お前が使えるという光魔法はジェダの奴にはよく効きそうだ」
自らを冥王と言った、ジェダの姿を思い出します。
TVゲームとかだと闇は光の魔法に弱いというのをよく見ますが、そういうものなのでしょうか。
「まかせとけ、オレの剣でさくっとジェダを倒してやる!」
「剣だと?」
どうしたんでしょう。ニケ君が威勢よく答えた途端に、エヴァンジェリンさんが胡散臭そうなものを見るような顔になりました。
「おい、さっきタイコでパワーアップさせようとしていた地の剣ってのはまさか」
「そう、あれこそが幻の光魔法『キラキラ』だ!!」
「そうか。お前はどっか行っていいぞ」
「ちょっと待てえぇぇぇ!」
私の手を引いてずんずん歩き始めるエヴァンジェリンさんと、それに追いすがるニケ君。
「あれだけじゃないぞ!他にも火の剣と水の剣があるんだ!風の剣はまだ手に入れてないけど!」
「ほう、火の剣はどんなタイコを叩くのだ? 和太鼓か? デンデン太鼓か?」
「エ、エヴァンジェリンさん、せっかくだし、他の剣も見せてもらおうよ」
「なんだなのは、そんなに踊りたいのか?」
「あぅ」
「太鼓を叩くのは地の剣だけだってば!」

喧々囂々の後、なんとかエヴァンジェリンさんをなだめて、ニケ君に他の剣をみせてもらうことになりました。
岩の上にどっかりとあぐらをかいてそっぽを向いてるエヴァンジェリンさん。
私はこんなくだらんことに付き合う気はないぞ、と全身で言っています。
そんな仕草が見た目相応の子供みたいで、ちょっと和みます。
「見せると言っておいてなんなんだが……」
「なんだ? まさか出来ないと言うんじゃなかろうな」
凶相。怖いです。
「い、いや……火の剣を使うには、もとになる火が無いといけないんだよ」
「火、かぁ。エヴァンジェリンさん、魔法で出せる?」
「出せるが、今は魔力を制限されている上に、飛び回って疲れたんだ。余計な消耗をする気は無い」
プイ、と顔を背けたままのエヴァンジェリンさん。……よほど地の剣の印象が悪かったみたいです。
「水の剣は水がどこかに無いと使えないし……」
「水もこの辺には無いかなぁ……」
水、水、水、う〜ん、とうなった後、ニケ君がふと気がついたように下を見ました。
「ニケ君?」
足元じゃなくて、自分のズボン、お腹のあたりを見ているみたいです。
どうしたんだろう、と首をひねる私とエヴァンジェリンさん。


344 :天丼 〜それは小さなお約束なの〜(8/8) ◆bmPu6a1eDk :2007/02/11(日) 01:03:52 ID:yL7K2uyq




数秒の奇妙な沈黙の後、ニケ君が不意に顔を上げ、私たちを見て、



いままでに無いくらいの真面目な顔で、こう言いました。




「二人とも……つかぬことを聞くが、膀胱に尿が溜まっていたりはs」



※バキ! ボキベキ! デュクシ! メメタァ! ジャキガン! ティウンティウンティウン! グギュグバァ!!

※くりかえし




バーバラパッパパー♪ 【ニケの称号『すけべ大魔神』のレベルがあがりました】


【B-5/山頂 /一日目/午前】

【ニケ@魔法陣グルグル】
[状態]:すけべ大魔神LV.2、魔力小消費
[装備]:スペクタルズx9@TOS
[道具]:基本支給品 うにゅー×3@ローゼンメイデン ぬのハンカチx20@ボボボーボ・ボーボボ
[思考] :あ、アイムソーリー……
第一行動方針:火の剣と水の剣が使えるか試したい……な
第二行動方針:なのは・エヴァと同行し、自分の仲間となのは・エヴァの友人を探す。
第三行動方針:とりあえずラスボスを倒す
基本行動方針:女の子の仲間が出来ればいいッスねぐへへ
参戦時期:逆さまになってた塔攻略後、ギリ復活前

【高町なのは@魔法少女リリカルなのは】
[状態]:ひんにゅー、登山による脚の疲労、なんか精神的に疲労
[装備]:なし
[道具]:基本支給品 コエカタマリン@ドラえもん 時限爆弾@ぱにぽに じゃんけん札@サザエさん
[思考] :ぷんすかぷんすかぷんすか
第一行動方針:ニケ・エヴァと同行し、友人とニケ・エヴァの仲間を探す。
第二行動方針:仲間や情報を集める
第三行動方針:実はちょっとトイレに行きたい
第四行動方針:でもすごく言い出しづらい
最終行動方針:ゲームからの脱出。できれば主催者打倒
参戦時期:二期終了後

345 :天丼 〜それは小さなお約束なの〜(9/8) ◆bmPu6a1eDk :2007/02/11(日) 01:04:59 ID:yL7K2uyq

【エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル@魔法先生ネギま! 】
[状態]:健康、魔力中消費
[装備]:フェアリィリング@テイルズオブシンフォニア
[道具]:基本支給品 歩く教会@とある魔術の禁書目録、クロウカード ×3(翔、光、希望)@カードキャプターさくら
[思考] :この腐れ脳みそがっ!
第一行動方針:なのはと同行する。ニケ?誰だそいつは?
第二行動方針:同じ目的の者を探す
第三行動方針:その過程でネギと会う
第四行動方針:空を飛んでお腹が冷えたので、かなりトイレに行きたい
第五行動方針:だが今更そんなこと言えるかっ
基本行動方針:ロワからの脱出のための仲間集め
最終行動方針:ジェダを殺す
参戦時期:学園祭の最中、チャオ戦前

※エヴァの制限は学祭のレベルで、服装も学祭のです。決してねこm(ry
※エヴァは病院から山までの一帯上空を飛びまわったため、他の参加者に見られた可能性があります
※ タイコの音が響きました。音自体はそんなに大きくありませんが、遮蔽物の無い山頂からなの     で誰かに聞かれた可能性があります。


補足説明

【光魔法キラキラ・地の剣@魔法陣グルグル】
大地から剣を取り出す魔法。
使用法は
1.大地に手をかざす
2.タイコが出てくるので、「オッポレオッポレ」と言いながら叩く
地のエネルギーを使うため、ツタで地面と繋がっている。ツタの長さは4m程。
本来は「地上にあるもので斬れないものはない」ほどの切れ味だが、
ここでは制限のため普通の剣レベル。
剣は折れてもまた取り出せる。


346 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 01:06:26 ID:j1oM7VpS
ジャキガンワロスwwwwwwwwwwwwwwwwww
乙wwwwwwwwwwwww

347 : ◆bmPu6a1eDk :2007/02/11(日) 01:08:32 ID:yL7K2uyq
投下完了です。


それと、前の拙作で登場させた「きせかえカメラ」について。
自分で撒いた種だというのに放置してしまい、まことに申し訳ありませんでした。
制限時間をつけるという意見が多いようなので、
きせかえカメラの効果が持続するのは1時間だけ、という追加修正をしようと思います。
よろしいでしょうか?

348 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 01:11:16 ID:POCNfrlN
投下乙。
深夜に腹が痛くなりかけるくらい笑わせてもらった。GJ!
グルグル勢はネタ満載だなw
おまけにエヴァとなのはの状態欄が……次回にwktk

>>347
修正案については、自分はそれで良いと思います。

349 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 01:12:57 ID:sKXmoNgD
>>347
ごめん、内容はすげー俺好みで面白かったんだけど、9/8に一番笑ってしまったwwwwww

350 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 01:26:21 ID:ISVD0gV8
うすたとかその世界にないものを、人物の思考に入れるのは正直やめて欲しい

351 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 01:39:14 ID:61CHlaIj
乙。
ギャグ系でこれだけのクオリティの作品が見られるとは思わなかったぜ。
「それは等身が違うせいだ」にワロス

>>350よ、
俺もそう思うがヘヴィDを通してしまったこのロワにその手の突っ込みは無意味だ。



352 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 01:44:15 ID:POCNfrlN
うすたネタが駄目なら、「等身が〜」発言もジャキガンもアウトにならんか?
なのはは一応現実(?)世界が出自のキャラだし、今回のはネタとしてふつうに許容範囲かと思う。
リンクとかが言ったなら流石にツッコミ入れるが


あらためて気付いたが、ニケはハーレムパーティー作り上げてんのな、ウラヤマシス

353 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 01:47:55 ID:InFhvzxa
ちょっ、なんつー危険過ぎるエロねた仕込んでやがるw

354 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 02:07:39 ID:ISVD0gV8
一応その辺をひっくるめて「とか」を入れたつもりだったんだが…
毒吐きがあればそこに留めておくべきことだったな、スレ汚ししてすまんかった

355 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 02:13:09 ID:61CHlaIj
>>354
いや、毒吐きではなく本スレに疑義を出すべき内容だったと思う。
ただし他ロワ(カオス除く)ではだけど。

このロワは割りとノリとエロ重視で細部はよくもわるくもスルーされる傾向。
原作と多少乖離されたキャラでも通るし、虫取り網なんかの支給品ミス(?)もおおらかにおkな文化。

356 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 02:17:53 ID:EYOe2/vH
ていうか、基本的にそういうパロネタに突っ込むのは何であれ無粋だとオモ

357 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 02:25:05 ID:61CHlaIj
そうか?
俺が普段いるロワだと
ロワの空気にパロネタを入れるのは相当空気読まないと厳しいぜ?
むしろパロネタを入れるのが無粋みたいな場合もある。
ただ、ここでは違うというだけ。

358 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 02:25:45 ID:S/yoFXuI
ニケ……w
しっかり原作のノリを受け継いでいるな。馬鹿すぎる。
普通の剣にまで威力弱体化は泣けるが、隔離世界だしなあ。
あと状態表に噴いた。次回がwktk。

しかし高さ300mの結界か……タワーの先端が面白い事になってそうだな。

359 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 02:46:15 ID:61CHlaIj
タワーも333mあるとは限らんのじゃね?

キラキラは自然界の4人の王がいない状態じゃあんなモンかと。
エネルギー系攻撃吸収の力として守り面で活躍できそう。
あと勇者様の使える魔法は「かっこいいポーズ」くらいだっけ。

360 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 02:58:07 ID:POCNfrlN
【現時点の予約まとめ】
2/10(土)
◆GhVXYZeedQ:金糸雀
2/11(日)
◆nhqbjDwFas:ジュジュ、雛苺、トリエラ、しんべえ、フランドール

現在のマップ:>>282
支給品候補ネタまとめ:>>286

361 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 03:40:40 ID:61CHlaIj
リレーに入るとこのロワの特徴の一つ
「多岐にわたる作品・メディア」
が効いてきて進行が遅くなるな。

あまりキャラを引っ張らずに退場させられるときは退場させていく方が結果として円滑かもしれない。

362 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 03:47:54 ID:sKXmoNgD
一人しか出てない作品のキャラは殺しにくいかもしれない。後に活きるようなフラグを残すことが
できそうなキャラが少ないから、こいつが参加した意義は何だよ?ってなりそうでどうしても臆病になる。


363 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 03:52:25 ID:61CHlaIj
       、--‐冖'⌒ ̄ ̄`ー-、
     /⌒`         三ミヽー-ヘ,_
   __,{ ;;,,             ミミ   i ´Z,
   ゝ   ''〃//,,,      ,,..`ミミ、_ノリ}j; f彡
  _)        〃///, ,;彡'rffッ、ィ彡'ノ从iノ彡
  >';;,,       ノ丿川j !川|;  :.`7ラ公 '>了
 _く彡川f゙ノ'ノノ ノ_ノノノイシノ| }.: '〈八ミ、、;.)   なにジョジョ?
  ヽ.:.:.:.:.:.;=、彡/‐-ニ''_ー<、{_,ノ -一ヾ`~;.;.;)
  く .:.:.:.:.:!ハ.Yイ  ぇ'无テ,`ヽ}}}ィt于 `|ィ"~  フラグが残せないから殺せない?
   ):.:.:.:.:|.Y }: :!    `二´/' ; |丶ニ  ノノ
    ) :.: ト、リ: :!ヾ:、   丶 ; | ゙  イ:}    逆に考えるんだ
   { .:.: l {: : }  `    ,.__(__,}   /ノ
    ヽ !  `'゙!       ,.,,.`三'゙、,_  /´   「フラグがないから殺しちゃっていいや」と
    ,/´{  ミ l    /゙,:-…-?、 ) |
  ,r{   \ ミ  \   `' '≡≡' " ノ        考えるんだ
__ノ  ヽ   \  ヽ\    彡  ,イ_
      \   \ ヽ 丶.     ノ!|ヽ`ヽ、
         \   \ヽ `¨¨¨¨´/ |l ト、 `'ー-、__
            \  `'ー-、  // /:.:.}       `'ー、_
          `、\   /⌒ヽ  /!:.:.|
          `、 \ /ヽLf___ハ/  {
              ′ / ! ヽ



アニロワのキートンを見習うしかないな。


364 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 03:53:46 ID:sKXmoNgD
>>363
やっぱりキートンかwww
さすがにそろそろ寝るわ。

365 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 08:56:40 ID:MQE2v1vo
そもそも半分近い作品が「ひとりしか参加してない」状態なワケだからな。
それぞれに参加した意味を持たせるのも難しいだろ。
ズガンにならないように気をつけながら、ホイホイ殺していけばよし。

366 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 10:58:19 ID:muB3Y6X8
ここは俺に任せて、先に行け!! 展開でやっていこうってことですか?

367 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 14:44:55 ID:Tt4dtN4e
どうでもいいけどジャキガン!はその前の話が初出だぞwww

368 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 15:17:31 ID:PGf3VpM0
ここみたいなクロスオーバー系のロワでパロネタをされると、パロなのか
未見な作品内の普通の知識なのか判断できなくて困るんだが、どうしたもんだろう?

とりあえずニケの大魔神レベルとかってのは上がると強くなったりするものなんですか?
グルグルは見ていなかったので詳しい人いましたら説明希望

369 : ◆RW6PC/GPu. :2007/02/11(日) 15:32:01 ID:j1oM7VpS
グレーテル、神楽、吉永双葉、太刀川ミミを予約。

370 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 15:38:10 ID:FXmp8RfA
>>369
神楽はともかく武装・戦闘能力ほぼ皆無な双葉、マーダー二人に挟まれて\(^o^)/オワタ

…い、生き残れるよな? な?

371 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 15:41:05 ID:Tt4dtN4e
い、いやミミは仲間を殺しそうな連中だけ狙うからグレーテルに帰りうちになるかも。

……いや……でも……ゲフン

372 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 15:41:47 ID:Tt4dtN4e
>>368
>とりあえずニケの大魔神レベルとかってのは上がると強くなったりするものなんですか?
どう見てもネタです。本当にありがとうございました。

ってか「すけべ」で強くなるってどういう理屈だよwwwwwwwwww

373 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 15:42:02 ID:muB3Y6X8
>>368
大魔神レベルは特に強さには関係ない。原作でもなかった気がする。
まあ、原作でもスケベなのは間違いないけど、よくサブヒロインの裸を見ていたりするし。

374 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 15:49:56 ID:hCKfxkNr
といか称号ネタはむしろティルズじゃね?

375 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 15:50:10 ID:sKXmoNgD
>>369
予約wktk

俺もネタ思いついたから予約したいけど明後日テストだぜorz

376 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 16:04:34 ID:Tt4dtN4e
テイルズだな。イベントによって称号が貰える。
大抵レベルアップ時に能力が上がるが、全く効果のない称号(衣装チェンジのみとか)のものも。
ここは後者で衣装でチェンジのないものと見て良かろう。

377 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 16:05:05 ID:Tt4dtN4e
大抵レベルアップ時に能力が上がるが
  ↓
大抵レベルアップ時に特定の能力が上がる幅が増えるが

378 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 16:06:45 ID:9OwzdoYU
称号によって反応が変わることもたまにあるな。

379 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 16:08:09 ID:GBwYfbds
>>372
ドラクエみたいにテンションアップで戦闘力あがるのもあるし
称号自体=特殊やステータス補正なゲームも多いんだぜ。

ファントムブレイブなら、大魔王とかの称号だとステータス補正+250%くらいか?w

380 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 16:08:24 ID:LkTMQH7Y
LV10くらいになったら頭にパンツでも被るんじゃね?

381 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 16:12:36 ID:PGf3VpM0
>>372-374
サンクス。
ネタだろうと思いつつも「ひょっとすると特殊の応力が目覚め始めているのか」とか
無駄に深読みをしていました。エロでパワーアップしてもおかしく無さそうな雰囲気だったのでw

382 :381:2007/02/11(日) 16:14:20 ID:PGf3VpM0
>特殊の応力→特殊能力
応力ってなんだよ、力学かよw 連投スマン


383 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 16:21:55 ID:Tt4dtN4e
特殊の応力バロスwwwwwwwwww

384 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 18:07:32 ID:sKXmoNgD
流れが緩やかだからネタを振ってみる。ローゼン勢って呼吸とか必要?
食事とってる描写はあったけど、呼吸はどうしてるのかとか水中とかでどの程度活動できるのか気になった。
前スレの泳げるキャラ議論でも特に話題になってなかった…と思う。


385 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 18:17:54 ID:61CHlaIj
息切れ描写はなかったような。
アニメは見てないけど。

386 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 18:32:57 ID:Tt4dtN4e
予約こねえwwwwwwww

387 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 18:35:00 ID:DRRlcV1P
ネタは練ってるけどまだ固まらないんだよな。ふむ。

388 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 18:37:23 ID:61CHlaIj
非マーダーとマーダーがそれぞれで固まりすぎてて絡ませにくいんだよなー。
マーダーを非マーダーに、非マーダーをマーダーに変える方法をいろいろ画策中。

389 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 18:50:38 ID:Tt4dtN4e
じゃあマーダーマーダーやマーダーマーダーマーダーを作れば(ry

390 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 18:58:28 ID:PGf3VpM0
まだ始まったばかりだし無理にイベント起こさなくても良いんじゃないか?
と考えて放送まで遠いから無難な繋ぎでも書こうかと下調べ中。

391 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 21:06:46 ID:LkTMQH7Y
【現時点の予約まとめ】
2/10(土)
◆GhVXYZeedQ:金糸雀
2/11(日)
◆nhqbjDwFas:ジュジュ、雛苺、トリエラ、しんべえ、フランドール
◆RW6PC/GPu.:グレーテル、神楽、吉永双葉、太刀川ミミ

現在のマップ:>>282
支給品候補ネタまとめ:>>286


比較的平和だったMAP上の方がキナ臭くなってまいりました

392 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 22:25:21 ID:Tt4dtN4e
日曜だっていうのに

393 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 22:26:28 ID:InFhvzxa
連休だから書ける作品広げるためにレンタルビデオ三昧だぜ

394 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/12(月) 00:33:05 ID:MTcoIUsk
プロットできて予約しようと思ったら…orz

ゴメン、チラ裏だ

395 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/12(月) 00:44:52 ID:Mgq8OK7L
>>394
どんまい
少し間をおいてから、没ネタスレの方にネタだけor没ssとして投下してみてはどうか。

396 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/12(月) 01:02:43 ID:xORWwiaf
ふと思った。言語は日本語になっていると脳内保管して、このロワって
漢字をよめない参加者が多いのではなかろうか?

397 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/12(月) 01:11:50 ID:MTcoIUsk
ALLひらがなでおk

398 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/12(月) 01:18:56 ID:7mNY7Jzy
>>396
会場の空気に翻訳コンニャクを気化したものが含まれているでおk

399 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/12(月) 01:22:05 ID:Mgq8OK7L
コンニャクを気化したものってどんなんだよw

400 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/12(月) 01:22:53 ID:ipOoev6M
ひまわりなんて文字嫁ねーよw

401 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/12(月) 01:25:24 ID:7mNY7Jzy
>>399
……水分とかミネラルとか?

402 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/12(月) 02:08:48 ID:P78I6TyT
ほんやくこんにゃくの「元」で

403 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/12(月) 02:12:12 ID:el1CQF45
まあ、別次元の人間とか異星人とかと普通に会話できる世界もゴロゴロ混じってるからな。
原作で言語の壁が問題になったキャラ以外は、気にせんでいいと思う

404 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/12(月) 02:52:55 ID:8zdtIaXs
のび太「『なおこの地図で赤く塗られている部分は・・・・・・』ねえ、この字なんて読むの?」

405 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/12(月) 03:00:04 ID:ipOoev6M
漢字で思い出したけどドラクエVは主人公・ビアンカの子供時代も出せば面白かったかもナ。
実力が子供たちと大差だがw

406 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/12(月) 14:16:42 ID:5WjpZHcM
ちょっと聞きたいんだけど、ルーンの杖って、殴ると絶対に相手が沈黙状態になるの?

>道具として使うと「サイレス」の効果があり対象を沈黙させる
ってのがよく分からないんだが、道具として使う場合は何か特別な手順とか詠唱とかが必要なわけ?

407 : ◆IEYD9V7.46 :2007/02/12(月) 15:07:47 ID:co1OZ2xG
イリヤ、ジーニアス、ベッキー、翠星石予約

408 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/12(月) 15:15:08 ID:ipOoev6M
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
期待sage

409 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/12(月) 15:34:47 ID:1rsmtlin
>>406
竹刀のような打撃時の追加効果ではなくて、天罰の杖と同じく「道具→使う」で
発動される特殊効果。発動には特に決まりはないが詠唱や掛け声は必要ないようだ。
ジャイアンが 天罰の杖を振りかざして使っていたので同じ感じだと思う

410 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/12(月) 15:40:07 ID:5WjpZHcM
>>409
サンクス! 今書いてるネタが、効果如何で随分と内容が変わってくるから…

411 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/12(月) 15:54:49 ID:UCMGMEtJ
ルーンの杖ということは……いよいよ藤木も本格始動かw

412 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/12(月) 16:35:12 ID:4rZZa2bo
やばい、やばいぞジーニアス!?
ってかヘタしたらこっちの翠の子があっちのと同じくらいに暴走しちゃいそう……

413 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/12(月) 16:40:59 ID:C94D3VVA
はいはい展開予想展開予想

414 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/12(月) 16:41:37 ID:4rZZa2bo
はいはいはいはいはいはい

415 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/12(月) 16:53:59 ID:Qk/w+y/K
>>411
永沢にも藤木にも頑張って欲しいよなw

416 : ◆JZARTt62K2 :2007/02/12(月) 17:03:08 ID:b3BRcJOR
ヘンゼル、プレセアを予約。

417 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/12(月) 17:04:38 ID:4rZZa2bo
予約ラッシュktkrwwwwwwwww

418 : ◆NaLUIfYx.g :2007/02/12(月) 17:17:29 ID:seefjcj5
グリーン、ひまわり、きり丸を予約します〜

419 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/12(月) 17:20:42 ID:GgYfQ6//
みんな、俺は大変な事に気づいてしまった。
思うところあってロワ参加者の年齢を調べていたのだが、

0    ひまわり
5    しんのすけ よつば
7    リディア
7〜8   藤木 永沢
9    なのは フェイト はやて アリサ 桜 双葉 梨々
9〜10  光太郎 ミミ 小太郎 小狼
9〜12  リンク
10    ネギ 薫 紫穂 葵 レックス タバサ カツオ パタリロ ちよ サトシ
10〜11 太一 千秋
10〜12  ネス
10〜15  ベルフラウ
11    イエロー のび太 武 レベッカ
11〜12  丈 勝
11〜14位 弥彦
12    ジーニアス
12〜13  ヘンゼル グレーテル
13    ニケ ククリ ジュジュ ニケ
13〜14位 キルア ゴン 神楽 インデックス
14    ビュティ ブルー
16〜17  コナン
17    ベルカナ
18位   灰原哀 イリヤ
18〜19  メロ
19〜20  ニア
27    鈴木みか
28 プレセア
100近く 古手梨花
100以上 ヴィクトリア
495位 フランドール
500位  レミリア
600前後 エヴァ
800以上 レン
不明   リルル 白レン リリス イヴ シャナ
不明(参戦時期による) レッド グリーン
不明だがロリショタと言える年齢  一休 イシドロ アルルゥ
不明だがかなり長いのは間違いない ヴィータ ローゼン勢
(ただしヴィータ、ローゼン勢とも休眠期間がある)

※参考:まとめのキャラ紹介やwikipediaなど


年齢に幅のある者は中間を取り、不明な者は一律10歳とすると、


ロリショタバトルロワイヤル参加者86名の平均年齢は

3 9 . 6 歳 で す。

420 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/12(月) 17:23:32 ID:4rZZa2bo
ニケが二人いてトマがいないぞ

421 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/12(月) 17:27:49 ID:9OWHTsS7
> 100近く 古手梨花
> 100以上 ヴィクトリア
> 495位 フランドール
> 500位  レミリア
> 600前後 エヴァ
> 800以上 レン

どう見てもこいつらが原因です、本当にありがとうございました。
つーか吸血鬼と夢魔年取りすぎ。

422 :419:2007/02/12(月) 17:29:42 ID:GgYfQ6//
>>420
あ、本当だ…まあトマだからいいや。
ニケと同年齢らしいから結果には影響ないし。

423 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/12(月) 17:58:10 ID:1rsmtlin
小説版によるとリリスは319才らしいが、同じ年数を封印されていたらしい。
外見はモリガン19才時、人間換算で約10才程度だそうな。
この手のキャラの年齢設定って、かなり無茶だなw

424 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/12(月) 18:31:17 ID:MatY17G0
待てお前ら
肉体年齢で計算して見るんだ

425 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/12(月) 18:33:37 ID:OYRTDrBV
肌年齢じゃなくてか

426 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/12(月) 19:39:06 ID:4Jwd8/Y2
ちなみにひまわり〜プレセアまでだと11.4歳
これでこそロリショタだよな、最近のロリショタは軽く100年は年齢詐称してるから困る

計算は中間値を使ったアバウトなものです。

427 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/12(月) 20:11:59 ID:fl0Hd9Gd
【現時点の予約まとめ】
2/10(土) (〜2/13(火)まで)
◆GhVXYZeedQ:金糸雀

2/11(日) (〜2/14(水)まで)
◆nhqbjDwFas:ジュジュ、雛苺、トリエラ、しんべえ、フランドール
◆RW6PC/GPu.:グレーテル、神楽、吉永双葉、太刀川ミミ

2/12(月)(〜2/15(木)まで)
◆IEYD9V7.46:イリヤ、ジーニアス、ベッキー、翠星石
◆JZARTt62K2:ヘンゼル、プレセア
◆NaLUIfYx.g:グリーン、ひまわり、きり丸

現在のマップ:>>282
支給品候補ネタまとめ:>>286


予約ラッシュ。
四方八方の火種がいよいよ爆発しそうです。

428 : ◆o.lVkW7N.A :2007/02/13(火) 00:33:13 ID:dVzkkaNe
ちよちゃん、よつば、藤木を予約します。

429 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/13(火) 01:09:36 ID:gTxI5Zxy
>>427
1日ごとに予約が1件づつ増えていっている……。
ということは今日は4つ予約が入るに違いないな。すでに1つ入ったしw

430 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/13(火) 01:16:29 ID:nqOBuhuc
>>429甘い! 書きたいパートが被ったりするときがあるんだぞ。

431 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/13(火) 01:20:09 ID:neCtqvfy
>>429の通りになったら嬉しいが、>>430のが一理あるなw

南東部の廃墟組や、D-3辺りのマーダー密集地帯にもそろそろ動きが欲しい所か。

432 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/13(火) 09:10:45 ID:qJVi98P9
>>428
現在の藤木の状況だと、ちよ組に対してどうするんだろう。
頼れるってほど強そうじゃないし…まさか倒しにいくか!?
蝶期待!

433 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/13(火) 11:37:46 ID:kePgz5Tl
>>419
乱太郎、きり丸、しんべえは10歳だよ。
……でも不明なキャラ一律10歳にしたなら、結局変化無しか。

434 : ◆nhqbjDwFas :2007/02/13(火) 16:17:43 ID:0W0zb4zz
諸事情により予約を破棄します。
申し訳ありませんでした。

435 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/13(火) 17:42:47 ID:KSbzEUY6
楽しみだったのに、残念。次回作期待。

436 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/13(火) 18:57:51 ID:vabmCUO9
>>434
どんまい、次があるさ

ついでに、Wikiのほうの作品紹介を書いていってくれてる人乙。
誰でもいいので、分かるぶんだけちょっとずつ埋めていくのを手伝ってくれると嬉しい……

437 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/13(火) 19:00:50 ID:gTxI5Zxy
>>436
さっき少しだけいじった……、と言っても知ってるwikiのURL貼っただけだけど。
一から作品紹介作るのは自信がないが、補足くらいは時間があるときにやってみる。

438 : ◆o.lVkW7N.A :2007/02/13(火) 19:02:46 ID:dVzkkaNe
投下します。

439 :今、自分達に出来ること ◆o.lVkW7N.A :2007/02/13(火) 19:03:58 ID:dVzkkaNe
「そうだ、よつばちゃんは、知っている人がいましたか?」
「ここにか?」
ちよの発したその言葉に、よつばは目を輝かせた。
もしかしたら、自分が知らないだけでとーちゃん達もこの近くにいるかもしれない。
ジェダの説明をろくに聞いていなかったよつばは、その考えに心を躍らせた。
「ちよも、ともだちがいたのか?」
「それなんですが……」
ちよは半信半疑といった感じで、名簿に書かれた名前のひとつに指を這わせた。
そこに記されていたのは、ちよのよく知った名と同じものだった。
「これが多分、私のクラスメイトの神楽さんのことだと思うんですけど……」
あの場に集められていたのが子供ばかりだったことを考えれば、神楽は少し年が上過ぎる気もする。
しかし、何だかんだ言っても自分と彼女は同じ『高校生』なのだ。
それを思えば、神楽さんがいてもおかしくないだろう、とちよは肯定的に考えた。
ただそれは結局のところ、自分の友人が一人もいない状況を考えるのが怖かっただけだった。
よつばちゃんの手前、平静に見せかけているものの、本当は今にも叫びだしたいくらい恐怖でいっぱいだった。
「ほー、かぐら、なー。そいつ、つよいのか?」
よつばの素朴な問いに、ちよは胸を張って誇らしげに答える。
知り合いのことを口にすると、自分は一人じゃないんだと感じられる気がした。
「神楽さんはすごいですよー。スポーツ万能で、足もすごく速いですし。
 頭……はあんまりよくないですけど、もし逢えたらきっと頼りになります!」
「たしかにすごいな! ちよとはおおちがいだ!」
「…………よ、よつばちゃん」
ちよが少しショックに陥ったのに気付いたよつばが、何とか慰めようとする。
「あ、いや、ちよもすごいとおもうぞ? なにせ、こうこうせいだもんな!」
「はぁ……」
「こうこうせいだったら、これよめるか? よつばの代わりに、とーちゃんがいないかよんでくれ!」
よつばは、そう言ってちよに自分の名簿を押し付けた。
ちよはまだ少し落ち込んでいたが、頼まれた事を無視するわけにもいかない。
よつばに手渡された参加者の名簿を、頭から順に読んでやる。
期待に満ちた顔でそれを聞いていたよつばだったが、残念なことに終わりまで来ても聞き覚えのある名は無かった。

440 :今、自分達に出来ること ◆o.lVkW7N.A :2007/02/13(火) 19:04:57 ID:dVzkkaNe
「いない……。あさぎもふーかもえなもみうらも、みんないない……」
それどころか、大切なとーちゃんや頼りになるジャンボもいない。
よつばは、知人が一人もいないことに気付いてまた泣き出しそうになり、喉をひくっとしゃくり上げた。
今にも泣きそうなよつばを目の前にしたちよは、おろおろしながらも、肩を抱いてよつばへ告げた。
「だ、大丈夫です、よつばちゃん!」
「……ちよ?」
「私が、よつばちゃんのお父さん探してあげますから!」
ちよは、自分で自分の口から出た言葉に心底驚いていた。
しかし、一度言ってしまったことを途中でやめるわけにはいかない。
「でも、ここにはいないんだろー?」
「……そっ、それなんですけど、私読み間違えてたみたいで、ここに書いてありました!」
「おお、ほんとうかー!!」
ちよの指差した名簿には、当然よつばの父の名など載っていなかった。
しかし、字のろくに読めないよつばにそれを指摘することなど出来なかった。
「どこだ?」
「ここです」
適当に指した名前を、よつばが穴が開きそうなほどじーっと凝視する。
ちよはよつばを騙している事に罪悪感を覚えたが、今更嘘だったなどとは到底言えなかった。
肩口に回した腕に力を込めて、ちよはよつばに笑顔で誘う。
「だから、泣かないで一緒に行きましょう」
「おう! わかったーっ!!」
よつばは先ほどまでの直ぐにも泣きそうだった顔を笑顔に変え、威勢良く答える。
天に向けて突き上げたよつばの拳は力強く、ちよは安心して吐息した。

     *     * 
   

441 :今、自分達に出来ること ◆o.lVkW7N.A :2007/02/13(火) 19:05:43 ID:dVzkkaNe
藤木が見つけた二人組は、いかにも非力そうな少女達だった。
ビルの陰から覗き見るが、こちらに気付く様子は無い。
胸に手を押し当てて逸る心音を抑制し、掌の中で確かな存在感を放つ杖をじっと見つめる。
あの二人なら、自分の力でも殺せるかもしれない。
藤木はそう確信して、肺の奥深くにまで届くように大きく一度息を吸い込んだ。
なるべく落ち着き払っている風を装って姿を現すと、二人に声をかけた。
「あ、あの、君たち二人?」
「……はい?」
「おー!」
返事をした二人の内、年上のほうの少女が警戒した瞳で藤木を見やった。
藤木はその視線に少し怯みながらも、ここで怯えては仕方がないと話を続ける。
「実は、僕、探してる人がいるんだけど、見なかったかな」
それは当然嘘だった。いくら知り合いでも、永沢君なんて別に探したいとは思わない。
でも二人を油断させるためには、そう言っておいたほうがいいかもしれない……。
立ち聞きしていた二人の会話を聞いて思いついたその考えは、どうやら当たったらしかった。
藤木に不審そうな視線を向けていた少女は、その言葉で警戒を解き、友好的な表情を浮かべた。
「あ、そうなんですかー? ええと、どんな人です?」
「えっと、永沢君っていうんだけど……」
藤木は永沢の容姿を説明しながら、二人のどちらかに隙が生まれるのを待った。
喉が緊張でからからに乾いたが、いつも以上に饒舌に喋り続ける。
「そ、それで、出来たら一緒に探してもらえないかと思って……」
そう一言言うだけなのに、興奮で異常に気道が苦しかった。
「あ、はい。もちろんいいで……」
「……いやだ!」
唐突に割り入ってきたその声に、藤木は驚きを隠せない。
一方の少女も突然の言葉が予想外だったのか、目をぱちぱちさせて視線を動かした。
「よつばちゃん? どうしたんです」
「だめだ、ちよ。こいつはいやなやつだ! やんだよりずっといやだぞ!」
「嫌な……って、別に普通の人じゃないですか」
「そうか? なんだかだめだ! めつきがわるい!!」
「めつき、……ですか? うーん、そんなこと無いと思いますよ?」
「……、うがーーーっ!!!」
「ちょっ、よつばちゃん!!」
互いに譲らず言い争う二人は、藤木から完全に視線を逸らしている。
今だ、と確信した。どくんどくんと、心臓がうるさいくらいに鳴り響く。
その音に引きずられるようにして、藤木は目の前にある頭に狙いを定める。
二つのお下げが揺れる少女の後頭部目掛け、背後から思いっきり杖を一振りした。
振り下ろした先から、柔らかいものを叩き潰す時特有の、ボグっという重い音がした。

442 :今、自分達に出来ること ◆o.lVkW7N.A :2007/02/13(火) 19:06:46 ID:dVzkkaNe
     *     *     *

後頭部を襲った激痛があまりに唐突で、ちよは初め、その衝撃の持つ意味が理解できなかった。
ゆっくりと後ろに視線をやれば、唇から薄く息を漏らす藤木の不気味な姿がそこにはあった。
「……っ!」
後ろへ一歩後じさり、もう一度殴打しようと振りかぶった杖の先からすんでのところで逃れた。
予想外にすばやい動きに戸惑ったのか、藤木が神経質そうに瞳を左右へ泳がせる。
その一瞬を逃さず、ちよは隣にいるよつばの掌をきつく握った。
よつばの小さな身体を引きずるようにして、できる限りのスピードで走り出す。
頭が割れ金を打ち鳴らしたように響き、ちかちかとした白い灯りの明滅が視界を覆った。
胃壁を突き上げ喉にせり上がってくる激しい吐き気は、止めようも無い。
すぐにでも足を止めてしまいたかった。けれど、ちよにその選択は出来なかった。
自分だけならともかく、ここにはよつばちゃんがいるのだ。

こんなに小さな子を独りになんて、できるわけがない。
ちよは荒い呼吸の中、半ば機械的に左右の足を動かした。

自分のランドセルは、最低限必要なものだけを抜かして全部捨てた。
両肩にのしかかる重さに、どうしても耐えられなかったからだ。
それでも体力の消耗は激しく、もはや自分がどこをどう走っているのかすらよく分かっていない。
けれど一度走るのを止めればそれで終わりだということだけは、よくよく理解していた。
汗で滑る握った掌を絶対に離すまいと固く結び、ちよは尚も走った。
繋いだ手の向こうから、よつばの苦しそうな吐息と激しい心音が感じ取れる。
ちよはそんなよつばの姿に心苦しさを感じたが、休める筈などあるわけも無い。
「ごめんね、よつばちゃん……」
はちきれそうな肺を酷使して何とかそれだけ声にすると、手を引かれていたよつばがふるふると頭を横にした。
恐怖に固まった顔で、それでも心配をかけさせまいとするよつばに、胸が痛む。

あんな人、信用しなければよかった。
よつばちゃんは『嫌な奴』って言ってたのに、どうして聞いてあげなかったんだろう。
……ごめんね、よつばちゃん。
私のせいで、よつばちゃんをこんな目にあわせて。


443 :今、自分達に出来ること ◆o.lVkW7N.A :2007/02/13(火) 19:07:31 ID:dVzkkaNe
前歯で唇を噛み締めて、泣き出したくなるのを押さえ込む。
それでもじわりと眦に滲んだ涙で、眼前の景色が、一瞬ぼやけた。
先ほどからじくじくと痛み続ける後頭部の刺激は未だ止まらず、視界が色を失ってぐるぐると回る。
そのせいだろうか。ちよは足元の高低を見落とし、その凹凸に蹴躓いてよろめいた。
あっと叫ぶ間もなく、ちよの足から力がすっと抜け、ふらつく膝がかくんと折れる。
ばたんと身を投げ出したちよが、打撲した肩口の痛みに思わず顔をしかめた。
直に触れる土の冷たい感触が、火照った肌に少しばかり心地よい。
倒れこんだ地面から慌てて体勢を直そうとして、ちよは己の足が既に限界なのを悟った。
一旦くず折れた身体は動くことを拒否し、最早立ち上がることすら許可してくれない。
鉛のように重い全身と、歪んで見える視界の先の世界とが、ちよに自身の状況を教えた。
「ちよーーーっ!! だいじょうぶか! あたま、いたいのか!?」
崩れ落ちたちよと、すぐそこまで近づいている藤木とを目の前に、よつばがパニックを起こしかける。
脇でおろおろするよつばに、ちよは掠れる喉を振り絞って告げた。
「よつばちゃん、逃げて、ください……」
よつばは、ぶんぶんと顔を左右に振って答えた。
「だめだ、ちよ! よつばがにげたらちよがやられる!!」
「大丈夫です。私は平気ですから、……はやく、逃げて」
そう頼むちよに、よつばは尚もいやいやと顔を横に振る。
倒れたちよの腕を両手で掴み、その身体を無理やりに引きずろうと力を込めた。
「ちよ、ちよ!!」
しかし、五歳の少女の腕力では、到底、人一人の重さなどまともに運べるわけが無い。
ずりずりと地面を擦るその速度はあまりに遅々とし、ナメクジの動きにも劣るものだった。
「よつばちゃん。もう、いいですから」
「でも」
反論しようとしたよつばの言葉を、ちよは必死に作った笑顔で押さえ込んだ。
「私は、お姉さんですから。よつばちゃんをこれ以上、危険には出来ません」
「あ……、」
「……だから、行って?」
微笑むちよに、よつばは再びかぶりを振って拒絶しようとした。

444 :今、自分達に出来ること ◆o.lVkW7N.A :2007/02/13(火) 19:08:09 ID:dVzkkaNe
けれどその行為は、ついに姿を現した殺人者の声によって中途半端に遮られた。

「や、やっと追いついた」

二人に負けず劣らず苦しそうな喉が、酸素を欲してぱくぱくと金魚のように開閉した。
猜疑心の強そうな瞳が、横倒れになっているちよを捕らえて酷薄気に細められる。
ちよは背筋に這い上がる薄気味悪さを抑えながら、両腕で精一杯によつばの胸をどんと押した。
「……走って、よつばちゃん!!」
よつばは名残惜しそうにちよをちらちらと見やっていたが、ついに決心し細い手足を一心に振り乱して駆け出した。
その後姿に、ちよがほっとしたように細く息を吐く。

これで、大丈夫。
よつばちゃん一人なら、きっと逃げられるはずです。
あんなにすごい『武装錬金』だってあるんですから。
大丈夫、絶対に大丈夫ですよ、よつばちゃん。

ちよは、自分の意識が奈落の闇へ落ちかけているのに気付いていた。
しかし、この男に一矢報いること無しに死ぬわけにはいかないと思った。
「どう、したんです? とどめは……ささな、いんですか?」
「う、うるさいな! 今、するよ!!」
ちよの言葉に、藤木が激しく動揺しているのが分かる。
ちよは霞んだ目を大きく見開いて真直ぐに藤木を見据えると、切れ切れの息で告げた。
「だ、ったら、早く、したらどうです……か!」
「わわ、分かてるって言ってるだろ!」
どもりながらそう答える藤木に、ちよは何だか無性に腹立たしくなった。
ちよはうつ伏せの身体の下に腕を伸ばすと、ランドセルから取り出しておいた唯一の武器を手にした。
指先に感じる固い金属の感触が、ちよに自信を与える。
ちよはごくりと唾を飲んで、鞘から出したその短剣を目の前にかざした。
じりじりとこちらに近づいてきた藤木が、一瞬怯んだように足を止める。
だがその刃先のあまりの短さに気付くと、藤木は胸を撫で下ろして、再びちよへとにじり寄った。
感触を確かめているかのように手の中の杖をぎゅっぎゅっと握り締め、動けないちよに一歩一歩歩み寄る。

445 :今、自分達に出来ること ◆o.lVkW7N.A :2007/02/13(火) 19:08:57 ID:dVzkkaNe
ちよは、覚悟を決めた。手にした短剣を強く握ると、瞳を見開いて藤木を見つめた。
「……う、わーーーーっっ!!」
藤木が、絶叫しながら、上段に構えた杖を目を瞑って力いっぱいに振り下ろす。
ぶんという音を伴って、冷たい風がちよの頬を掠める。
ちよはそれが当たるのを承知の上で、自分の頭上に立つ藤木へ向けて短剣を突き出した。
リーチを考えれば、藤木の有利は必至。ちよの構えた刃先は、藤木の皮膚に届くには短すぎた。
しかし、彼女が繰り出したその刃こそは、火の元素霊サラマンデルの加護を授かったサラマンデルの短剣であった。
藤木の振りかぶった杖を僅かに受け止めた短剣が、その刃に触れた杖に炎を移す。
火花を散らして突然燃え上がった炎は、驚くほどの勢いで杖全体に燃え広がり、藤木の両手のひらまでをも焦がした。
ごうごうと唸りを上げて燃え上がるオレンジ色の悪魔に驚いて、藤木は思わず握っていた杖を手放す。
ちよは、その瞬間を見逃さなかった。
怯んだ藤木の足元へ短剣を突きつけ、向き出しの脛を僅かに切り裂く。

「ーーーっっ! 熱い熱い熱いよぉっ!!」

地面へと転がり込んだ藤木が、何とか身体に点いた火を消そうとする。
だが、ズボンの布地を伝って足から上半身へと広がる火の勢いは、そう簡単に消火できるものではない。

……これで、随分と時間が稼げるはずだ。
よつばちゃんの足でも遠くに行けるだけの、十分な時間が。

苦悶の声を響かせてのた打ち回る藤木を見て薄く笑む。
ちよは、今度こそ本当に自分の意識が薄れていくのを感じながら、ゆっくりと目蓋を閉じた。

     *     *     *

よつばは、走っていた。
怖かった。とにかく、怖くて怖くて仕方なかった。
「だれかー、とーちゃーん!! ジャンボー!! えなー、あさぎー!!」
大切な人たちの名を無茶苦茶に叫ぶ。誰でもいいから、返事をしてほしかった。
そして出来ることなら、一緒にちよを助けに行ってほしかった。
「だれかー、だれかたすけてくれー!!」
息が切れて苦しくて立ち止まりたくなったけれど、よつばは疾走をやめなかった。
涙が知らぬ間に溢れて、ぼろぼろと頬を伝っていた。
よつばは幼すぎて、その意味はよく分からなかったのだけれど、とにかく自分のできることをしようと思った。

「はやくーー、だれかーっ!!」

――――そう、とにかく今自分のできる精一杯を、ちよのために。


446 :今、自分達に出来ること ◆o.lVkW7N.A :2007/02/13(火) 19:09:29 ID:dVzkkaNe
【D-8/草原/1日目/午前】
【藤木茂@ちびまる子ちゃん】
[状態]:火達磨、脛に切り傷
[装備]:焼け焦げたルーンの杖@ファイナルファンタジー4 、拾った石*10
[道具]:基本支給品、青酸カリ@名探偵コナン、的の書かれた紙(10枚)@パタリロ!
[思考]:熱い熱い熱い熱い!
第一行動方針:火傷、傷を何とかする
第二行動方針:よつばを追い駆けたい(殺したい)
第三行動方針:強そうな人を探して頼る
第四行動方針:倒せそうな相手は隙を見て殺す
最終行動方針:自分だけでも助かりたい

【F-8/草原/1日目/午前】
【小岩井よつば@よつばと!】
[状態]:かなり不安 (シルバースキン発動・疾走による)過度の疲労
[装備]:核鉄(シルバースキン)@武装錬金
[道具]:支給品一式
[思考]:誰か助けてくれー!!
第一行動方針:藤木から逃げる
第二行動方針:とーちゃんとかぐらを探す
第三行動方針:ちよを助けに戻りたい
基本行動方針:とーちゃんか、誰か頼れる人に会いたい
[備考]:とーちゃんがこの島に居ると思っています。
※…シルバースキンの説明を中途半端にしか見てないため、リバースの方は知りません。

[備考]:ちよの支給品一式は、C-7のどこかに放置されています。
サラマンデルの短剣は、ちよの遺体が握り締めています。

【美浜ちよ@あずまんが大王:死亡】

447 : ◆o.lVkW7N.A :2007/02/13(火) 19:10:59 ID:dVzkkaNe
投下終了です。

448 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/13(火) 19:11:35 ID:v6vFy4LF
ちよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!

GJ!ちょっくら葬式いってくらぁ……

449 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/13(火) 19:12:56 ID:CMPv4+b9
投下乙で……ち、ちよちゃあ―――ん!!
orz

子供しかいない中での、切迫した感じや
それぞれの精一杯な感じが良かった。GJ

450 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/13(火) 19:16:47 ID:KSbzEUY6
神楽=神楽さん発想にわらた。違う違うよそのひと違うーっw
と思ってたら……嗚呼。
よくがんばりました。おやすみ、ちよ
子供同士らしい中の必死が伝わってきました。GJ。

451 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/13(火) 19:16:48 ID:gTxI5Zxy
投下乙!
全員それらしく動いてたなー。このくらいのテンポ良く分かりやすい作品を書けるようになりたいぜ!
そしてちよちゃん乙。



452 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/13(火) 19:18:29 ID:A91yxHuo
何気に「神楽@あずまんが大王」と「神楽@銀魂」の勘違いフラグも入ってるんだな。

F-8ということは……イリヤとジーニアス組のゴタゴタのところに突っ込んでしまう
可能性が高いのか。
あと、位置的にニアの視界にも入って目撃されてるかな?


453 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/13(火) 19:33:06 ID:qJVi98P9
乙!震え上がるほど乙!
フラグも立ったし、何よりキャラガ「らしく」動いてたと思うですよ。
ちよ・゚・(ノД`)・゚・

しかしよつばの位置がちょっと変な気が。
F-8って移動しすぎでは?

454 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/13(火) 19:36:33 ID:A91yxHuo
多めに見積もっても、5キロ前後の移動だし
時間は「午前」になってるから、「午前」の遅めの時間と思えば無理はないと思う。

間に障害になるような参加者やオブジェクトもあまりないし。

455 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/13(火) 19:42:42 ID:qJVi98P9
ちよと別れたのが藤木のいるD-8エリアだとすると、そこから2q近くも移動したことになるが。
幼児の足で2キロってかなりの距離だぞ。沼もあるし。

って言うか、そこまで移動させなくてもいいんじゃないのってこと。
藤木がD-8の西側にいるなら、よつばは同エリアの東の端とかでも問題ないでしょ。

456 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/13(火) 20:36:41 ID:kYkb1d5Z
ちよが……
GJ!!!
死を覚悟してよつばを逃がすちよに燃えました。

あずまんがの神楽と銀魂の神楽って少し似ているのかw
初めて知った

457 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/13(火) 21:14:41 ID:A91yxHuo
【現時点の予約まとめ】
2/10(土) (〜2/13(火)まで)※今日〆切!
◆GhVXYZeedQ:金糸雀

2/11(日) (〜2/14(水)まで)
◆RW6PC/GPu.:グレーテル、神楽、吉永双葉、太刀川ミミ

2/12(月)(〜2/15(木)まで)
◆IEYD9V7.46:イリヤ、ジーニアス、ベッキー、翠星石
◆JZARTt62K2:ヘンゼル、プレセア
◆NaLUIfYx.g:グリーン、ひまわり、きり丸

現在のマップ:>>282
支給品候補ネタまとめ:>>286

参加者が初期配置から少しずつ動き、絡み始めています。

458 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/13(火) 21:39:56 ID:aIQ6aPcQ
投下乙です
ちよもイイんだけど藤木が気になってしょうがないぜ…

459 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/13(火) 22:23:19 ID:FIINRIVx
ちよちゃんはなんで死ぬのん…(´・ω・`)

460 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/13(火) 22:41:25 ID:IU8cwQp6
坊やだからさ

461 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/13(火) 22:46:27 ID:r0cmXmr/
>>460
女なのに?

462 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/13(火) 22:49:47 ID:nqOBuhuc
お譲ちゃんだからさ。

463 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/13(火) 22:52:08 ID:gTxI5Zxy
幼女だからさ。

464 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/13(火) 23:04:31 ID:PyN8Z3ck
だって鈍器で殴られるんやで? 大丈夫やないやろー

465 : ◆JZARTt62K2 :2007/02/13(火) 23:07:38 ID:m5w139Ra
ヘンゼル、プレセアを投下します。

466 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/13(火) 23:08:48 ID:FIINRIVx
wktkktkr

467 :踊れプルタタ ◆JZARTt62K2 :2007/02/13(火) 23:09:19 ID:m5w139Ra
鋼の叫び声をBGMに、殺意の火花で彩られた無機質な舞踏が続く。
四本首の蛇が鎌首を擡げ、そのうち二つが朱髪の少女を血色で染めようと迫った。
迎えるは破壊の闘牛。荒れ狂う鉄槌の獣が鋼の毒牙をまとめて払い除ける。
蛇を手懐ける金髪の少年は、残った二頭を使って後方に跳躍。凶牛を御共に連れた少女の追撃をかわす。
鋼の刃は樹木を抉り、鋼の槌が地面を穿つ。繰り返されるデ・ア・ルング。
幼き踊り手による破壊の舞踏は、ここがコロシアムであったならばいい見世物になっただろう。
しかし、ここに観客はいない。無人に捧げるインヴルティタだ。
静かに水をたたえる湖だけが、二人のダンスを見つめていた。

「お姉さん、結構強いね!」
「もう飽き飽きです……」

互いの距離が開いたために挟んだ休憩で、彼と彼女は悪意で健闘を称え合う。
森の中を駆け回りながらの戦闘は、少なからず二人の体力を削っていた。
思いやりなど欠片も含まれていない労いの言葉を吐きながら、パートナーの隙を狙い続ける一つのペア。
だが、両者の表情には僅かな違いがあった。

「クスッ――ホントに楽しいなあ。こんなに長く遊べるなんて思わなかったよ」
「……何が可笑しいのですか?」
「おかしなことを聞くね、お姉さん。鉄錆と潮の匂いで満たされたこのゲーム、お姉さんも楽しんでいるんでしょ?」
「私は快楽殺人者じゃありません」
「嘘だよ。お姉さんからは僕と同じ匂いがするもん」

ヘンゼルは、心からの純粋な言葉を“同族”に向ける。

「お姉さんも、“あいつら”――ああ、つまり大人達にいじくられてきたんだよね?
 さっき遊び損ねたお兄さんとは“匂い”が全然違う。お姉さんは僕達の側の人間だよ。
 身体と精神を弄ばれ、人や物を壊す道具として造られた僕の同族さ」
「……否定は、しません。確かに私の身体は、これ以上ないくらいに弄ばれています」
「だったらお姉さんにもわかるでしょ? 奪わなきゃ、奪われる。それが真理だって。
 殺すか殺されるしかないんだ。僕達の世界は、それだけだもの。勿論、このゲームでもね」
「そのことと、殺し合いを楽しむことと何の関係があるのですか?」
「だって、折角なら楽しまないと損じゃない。こんな面白そうなゲームで楽しくないなんて嘘だよ」
「……貴方とは、一生意見が合いそうにありませんね」
「そうかなあ? 結構似たもの同士だと思うけどね。まあいいや、そろそろ遊びを再会しよう」

束の間の平穏が終わり、二人は得物を構え直す。
プレセアが先手を打つために足を踏み出そうとした瞬間、ヘンゼルが場違いに明るすぎる声を出した。

「そうだ、もう一つだけ言わせて! さっきから思ってたけど、狭い森の中でそのハンマーは使いにくいでしょ?」

言葉の意図が掴めないプレセアは小首を傾げる。
そんなプレセアを嘲笑うように、バルキリースカートがキリキリと軋んだ。

「でも、できるだけ粘ってね。そうじゃないと――」

言葉と同時に四本のアームが脚となり、ヘンゼルの小柄な身体を持ち上げる。
四本のアームはそのまま重力に逆らい、真上に向かう弾丸となった。
プレセアが軌跡を目で追うと、木に張り付いたヘンゼルが子悪魔の笑みを漏らしていた。

「早く壊れすぎて、つまんないから」

468 :踊れプルタタ ◆JZARTt62K2 :2007/02/13(火) 23:10:38 ID:m5w139Ra
同時、ヘンゼルの姿が消失する。否、反対側の木に向かって飛んだのだ。
即座にグラーフアイゼンを後ろに向け、背後から襲いかかかるであろうヘンゼルに対して構えるプレセア。
しかし、ヘンゼルはプレセアには向かわず、今度は二つ隣の木へと飛び移った。
右、左、右前、左、後方、左前、右後方、右、左前、右、左後方。
まるで壊れたピンボール台のように、木々は金髪の少年を弾き合っている。
縦横無尽に空中を飛び回るヘンゼルはしかし、一向に攻撃しようとしない。

「成程……注意力を散漫にするつもりですね……」

途中から目で追うことをやめたプレセアがポツリと呟き、静かに目を閉じた。
刃のように意識を研ぎ澄まし、五感を超えた感覚で上空を飛び回る気配を探知する。
プレセアは視覚を排除し、聴覚と空気の流れだけを意識の内を置いた。
右後方、左後方、左前、右、後方、右、左、右前、左前、左後方、前方――
そして上空を飛び回る影は、その軌道を唐突に斜め下方に変更し――

「……フッ!」

気合とともにグラーフアイゼンを左に薙いだプレセアは、そのまま自分の身体を軸にして後方に鉄槌を向かわせる。
円軌道を描くグラーフアイゼンが捉えたのは、背後の木にブレードを突き刺し、プレセアと同じ高さで突進のエネルギーを溜め終えたヘンゼル。
同時、ブレードが木から離れ、ヘンゼルが弾丸と化す。一度発射された凶弾は止まらない。止まらない。
対するグラーフアイゼンのタイミングは十全。
エクスフィアの力で振るわれた鉄槌が、プレセアとヘンゼルを結ぶ直線を弧閃で断ち切る。
破壊の鉄槌は間違いなくヘンゼルを粉微塵にしただろう。

そう、その凶弾が脚さえ持っていなければ。

「あははっ」
「……!」

バルキリースカートのブレードが“土”を抉り、小柄なヘンゼルを減速させ、突進の速度を落とす。
その結果、タイミングを逃した鉄槌は獲物を食らい損ね、悔しげにヘンゼルの眼前を通り過ぎた。
全力で振るわれた鉄は止まらない。止まらない。
驚愕に目を見開いたプレセアが無防備な肩を晒した瞬間、ヘンゼルの口元が嬉しげに吊り上がる。
地面に突き刺さった二本のアームを軸に、二発目の弾丸が発射された。
一回目の加速を生み出したアームが今度は腕となり、すれ違いざまにプレセアの柔らかな肩口を切り裂く。

「くうッ!」

苦痛の呻きを漏らすプレセアを尻目にヘンゼルは再び土を弾いて飛翔。
深緑色の葉を茂らせる枝にアームを絡ませ、余裕の表情で地面を見下ろした。
読み合いに負け、負傷し、動きを止めて傷口を押さえるプレセアに挑発の言葉をかけるために。
しかし、その余裕の表情は瞬時に疑問の表情に取って代わられる。

プレセアは、止まってなどいなかった。

469 :踊れプルタタ ◆JZARTt62K2 :2007/02/13(火) 23:11:44 ID:m5w139Ra
「オオオオォォォォッッ!!」

回転回転回転、壊転。

「空旋連転舞!」

風――もはやカマイタチと言ってもいいほどの爆風を纏った鉄槌が四重円を描く。
鉄槌とともに振るわれた風がプレセアの周囲の木を軒並み粉砕した。
ダルマ落としのように根幹部分を吹っ飛ばされた木々は、自重によって崩壊を始める。
ヘンゼルが足場としていた木も例外ではない。軸を破壊された木は、あろうことか破壊円の内側――つまりプレセアの方へと倒れ始めた。
飛び移ろうにも周りの木々は全て倒壊の途中であり、枝葉が邪魔して遠くに逃げることもできない。
円の中心では回転を止めたプレセアがグラーフアイゼンを構え、それを見たヘンゼルがこの期に及んで楽しそうに笑い――

「楽しいなあ!」
「……覚悟してください」

天から堕ちる四本のアームと地に聳える一本の鉄槌が最後の調べを奏で始める。

「孤月閃!」

口火を切ったのは大きく振り被られたグラーフアイゼン。
三日月を描くようなプレセアの槌撃がヘンゼルの頭部を齧り取ろうと唸りを上げる。
その破壊力は重力も相まって今までの打撃の中で最も強く、プレセアの頭部に迫りつつあった一本のブレードを粉微塵に粉砕した。
脚一本食い潰しても飢えが満たせぬ鉄槌は、同一軌道上にあった二本目のブレードにも牙を剥く。
振り下ろされた巨大な質量は、刃の腹を押さえ凹ませ穿ち貫き破壊する。哀れ二本目のブレードはその姿を消失させた。
しかし、それだけ。
二本のブレードを破壊したことによってスピードを落とした槌撃はまたもや本命を食らい損ね、
グラーフアイゼンが狙った場所に到達する頃には、プレセアが確かに狙いを定めたヘンゼルの頭部も、身体も、残り二本のブレードも消えていた。

「これは……!」

プレセアは見た。
砕いた二本のブレード――勿論これは囮だったのだが――と繋がっていたアームが倒れ来る枝葉の中に吸い込まれていくのを。
囮に使わなかったアームを倒壊する木に引っ掛け、倒壊を加速させるとともに枝葉を突き抜いて空に打ち上がる少年を。
枝葉の隙間から見える空に、太陽を背にしたヘンゼルが笑っているのを。
そして、倒れ来る枝葉を。視界を塞ぐ死のブラインドを。

「楽しかったけど……これで終わりだよ!」

ヘンゼルは二本のブレードを滑空させた。
落下の威力が上乗せされたブレードは、鉄槌を振り下ろし終え、隙だらけで視界も塞がれた少女の首を刎ね飛ばす――
はずだった。

「月閃――空破!」

下に向かう運動エネルギーを無理矢理力で捻じ伏せ、瞬時に逆方向に振り上げられたグラーフアイゼンが一本のブレードを弾き飛ばした。
孤月閃から繋がる秘技は倒壊した枝葉と幹を貫き、狂刃の一本を打ち落としたのだ。
だが、やはりそこまで。所詮、視界のきかない中でがむしゃらに放たれた技だ。
バランスを崩されながらも、残った一本のブレードがプレセアの髪と肩口を抉り取った。
朱色の髪がパラパラと舞い、それに重なるように血飛沫が舞う。

470 :踊れプルタタ ◆JZARTt62K2 :2007/02/13(火) 23:12:43 ID:m5w139Ra
「はあ、はあ……」
「もう、諦めなよ。楽しい楽しい遊びの時間もそろそろ終わりさ」

プレセアから少し離れて着地したヘンゼルが優しい声を出す。無論、内容は全然優しくない。
しかし、その挑発に対してプレセアは沈黙せざるを得なかった。
プレセアはわかっていたのだ。このままではいずれ自分は殺されると。
最初に付けられた傷口と、ついさっき負傷した箇所は同一だった。
右腕の感覚は殆どなくなり、グラーフアイゼンをまともに振るえるかも怪しいだろう。

「大丈夫、そのハンマーは僕が使ってあげるから。だから、安心して逝きなよ」
「……お断りします」

プレセアはキッパリと言う。

「先程貴方は、私と貴方を『似たもの同士』と評しましたけど、それは間違っています。
 私には仲間がいます。ロイドが、ジーニアスが……共に戦った皆がいます。それに、家族もいるんです――大切な、大切な妹が。
 だから、死ねません。必ず優勝して、私はアリシアに会うんです」

そう言い捨てると、そのまま背後の湖に飛び込んだ。
水しぶきが霧となり、血に塗れた地面を滲ませる。

「逃がさないよ」

プレセアを追って湖に飛び込もうとしたヘンゼルは、ふと足を止めた。
そしてそのまま考え込む。

「僕、泳げないや……」


【E-4/森(湖との境)/1日目/朝】
【ヘンゼル@BLACK LAGOON】
[状態]:中度の疲労
[装備]:バルキリースカート(二本は破壊、再生まで要時間)@武装錬金、血の付いた拡声器
[道具]:支給品一式、スタングレネード×9 
[思考]:あのハンマー、惜しかったなあ……
第一行動方針:手に持って使える鈍器や刃物が欲しい(銃でも構わない。その時は姉様になる)
第二行動方針:遊ぶ
第三行動方針:いろんな人と遊びつつ、適当に殺す。


【E-4/湖/1日目/朝】
【プレセア@テイルズオブシンフォニア】
[状態]:中度の疲労。右肩に重度の裂傷。ツインテールの右側喪失。軽い興奮状態。思いきりはさみの効果持続中。泳げません
[装備]:グラーフアイゼン(ハンマーフォルム)@魔法少女リリカルなのはA’s、エクスフィア@テイルズオブシンフォニア
[道具]:思いきりハサミ@ドラえもん、カートリッジ×10@魔法少女リリカルなのはA’s
支給品一式
[思考]:よく考えたら私も泳げない……どうしようゴボゴボ
第一行動方針:少年(ヘンゼル)から逃げる。
第二行動方針:出会った人間は殺す。
第三行動方針:できれば大斧が欲しい。
基本行動方針:優勝してアリシアを生き返らせる
※プレセアはアリシアの死を知った以降から参戦。名簿を見ていないのでジーニアスがいることに気が付いていません
※グラーフアイゼンはプレセアを警戒しています

471 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/13(火) 23:14:56 ID:uXTEjh1m
投下乙!

>よく考えたら私も泳げない……どうしようゴボゴボ

駄目じゃんw

472 : ◆JZARTt62K2 :2007/02/13(火) 23:15:17 ID:m5w139Ra
投下終了
グレーテルが「海は見たことがない」「コンクリートの壁ばかり見ていた」と言っていたのでヘンゼルは泳げないことにしました。
プレセアは水着イベントのときに「海は初めて」と言って砂浜で遊んでいたので泳げないと予想。

473 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/13(火) 23:18:54 ID:gTxI5Zxy
投下乙! すげーハラハラした。バルスカが原作5割り増しくらい恐いw
あ、プレセアはロイドのこと「さん」付けで呼んでたはず。

474 : ◆JZARTt62K2 :2007/02/13(火) 23:51:29 ID:m5w139Ra
>>473
確かにそうでした……
採用された場合、wikiにて修正します。

475 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/14(水) 00:37:48 ID:sDeaco3q
金糸雀の予約は切れてしまったな。

476 : ◆GhVXYZeedQ :2007/02/14(水) 00:40:40 ID:ngBJ1vS+
まだ作品が投下できる段階ではないので、予約を破棄します
(といっても、もう期限は切れていますが……)
連絡が遅くなってしまって、本当に申し訳ありませんでした

投下乙
>よく考えたら私も泳げない……どうしようゴボゴボ
ちょwwwwどうすんだこれからwww

477 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/14(水) 00:51:35 ID:hYUQQcP1
>>476
破棄とは残念です。次回作期待してます。
……メマイガスルヨドウシヨorz

478 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/14(水) 00:54:31 ID:u2cZcxIg
とりあえず、服が濡れて……って展開は避けられないよね?

479 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/14(水) 01:42:26 ID:sDeaco3q
だが、プレセアはイエローみたいに代わりの服を持っていない……
トマからいちごパンツでも奪えw

480 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/14(水) 02:43:04 ID:db0p5B0p
>>472
GJ。
バルスカの4つのブレードは怖かった。
でも逃げ延びた、と思ったら……溺れてるー!?

481 : ◆IEYD9V7.46 :2007/02/14(水) 02:46:17 ID:hYUQQcP1
ジーニアス組を予約した者です。◆GhVXYZeedQ氏が金糸雀を単独で予約してくださった状況は
こちらのプロットを練る上で非常に都合が良い状態でした。というのも、金糸雀がどこに流れ着くのかを
自分で決めたくない理由があったんです。そして、話の都合上金糸雀の行き先が決まってないとまずいことに
なるので、金糸雀を追加予約しておきます。ただ、金糸雀を他に書きたい方がいらっしゃいましたら
この追加予約は破棄するつもりです。深夜に長文失礼、寝ます。





482 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/14(水) 03:43:48 ID:db0p5B0p
・予約しなくても投下することはできますが、その際は他に予約している人がいないか
十分に確認してから投下しましょう。

ですから、そういう形なら特に予約を入れずに書いても良いのでは。
予約必須というわけではありませんし。

と思ったんだけど自信が無いな。
どうなんだろう、予約するなら登場キャラ全部予約してないといけないのかな?

483 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/14(水) 03:50:50 ID:Wpi32d/f
予約するなら登場キャラは全部予約。でないと食い違ったら迷惑。
ま、これも抜け道があるけどさ。

484 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/14(水) 04:30:07 ID:db0p5B0p
>>483
迷惑有るの?
予約してないキャラは予約無し投下と代わり無いのでは。

485 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/14(水) 19:23:04 ID:gQoXGNQ1
【現時点の予約まとめ】

2/11(日) (〜2/14(水)まで) ※今日〆切!
◆RW6PC/GPu.:グレーテル、神楽、吉永双葉、太刀川ミミ

2/12(月)(〜2/15(木)まで)
◆IEYD9V7.46:イリヤ、ジーニアス、ベッキー、翠星石、金糸雀
◆NaLUIfYx.g:グリーン、ひまわり、きり丸

現在のマップ:>>282
支給品候補ネタまとめ:>>286

参加者が初期配置から少しずつ動き、絡み始めています。

486 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/14(水) 19:27:12 ID:uwvBVNiH
ベッキーって誰だ?
と思ったらレベッカってキャラのことか。
わからなかったぜ。

487 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/14(水) 19:30:06 ID:gQoXGNQ1
ベッキーをレベッカって呼ぶヤツって教授くらいだと思いだした

488 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/14(水) 19:46:56 ID:lraMkXD4
ちゃんとキャラ名で書いた方が無難だわな

489 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/14(水) 19:56:06 ID:KhbYg81E
>>485
予約まとめ役取られたー……orz 乙です。

>>481
予約追加については空いているキャラなら大丈夫だと思います。
このロワで、確かもう前例があったはず。

490 : ◆CFbj666Xrw :2007/02/14(水) 20:59:29 ID:MoSBSV/+
マップ北東域のキャラを大体纏めて……
ククリ、ゴン、リルル、ヴィクトリア、ネス、フランドールを予約。
三日、か。

491 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/14(水) 21:04:10 ID:ByIFfF77
知ってるキャラが圧倒的に少ないからなぁ……

492 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/14(水) 21:20:24 ID:2Pu4kfhH
半分ぐらいは知っていても、知らないのと組んでたり、ネタがなかったり、自信がなかったりする。

493 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/14(水) 21:32:41 ID:KhbYg81E
一作品一人の参加者だと、原作に目を通しているうちに死んでしまいそうで
怖くてなかなか手をつけられないんだよなあ……。

ところで、今日はあの日ということで
チョコを支給された参加者あたりで何か話が来ないかな、とちょっとだけ期待していたのは
どうやら俺だけだったらしいorz 死者スレに愛の手を……

494 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/14(水) 21:35:57 ID:lraMkXD4
また死者スレでなんかあったのか?w

495 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/14(水) 22:56:28 ID:gQoXGNQ1
ミミ組大丈夫かいな?

496 : ◆RW6PC/GPu. :2007/02/14(水) 23:01:25 ID:o4SBA1Zl
ミミを入れるとどうも間に合いそうに無い、憎むべきは俺の遅さか……。
今日中には間に合いそうに無い、申し訳ない。

497 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/14(水) 23:26:24 ID:v++8EiJ4
予約延長てことでおk?
焦らずに頑張ってくださいな

498 : ◆RW6PC/GPu. :2007/02/14(水) 23:27:48 ID:o4SBA1Zl
え、予約延長なんてあったのか……知らなかった。
兎に角今週中にはしっかり仕上げてきます、申し訳ない。

499 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/14(水) 23:33:54 ID:v++8EiJ4
スマソ他ロワで『1日だけ予約延長おk』ってルールがあったんでつい…
ちょと吊ってくる

500 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/15(木) 05:08:51 ID:TOK3TiD7
ここでは予約延長はちゃんとしたルールにはなっていない。
ただ、言いに来たなら少しは待ってあげようという風潮になってる。

501 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/15(木) 13:41:48 ID:Crd7SSet
予約延期ルールはまだ決められてなかったけど、ま、予約無し投下と同じように見ればOK。
書きかけなら他の人の予約が入るより先に仕上げてしまうべし。

ロワによっては、○作以上既に採用になってる実績ある書き手は延長OK、とかなってたりもする
そろそろ序盤のハイスピード展開も終わったし、この辺でちょっとルール変更してもいいかもな。
誰と誰を絡ませるにしても、状況が複雑で時間がかかる。

502 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/15(木) 16:44:50 ID:17RR9qWk
凄く気になったんだが。
光子郎って、光子朗じゃなくて、光子郎だよね……?

503 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/15(木) 17:25:29 ID:wmG7u6qZ
ずっと朗だと思ってた

504 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/15(木) 17:26:00 ID:wmG7u6qZ
とか書いただけで郎と朗がゲシュタル崩壊したぜwwwwwwww

505 : ◆IEYD9V7.46 :2007/02/15(木) 18:04:37 ID:2qknkgrL
えー、自分もまだ書きあがらないので予約破棄します。本当すみません。
書き上げるつもりはありますが、企画進行を妨げたくないので他の方の予約が
入りましたら没スレに投下するつもりです。ご迷惑をおかけしました。

>>486-488
地図見ながら予約したらベッキーって書いてしまった。ハハハ……orz

506 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/15(木) 18:09:12 ID:wmG7u6qZ
ちょwwww早漏すぎwwwwまだ六時間あるからwwwwwwwwwwwww

507 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/15(木) 18:13:09 ID:NWA9RQ5I
>>505
日付変わるまで大丈夫ですし、いざとなったら延長も効くようなので、もうちょっと粘ってみてはいかがでしょうか……
もしそれでも間に合わないようでしたら破棄も致し方ありませんが、残念orz

予約破棄になっちゃう人が多いが、遅筆の人が多いのかな?
予約期間を延ばしたほうがいいのだろうか。

508 : ◆IEYD9V7.46 :2007/02/15(木) 18:18:38 ID:2qknkgrL
ルールに72時間とあるから破棄宣言しておいたほうがいいのかと思いました。
7割くらい書けているので粘ってはみます。

509 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/15(木) 19:26:50 ID:fZmCC5KC
なんかその日一杯おkってなってるけどルール上は72時間なんだよな…

あと、誰とは言わんが発言の仕方をもう少し考えたほうがいいんじゃないか?


510 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/15(木) 19:42:15 ID:wmG7u6qZ
誰とか言えよそこは。

511 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/15(木) 19:46:08 ID:+SNg6TDz
お前の事だ

512 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/15(木) 19:50:49 ID:wmG7u6qZ
そうか

513 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/15(木) 21:40:20 ID:FeSMZbwc
15日予約の人来るかなぁ?

514 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/15(木) 22:30:04 ID:wmG7u6qZ
そういや予約こねえなあ

515 : ◆NaLUIfYx.g :2007/02/15(木) 22:43:34 ID:sDoYqvfM
グリーン、ひまわり、きり丸投下します〜
また72時間であったら予約が切れてしまっていたのに対して何の返答もなくてすみませんでした。

516 :栄光のマウンテンロード ◆NaLUIfYx.g :2007/02/15(木) 22:44:21 ID:sDoYqvfM
「ふう」

グリーンとて、赤ん坊を抱えたまんま歩くのは、少し疲れる動作であった。
暴れていない分、まだまともではあったが……
自然と疲れを取るかのように、ため息が吐き出された。

「たー」

そんなグリーンの気持ちなどしらず、ひまわりはグリーンの胸の中で気持ちよくしている。
そしてそんな声を聞くグリーン自身も、少しだけ気が楽になった。
これが日常の世界だったら、兄弟ですか? と、他人聞かれるかもしれなかった。
お世辞にも彼らは似ていないが……
グリーンは、先ほどの小さい子から手に入れた、あのクロッキー帳とペンについて考えていた。
先の戦闘で襲い掛かってきたポケモン(?)は、すべてあの子が描いた絵と全く同じ形をしていた。

(つまり、あのクロッキー帳に絵を描くことによってそれが実体化する、というわけか)

ちょっと信じきれない部分もあるが、自分の持ってる「こぶたのしない」を考えると、至極当然の考えに変わる。そして、さらに考える。
自分がそれなりの衝撃を与えた瞬間、あれらは消え去った、それらが伝える事は……

(ある程度の衝撃を与えるとそれは消滅する、うまく使いこなせば盾にはなるだろうか?)

確かに咄嗟に繰り出して、敵の攻撃の身代わりになってくれるのはとても便利な道具である。
しかし、グリーンはその考えを捨てた。
実際確かめていないが、きっとそれは描いた瞬間に実体化されるだろう。
いつ敵に襲われるかわからない状態で、そんな悠長な事なんかできるわけがなかった。
また、グリーンを襲ってきたのは10体、そして描かれていた絵も10枚――つまり、1枚につき1体しか実体化できないという事であっ

た。
残り枚数は5枚……無駄遣いは許されなかった。
ゆえに、検証しなければ拭いきれない疑問点はいくつかある。
まず1つ目が力の強さ、
これは、実際に実体化したあのポケモン(?)と戦ったグリーンだけにわかること
あの力の強さから防御力も硬いと思わされたのであったが、それは大きな間違いであった。
では、なぜ純粋な力が強かったのだろうか?

(あの子自身の強さの影響……? いや、それだったらか俺の攻撃を避けれたはずだ)

つまりあのポケモン(?)自身の強さなのか? あのクロッキー帳はそこまで判別できるのだろうか?
2つ目に、実体化させる大きさに持続時間
あの子が実体化させたのは1mも満たない小さいポケモン(?)であった。
ならば、ギャラドスやカイリューといった大きいポケモンとかも実体化できるのだろうか?
さらに言うならば、それらがどれくらい持続するかどうか、
もし、ある程度の衝撃を加えるまで消滅しないのであるならばそれは強いであろう。
ある程度のはったりや、敵との戦闘のときにそちらに集中する部分があるからだ。

ぶっちゃけ、描けばわかること……問題は残り5枚の1枚を使うべきかどうか、だけであった。
グリーンは悩んだ挙句、描く事にした。
幸いここは見晴らしがいい路上、仮に襲われたとしても対応できる時間と余裕もある。
グリーンはひまわりをおろして、自分も路上に座り込んだ。
そして、ランドセルからクロッキー帳とペンを取り出す。

517 :栄光のマウンテンロード ◆NaLUIfYx.g :2007/02/15(木) 22:45:59 ID:sDoYqvfM
(しかし……何を描けばいいんだ?)

どうせなら何かとためになるものを描きたい――先ほどあげたギャラドスとかカイリュー辺りが妥当か?
ここでグリーンはさらに悩む。
仮に大きいのを描いたとしてもそれと同じ等身大で実体化するのだろうか?
と、今更悩んでも仕方ない。意を決して描き始めようとしたのだが……
ここで、グリーンの周りをたしたしたし、とハイハイしているひまわりの存在に気づく。
今ここでギャラドスとかを実体化したらこの子はどうする?
間違いなく怯えるに違いなかった。
赤ん坊が、いきなりそんなものを見せられて怖がらない理由がない。
よって大きいポケモンは却下、自分と同じくらいなら問題ないだろうか、と思った。

(……自分?)

ここでグリーンはあることに気付く
自分自身を描けば自分自身が出てくる。
もちろん『首輪』がない自分が……
だからどうした、という話もであるのだが、ふと思ってしまった。
ならば首輪を描けばどうなる? グリーンは考え込む。

(首輪そのものが出てくる? いや、生物しか実体化されないだろう……それに仮に首輪が実体化してもそれは解除できる物ではないはず


時間だけが流れていく。
ときおりひまわりが声に出す「たー」が無駄に頭の中に残ってしまった。

518 :栄光のマウンテンロード ◆NaLUIfYx.g :2007/02/15(木) 22:47:34 ID:sDoYqvfM
(これは試し、という意味なんだ。ならば首輪を描いても問題ないだろう……)

グリーンはそう思うと、自分の首輪は見難い為、ひまわりの首輪を描こうとした。
ひまわりをひょいと持ち上げ、目の前に座らせ、クロッキー帳を開いた。
と、その瞬間ボワンという音と共に、ベレー帽とエプロンがグリーンに装着された。

「おー」

ひまわりが驚きの声を出す、と同時にグリーンは、内心他の人がいなくてよかったと心から感謝した。
一回深く深呼吸をし、自分は普通の格好と思いながら冷静になり、ひまわりの首輪を描き始めた。

「たーい」

ひまわりは自分が描かれているのだと思い、恥ずかしがるように頬を赤くして視線を逸らす。
グリーンにとっては側面の形を見れたので、逆に作業がはかどった。

「まぁ……こんな感じだろ」

と言いながら、自分の描いた絵と首輪を比べる。
時間にして数分、さすがはグリーンといった所か、ある程度の特徴は捉えられていた。
とその瞬間、再度ボワンという音と共に、今度は首輪が出てきた。
ひまわりが興味津々にその首輪を観察する。
グリーンはそれを取り上げるかのように、ひょいと持ち上げてじっくり観察する。
出来る限り似させようと努力をしたのだが、やはり形だけちょっと似ているただの張りぼてのようであった。
自然と溜め息が吐き出された。
これが本物の首輪が出てくるようであったら、首輪解除の手段に役立つのかもしれない。
その期待は見事裏切られてしまった。

(…………見られてるな)

つい先程まで気がつかなかった気配が感じられた。
と、再度気配が消える。これでグリーンは確信を得た。
誰かがこの場にいる、と
グリーンは立ち上がり、ストレッチをする振りをしながら辺りを見回す。
人が隠れそうな場所といったら、右手にある無数の岩

(ここははったりでもかますべきか……)

「おい! そこにいるのはわかってるんだ! やる気がないなら出て来い!」


519 :栄光のマウンテンロード ◆NaLUIfYx.g :2007/02/15(木) 22:48:30 ID:sDoYqvfM
    * * *

「おい! そこにいるのはわかってるんだ! やる気がないなら出て来い!」

(くそっ……気づかれたのか!?)


きり丸は岩陰に隠れていた。
グリーンとは違って、障害物が何もない路上を歩くのは勇気が必要で、自分の姿があまり見られない崖の近くを歩いていた。
そして路上の方を警戒して歩いていると、向こうから人影が見えてきた。
忍者としての反射神経なのか、きり丸は素早く手ごろな岩を盾に、隠れてうまく気配を隠した。
そして、顔だけをちょこっとだけ出して、その人物を見た。
茶色の髪が特徴的な男の子、見た事のない服、そして手には赤ん坊を抱えている。
その赤ん坊の格好もまた未知なる服――好奇心が疼くが、これ以上近づくと感づかれるので止めた。
ぱっと見、殺し合いに参加しているような感じではなかった。
赤ん坊を抱えた人間が殺し合いに参加するのか? それは限りなく否定に近かった。
しかし、それは限りなく……赤ん坊はともかく、男の子自身がこの殺し合いに参加しているのかもしれない。
赤ん坊は相手を油断させる為の罠――きり丸の頭の中でそういう考えが浮かぶ。
と、そう考えているうちに茶色の奴が座り込んだ。

(気づかれてる様子は……ないよな?)

自分に問いを投げかける。
多分であるが、気づかれてる感じはしなかった。
赤ん坊は周りをよちよちろと動いている。
そして男はは――ランドセルの中から何かを取り出した。
目を凝らして注意深く見ると、本とペンであった。
そしてしばらくすると、その男は本を開いた。
と、彼の服装に変な物が追加された。
変な音と共に、笠みたいに頭にかぶる物と、割烹着みたいなのが突如出てきたのであった。
その男も驚きを隠せない様子であった。
きり丸は唖然としていた。
忍法……で説明できるのか? それにしてもなんと不可解なものであった。
きり丸はあふれ出す好奇心を必死に抑えならがも、さらに様子を伺った。
ペンを使って、その本に赤ん坊を描いている感じであった。
そして、描き終わっただろうポーズをとると、再度驚くべきことが起きた。
突如、その紙から白い煙と同じような音が出てきて、何か小さい物が出てきた。
その子はそれを手にしてちらちらと周りを見る。

(すんげぇ……)

紙に描かれた物が出てくる……見た目と形状からして恐らく皆がつけてる首輪であった。
見た事もない魔法とも言える代物、そんな物を始めて見て、あれを強く欲しいと思ってしまった。
今までうまく隠した気配が明るみにでる。
その事に慌てて気付き、再度気配を消した。
気配を隠してたのも忍者としての癖、一瞬だけ出ても普通はばれないだろうと自分に言い聞かせた。
しかし、相手はきり丸の思ってた以上の人物であった。
そして今に至る。



520 :栄光のマウンテンロード ◆NaLUIfYx.g :2007/02/15(木) 22:49:41 ID:sDoYqvfM
    * * *


グリーンとて、まさか人が隠れてるとは思いもしらなかった。
路上ばかりを気にしていた自分のミスであった。
人が隠れそうな岩は沢山ある……そのため、正確な位置までは特定できなかった。
このまま一つ一つ調べていたら、違う場所から襲われる可能性もある。
グリーンはチラッと自分の足元にいるひまわりを見る。

(この子を危険な目にはあわせたくない)

相手がやる気であるならば、まだ赤ん坊のひまわりを気にしながらの戦いはグリーンにとっては不利になる要因であった。
相手も出てくる気配はない。向こうとの距離はまだある。ここならば、不意打ちも十分に対応できる距離
ここでの最善方法はこの場から去る。それしかなかった。
グリーンは目線を出来る限り岩から逸らさずに、クロッキー帳を閉じて、ペンとともにランドセルの中に入れる。
と、さっき装着された服装も消えたが、グリーンにとってはどうでもよかった。

一方のきり丸も、相手の動向を疑っていた。
相手はやる気がないなら出て来い、と言ったがそれこそ相手の罠である可能性もある。
きり丸にとっての最優先なのはこの殺し合いから生き残る事
確かに信頼できる仲間を増やすのは、この先来るべき戦いや、複数人での脱出において重要な鍵となる要因であった。
しかし、この状況がそれを許さなかった。
相手の言葉を鵜呑みに出来る程のお人好しではない事
先ほど何者かに襲われしまった事
これらが彼らに多少の疑心暗鬼を植えつけたのであった。
それこそきり丸が路上を歩いてばったり出くわしたのであったら、話は別であったのかもしれなかった。
きり丸も出るに出れない。願う事ならこのまま去ってほしいと思った。
すると、

ドンドコドンドコドンドコドンドコドンドコドンドコドンドコドンドコ!

突如3人の耳に太鼓の音が聞こえ始めた。
3人共上を見上げ、山頂に目をやった。
なんで山頂から太鼓の音がするんだ? という疑問が頭の中を支配する。しかし、1人だけ違う。
ひまわりはその太鼓の音に好奇心を抱き、猛スピードで動き出す。
一応、山頂に進む道程は存在した。
それに気付くグリーン、そのあまりにも早いスピードに驚きを感じたが、慌てて追いかけ、山頂への道に入る直前で拾いあげる。

(チャンス!)

きり丸はこの隙を逃さなかった。
素早く岩を跨ぎ、路上へと降り立つや否や、全力疾走で駆け抜ける。
幸いな事に、山道の方と自分がいた岩は反対側方向――多少距離は縮まったにせよ、十分逃げ切れる距離であった。
もちろんグリーンも気付く。しかし、そっちに注意がいった瞬間、ひまわりが腕の中で暴れ始めた。

「やー」

予想以上の力を出されたのと、片腕で抑えていた事もあって、腕から脱出された。
地面にうまく着地するひまわり、その瞬間にはまた猛スピードで山頂目指して動き始めた。
デッキブラシを持って走り去る忍者姿の男、山頂を目指すひまわり
どちらを追うか一瞬悩むグリーンであったが、結局ひまわりを追うのであった。

グリーンが再度ひまわりを拾い上げ、山頂を目指すのはその数秒後

ドンドコドンドコドンドコドンドコドンドコドンドコドンドコドンドコ!


521 :栄光のマウンテンロード ◆NaLUIfYx.g :2007/02/15(木) 22:50:30 ID:sDoYqvfM
    * * *

「ふう……どうやら追ってはこないようだな」

息が切れ、疲れがたまり自然と立ち止まる。
後ろを見るが、追っかけてくる人間はいなかった。
さっきの太鼓の音はまずい、ときり丸は思った。
この殺し合いに参加している人間がいたら、人が確実にいるあそこの山頂を目指すはず
さっきの男も自分を追っていないから、向こうの人間を殺しにいった、という可能性もあった。
他人を犠牲してでも生き残る。あまり響きはよくないが、それは仕方のないこと
むしろ太鼓の音を鳴らす方が悪い。そうきり丸は自分に言い聞かせた。

(しかし……あまり人には会わない方がいいな)




【A-6/山の麓/一日目/午前】
【グリーン@ポケットモンスターSPECIAL】
[状態]:疲労
[装備]:こぶたのしない@FF4、ナインテールキャッツ、はりぼて首輪
[道具]:金属探知チョーク@ドラえもん、基本支給品、アーティファクト『落書帝国』@ネギま!(残ページ5)
[思考]:1人で突っ走らないでくれ……
第一行動方針:山頂を目指す。山頂にいる人との接触、またある程度の警戒
第二行動方針:ひまわりを保護してくれそうな人間を見つけるまで、ひまわりを守ってやる
第三行動方針:ゲームにまだ乗っていない参加者(できれば首輪解析・解除技能にすぐれた者)を探す
第四行動方針:レッド達は大丈夫だろうか……?
基本行動方針:ゲームの破壊、生きての脱出



【野原ひまわり@クレヨンしんちゃん】
[状態]:健康
[装備]:ガードグラブ@SW
[道具]:基本支給品、不明支給品1個(グリーンは確認済。ひまわりにもグリーンにも使えない物?)
[思考]:(あの音なんだろう?)
第一行動方針:(あの音のする方に行きたい)
第二行動方針:(この格好いいお兄さんと一緒にいたい)
第三行動方針:(しんのすけに会いたい)
基本行動方針:(おうちに帰る)




【A-6/市街地入り口/一日目/午前】
【摂津のきり丸@落第忍者乱太郎】
[状態]:健康 警戒
[装備]:デッキブラシ@テイルズオブシンフォニア
[道具]:支給品一式 魔晶石(15点分)
[思考]:金目の物金目の物〜
第一行動方針:生き残り脱出する
第二行動方針:ゼニにつながるものを集める
第三行動方針:乱太郎、しんべヱを探す
第四行動方針:2と3のために、南の市街地に向かう。
基本行動方針:他人に極力出会わないようにする。出会っても基本疑う。

522 : ◆NaLUIfYx.g :2007/02/15(木) 22:51:39 ID:sDoYqvfM
投下完了ですー

523 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/15(木) 22:56:51 ID:+xACbiNu
久々に慎重な参加者を見た
最近の参加者はホイホイ徒党を組むから困る
詰まる所きりちゃんナイス
グリーンの考察も中々興味深く、いい作品だったと思います

ただ、少し残念な事に一部改行や句点に不備があったように思われます
次書かれる事がありましたら、それらの点にご注意ください

524 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/15(木) 23:07:35 ID:rPApM/AH
ごめん、グリーンが『避けれた』って言ってたのに吹いてしまった

525 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/16(金) 00:35:05 ID:jrlcaEaj
投下乙!

タイトル見て懐かしい気持ちが蘇ったww
きりちゃんに子守やってもらうのかと予想してたが、お互いに慎重に出たのか。
何か、グリーンがこのまま苦労人街道を突っ走りそうだw

あと、>>523でも触れられているが、句読点の抜けとかが少し気になったので
その点に気をつけるともっと読みやすくなるかと

526 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/16(金) 01:53:04 ID:krtHqu2J
投下乙でした

ところで…>>496>>505のキャラを予約入れんのってやっぱり鬼畜かな?

527 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/16(金) 02:18:10 ID:eNhvib0a
>>526
別にいいんじゃん。期間過ぎてるんだから、問題ないでしょ。
少なくとも自分は、予約切れた後に他の人に投下されたら、
自分の力不足ってことで素直にあきらめるし。

528 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/16(金) 02:18:16 ID:WXDJGj7N
何も問題ない
言い方悪いけど、決められた時間を守れなかった人に気を使う必要は無い

529 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/16(金) 04:47:18 ID:D6RWgcH5
>>526
別にダメなわけじゃない。
1日くらい延長認めてやってもいいんじゃない? くらいだから。
それ以上延びるようなら尚更。

530 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/16(金) 06:23:41 ID:6KmqB8l5
>>527>>528
お前らは少し前のレスも空気も読めないのかと(ry

予約した書き手が何も言わずにトンズラしたならまだしも、>>496の書き手さんは
予約が切れる前に連絡を入れ、スレのほうでも予約延長を認める流れになっていた。
それを裏切ってこの状況で上書き予約を言い出すお前の神経が信じられん。
せめて言われた期間ぐらいは待つべきでは?
その期間を過ぎても駄目なようだったら、その発言も仕方ないとは思うが。

>>505の人は……どうなんだろうな。
正式な破棄連絡が今日中になかったら、いいと思うが……


ちなみに>>526は、誰を予約したいんだ?

531 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/16(金) 07:01:54 ID:WXDJGj7N
前から気になってたんだよ
このロワ序盤から予約破棄・延長が多すぎる
そりゃもう少しで書けるからっていうのは出来るだけ待ってあげたいけどさ
他に書きたいって人がいるならそっち優先すべきだと思うんだが

532 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/16(金) 09:07:42 ID:wqZJuiuq
まあ待ってて破棄されるよりゃ待ってりゃ投下される作品のほうがええわ。

533 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/16(金) 10:04:05 ID:WF82l4tU
暇だし投下が少ないから、破棄になった作品を投下してみた。
あんまり、面白くないなぁ。
もうちょっと死の思考や描写を勉強した方がいいかもしれない。

534 : ◆T3FQrw5.is :2007/02/16(金) 14:04:35 ID:RGBayijb
予約してないけれど、よつば、チアキ、パタリロを投下します。

535 :涙>ツッコミ≧ボケ ◆T3FQrw5.is :2007/02/16(金) 14:06:38 ID:RGBayijb
 彼方で起こる惨劇など知らず、のんびりと喋りながら歩く少女とペンギンの姿があった。
チアキとパタリロだ。二人は器用に瓦礫を避けながら廃ビルの合間を西へ西へと向かっている。
理由は『市街地の方が廃墟よりは人も物もあるだろう』といった単純なものだった。

「――でバンコランとマライヒの間に生まれたフィガロって子が曲者でな」
「ちょっと待て、その二人って男の人じゃないのか?」

 お互いの情報を交換したり、友人の笑えるエピソードを披露したり。
とりあえず名簿に知り合いの名前がなかった二人は、多少リラックスしているのだろうか?
コンビーフの缶に秘められた謎やショートケーキにおけるイチゴの重要性を熱く語ってみたり。
他に話すことは山ほどあるだろうというツッコミは、とりあえず脇にどけて置く。

「少女誌には色々と事情があるんだ。チアキも大人になれば分かる」
「パタリロだって子供のクセに。だいたい私の方が誕生日は早いんだぞ」
「誕生日なんて言ったらぼくは1973年生ま……グフンゲフン。おっと危ない、黒歴史黒歴史」

 不安を隠したくて喋っていたいだけのチアキ。それを知ってか知らずかネタを語るパタリロ。
二人の会話に温度差はあるが良いコンビにも見えた。

「相変わらずワケわかんない事ばっかり言うよなパタリロは」
「仕方ないだろ!長期連載だと色々と矛盾だって――泣き声が聞こえたな?」
「本当か?」
「ぼくの耳は地獄耳、ご先祖様の耳は魔界耳だ。間違いない、ビルの向こうくらいだ」
「ちょっとビルの上から探してみる」

 言うが早いかチアキはロングフックを使って廃ビルを登っていた。
フックを上方の壁に引っ掛け足場まで移動するとまた上方の壁に……を繰り返していく。
数回ほど繰り返し、数十秒で最上階(といっても4階程度だが)へ到着した。

「あっちだ!草原の境目くらい!」

 数百メートル程先の草原に少女がトボトボと泣きながら歩いてるのが見つかった。
もし誰かいると言われなかったら、気が付かなかったかもしれない。
何故こんなところにとか、よくあんなところの声を聞けたなとか、誰かに襲われたのかとか
疑問は沢山あったが、とりあえずチアキは廃ビルを同じ様に降りてゆく。

「おい不注意に近付くと危ないぞ!」
「あんな小さな子に何が出来るって言うんだよ!」
「お前、ぼくに発砲した事を忘れてるだろ!」

 後ろで何かペンギンが騒いでいるが無視してチアキはその少女よつばへと駆け寄っていった。

536 :涙>ツッコミ≧ボケ ◆T3FQrw5.is :2007/02/16(金) 14:09:17 ID:RGBayijb

「だれ……が……どーぢゃん……だず……」

 よつばは既に歩くよりも遅い速度ではあったが走っていた。懸命に走り続けていた。
もしも立ち止まってしまったら、もうちよに会えないかもしれない。
そんな思いが彼女を走らせていた。
叫び続けた声は枯れ、涙と鼻水で顔はグシャグシャになっている。
幾度となく転倒したのだろう白銀のコートは泥だらけだ。

「どうした!大丈夫か?!」
「だ……れ?……がぐ…ら?どーぢゃ……は?」

 人に出会って安心したのか、ふらりと倒れかけるよつばをチアキが受け止めた。
よつばは枯れた声で「ちよをたすけてくれ」と懇願するが上手く言葉にならない。
必死に自分の走って来た方向へとチアキを引っ張ろうとするが、ヨロヨロと倒れて嗚咽を零した。

「う゛ぁぁ……」
「お、おい?」

 チアキには何があったのか理解できないが、とにかく目の前の少女が必死で助けを求めている
ことだけは理解できた。

「と、とにかく落ち着け。もう大丈夫だからな。ほら水でも飲んで――」
「うわぁぁ……はやぐ……ぢよがぁ……」
「泣くなってば、こら泣くなって!」

 チアキもつられて半ベソ状態だ。勢いに任せたものの、小さい子を扱ったことなどないのだ。
どう対処して良いのかなんて分からない。どんどん自分まで不安になってくる。
オロオロとしていると後ろのパタリロがボソリと呟いた。

537 :涙>ツッコミ≧ボケ ◆T3FQrw5.is :2007/02/16(金) 14:11:54 ID:RGBayijb

「その子が何を言おうとしているのか教えようか?」
「あん? こんな――」
「『こんな時に適当な事を言うな。冗談は顔だけにしとけよバカ野郎』か?」

 当たっていた。きょとんとした顔でチアキはパタリロの顔を見つめる。
ペンギンから覗く顔が自慢げに笑っていた。

「速解術という一を聞いて十を知る技術で、一言聞けば言いたい事が全部分かるって寸法だ。
あんまり深く使うと不味い事になるから多様は出来ないけどな」
「じゃあ、この子の言ってることも!」
「もちろんだとも、そもそもこの速解術とは……」
「説明は良いから早く!」

 自慢げに語ろうとするパタリロを急かした。講釈を聞いている暇はない。

「仕方ない。長くなるから解説は備考欄でするとして。さっきの言葉から解析するに、
この子はヨツバというらしい。一緒にいたチヨって子が目つきの悪い男の子に襲われて
杖で頭を殴られ死にそうだから、西からここまで助けを求めに一時間ほど走ってきたみたいだ。
ちなみに探していたのは父親にカグラ、ジャンボ、アサギ、それから……」

 ボカンッ!

「それが分かっていたなら、なんで早く助けに行かないんだバカ野郎!」
「今から向かたって間に合うわけないだろうが!」
「うぞだ! ぢよは……ぢよは……!」
「残念だが手遅れだな」

 ボガンッ!

「杖で頭をポンポン叩くな! ぼくでなかったら死んでるところだぞ!」
「死んどけよバカ野郎! 殴られたって平気じゃないか、助かるかもしれないじゃないか!」
「ぢよ、だずがる?」
「もちろんだ。ほら、少し叩かれたくらいなら大丈夫だ。それにこの杖は怪我を治せるんだ。
ちよって子もきっと助かる。大丈夫だ」

 チアキは自分に言い聞かせるかのように、よつばに説明した。人が死ぬなんて想像もしたくない。
だからきっと助けられる、そう信じていたかった。

538 :涙>ツッコミ≧ボケ ◆T3FQrw5.is :2007/02/16(金) 14:13:27 ID:RGBayijb

「泣く子供の相手すら出来ないのに、殺人鬼相手に何が出来るんだか。それに……」
「うぁ…」
「子供を不安がらせるなよ!」
「ぼくは合理的に考えてだな……」

 パタリロは否定的な視線を向けていた。
よつばの走った距離と襲撃現場を考えれば、おそらく撲殺死体との対面の方が可能性は高い。
支給品の回収を考えれば有効かもしれないが襲撃者が残していく理由もない。
不意打ちした挙句によつばを取り逃がすようだから大した襲撃者ではないだろうが。

「そんなに怖いならパタリロは来なくてもいいよ。よつば、行こう」
「……うん」

 考えているパタリロを置いて、チアキは疲れ果てているよつばを背負って西へと歩き出した。
歩けもしないほど疲れた子供を連れて、襲ってくる相手に何が出来るというのだろうか?
パタリロは首を傾げる。自分が蔑ろにされているのも腹ただしい。

(どうして後先考えない子供が多いんだろう? いや子供だからか)

 自分が生き残る事を真面目に考えるなら、もっと取るべき手段はあるだろうとパタリロは思う。
だが真剣に考えれば考えるほど、ろくでもない手段しか頭には浮かばないのも事実だった。
例えば『今ここで二人を撃ち殺して支給品を奪い、その後で弱そうな襲撃者を返り討ちにして
ご褒美をゲットする』とか。

(今なら銃弾も一発で済みそうだな)

 ドンドン離れてゆく二人の背中に銃口を向けてしばらく考えた。
手段を選ばず最短距離を突っ走るのなら、撃つのが正解だ。それは簡単に理解できる。
だがそんなシリアスなだけの自分に誰がツッコミを入れるというのだ。
冗談が服を着て歩いているような彼が、シャレの通じない生き方など選べるはずも無かった。

539 :涙>ツッコミ≧ボケ ◆T3FQrw5.is :2007/02/16(金) 14:17:07 ID:RGBayijb
○   ○   ○

 まだそんなに歩いたわけでもないのにチアキの息は上がっていた。
ぐったりとしたよつばは、小さな子供とは思えないほど背中に重く感じられる。
早くも弱音を吐きそうになったが、小さな子の頑張りに負けるわけには行かなかった。
よつばは言葉を出す元気も残っていないのだろうか、時折前方を指差すだけだ。
指の先、遥か彼方に見えるタワーが恨めしい。少し涙が出た。

 カサカサカサカサカサカサ

 奇妙な音に振り返ると、極端に短い足が何本にも見えるほどの勢いで走って来るペンギン。
それを見て何かホッとしたチアキは、自分が少し情けなくなった。

「そんなにチンタラ歩いてたら間に合うものも間に合わんだろーが!」
「なんだよ、合理的に考えるんじゃなかったのか?」
「世の中なんでも合理的に考えられれば、誰も苦労なんかせんわい! それにな……」

 言い終わらぬうちにパタリロはヒョイッとよつばごとチアキを抱え上げる。
疾走するペンギンの頭の上に二人の少女が重なってしがみ付く形になった。
それは傍から見れば鏡餅のような非常に滑稽な状況に違いない。

「ぼくは全国の少女に愛と希望と笑いを提供するアイドルだということを思い出したんだ」
「冗談は顔だけにしとけよ馬鹿野郎。それとさ――」
「気にするな。天才のぼくは頭の出来が違うからな」

 速解術など使わなくてもチアキが『さっきはごめん』という言葉を口に出せないでいることは
なんとなく声のトーンから推測できた。

「頭の違いってそういうものなのか?」
「あの程度のツッコミは日常茶飯事、むしろあった方が安心する」

 これはパタリロの本心だった。過激なツッコミよりも放置された方が対応に困る。
人生の大半をボケとツッコミで生きてきた少年にとってボケ殺しは割と切実な問題なのだ。

「それより少し速度を上げるからしっかり掴まってろよ」

 カサカサと奇妙な足音を立てながら二人を乗せたペンギンが草原を駆けて行く。
チアキはまだ見ぬ少女の無事を祈ることしか出来なかった。

540 :涙>ツッコミ≧ボケ ◆T3FQrw5.is :2007/02/16(金) 14:19:45 ID:RGBayijb
【E-8/草原(西へ移動中)/1日目/昼】
【小岩井よつば@よつばと!】
[状態]:まだかなり不安。過度の疲労(衰弱)。チアキに背負われている。泥だらけ
[装備]:核鉄(シルバースキン)@武装錬金
[道具]:支給品一式
[思考]:ちよー待ってろー!
第一行動方針:ちよを助けに戻る
第二行動方針:とーちゃんとかぐらを探す
基本行動方針:とーちゃんかに会いたい
[備考]:とーちゃんがこの島に居ると思っています。 パタリロを信用していません。
※…シルバースキンの説明を中途半端にしか見てないため、リバースの方は知りません。

【南千秋@みなみけ】
[状態]:健康。ペンギンの頭に掴まっている
[装備]:ロングフックショット@ゼルダの伝説/時のオカリナ
[道具]支給品一式、祝福の杖(残二回)@ドラゴンクエスト5
[思考]:私は何の役にも立てていないな……
第一行動方針:よつばに協力してちよって子を助けよう!
第二行動方針:人が死ぬとか、殺すとかはあまり考えたくはない。
最終行動方針:どうにかして家に帰りたい。

【パタリロ=ド=マリネール8世@パタリロ!】
[状態]:健康、ペンギン状態、ゴキブリ走法中
[装備]:S&W M29(残弾6/6発)@BLACK LAGOON
ペンギンの着ぐるみ@あずまんが大王
[道具]:支給品一式(食料なし)、ロープ(30m)@現実
44マグナム予備弾17発(ローダー付き)
[思考]:ぼくってお人好しだな。でもツッコミ役がいなくなると困るから仕方ないか
第一行動方針:チアキとよつばは気の済むようにさせる(フォローくらいはしてやる)
第二行動方針:打倒ジェダの仲間&情報集め
第二行動方針:好戦的な相手には応戦する
特に異能力者と自分を騙そうとする相手には容赦しない
最終行動方針:ジェダを倒してお宝ガッポリ。 その後に時間移動で事件を根本から解決する。
[備考]:自分が受けている能力制限の範囲について大体理解している。
彼は着ぐるみ着用でも普段と同じ行動が可能です(変わり身などがある分むしろ強い?)。


【速解術】
 速読術や速記術に対抗してパタリロが考案した会話術。
出だしの一言(『あのー』とかでも良い)から、言おうとしている事を全て把握する技術。
入門テキストに従ってコツさえ掴めば素人でも数十分でマスターできるらしい。
要するに「カクカクシカジカ」「なるほどそういうことか!」を技術的にマスターしたもの。
一言だけで複雑な会話が出来る便利な反面、多用し過ぎるとドラマや映画の出だしを聞いただけで
最期のオチまでが読めたり、深く解読しすぎて『何をやってもいつかは死ぬんだ』と精神喪失を
起こす危険が伴うため、闇に葬られた(ちなみに精神喪失は過度の肉体的疲労を与えて解除した)。
その後も報告シーンを省略する際に適度に活用されているらしい。
・ロワ内では集中しないと使用不可、基本的に相手が伝えたいと思っている事を理解できる程度。

【元祖ゴキブリ走法】
足が何本にも見える漫画的なパタリロの走法。何故かカサカサとゴキブリのような足音がする。
重力を無視して壁や天井、水上などを走行可能。車に乗るよりも走った方が速いらしい。
・ロワ内では常人よりは速く疲れずに走れる程度。壁や水上を走れるかどうかは不明。

541 : ◆T3FQrw5.is :2007/02/16(金) 14:21:39 ID:RGBayijb
投下完了しました。

542 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/16(金) 14:36:26 ID:PhHxEE/J
乙!
パタリロは全く知らんけどおもしろうキャラだなw
チアキは苦労人だなあ……

543 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/16(金) 14:36:36 ID:/dL3Rfgt
投下乙
原作は知らないんだけど、パタリロワロタwww

544 : ◆IEYD9V7.46 :2007/02/16(金) 14:37:05 ID:wLh32sKJ
>>541
乙です! ちよが少し救われたー、ってなにこの漫才コンビw
パタリロは便利というかおいしいキャラだなーw

ご迷惑をおかけしましたが、予約破棄したSSが完成しました。
◆T3FQrw5.is氏のSSの感想議論が落ち着いたころに
投下しようと思います。待っていただいた方々に多謝。

545 : ◆IEYD9V7.46 :2007/02/16(金) 15:47:59 ID:wLh32sKJ
投下します。結構長いので、人がいない時間のほうがいいかも。

546 :臆病者の誓い―第7番― ◆IEYD9V7.46 :2007/02/16(金) 15:48:43 ID:wLh32sKJ
私――ローゼンメイデン第二ドール、金糸雀は湖に吹き飛ばされたあと、
命からがらでとある森へと流れ着いた。突然の事態にパニックを起こし、「溺れるのかしらー!?」とか思っていたけど、
よくよく考えてみたらドールである自分が窒息なんてするはずもなかった。
極限状態での冷静な思考――さすがローゼンメイデン一の頭脳派ね、と再び自画自賛してみる。
「これからどうしようかしら……」
生き延びたけど、姉妹たちを捜すこと以外に行動指針はとくになく。
とりあえず、さっきの女とは二度と出会いたくないとは思う。

  *  *  *

ボク――ジーニアス・セイジはベッキーや翠星石と一緒にF7の廃屋内に隠れていた。
事の発端はこうだ。ボクの攻撃で気絶した翠星石が意識を取り戻したあと。
さっきの攻撃は誤解だった、と翠星石は説明してボクはその言葉を信じた。
ボクやベッキーのとった紛らわしいやりとりが原因でもあったからだ。
そして、情報交換をしようかと思った直後、

「こんにちは。わたしイリヤスフィール・フォン・アインツベルン。じゃあ殺すね」

正体不明の女の子に攻撃されて必死で逃げた。女の子の足は運動が苦手なボクよりも更に遅くて、
ボク達は無事に逃げ切れると思っていた。だけど、走っている途中でベッキーが苦しそうな顔をしはじめたんだ。
背中の傷を押して走ったのだから当然だった。これ以上の距離は逃げられないと思ったボク達は、
辛うじて廃墟の中へと身を潜めることに成功した。でも、長くは隠れ続けられないと思う。

  *  *  *


547 :臆病者の誓い―第7番― ◆IEYD9V7.46 :2007/02/16(金) 15:49:19 ID:wLh32sKJ
「ダメだ、あいつまっすぐこっちを目指して来ている」
壊れた壁の隙間からジーニアスが外の様子を窺ってみる。湖畔沿いに襲撃者が歩いていた。
その足取りはとてもゆっくりで、ここからの距離はまだ数百メートルはあるだろう。
だが、確実にこちらへと近づいて来ている。
「ごめん……、なさ、いですぅ。翠星石が、攻撃なんか、っ、しなければ……」
激しい後悔の念に苛まれた翠星石が泣きながら謝罪する。
その光景を見てレベッカは決心したように呟く。
「もういい……。私をここに置いていけ。これでもいちおー教師だ。
 おまえらみたいな他のガキ共の荷物になんかなりたくねー」
ジーニアスはその言葉を聞いて、レベッカの意見を否定しようと言葉を放とうとする。
だが、何か言うよりも前にレベッカの表情、そしてその裏にある心情を見てとったジーニアスはこう思う。
(ベッキーは……ボクに似ている。プライドが高くて。弱いところを他の誰かに見せたくなくて。
 でも隠しきれるほど強くもなくて。今だって怖いくせにさ……。そんな顔されたら、置いていけるわけないだろ?)
ジーニアスは意を決する。今、必要なのは彼女の言葉を否定するのではなく、自身の行動を示すことだ。
「……ボクが出て、あの女の子を倒してくる。翠星石、荷物は置いていくから君がベッキーを守るんだ。
 もしベッキーが動けるようになったらこの場から一緒に離れてくれ」
翠星石は驚きに目を見開いてジーニアスに尋ねる。
「な、何でそんなことできるんですか。翠星石と会ったばかりなのに、どうしてそこまで信用できるんですか?」
ジーニアスは堪えきれない笑みを浮かべながらそれに答えようとする。翠星石には分からない。彼女が取っている行動、紡ぐ

言葉、その全てがジーニアスにとっての答えだということに。

「ボクはね、……人間じゃないんだ。ハーフエルフっていう、ボクの世界では誰からも差別され、
 虐げられる存在。知らない人間はボクを見てだいたいこう思うんだ、『こいつは人間なのか、エルフなのか』ってね。
 生まれてからずっとそうだったから分かるんだよ、この人はボクに対して不快な感情を持っているんだなってことが。
 でも、君たちは違う。ボクに、ボクという個人に対して普通に接してくれた。本当に嬉しかったんだ。
 だから、ボクが行く理由はそれだけで充分なんだよ」

「それに、ボクはとても臆病なんだ。だから、勝ち目のない戦いは怖くてできない。
 大丈夫、ボクは天才魔術師『ジーニアス・セイジ』だ。あんなやつ、杖一本あれば楽勝だよ。
 だから――――あとは頼んだ」

そう言って、ジーニアスは魔女を迎え撃つべく、廃墟から飛び出していった。

「……翠星石が悪いのに、翠星石のせいなのに……」
残された少女は呟く。その言葉は自分自身へと向けたもの。

548 :臆病者の誓い―第7番― ◆IEYD9V7.46 :2007/02/16(金) 15:49:51 ID:wLh32sKJ

ジーニアスは勝つための戦略を練る。自身の戦い方の特性から、正面から一騎打ちをしたのでは勝ち目が薄い。
術の詠唱をしている最中は、精神集中のため自身の動きを止めざるを得ないからだ。
戦闘中に動きを止めることは死に直結する。そこで一つの手を考えた。

(スペルチャージ……詠唱……待機、完了)

スペルチャージとはジーニアスの持つスキルの一つだ。予め、攻撃魔術の詠唱を行っておくことで術を待機させ、任意で即座

に発動させることができる技である。ジーニアスはこれを用いることで、ある魔術を待機状態にしておく。
戦いとは読み合いだ。あとは、その道筋をどこまでなぞれるかで勝負が決まる。

  *  *  *

湖畔にて、銀髪の少年少女――二人の魔術師が対峙する。互いの距離は十数メートル。
魔術を志す者たちにとってその距離はすでに射程圏内であり、同時に最適な間合いでもある。

「他の二人はどうしたの?」
「……どうだっていいだろ」
「先に逃がしてあげたんだ? どういうつもり?」 
「正義の味方のつもりだ」

ジーニアスは深く息を吸う。死を振りまこうとする少女に屈しないために、己の力の全てを込めて叫ぶ。

「ドワーフの誓い第16番っ! なせばなる! ――――そして!」

叫べば勇気が湧く。活路が開く。自分の弱さに負けずにいられる。そう信じて。

「――――第7番! 正義と愛は、必ず勝つ!!」

正義。その言葉を聞いたイリヤは僅かに表情を曇らせ――しかしすぐにそれを掻き消す。
「へー、面白い論理ね。その論でいくと勝ったほうが正義ってこと?」
ジーニアスはその言葉に答えない。
その代わりに自身の構えの変化をもって返答とする――――戦闘の開始を告げるべく。
ジーニアスは膝を微かに曲げ前傾姿勢をとり、杖を握った右手を腰の横あたりまで下げ、
突き刺すような視線だけをイリヤに向けてくる。
その構えはまるで――、
「何それ、早撃ちのつもり? 魔術師のくせに銃使いの真似事? ……でもいいわ。その勝負受けてあげる」
ジーニアスは先ほどから構えを崩さず、隙を窺っているかのようにイリヤを凝視する。
対するイリヤはあくまで自然体のまま、不敵な笑みを浮かべ続けている。
この場に、銃撃戦開始の合図を執り行う第三者は存在しない。全てのタイミングは相対する両者に委ねられる。
一瞬とも永遠とも思える時間の中。先に仕掛けたのは銀髪の少女だった。

549 :臆病者の誓い―第7番― ◆IEYD9V7.46 :2007/02/16(金) 15:50:22 ID:wLh32sKJ

「やりなさい、S2U!」
『Stinger Ray』

黒杖から青白い光の矢が同時に4本射出された。少年を射殺そうと、弾速に優れた直射弾が虚空を駆ける。
避ける素振りを一切見せないハーフエルフの少年は迫り来る死の雨を前に――作戦の第一段階の成功を確信する。
(よし、うまくいった! 騙まし討ちみたいで悪いけど――――!)
ジーニアスは両腕を前方へ突き出し、力を集中させる。

「フォースフィールド!」

迎撃のために展開したのは攻撃ではなく防御の力。
フィールドに矢が直撃し、ジーニアスを破壊するはずだった光弾が全て飛散する。
あらゆる攻撃、特に魔術に対して絶対的な強度を誇る光の防壁。だが、それも万全なものではない。
力を大幅に消費するだけでなく、その発動時間は厳しく制限されている。
この技に頼るには相手の攻撃のタイミングを完璧に把握しなければならないのである。
そして、そのための情報をジーニアスは最初の襲撃時に掴んでいた。
(相手の魔術は発動時にマナの集中、さらに魔法陣が現れる。つまり、ボクの世界と近似した魔術体系のはず――!)
この前提が分かってしまえば、マナの流れに敏感なハーフエルフの少年が攻撃の予測を立てることは容易であった。

(隙は……、逃さないよ!)
瞬く間に攻守が入れ替わる。
用意した一枚目のカードは切った。
次は二枚目を切る番だ。
事前にスペルチャージでセットした魔術をカウンターの要領で解き放つ。
詠唱時間も精神集中も必要としない、自身の最速の一撃を――。

「燃えちゃえ! ファイアボール!」

右手の杖から火球が放たれる。――魔術名『ファイアボール』。火系初級魔術であり、
ジーニアスが最初に習得した練度と信頼性が高い魔術。消耗が少なくどんな状況でも発動できる安定性の高さから、
ジーニアスはこの場での切り札にこの魔術を選んだ。もとより、ジーニアスの魔術の中で最高クラスの発動速度を誇り、
その速度はスペルチャージによって更なる高みへと昇る。

(魔術師に二の太刀はない。次の魔術を用意するのに呪文の再詠唱、
 どんな達人でも集中くらいは必要なはずだ。このまま――――!)
「決まれぇ――――――っ!」

550 :臆病者の誓い―第7番― ◆IEYD9V7.46 :2007/02/16(金) 15:50:53 ID:wLh32sKJ

ジーニアスの意思が炎弾に込められ、大気を焼きながら進んでいく。
先ほどの状況は完全に逆転した。破壊の行き先が少年から少女へと変化し、高熱体が少女を目指す。

そこからあとは、何もかもが同じだった。
少女に豪火が迫り――――しかし、当たることはなく。
直撃という運命が火球と共に消滅する。
どこまでも、先の出来事同様。

「ひっどーい。せっかく勝負にのってあげたのに。早撃ちじゃなかったの?」

ジーニアスの思考が停止する。イリヤが黒杖からではなく、左手から放った光で炎球を撃墜したと認識するのに数秒を要した



「……、……そんな、ウソだ。こんな速さで次弾を放てるわけ……、
 いや、違う……? 全く別の体系の魔術を、同時に使った……?」
「正解。S2Uはとってもいい子なんだよ。この子の中で詠唱も儀式もほとんど完結しているの。
 わたしは僅かな制御と魔力供給をするだけ。だから、頭の中で他の魔術を構築することだって簡単」

イリヤは右手のS2Uでミッドチルダ式魔法、左手で自身の持つ魔弾を同時に行使したのである。
異世界の魔術との邂逅がジーニアスの知る常識を覆し、破壊していく。
魔術回路の結晶である少女にはそれが可能だった。

呆然としていたジーニアスは対抗策を編み出そうと思考を切り替える。
しかし、その内心が焦燥感で満たされていることは明白。
魔術師に二の太刀はない、それがジーニアスの魔術の根源にある。
その法則を自ら打ち破ることなど不可能なのだ。
それでも、集中し、次の魔術の構築に取り掛かろうとする。

イリヤはその様を無慈悲に見つめていた。
ジーニアスに向けて突き出されたS2Uの先端に魔法陣が出現する――――。

――S2Uの本来の持ち主、クロノ・ハラオウンは性能が低いとされているストレージデバイスを
頑なに使い続けた。その理由は数あるデバイスの中で最もシンプルな構造で、魔法発動速度が最速であったためである。
そして、その特性はこの場でも遺憾なく発揮されることになる。
――――――ジーニアスの悪夢は続く。

551 :臆病者の誓い―第7番― ◆IEYD9V7.46 :2007/02/16(金) 15:51:28 ID:wLh32sKJ

「捕まえて」
『Struggle Bind』

少年の対抗魔術は間に合わない。S2Uの魔法陣から三本の白光の鎖が伸び、獲物を捕らえんと迫り来る。
ジーニアスは一本目を杖で打ち払い、二本目を右後方に飛んで避ける。しかし、抵抗はそこまでだった。
着地した瞬間を狙いすましていたかのように三本目が飛来し、ジーニアスの両腕ごと胴体を拘束する。

「っ!?」

腕を封じられたジーニアスはサウザンドマスターの杖を手放す。
乾いた音と少年の命運を巻き込み、杖が大地に落ちた。
それを追うようにバランスを崩したジーニアス自身もまた地に臥す。

完全なチェックメイトだった。

勝利を確信した少女がゆっくりと距離を詰めてくる。十数メートルの距離から、
誰が撃っても命中可能な――必中の距離を求めて。

ジーニアスは未だ希望を捨ててはいない。今なお、拘束魔術を打ち消そうと体内の魔力を練り上げている。
しかし、魔術体系が違うことにより無効化のための術式をこの場で即座に作ることは不可能。
力ずくで無理矢理外すだけの腕力も手段もない。
状況を好転させる材料は、何一つ存在していない。それでも――、

(まだだ、あきらめない、あきらめたりするもんか。ロイドなら絶対に最後まで足掻くはずだ……、
 ボクだって! 時間を稼いで拘束を解いてそれから……)

――――――ロイド。

ロイドたちと共に戦っていたときのことを思い返す。
どんな敵と戦っても、決して負けることはなかった最高の仲間たち。
その中で、自分は戦術上後方支援をすることが多かった。ロイドやプレセアが前線で時間を稼ぎ、
その間に詠唱した自分の魔術で敵を殲滅する。この戦法は効率が良かったが、いつも最初に傷つくのは前衛の仲間。
もちろん、自分だって大怪我をしたことはいくらでもある。だが、その順番が回ってくるのはきまって最後のほうだ。
そういう役割分担だから仕方がないと思っていたし――いつしか、心のどこかで自身が傷つかないように立ち回っていたので

はないかとさえ思う。

552 :臆病者の誓い―第7番― ◆IEYD9V7.46 :2007/02/16(金) 15:52:11 ID:wLh32sKJ

一人になった今、今一度考えてみる。相手にわざと先手を許して、防壁を駆使し、反撃で沈めるという今の戦術。幾多の実戦

を潜り抜けてきたはずの自分が、なぜこの場面で初級魔術などに頼ってしまったのか? 
その答えは簡単だ。自分の全力が通じなかったら、その時点で逃げることさえできなくなるからだ。
力を少しずつ小出しにしていれば、チャンスが来ると勘違いしている――戦う前から逃げることを考えた戦法。
そして、そのチャンスとは自分一人で掴めるものではない。いつも、仲間が体をはってくれていたから舞い込んでいたものだ

ったのだ。

目の前の少女との決闘の中、自身がなるべく傷つかないような安全策ばかりを採っていたのではないか? 
壁になって守ってくれる仲間はいないのに、いると思って戦っていたのではないか? 
ロイドたちのように傷だらけになってでも戦い続ける覚悟はあったのか?

(……覚悟が足りなかった。保身を考えていた。この先何があるか分からないから力をセーブしようと思っていた。
 ボクは――――、)

逃げていた。だけど。

敵に捕縛されたことで、自分に『この先』なんて来ないことに、ようやく気が付いた。
痛みを得ずに勝とうとするなんて虫が良すぎる話だと、ようやく気が付いた。
全てが遅すぎると、ようやく気が付いた。

だが、決心はついた。

杖はない。愛用のケンダマもない。両手は使えない。いつもの調子もなぜか出せない。
こんな状態で上級魔術を放とうとするなんて馬鹿げていると思う。
けど、今後のことを考えなくてもいいのは、ある意味楽だった。
今の自分なら、手が千切れようと脚が吹き飛ばされようと命あるかぎり呪文の詠唱を行い続ける自信がある。
そうだ。
一撃で少女を倒せる可能性があるなら。
あの二人が逃げられるなら。

ジーニアスは迫る少女を一瞥し、静かに眼を閉じる。
銀の少年を中心に、大地に魔法陣が現れた。

553 :臆病者の誓い―第7番― ◆IEYD9V7.46 :2007/02/16(金) 15:53:09 ID:wLh32sKJ

抵抗することなどないはずの少年の変化を見たイリヤは、今の感情をそのまま口にする。
「なに、何なのこれ?」
イリヤは周囲の状態を警戒し、僅かの間、脚を止める。それはジーニアスにとって好都合。

「……天光満る所に我はあり」

呪文の詠唱が始まる。そこでようやくイリヤは事態を把握し、ゆっくりとしていた足取りを疾走へと変える。
(そっか……ボクが相手の魔術を知らないように、あの子だってこっちの魔術のことなんて分からないんだよな。 対応が遅

すぎるよ。ボクの世界では術の詠唱は真っ先に止めるのが定石なのに)

「黄泉の門開く所に汝あり」

互いの距離が迫る。ジーニアスにも分かる。ここに来て、絶対的に優勢だった少女に初めて焦りが見えた。
彼女も気づいているのだ。周囲のただならぬ状態に。マナが渦を巻き、不可視の力場を形成していることに。
ジーニアスは自分の魔術の特徴を完璧に把握している。だからこそ理解している。
今放とうとしている魔術を撃たなければ少女に殺され、撃っても自身の魔術の威力に耐え切れないことを。
終焉が足音を立ててやってくる。
イリヤのS2Uが少年を零距離に捉え、互いに最後の詠唱が紡がれる。

「出でよ、神の雷!!」「穿ちなさいS2U!!」

「やめるですぅ――――――――――――――ー――!」

突如、その場に現れるはずのない第三者の声が響く。
その静止の意思に驚愕した二人の魔術師は、放とうとした魔術を霧散させてしまう。

「翠星石っ!? バカ、何しに来たんだよ!? ベッキーと一緒に逃げろって言っただろ!? 
 君が敵う相手じゃない、早く行けよ!」
「――翠星石は!」
なおも続けようとするジーニアスの言葉を打ち消し、翠星石は言葉を紡ぐ。
「……翠星石は、臆病者なんですぅ。だから、――――絶対に勝てるときにしか動けないんですぅ!」
「それはさっきボクが言ったことだろ! ふざけてないで戻ってくれよ!」
「うるさいですチビエルフ! 助けてやるから少し黙ってやがれですぅ!」

554 :臆病者の誓い―第7番― ◆IEYD9V7.46 :2007/02/16(金) 15:53:48 ID:wLh32sKJ

間髪入れずに、翠星石が懐から取り出した球体――モンスターボールをイリヤに向けて投擲する。
イリヤはその球体を首を僅かに動かすことで難なく回避し、翠星石に警告を発する。
「立場をわきまえてよね。こっちには人質がいるんだよ?」
イリヤは翠星石を脅迫しようとしていた。
だが、交渉、脅迫というものは相手と話し合えるからこそ成立するものだ。
そして、今の翠星石の頭には――イリヤを倒す作戦のことしかない。
イリヤに命中しなかったモンスターボールは地面に接触し、内部のモンスターを解放する。
銀髪の少女の背後を取るようにウツドンが現出した。

「な、何よコイツ!?」
「ウツドン、はっぱカッターですぅ!」

命令を受けたウツドンからエネルギー弾が奔る。
突然の闖入者に驚愕したイリヤは倒れこむような動きで弾丸状の刃を辛くもかわす。
しかしそれは、翠星石の狙い通りだ。
回避運動に専念すべく、後部のウツドンへと体を向けたイリヤ。
それはつまり今まで正面だった方向が反転することを意味する。
その背に、これまた弾丸の如く体当たりを浴びせる者がいた。
翠星石だ。

助走をつけた突撃によりイリヤの小柄な体躯が吹き飛ばされる。
そこに足場はすでに存在せず――――眼下は湖だった。
翠星石はイリヤに体当たりをしたままの状態で一緒に湖へと落下していく。

「翠星石!?」
「ちゃんと戻ってくるからそこで待ってやがれですチビエルフ!
 翠星石を置いていったら許さないですぅ――――――――!」
そう言い残し、二人の少女がジーニアスの視界から消える。

  *  *  *


555 :臆病者の誓い―第7番― ◆IEYD9V7.46 :2007/02/16(金) 15:54:26 ID:wLh32sKJ
(きまった、この上なくきまったですぅ)
翠星石はイリヤを抱えたまま湖の中央を目指して突き進む。
彼女が陣取っている位置とはイリヤの背後、つまりランドセルにしがみついているのだ。
その体制のまま、自身の持つ飛行能力を、この場では潜水力に変換して進み続ける。
翠星石とイリヤ。両者の間には決して埋めることが叶わない、決定的な差がある。
それはドールと人間という存在そのものの違いに起因する。
人間である限り、水中を高速で動くことなどできるものではない。当然、呼吸ができるはずもない。
だが、ドールである翠星石は違う。呼吸という概念を持たない彼女は、この水中という戦場では圧倒的に有利な存在である。
さらに、小柄な自身の身体をフルに活かし、イリヤが文字通り手も足も出すことができない背後をとることに成功した。
浮力がイリヤの重量を打ち消すことで、翠星石はイリヤにしがみついたまま縦横無尽に水中を移動する。
通常は人間一人を抱えて飛ぶことができるか怪しい程度の飛行能力は、このフィールド内において強力な推進力として働く。
今まさに様々な条件、その全てが翠星石に味方した。
ゆえに思う。
この作戦は完璧だと。
あとはイリヤが限界に達し気絶さえすれば翠星石の思惑が完遂される。

そんな時だった。翠星石の視界で白蛇が鎌首をもたげたのは――――。

蛇のように迫る光の鎖――その正体は拘束魔法『ストラグルバインド』。
イリヤが現在使用できるS2Uの魔法の中で、唯一誘導操作可能なものだ。
イリヤは絶体絶命のこの状況下で、冷静に打開策を追い求めた。
その結果手繰り寄せたのがこの魔法である。ジーニアスに放ったときと同様、三本の白銀の鎖を制御し、
ランドセルにしがみついている人形に向かってゆっくりと進行させる。
逃げ場を作らないように、三方向から狩場をどんどん狭めていく――――。

翠星石は何が起こっているのかを瞬時に理解した。
しかし、それを知ったところで自分にはどうすることもできないことも分かっていた。
鎖から逃れようとランドセルから離れたら最後、
至近距離からのイリヤの魔法でハチの巣にされてしまうことが容易に想像できてしまうからだ。
今になって恐怖に負けてしまいそうになる。
だが、ここまで来たら勝つか負けるかしか道はない。
相手が窒息するか、自分がジャンクにされてしまうかの二択しか残されていないのだ。
翠星石は勝利を得るべく、地上から最も遠い場所――湖底を目指す。

556 :臆病者の誓い―第7番― ◆IEYD9V7.46 :2007/02/16(金) 15:54:59 ID:wLh32sKJ


そして、均衡が崩される。


遂に、ストラグルバインドが翠星石を捕らえたのだ。
最初に両手がそれぞれ一本ずつの鎖に絡めとられ、ランドセルから引き剥がされた。
その直後、今度は両足が一本の鎖に纏め上げられ、拘束が完成する。
その様は、さながら十字架に磔にされた罪人。
イリヤは動けない翠星石の顔を間近で眺める。
苦悶の表情を見て満足したのか、その場に翠星石を残し、ゆっくりと離れようとする。


――ふと、翠星石は姉妹たちのことを思う。
真紅のように、気高くありたかった。
蒼星石のように、強くありたかった。
雛苺のように、素直でありたかった。
他の姉妹たちを見ていると、時々自分には何もないのではないかと錯覚したこともある。
だけど。今、ここで勇気を出して誰かを救えたなら。
自分を変えることができたなら。
それは、姉妹を壊すことでしかなることができないアリスになるよりも、
よっぽど価値がある物語の『ヒロイン』になれるんじゃないか――そう、思えた。
だからこそ、目の前の悪魔のような少女を行かせるわけにはいかない。

翠星石は全身に力をみなぎらせ、強く念じる。念じた数だけ願いが近づく、そう信じて。
必死にもがいて、足掻いて、抗い続ける。
奇跡を起こす力があると、強く願って。

瞬間――――翠星石の右腕が自由になる。そこに理屈があるのかどうか、そんなことはどうだっていい。
必要なのは事実だけだ。舞い降りた勝機を逃すまいと、翠星石は必死でその手を伸ばす。
3センチ。
2センチ。
1センチ。
そして――距離が0になる。

間に合った。翠星石は手に力を込め、全神経を指先に集中させる。
この場にイリヤを留めるべく、一番掴みやすいスカートの裾を掴もうとして――――掴めない。

557 :臆病者の誓い―第7番― ◆IEYD9V7.46 :2007/02/16(金) 15:55:30 ID:wLh32sKJ

翠星石は理解できない。右腕は動く。それなのに、なぜ、なぜこんな近くのものに触れないのか。
そして――――。


(……………………翠星石の右手、……どこ、です?)


……翠星石は認めることができない。右ひじから先が消滅しているという事実を。
拘束が解けたのは、鎖ごと腕を撃ち砕かれたからだということを。

「――――――――――――――――――――――――――――――――!!」

恐慌状態に陥った翠星石からいくつかの名前が発せられる。しかし、その言葉は誰にも届かない。


分かってしまった。
自分はヒロインになることができなくて、
今の自分は十字架に磔にされた咎人で、
ここは血塗られた処刑場で、
そして、死刑を執行するのは目の前の――――――――!

響いた破砕音は4つ。
その音をもって残りの四肢と胴体が砕かれ、翠星石の意識と身体は深い闇へと沈んでいく。





558 :臆病者の誓い―第7番― ◆IEYD9V7.46 :2007/02/16(金) 15:56:01 ID:wLh32sKJ
終わっていく自分を感じとる。
そんな状態の最中、翠星石の思考は奇妙なほど冷静だった。
理由はある。
掠れていく視界が辛うじてとらえたあの少女の位置。
水上まで何十メートルもの距離がある。
今までの水中戦の時間を考慮すれば、
どう考えても、あの少女が生きて湖上に出ることはないだろう。
こちらを破壊するのに夢中で距離感を誤ったとしか思えない。
これで最低限の役目は果たせた。少しは格好もついた。
そう思うと死に逝く自らのことを考えるのを忘れ、
充足感で満たされた。
(翠星石のことなんか……放っておけば、助かったかも……しれないのに。
 まったく、人間は……欲張り、で……、どう…………しようも、………………ない、で……す…………)

ゆっくりと。
異なる色彩を持つ双眸が、閉じられる。

  *  *  *

手足を砕かれ、身体を撃ち抜かれた憐れな人形。
しかし、その顔は傷一つなく、眠っているかのような安らかな表情を見せる。

終わってしまった人形が水底の町に降り立つ。
緩やかに舞い降りていくその光景は、天使の降臨を思わせる。
この町は少女の安住の地。
少女の聖域。
迎える者はなく、訪れる者もいなかったこの町の最初の来訪者は彼女。

ふいに、少女から光が放たれる。
その輝きはどんな宝石でも表すことができない美しい赤。
幾重もの想いが、形となった結晶。
光は名残惜しそうに少女の身から離れていき、遥か彼方を目指して旅立つ。
少女の魂が、――――――天へと還っていくかのように。

  *  *  *


559 :臆病者の誓い―第7番― ◆IEYD9V7.46 :2007/02/16(金) 15:56:34 ID:wLh32sKJ
湖畔にて。
レベッカは膝を抱えて座っているジーニアスを発見した。自分たちを襲ってきた少女がいないことに安堵しつつ、
同時に翠星石がいないことに気が付く。

「……あいつは?」
「…………ボク達を襲ってきたやつと一緒に湖の中」
「泣いて……いるのか?」
「何言っているんだよベッキー? ボクが泣くわけがない、泣く理由があるもんか。
 だって翠星石は言ったんだ! 臆病だから勝てる戦いしかしないって!
 自分を置いてどこかに行ったら許さないって! だからボクは待ってるんだよ!
 ……ボクがここを動いたらっ、あいつが帰ってくる場所が分からなく……っ、なるだろ……?」
「……そっか」

レベッカはジーニアスに掛ける言葉を何一つ持たない。
彼女は教師だ。だがそれ以前に11歳の少女なのだ。
泣き出したいのは彼女も同じであり、どうすればいいのかだって分かるはずがない。

  *  *  *

湖面に一つの影が浮かびあがる。
イリヤスフィール・フォン・アインツベルン。
彼女は未だ健在であった。脱出困難な水中の牢獄の中、土壇場で展開したバリアジャケットが水圧を減らし、
水の抵抗を弱め、水温の低さを緩和し、動きが鈍くなった全身に力を与えた。
その結果彼女は命を繋ぎとめることができた。あのままなら間違いなく死んでいたことだろう。
ただし、その防護服は――。
「…………なんで体操着とブルマなの……」
仕方がなかった、限界が近い状態で冷静にバリアジャケットのデザインなど考えることはできなかったのである。
「助かったんだから文句は言えないかな」
そう結論づけて今しがたの戦闘を振り返る。

怖かった。殺し合いに臨むのは堪らなく、怖かった。
数的に不利な三人組を相手に戦闘を仕掛けたのにも、一応理由があった。
三人のうち、一人は怪我人、もう一人は最初に軽くあしらった人形と同様の存在。
このくらいなら自分一人で何とかなると思っていたし、実際に何とかすることはできた。
気持ちで負けないように、必死に普段どおりの自分でいようと虚勢を張り続けていた。
それでも、銀髪の少年が最後に繰り出そうとしていた魔術や、人形の捨て身の行動に対して恐怖を隠しきることはできなかっ

た。


560 :臆病者の誓い―第7番― ◆IEYD9V7.46 :2007/02/16(金) 15:57:05 ID:wLh32sKJ
なぜか不安になり、先の戦いで自分は果たして勝ったのだろうかと考えてみる。

生き残ったから勝者だ。
一人殺したから勝者だ。
自分は、先の戦いの勝者だ。
そのはずなのに、

「……何が、ドワーフの誓いよ。わたしは勝ったはずなのに、全然正義になんかなれないじゃない」
分かっていたことだ。あんなもの、本気で気にしていたわけではない。
それでも、吐露せずにはいられなかった。
一つの命をこの手で奪った。その過程で対峙した銀髪の少年。
彼らは士郎と同じ側の人間であり、自分はその対極に位置することを改めて思い知らされる。
「……それでもわたしは立ち止まれない。立ち止まっちゃ、いけないんだ……」


  *  *  *


一つの戦いが終わり、湖が静寂を取り戻す。
湖面は磨きあげられた鏡のように空の景色を映し出し、その見方を変えれば湖中に沈む町をも映し出す二面性を持つ。
それはときに空の中に町があると錯覚させられる、そんな湖に。
水と空の境界上に柔らかな光がある。
それは幾百の時を越えてなお、輝き続ける赤い宝石。
一つの命であったもの、そして今も命であり続けるもの――――――。



――まったく、チビ人間といいチビエルフといいちっちぇーやつはどいつもこいつも翠星石がいないと何にもできないですぅ

。……そう、思わないですか。蒼星石?



561 :臆病者の誓い―第7番― ◆IEYD9V7.46 :2007/02/16(金) 15:57:37 ID:wLh32sKJ
【E-5南西/森/1日目/午前】
【金糸雀@ローゼンメイデン】
[状態]:中程度の疲労、全身打撲(行動にやや支障あり)、ずぶ濡れ
[装備]:コチョコチョ手袋@ドラえもん
[道具]:支給品一式
[思考・状況]姉妹を捜すかしら?
基本:特に定まっていない。

【E-7/湖沿いの荒地/1日目/午前】
【ジーニアス・セイジ@テイルズオブシンフォニア】
[状態]:中程度の精神及び身体的疲労、深い悲しみ
[装備]:ネギの杖@魔法先生ネギま!
[道具]:支給品一式、モンスターボール(ウツドン)@ポケットモンスター
[思考・状況] 翠星石を待っていたいけど……多分、もう……。
 基本:主催者の打倒
参加時期:ヘイムダール壊滅後。ちなみにあえてクラトスルート。

【レベッカ宮本@ぱにぽに】
[状態]:背中に裂傷(応急処置済)、疲労大、悲しみと不安
[装備]:15歳のシャツ@よつばと!
[道具]:支給品一式、木刀@銀魂、未確認支給武器0〜1個
翠星石の荷物(未確認支給武器1〜2個 )、ジーニアスの未確認支給武器1〜2個
[思考・状況] ジーニアスについていてやる。
 基本:どうしよう…… 。
参加時期:小学校事件が終わった後

【F-6/西の湖/1日目/午前】
【イリヤスフィール・フォン・アインツベルン@Fate/stay night】
[状態]:魔力中消費、疲労大、バリアジャケット(タイガー道場の体操着とブルマ仕様)
[装備]:S2U@魔法少女リリカルなのは、凛のペンダント@Fate/stay night
[道具]:支給品一式
[思考・状況]……。
基本:優勝して、自分の寿命を延ばす。
※セイバールートの半年後から参戦。

【翠星石@ローゼンメイデン:死亡】
※翠星石の遺体はE−6の町の南西に沈んでいます。また、ローザミスティカは翠星石の遺体の真上の湖上に浮かんでいます。

(僅かな水の流れで移動する可能性あり)

562 : ◆IEYD9V7.46 :2007/02/16(金) 15:58:34 ID:wLh32sKJ
投下終了です。改行ミスが多すぎたorz
問題点、指摘などありましたらお願いします。

563 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/16(金) 16:32:38 ID:/zrd5qkm
ぐわー、どう見てもジーニアスの方に死亡フラグ立ってたのにまさか翠が散るとは……!
タイトルはジーニアスだけに掛かってたのかと思ったら
そうじゃなかったんだなー、深い。ていうか凄ぇ。やられました。違ってたら俺ダサいが。
魔術戦の描写も見事で、燃えも泣きの両方が詰め込まれた良作だったと思います。乙!
残されたローザミスティカは誰の手に渡るやら……。

564 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/16(金) 16:50:59 ID:k4AhEpdu
翠の子ー!!
ジーニアスかっこいいよジーニアス。
救いの塔の仲間が一人ずつ消えるシーンのジーニアス編を彷彿させた。

565 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/16(金) 17:29:23 ID:exxdFTGE
お二方、投下乙です!

>>541
よつばは、頼れるペアと合流できてよかったなあ……
パタリロが実にいい味出してるw 対主催の期待のホープチーム、頑張れ!

>>562
全員あまり知らないキャラだったけど、それを忘れるくらい良い話だった。GJ!
ジーニアスカッコヨス、そして戦闘描写の魔術師VS魔術師はクロスオーバーの美味しさを堪能させていただきました。
そして翠星石……最期は無残だったけど、精一杯頑張った、ってのが現れてて読後感は不思議と良かった。
……それじゃ、死者スレ行ってくるわ……

566 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/16(金) 17:40:39 ID:8FgaXBBU
>>541
無予約ながら良作投下GJ!
パタちゃんいい奴だ…原作でも捻くれちゃいたが根は素直だったし、チアキやよつばを助けてやってほしい
…しかし、ちよちゃんの方へ行くと梨々がまた独りぼっちな件について
>>562
こちらもGJ!
なんと、翠の子だったのか…でも、よく頑張ったよ
ジーニアスも怯えずによく戦ったよ
だけどイリヤも悪意があってやったわけじゃないんだよな…だからなおさらやりきれないorz

567 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/16(金) 18:11:36 ID:rnGAq60D
>>562
乙、最後で涙腺崩壊しかけた。

568 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/16(金) 18:25:54 ID:k4AhEpdu
それにしてもこのロワはエロとグロが両極端に多いなww

569 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/16(金) 19:47:38 ID:dB38eA6K
>>541
ボケの為に殺人を断念するパタリロが何故かかっこよく見えた。目が腐ったようです。
でもGJ。

>>562
GJ。ジーニアスが死ぬのかイリヤが死ぬのかと思ったら……先の見えない戦いでした。
どことなくもの悲しい。

570 : ◆3k3x1UI5IA :2007/02/16(金) 20:57:40 ID:x2eRZj+X
蒼星石、タバサ、イシドロ  以上3名予約します。

571 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/16(金) 21:34:22 ID:x+yzobID
下手すりゃ一日目誰とも接触せずに終わりそうなニアw
原作杉村が探してた女子も終盤まで隠れてたな。

572 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/16(金) 22:09:05 ID:dM5BzZP7
でもニアは目立つ場所にいるから大丈夫じゃないかな
最悪でもリリス達が来るだろうしw

573 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/16(金) 22:12:51 ID:dB38eA6K
ニア「誰も来ませんね……」
リリス「やっほー」
ニア「ちょwww最初に来たのがジョーカーっておまwwww」

574 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/16(金) 22:14:06 ID:x2eRZj+X
別に半日くらい動きのない人が出ても構わないとは思う

ってかそうでもないと6時間の睡眠なんてとてもとても……w

575 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/16(金) 22:52:20 ID:eNhvib0a
ニアは、頭よすぎて書くの難しいんだよなぁ。
メロならまだいける気がするんだけど、ニアはキャラ壊さずに書ける自身がちょっとない。
まあ、誰にも逢ってないにしても、しんのすけの件とかちよちゃんの件とかを目撃してる可能性が高いから、
独白だけでも十分話は作れると思うんだけど。

576 : ◆RW6PC/GPu. :2007/02/16(金) 23:14:49 ID:ucLDbMen
大幅に遅れてしまって申し訳ない……グレ神楽双葉ミミ投下します

577 :How much is the ticket of this blood show? ◆RW6PC/GPu. :2007/02/16(金) 23:17:03 ID:ucLDbMen
「しっかし、ホンっとにだれも居ないネ……。
 誰かあのオッサンをブチ殺すのに賛同する野郎が誰か一人いてもいいぐらいヨ……」
妙なシンボルの前で少しため息をつき、座り込む神楽。
ちょっと前に読んだ本だって主人公はすぐにヒロインと合流してチーム結成をしていたではないか。
それに比べて自分の周りは人の気配の毛の字すらない、鼠でも出れば良い方である。
「ひょっとして、それってアタシがヒロインじゃネェ脇役ってことかぁぁぁぁ?!
 上等だあの不潔スケベインモラルロリコン大魔王、血祭りだけじゃ満足しねぇ……。
 四肢切断して、目玉くり抜いて、急所切断して、皮膚全身剥いて、歯を全部抜いて、舌を切除して、腸を引き摺り出しても許さん!!」
手を握っては開きを高速で繰り返し、沸沸と募る憎悪が形を纏い神楽の周りに立ち込める。
旗から見ればエロイことを考えているオヤジの手つきと動きが一緒である。

「しっかし、何回見てもけったいな作りモンアルねぇ、しかも結構高いアルな。一体何で出来てるアルかねぇ」
後ろをくるりと振り向き、自らの身長のウン倍もある奇妙なモニュメントをコンコンと叩く。
意外と軽い音が帰ってきた、どうやら中は空洞で安っぽい造りになっているらしい。
再度手のひらで強めに叩く、そして何か確かなものを掴んだように頷く。

「……これ、ぶち壊せば人が集まるアルかね?」



数秒後、後ろに倒れ、バラバラに砕け散ったモニュメントだった物があった。

578 :How much is the ticket of this blood show? ◆RW6PC/GPu. :2007/02/16(金) 23:17:34 ID:ucLDbMen
「ふぅ、何とか撒いたみたいね……誰だか分からないけれどあの二人は後回しね、残念だわ」
運良く小太郎から逃れたグレーテルは、モニュメントに向かって走っていた。
目立つものの所には人がいる、集まってきたところを狩る。
もし運がよければ兄様も会えるかもしれない、相当低い確率だが。
「それに……遊ぶにはぴったりの物もしっかり揃ってるわ……ああ兄様、早く二人で遊びましょう?」
どんな風にして殺すか? いや、殺しては面白くない。抵抗できないようにしてから如何に嬲りまわすか?
爪剥ぎもいいかもしれない、片手の動脈引き抜きというのも面白そうだ。
考えるだけでもワクワクしてくる、グレーテルの妄想は止まらない。

猟奇的な想像が繰り広げられていたときである、目の前のモニュメントに近くに迫って来たところでモニュメントが崩壊し始めたのだ。
視界を少しだけ下に落とす、オレンジ色の少女が正拳突きのポーズで硬直しているのが見える。
あの少女がモニュメントを崩壊させたようだ、あのサイズのモニュメントを破壊できるとなると相当の腕力の持ち主であるということは誰が見ても分かる。
真正面から戦いを挑めばこちらに銃があるとはいえあの腕力の餌食になるだろう。
「真正面から戦いを挑めば」の話である。

「そういえば、まだこの銃しか取り出して無かったわ」
そこで思い出したのだ。最初に見つけた少女を殺すことだけを考えていた為、支給品の確認は最低限で済ましていた事を。
ということは、残りの支給品がいくらか有る筈。
その支給品の中に何かしらの突破口になるかもしれない。

中から出て来たのは五本の瓶と一つの砂時計、砂時計の説明は流し読みにしておき、気を引いたのは瓶の方をまじまじと見つめる。
「これがあれば……楽しめそうね」
瓶を一本蓋を開けて足元に置き、銃を構え、ゆっくりと引鉄に手を伸ばし視界の奥の少女の頭へ狙いを定める。
引鉄を引いて終わるのも面白くないが、仕方が無い。その後でたっぷり遊べばいいだけだ。

579 :How much is the ticket of this blood show? ◆RW6PC/GPu. :2007/02/16(金) 23:18:09 ID:ucLDbMen
引鉄を引いて終わるはずだった。然し視界の奥の少女、神楽はいとも簡単に銃を避けて見せた。
「あーもう!やっぱり壊すんじゃなかったアルよ!!」
ダッシュで駆け寄ってくる神楽の姿を見ても、全く動じないグレーテル。
寧ろその状況を楽しんでいるかのように銃を打ちつづける。
「戦闘民族ナメるなヨ!コレぐらい朝飯前ネ!」
撃ちつづけられる銃弾を、当たらない限界の距離で避けつづける。
一発で相手を黙らせる為にその拳に力を込める。
もう少しでブン殴れるという距離になってきた頃、ふと銃撃が止まった。
銃なら必ず起こること、弾切れ。
そのチャンスを見逃さなかった神楽は一気に間合いを詰める。
「終わりネ!」

この時、グレーテルが「弾の充填」以外の行動に出ていることが分かっていれば少しは防げたかもしれない。
グレーテルは足元の瓶を拾い上げ、向かってくる神楽に向け中身を――――吹っかけた。
その液体は――――――――。
「うっぎゃあああああああ!!」
――――――――塩酸。

顔が熱い、熱い、熱い。
目は守ったものの顔と防いだ腕が焼けるように熱い。
身体を動かそうにも手が、顔が、とにかく痛い。

そんな火を使わない人体バーベキューを眺めながら、グレーテルは落ち着いて銃弾を入れなおす。
銃を片手で持ち、神楽の右腕を目掛けて引鉄を――――――――。

580 :How much is the ticket of this blood show? ◆RW6PC/GPu. :2007/02/16(金) 23:19:04 ID:ucLDbMen



「武装錬金!!」

そんな威勢のいい声がしたのはすぐ後の事だった。
声のした方を向くと槍を構えながら突撃してくる一人の少女。
「おりゃあああああ!!」
然しそれは狙いが全く定まっていない闇雲な攻撃。
ひらりと少女を避け、銃を照準を少女の背中に定める。
「うわっ、ちょっわたたたっ!!」
当てられなかった槍の起動を修正するのに時間が掛かる。
振り向くだけ振り向いても、槍がついて来ない。
その間にグレーテルの狙いは完璧になっていた、今度は……外さない。

引き金は引かれたがその狙いをつけていた右腕を今度は攻撃され、銃が弾き飛ぶ。
しかし神楽の攻撃は発射される少し後だった為、銃弾は発射されてしまった。
突っ込んできた少女の腹部に銃弾が抉り込む。
倒れこむ少女の元へ行く前に、グレーテルの腹部へ強烈なパンチを入れる。
その一撃で後ろに大きく吹き飛ぶグレーテル、その姿を確認した神楽はすぐに突っ込んできた少女の元へ向かう。
「おい!大丈夫アルか!」
「ああ、ったくよぉーっ。銃なんざ反則だろーが……痛ててて」
少女は腹部を抑えながら歯を見せて笑うが、その歯は白くなくうっすらと血で赤みが掛かっていた。
ふと、少女が持っている槍に視線を落とす。
「コレ……ちょっと使わせてもらっていいアルか?」
「おいおい、重くて振り回してらんな――」
少女は驚くべき光景をコンマ数秒後に目撃する。
自分がどんなに頑張っても使いこなせなかったあの槍をいとも簡単に振り回し、構えて見せた。
「ジャンプの連載漫画の武器アルよ?扱い方はだいたい分かるアル。
 ……アイツはアタシがシバくし、この剣なら軽くて扱いやすいしこの銃もあれば戦えるヨ。
 だから早く安全なところに逃げるネ」
槍を構え、足元に剣と銃を落とし、目線を起き上がってくるグレーテルに合わせながら少女に言い放つ。
ゆっくりと呼吸を整え、一撃で終わらせる覚悟をする。
しかし、後ろの少女もそれだけでは引き下がらない。
「……んだよ、一人だけカッコつけるつもりかよ!あんたを助ける為に割って入ったんだ。
 アタシだって戦――」
「五月蝿いアルな!その怪我で戦えるとでも思ってるアルか?!
 そんな怪我で向かっていけばあの銃の餌食になるのは見え見えネ!」
双葉の言葉を遮り、怒鳴りつける神楽。
一呼吸置いてから言葉を続ける。
「それに、アンタに死なれたらアタシがカッコ悪いアル。
 帰って銀時に笑われるヨ、笑われて恥ずかしいのは自分ネ。
 だから、カッコよくヒーローになってあんたを助ければ笑われないネ」
片手を槍から離し、少女の前へ差し出す。
「絶対もどるアル、だからココは任せて欲しいヨ」
差し出された手を見つめ、一回舌打ちしてからその手を叩く少女。
「絶対……もどって来いよ」
小さく笑みを零し、グレーテルの元へと走り出していく神楽。
その姿を一度だけ少女の声が止める。
「おい!」
何事かと思いくるりと振り向く神楽。
「名前、教えろよ」
少女のその問いに再び笑い、静かに言い放った。
「神楽。かぶき町の女王……いや、万事屋の神楽ヨ」

そして彼女は走り去ってしまった。
まるで特撮物のヒーローのように、カッコよく。美しく。飛び込んでいった。
「さて……約束は守らねーとな」
剣を拾い上げ、彼女もまた飛び込んでいく。
約束を、守るために。

581 :How much is the ticket of this blood show? ◆RW6PC/GPu. :2007/02/16(金) 23:19:54 ID:ucLDbMen



「さて……さっきはよくもやってくれたアルなイカレ女」
銃を支えにして起き上がったグレーテルの視界には既に神楽の姿が。
手を鳴らし、槍を片手で持ち、鬼の形相で迫る。
「一つだけ質問するヨ。反省してから地獄に落ちる。
 それか地獄に落ちてから反省する。さぁ、どっちがいいネ?」
槍を構え、グレーテルに選択を迫る。
しかし、返って来たリアクションは反撃でもなく、回答でもなく、逃走でもなく。
「……うふふ、ふふ、ふふふふ。
 あははは!あはははははははは!!」
高らかに響き渡る笑い声。
「何がおかしいアルか……?」
神楽の疑問にも耳を貸さず、一人笑いつづけるグレーテル。
痺れを切らした神楽が飛び出そうとしたその瞬間、笑いが止まる。
「嬉しいわ……遊んでも遊んでも壊れそうにない人に出会えた。
 これを使わなくちゃならないのは残念だけど、それでも構わないわ……だから」
手の中で砂時計を回し、神楽の方を向いてもう一度笑う。
「私と……遊びましょう?」
その一言にキレた神楽が駆け、持っている槍でグレーテルの身体を貫き通す。





――――――筈だった。
どういうことか彼女の体が貫き通す寸前で完全に硬直しているのだ。
言葉すら発する事が出来ず、何が起こっているのかすら全く分からない。
グレーテルの手には、砂が流れ落ち続けている砂時計がある。
「本当に止まったわね、でもそんなに長く続かないそうだから早くしないといけないわ……」
銃を構え、全く抵抗できない神楽の四肢に向けて一発ずつ、引鉄を引いた。
一発ごとに肉体の破片が飛び散り、血が溢れ、肉が盛りだしてくる。
四発目が右手の肉を切り裂いたのと同時に体の支配が解かれ動けるようになる。
それと同時に槍が手から離れ、地面に力なく倒れこむ。
すかさず槍を拾うグレーテル、神楽の傷口を更に弄繰り回すように槍で突付く。

更に右手首を左足で踏み付け、右手の中心当たりに鋭いモニュメントの破片を添える。
槍を水平にし、確実に少しずつ打ち付ける。
その苦痛にのた打ち回る神楽、なんとか反撃をしようとするにも銃で打ちぬかれた部分が痛み思うように力が入らない。
同じ事が左手で、右足で、左足で。一本ずつ破片が打ち込まれる。
全ての個所に打ち込み終わったところで更にもう一週、もう一週と一箇所に打ち込まれる破片の数が増える。
破片の一本一本が肉を抉り、固定し、さらに痛みを与えつづける。

582 :How much is the ticket of this blood show? ◆RW6PC/GPu. :2007/02/16(金) 23:20:52 ID:ucLDbMen
突然、攻撃の手が止み。落ち込んだ表情で言う。
「はぁ……飽きてきてしまったわ、ちっとも喚いてくれないし面白くないもの。
 もっと泣いて、叫んで、喚いてくれてもいいじゃない?」
もう一度、神楽の中で何かがブチ切れた。
「……フザケんなぁああああああ!!」
痛覚が限界を超えているにも関わらず、全身に力を入れる。
地面に打ち付けられた破片がゆっくりと浮き始め、神楽の身体を浮かし始める。
「それじゃあ、次はコレにしましょう?」
起き上がりつつある神楽を見ながら、ランドセルから更にもう一本の瓶を取り出す。
その瓶を見た神楽の顔が変わり、急いで脱出しようとする。
一箇所に五本バラバラに打ち込まれた破片を浮かすには相当な力が要り、激痛を伴う。
それを成し遂げるのと、ビンの蓋を開け液体を垂らすのは。
「い……あがああああ!!うがああああ!!」
もちろん、後者の方が断然速い。
皮膚の上からかかる塩酸と傷口に直接掛かる塩酸ではその痛さは数倍にも跳ね上がる。
今すぐにでも転げまわりたいが、破片がそれを阻む。
「あははは!やっと叫んでくれたわ……もっと叫んで?喚いて?
 ねぇ、もっと私と遊んで楽しませて?」
塩酸による攻撃は止まらない、一滴一滴が神楽の体を蝕んで焼いていく。
「あが……あ……ああ……」
叫びつづけた喉は、掠れた声すら出せず。
破片を刺されていて、もがこうにも体力がなく既に指一本すら動かない。
いや、もう瞼を開く体力を保つことすら難しくなってきた。
「そろそろ終わりね、でも安心して。
 死んだ後でも、もっと遊んであげるから」
グレーテルのその言葉さえ、もう只の音にしか聞こえなくなってきた。
只悔しいのは、あの少女との約束が守れなかったこと。
戻るとカッコつけておいてこの惨状である、それを考えるとまたムカついてきた。
何かしようと考え、最後の力を振り絞り口を動かす。

そして、勢い良く顔面に向かい唾を吐き捨てる。
その唾が当たった瞬間、グレーテルの顔が一瞬だけ変わる。
槍は天高く掲げられ、神楽の頭を目掛け――――――。

神楽は、笑っていた。
まるで、勝ち誇ったように。頭を割られるそのギリギリまで笑っていた。





その惨劇の一部始終を見ていたミミは、今迷っている。
目の前で殺戮を繰り広げている殺人鬼は今、自身が殺した少女を更に傷つけてなにやら楽しんでいる。
隙だらけなのは間違いないのだがあの戦闘力にはとても勝てそうにない。
かといって放って置くと太一や光子郎、丈たちに危険が及ぶかもしれない。

剣で心臓を一突きすれば終わる、しかし気が付かれたら一発で終わり。
さて、どうする?

583 :How much is the ticket of this blood show? ◆RW6PC/GPu. :2007/02/16(金) 23:21:24 ID:ucLDbMen
【B-1/モニュメント前/一日目/昼】
【グレーテル@BLACK LAGOON】
[状態]:少し疲労、右腕損傷、全身に重度のダメージ。
[装備]:ウィンチェスターM1897(4/5)@Gunslinger Girl
[道具]:支給品一式、ウィンチェスターM1897の弾(残り5発)、塩酸の瓶(残り2本)、核鉄(サンライトハート/未発動状態)@武装錬金
[思考]
基本行動方針:兄さま(ヘンゼル)を探しつつ、効率よく「遊ぶ」
第一行動方針:神楽でもっと遊ぶ
[備考]:金の砂時計@FINALFANTASY4は使用しました

【太刀川ミミ@デジモンアドベンチャー】
[状態]:健康、情緒不安定、軽い精神崩壊
[装備]:魔剣ソウルイーター@TOS
[道具]:支給品一式、ポケモン図鑑@ポケットモンスター、ペンシルロケットx5@MOTHER2
[参戦時期]:無印終了後
[思考]
基本行動方針:みんなでおうちにかえる
第一行動方針:とりあえず目の前の殺人者を倒す(?)
第二行動方針:太一、光子朗、丈を見つけて助ける
第三行動方針:彼らを殺してしまいそうな人は自分が倒す
[備考]:魔剣の影響か、精神状態がやや不安定です。
   支給品は最初に確認したようです。

【B-2/森林内/1日目/昼】
【吉永双葉@吉永さん家のガーゴイル】
[状態]:腹部重傷、疲労、主催者に対しての激しい怒り、
[装備]:メガネ@ぱにぽに、コキリの剣@ゼルダの伝説 時のオカリナ、ショックガン@ドラえもん
[道具]:支給品一式、割と癒されるぬいぐるみ@魔法先生ネギま!
[行動・思考]
基本行動方針:あのオッサンもさっきのヤツとかもう絶対絶対ぶちのめす (打倒ジェダ)
第一行動方針:悪ィな神楽……休む場所を探させてもらうぜ。(廃病院へ向かう)
第ニ行動方針:仲間は要る、ムカツク野郎をぶちのめす為にも!
第三行動方針:私の知ってるヤツ、まさかいねぇだろーなぁ…?
[備考]
まだ名簿を確認していないので梨々が参加している事を知りません。
サンライトハートの特性をあまり把握していません。
メガネはまだ装着したままです。



【神楽@銀魂 死亡確認】
※きんのたま@ポケットモンスターシリーズは神楽の死体の近くに放置されています。

※B-1のモニュメントが朝と昼の間に崩壊しました、結構大きな音が立っています。

584 : ◆RW6PC/GPu. :2007/02/16(金) 23:22:39 ID:ucLDbMen
投下完了です、急ピッチで仕上げたんで所々矛盾とかあるかも知れないです……。
あと予約期間を大幅にオーバーしてしまい、キャラクターを長時間占有してしまったことを深くお詫び申し上げます。
本当に申し訳ありませんでした。

585 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/16(金) 23:54:08 ID:exxdFTGE
投下乙です。

嗚呼、神楽……狙撃銃持ちのグレーテルと一緒に予約された時点で予感はしていたがorz
無邪気なエグさが恐ろしい。

神楽の台詞が妙にらしすぎてワロタw サンライトハートとそう組み合わせてくるとは!

586 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/17(土) 00:17:44 ID:6yFbsIqE
ジャンロワと同じく神楽惜しくも…
名前誤解フラグが消えたな、まあなんにしてもGJ。
にしてもグレーテル強えぇ。

587 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/17(土) 01:31:03 ID:0eIEgP/r
投下乙!
ああ、神楽にサンライトハートはカッコイイ組み合わせだったのになあ……
しかし、エロとグロがいい感じにミックスしてるな、このロワ。

588 : ◆KGrqH6mOIw :2007/02/17(土) 08:30:07 ID:oRN2o6rS
光子郎とフェイトを予約構いませんか?

589 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/17(土) 09:29:42 ID:JwLH64Ud
乙。神楽が派手に散ったな。
きんのたまは何とかして欲しかったけどw ぶつけるとか。
それにしてもグロい、このロワはエログロだなw

590 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/17(土) 10:02:57 ID:+ENehNbe
wikiを整理してて、>>219-221「おむすびころりん、これなぁんだ?」の
修正版が来ていない事に気が付いた。aAwQuafMA2氏、連絡求む。

591 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/17(土) 10:40:50 ID:wDL07Mz3
投下乙でした
一つ思ったんだけど神楽って「銀時」じゃなくて「銀ちて呼ばなかったっけ?
間違ってたら悪いんだけど…



592 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/17(土) 10:41:57 ID:wDL07Mz3
「銀ちゃん」て呼ばなかったっけ?
だな
連レススマソ

593 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/17(土) 11:04:05 ID:pzJuwHIX
乙!
神楽死んだか…
ジャンロワでも早期退場だったけど
コッチの方が守るもんを守れたからマシなのかな

あとどうでもいいけど神楽は銀時のことは銀ちゃんって
呼んでるから、うぃきに転載する時は修正してほしいところ

594 : ◆RW6PC/GPu. :2007/02/17(土) 14:25:21 ID:DBeoniM+
>>580
>「それに、アンタに死なれたらアタシがカッコ悪いアル。
> 帰って銀時に笑われるヨ、笑われて恥ずかしいのは自分ネ。
> だから、カッコよくヒーローになってあんたを助ければ笑われないネ」



「それに、アンタに死なれたらアタシがカッコ悪いアル。
 帰って銀ちゃんに笑われるヨ、笑われて恥ずかしいのは自分ネ。
 だから、カッコよくヒーローになってあんたを助ければ笑われないネ」

に修正します。

595 : ◆CFbj666Xrw :2007/02/17(土) 18:56:45 ID:hPdpCP0r
どうも間に合わないので予約延長をお願いします。
明日にでも投下したいと思います。

596 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/17(土) 19:06:00 ID:JwLH64Ud
>>595
ノシ 大人数だから大変でしょう。
期待して待ってます。

597 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/17(土) 23:12:09 ID:nYZ44wO8
これはひどい過疎

598 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/17(土) 23:17:39 ID:/InXc77x
こんな過疎ここではよくある過疎なのさ。

599 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/17(土) 23:23:18 ID:PNmGF3nB
良い子は早寝早起きなのさ
起きているのはエッチな子だけさw

600 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/17(土) 23:30:57 ID:S1IdmlpG
確かに今まで一番wktkした話は灰原関連さ!!
でも俺はエロくない!エロくはないんだぁ……

601 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/17(土) 23:42:18 ID:Yd5zuxXR
もうタイトルをエログロワイアルに変更しようぜ!

602 : ◆KGrqH6mOIw :2007/02/17(土) 23:55:57 ID:u0OCirmB
投下してみます。
光子郎さんとフェイトさん。

603 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/17(土) 23:57:26 ID:/InXc77x
ロリショタ成分は?

604 :疑問の扉、開く鍵 ◆KGrqH6mOIw :2007/02/17(土) 23:59:42 ID:u0OCirmB
「如何したんですか…………光子郎さん」
 少女の質問に泉光子郎は微笑みと共に受け答えた。
「この工場……気になると思いませんか?」
「あ…………でも、君子危うきに近寄らずって……」
 フェイト・T・ハラウオン、光子郎と共に行動する魔法少女。
「しかし、ここには何か鍵となるものが隠されているかもしれません。それに、虎穴にいらずんば虎子を得ず――とも」
 未知の工場には危険が潜んでいるかもしれない。けれども、だからといってそれを避けるのであれば、何も始まらない。自分から動かなければいけない。光子郎は熱弁した。
「じゃあ…………私、光子郎さんに付いて行きます」


 二人は工場の入り口へと向かった。『ファクトリアルタウン』と書かれた看板が、その入り口の上に掲げられていた。
 どんな罠が仕掛けられているか分からない。二人は慎重に足を踏み入れる。ファーストセッション、何も起こらない。ただ、真っ暗だった工場内に灯が点った。
「人体を感知できるセンサー……の様なものがあるみたいですね」
 支給された鉛筆と紙で、光子郎は工場の様子をメモしていった。いつもならば、パソコンを使うところだが、そのパソコンが無いため紙に書いている。
「…………何か分かりましたか?」
「いえ……まだ何も。しかし、根本的には前と変わってはいないのかもしれません」
 そう言うと光子郎は不可思議な物体を製造する機械を指差した。


「あれは…………何ですか?」
 フェイトの問いに光子郎は黙って歩き始めた。それに呼応して、フェイトも光子郎の後を追う。光子郎の歩く早さは尋常ではなかった。普通の人間だがかなり早い。
「これです。さっき作っていた機械が分解されているのは分かりますね。つまり、この工場は何も作っていないんです。言うなれば、循環を確認する為だけの存在なんです」
 難解な言葉にフェイトは少し困惑した。そんな様子を感じ取ったのか、光子郎は再び説明する。


「この工場は僕が前にデジタルワールドという所を冒険したときにもあったものです。その時も同じように、こうやって作ったものを分解し、さらにその分解したものを再構築する……と、いうことを延々と続けていました。
 しかし、この工場はそれで良かったんです。この工場の目的は、何かを生み出す為でも何かを壊す為でもないんです。この工場の存在意義は、創造と破壊を繰り返すことで循環するエネルギーが、正常かどうかを確認する為だけに存在しているんです」
「あ、その……そのエネルギーは何から作られているんですか?」
 光子郎はフェイトの質問に、少しだけ考え込むような素振りを見せ、答えた。
「文字です。様々な言語を組み合わせて、それが大きな電池となって、この工場を動かしています。多分、それも変わってはいないと思います」

605 :疑問の扉、開く鍵 ◆KGrqH6mOIw :2007/02/18(日) 00:01:49 ID:8psplJcr
 二人は工場内の探索を再開した。大きな工場だが、光子郎は疲れる様子もなく、さくさくと進む。フェイトも同様に、光子郎の後ろを歩き続けている。
「ありました。あれが電池です」
 電池とは思えないような、巨大な電池を光子郎が指差した。
「あれが…………電池、です…………か?」
 あまりの大きさにフェイトは少し驚いたが、光子郎は電池に付いている大きな扉を開き、電池の内部に侵入した。
「やっぱり……本質的には変わっていませんね……」
 様々な言葉が電池の内部には書かれていた。その情報を紙に全て書き写してゆく、その作業の途中にフェイトも入ってきて、興味本位に壁の文字を少し触った。
「あ、いけません!その文字を消してしまえば、この工場が機能しなくなってしまいます!」
 光子郎の言葉は少し遅かった。フェイトの指先は文字に触れ、その触れた箇所の文字は消えていた。しかし、光子郎が危惧した工場の停止は起こらなかった。


「…………動き、止まりませんね」
 フェイトの呟きは光子郎の耳には届いていなかった。
(有り得ない……こんなこと……いや、有り得るならば僕の仮説が間違っていた……工場の存在意義は……それとも、予備の電源があるとでも……)
 自分の思考の中に浸かっている光子郎には、どんな言葉も届かない。熱中しすぎて、自己の世界に浸かってしまう癖は治っていなかった。
「…………光子郎さん?」
(あの作業を続けているということは……他にも電源があるということなんでしょうか。それとも、この電池はただの飾りに……)
(とにかく、もう一度調べ直す必要があります。ファイル島の時は、あの工場がエネルギーを司っていました。それならば、この戦いでも……島を支えるエネルギーは、この工場を中心に……)
(もしかしたら、工場を破壊すれば……エネルギー供給は停止するかもしれません……その為にも、やはりもう一度……)
「光子郎さん!」
 唐突に大声が光子郎を刺激する。発作のように身体が少し震え、驚いた様子を見せる光子郎にフェイトは安堵した。
「あの…………気が付いていなかったん……ですか?」
「すみません。よくあるんです……考え事をすると、他の事が疎かになってしまうんです」
「そうなんですか…………なら……良かった」
 工場は不気味に動き続けていた。無意味にも見える工程を繰り返し、何かを確かめているように動き続けていた。


 熱心に壁の文字を紙に写してゆく。タイプよりは格段に遅いが、鉛筆から火が出るように速い。
 時折、鉛筆をくるくる廻したりもする。そういう時は、思案をしているとき。
 そんな状態が長く続いた。何とも言えないが、和やかな雰囲気だった。
 しかし、この穏やかだった状況は、次の瞬間一変した――!

606 :疑問の扉、開く鍵 ◆KGrqH6mOIw :2007/02/18(日) 00:02:27 ID:8psplJcr
「ボキッ!」と、云う異様な音が響く。
 光子郎はわなわなと肩を震せながら振り返り、フェイトに微かな涙目で訴えた。
「折れちゃった……」
 光子郎の持つ鉛筆の芯が折れていた。フェイトは黙って、自分の鉛筆を差し出した。
 すると光子郎は再びメモを取り始めた。折れた鉛筆をそのままにして。
 光子郎のメモは、フェイトが見ても全然分からないものだった。
「光子郎…………さん?」


 思わずフェイトは息を呑んだ。顔を覗き込んだにも拘らず、全く意に介していない様子だった。
 それどころか、フェイトの存在を忘れているかのような集中力。
 一つのことに集中すると、それのみに邁進する。そして、その顔はとても輝いていた。
 光子郎には、まだまだ分からないことがあった。その分からないことを分かるまで追求する。
 その作業が、光子郎には楽しくてしょうがなかった。
「あの…………こういうの、好きなんですか?」
 フェイトの質問に、光子郎は耳を傾けていた。軌道修正をきっちりと行っていた。
「ええ、でも……いつもはパソコンを使うんですが……」


 工場を探索している光子郎の顔は、とても輝いて充実していた。殺し合いをする島というにも拘らず、いつもと変わらないであろう笑みを浮かべていた。
(この人…………強い)
 身体的な能力であれば、自分の方が強い。そう自負しているし自信もある。第一、光子郎は普通の人間だ。対して、フェイトは魔法少女。普通の人間ではない。
 しかし、中身となると分からなかった。一本筋を通し、芯の強い人間に見えた。
 一見、怜悧だが冷たい人間ではない。そして意思がとても強い。
(似ているかも…………でも……)
「フェイトさん、この工場。もう少し調べてみましょう。もしかしたら、この戦いについての鍵になるかもしれません。それに予備電源としての電池が、まだ他にもあるかもしれません。その他にも、この工場。この首輪を外す手掛かりがあるかもしれません」
 そう言って光子郎は微笑んだ。フェイトの心に響くような微笑を。
 フェイト不思議な気分になった。不思議な心境、光子郎を見る眼が、少し変わったような気がする。



 工場の存在意義とは一体――
 光子郎の考えは、フェイトの心境は――
 二人の知恵は、鋼鉄の城を崩すことが出来るのであろうか――

607 :疑問の扉、開く鍵 ◆KGrqH6mOIw :2007/02/18(日) 00:03:22 ID:u0OCirmB
【A-3 工場(ファクトリアルタウン)内 1日目 昼】

【泉光子郎@デジモンアドベンチャー】
[状態]:健康
[装備]:風の剣@魔法陣グルグル
[道具]:支給品一式、ジャスタウェイ@銀魂
[思考・状況] 
   1:もしかすると、この工場が状況を劇的に変えるヒントなのかもしれません。
   2:フェイトと同行。
   3:この島の電源に、工場は関係しているのでしょうか……?

【フェイト・T・ハラウオン@魔法少女リリカルなのはA's】
[状態]:健康
[装備]:バトルピック@テイルズオブシンフォニア
[道具]:支給品一式、マジックバタフライ@MOTHER2、さとうきびセイバー@ボボボーボ・ボーボボ
[思考・状況] 
   1:光子郎さん…………面白い人です。
   2:光子郎と同行。
   3:電池……。

共通:友人と合流

608 :疑問の扉、開く鍵 ◆KGrqH6mOIw :2007/02/18(日) 00:06:06 ID:u0OCirmB
短めで会話が多いですね。。。

光子郎「折れちゃった……」
の元ネタはウォゲの「(回線)切れちゃった……」からです。
光子郎さんは余りこういうの云いませんから。。。

問題点や指摘などありましたら、是非是非宜しくお願いします。

609 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/18(日) 01:07:30 ID:HqD92mNz
投下乙!

初日からなんか重要なフラグ?!

610 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/18(日) 01:17:54 ID:SpHO6Huk
投下乙
ただ、フラグ折られても泣かないこと


611 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/18(日) 01:20:23 ID:P0Ix1/8C
>>607

機械系のフラグかぁ、パタリロと灰原ぐらいしか他に活かせそうな参加者をしらない罠。


612 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/18(日) 01:29:39 ID:cgKPelzw
>>610
その書き方は不要かと。狙っててもこの書き方だw

解除フラグってたくさんばらまくとちょっと位減らして大丈夫になるんだよな。
安心感GJ。

613 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/18(日) 02:07:38 ID:5ElPN7rP
まあこんな序盤で出てきたフラグなんて折られるのが普通だしなw

614 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/18(日) 09:30:09 ID:5Z4TL83r
投下乙

面白そうなフラグだが…多分折られそうw

615 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/18(日) 10:15:39 ID:OFmHiy5W
投下乙

序盤はフラグをガンガン立てて、その中から生き残るフラグが選ばれる
これぞフラグバトルロワイアルw

616 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/18(日) 11:13:15 ID:8sv9fc/U
投下乙&GJ

機械戦略って光子郎らしいよw


しかしフラグ凄いなwww

617 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/18(日) 14:37:55 ID:0c6G1+GH
投下乙

え、フェイトと光子郎のフラグがwwwwww

618 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/18(日) 15:56:25 ID:Mh0sCg90
天体望遠鏡って自分で使ったことがないから、星を見るために高倍率しかないと思ってるんだけど、
倍率下げれば双眼鏡みたいに肉眼では少し厳しい距離の様子を窺うのにも使えたりするかな?

619 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/18(日) 16:37:56 ID:5ElPN7rP
倍率が下げれる天体望遠鏡ってあんまりないぞwww

というか、双眼鏡とは構造が違うので近くのものを見るには向いていないです

620 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/18(日) 16:51:00 ID:Mh0sCg90
>>619
サンクス。やはり星を見るくらいにしか使えそうにないか。

621 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/18(日) 21:47:27 ID:rDWsuNDH
ジェダが作った島の電源……地下で人造人間ビクトルが必死に発電している姿が思い浮かんだw
原作だとエミリー(ロリ妹)を救う為に電気を探して魔次元に来たんだよな。悲しい最期だったけど

622 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/18(日) 23:16:20 ID:NeH3s0TQ
日曜なのに予約がこなかった……

623 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/18(日) 23:26:36 ID:JUQz/f+n
予約したいんだけど…期限内に書き上げられる自信があるとこまで進んでないorz
もうちょい下地が出来てればな…

624 : ◆CFbj666Xrw :2007/02/18(日) 23:40:33 ID:kAL7llQZ
あと1時間……2時間もあれば仕上がりそう。
予約延長丸1日以上掛かってしまった……申し訳ない。

625 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/18(日) 23:44:58 ID:4PwRZnlq
>>622
「日曜なのに予約がこなかった」?
逆に考えるんだ、「今なら感想を言いそびれた作品に感想が言えるぞ」と考えるんだ

書き手さん達のモチベーションアップの為にもこちらへどうぞ↓
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/8274/1169473650/l50

626 : ◆3k3x1UI5IA :2007/02/19(月) 01:27:22 ID:XAPBydOX
日曜の深夜という、お前明日はどうなってんだ、な時間ではありますが、投下開始します。

627 :変わらぬ微笑み ◆3k3x1UI5IA :2007/02/19(月) 01:28:58 ID:XAPBydOX
「へっへっへ……どーやらコッチには気付いていねーみてーだな」

森の藪の中、少年は三流の小悪党丸出しの笑いを浮かべた。
最初に転送された塔から降りて、森の中を彷徨うこと小一時間。
誰にも見つからないよう、そして誰の姿も見落とさないよう、細心の注意を払った甲斐があったというものだ。
イシドロは藪の中から慎重に、その2人の姿を窺い見る。

鬱蒼と繁る森の中、数本の倒木によって出来たちょっとした空き地――
そこに、その『女の子』と『男の子』は居た。少なくとも、イシドロは初見でそう認識した。

『女の子』の方は、かなり小柄で幼いようだ。短い金髪に緑のリボンをつけ、マントを身に纏って。
倒れた木の幹に腰掛け、何かを手の平に載せてブツブツと呟いている。
『男の子』の方は……こっちは「小柄」なんていうレベルではない。その姿はまるで小人か妖精だ。
蒼い服に蒼いズボン、そして青いシルクハット。可愛らしい服装だが、全く実戦向きではない。
何か丸いモノを持って、ああでもない、こうでもないと腕を振っている。何かの練習だろうか?
この2人、首輪のついた参加者同士であるにも関わらず、戦ったり互いを警戒したりする様子は無い。
既に休戦だか同盟だかの約束がついていて、今はそれぞれの支給品を確認している所、と見ていいだろう。

とにかく、これはチャンスだった。
2人は油断している。組んでいる、ということは、素直に『ゲーム』に乗る気もないのだろう。
そして何より、イシドロの存在にまだ気付いていない。
今なら襲いかかっても良し。出て行って言いくるめて同行して、利用してやっても良し……

「……って、どうすっかな。ああもう、どうすりゃいいんだよ!」

イシドロは苛立たしげに自分の頭を掻く。
これがどうしようもない状態、選択肢の無い切迫した状況だったなら、ここまで迷わなかっただろう。
ガッツたちとの旅の最中も、多くの場合、選択の余地など無かった。いつもギリギリだった。
けれど、今は完全にイシドロが行動を「選べる」立場。だからこそ、迷う。

誰かが襲い掛かってきたら、容赦なく返り討ちにするつもりだった。もしくは上手く逃げ出すつもりだった。
誰かと真正面から出くわして、でも会話が成立するようなら口先三寸で言いくるめるつもりだった。
相手が強そうなら、取り入って油断させてから不意を打つつもりだった。
でも今目の前に居るのは、見るからに弱そうな、幼い少女と小人の2人。イシドロに気付いてすらいない。

襲い掛かって、手っ取り早く倒して、「優勝」に確実に近づくか。
出て行って、会話を試みて、騙して仲間にして「利用」するか。
それとも、放っておいても誰かに殺されると判断して、この場は見逃すのか。彼は悩む。

「ああ畜生ッ! 向こうから襲ってきてくれりゃ、こんなに悩まなくて済むのによぉ!」

藪の中、イシドロが頭を抱え声も無く叫んだ、その瞬間だった。
蒼い服の小人の手から放たれた円盤が、大きく旋回してイシドロの潜む藪に飛びこんできたのは――!

          *       *        *

628 :変わらぬ微笑み ◆3k3x1UI5IA :2007/02/19(月) 01:30:01 ID:XAPBydOX

……少し、時間を遡る。

互いの自己紹介を終えたタバサと蒼星石は、しばらく腰を落ち着け、持ち物の使い方を研究することにした。
歩き回るアテもないし、それに戦いの経験を持つ2人は案外現実を知っている。
自分たちから戦う気が無くても、戦いに乗った人に襲われるかもしれない。
支給品を、完全でなくてもいいから使いこなせるようになること。それが当面の課題だった。

「……大体、わかった。でも、私にもその『ミッドチルダ式』って魔法、使いこなせるのかな?」
『 I'll assist you. Don't worry,sir. (私が手助けします。心配なさらずに)』
「ありがと、バルディッシュ」

タバサは手の平の上に乗せた金色の宝石に微笑みかける。
かなりの時間をかけて情報交換をして、この『バルディッシュ・アサルト』の機能も把握できた。
蒼星石と同じ姿の『バリアジャケット』は、維持するだけでも『MP』を消費するというので、今は元に戻してある。
最初に見たバルディッシュの『アサルトフォーム』以外の姿についても、詳しい説明を受けている。
あとは、実戦で試してみるだけだろう。もっとも、そんな必要、無いに越したことは無いのだが。

「うーん……だいぶコントロール良くなってきたけれど、まだまだかなぁ」

そんなタバサのすぐ近くでは、男装のローゼンメイデン・蒼星石が戦輪を片手に首を捻っていた。
タバサがバルディッシュの研究をしている間、斜めに傾いだ倒木を的に戦輪の練習をしていたのだ。
数十分に及ぶ練習の成果か、藪を掻き分け外れた戦輪を探しに行くようなことも減ってきたが……
それでもまだまだ、百発百中には程遠い。
倒木そのものには突き刺さるようになってきたが、狙った場所にはなかなか当たらないのだ。
これが人間相手なら、「身体のどこかに当たるかもしれないが、どこに当たるかは自分でも分からない」状態。
なんとかモノになりそうなタバサと違って、不安が残る。

「元々ボクは、中・遠距離での戦闘ってあんまり得意じゃないんだ。姉妹の中でも、比較的、ね。
 『庭師の鋏』でなくても、接近戦用の武器ならもうちょっと上手く使えたと思うんだけど」
「じゃあ蒼星石、交換する?」
「いや、そういうつもりで言ったんじゃない。『その子』はタバサの方が上手く使えそうだ。
 ただ、タバサのお兄さんを探すついでに、何かボクにも使えるものを見つけておかないとね」

戦輪を指先で回しながら、蒼星石はタバサに答える。
タバサの兄、レックスを探す――それは、2人の当面の、そして現時点では唯一の目標。
蒼星石は考える。

629 :変わらぬ微笑み ◆3k3x1UI5IA :2007/02/19(月) 01:31:09 ID:XAPBydOX

(ボクの『力』は、こんな状況・こんな場所でも使えるんだろうか……?
 夢の扉を開くことができれば、きっと『タバサの夢』と『お兄さんの夢』は繋がってるはずなんだ……!)

蒼星石とその双子の姉妹である翠星石には、人間の夢の世界に入る能力が与えられている。
そして、家族のように非常に親密な人同士の夢は、相互に繋がっている。
蒼星石が能力を使えるのなら、タバサの夢を通り、どこに居るかも知れない『お兄さん』に接触できる。
首尾よく『お兄さん』の夢の世界に辿り着ければ、話くらいはできるはず。
そして会話が成立すれば、現実世界で合流するのも簡単だろう。

(まあ――それもこれも、安全な隠れ家を確保して、夜になってから、だね)

眠る時間が来るよりも早く、運良く彼に遭遇できる可能性もあるわけだし。
蒼星石は、溜息をつくとクスリと笑った。彼女はそのまま、指先で回していた戦輪を投擲する。
今は戦輪の練習中。タバサの方の準備が良いようなら、そろそろここから動きだしてもいいかもしれない……

――ちなみに、良い子のみんなは決して真似してはいけない。
本物の銃や刃物を使った練習をしている時に、別の考え事をするなんてもってのほかだ。
集中していないと、どこに飛んでいくか分かったものではないからだ。
そして蒼星石が投げた戦輪は、回転しながら大きなカーブを描き、的を大きく外れて、藪の中へと――!

          *       *        *

「――ってホントに襲ってくるのかよ!?」

イシドロは悲鳴を上げた。
空中で大きなカーブを描き、彼の潜む藪を狙ったかのように飛び込んで来たもの。
それは良く見れば見覚えのある武器。好戦的な異民族・クシャーンが好んで使う、円盤状の刃物だ。
イシドロの脳裏に、クシャーンたちに襲われた時の恐怖が蘇る。
表情が理解できない黒い顔。通じない言葉。怪しげな異教。不気味な形状の武器の数々。
間一髪、頬を掠めて飛んでいった戦輪に、イシドロの恐怖は一気に沸騰する。

こっちの存在に素知らぬ顔をしながら、しっかりと不意を突いてきた恐るべき敵――
イシドロの目には、蒼い服を着た小人はそう映った。
頬に熱を感じる。戦輪が刻んだ浅い傷から、思い出したように血が滲む。

このままでは殺される。けれど、クシャーンたちを紙屑のように蹴散らしたガッツは、ここには居ない。
あの「小人」が人外の存在なら、何かしら恐ろしい能力も持っていることだろう。
ならばどうする? 尻尾巻いて逃げるのか?

「決まってる……殺られる前に、殺るしかねぇッ!」

それはとっくに決めていた覚悟だ。イシドロは隠れていた場所、動きにくい藪の中から飛び出す。
飛び出すと同時に、手の中に握り込んでいた石を蒼い服の小人目掛けて投げつける!

「相手も『男』だってぇなら、遠慮もいらねぇしなッ!」


630 :変わらぬ微笑み ◆3k3x1UI5IA :2007/02/19(月) 01:32:11 ID:XAPBydOX

          *       *        *

それは――タバサと蒼星石の側にとっても、全くの不意打ちだった。

「蒼星石、また外したの?」
「うるさいなぁ。ボクだって、外したくて外したわけじゃ――」
「――相手も『男』だってぇなら、遠慮もいらねぇしなッ!」
「「!?」」

のんびりと蒼星石の失投をからかったタバサ、怒ってみせた蒼星石。
そこに飛び出してきた1人の少年に、2人は咄嗟に反応しきれない。
かわす間もなく、また「ボクは女の子だよッ!」と怒る間もなく、少年の投げた石は蒼星石の頭を直撃して――
蒼い帽子が、宙に舞う。
人形の身体が、グラリと崩れる。
当たり所が悪かったのか、そのまま動かない。
襲撃者の顔に笑みが浮かび、そして、タバサは……。

「まず1匹ッ! もういっちょ……!」
「不意打ち!? ……バルディッシュ、『そうび:バリアジャケット』!」

タバサはしかし、冷静だった。驚きながらも、冷静だった。
素早く手の中の宝石に命令を下して……次の瞬間、雷光が走る。

『 Yes,sir. Drive ignition. Barrier jacket; "Gardener form"!! 』

雷が走り、魔法文字の刻まれた金色の帯が踊り、少女のマントが、服が下着が虚空に消え失せる。
空中に出現した黒鉄の部品と黄色い宝玉が組み合わさり、斧のような黒い杖の形になる。
そして、タバサがその杖を手にした途端――彼女の裸身に、蒼い布地が巻きついていく。
少年は手にした2発目の石を投げることも忘れ、少女の『変身』を呆然と見つめる。
そして、ズボンが具現化し上着が具現化し、最後の仕上げに帽子がフワリと舞い降り、そこにあった姿は……

「って、さっきのチビとペアルックかよ!?
 それに何が出てくるかと思ったら……その格好、なんか前より弱っちくなってねーか?」
「う、うるさいッ!」
「とにかく――てめーもくたばりやがれッ!」

思わずツッコミを入れてしまったイシドロだが、すぐに頭を切り替える。
もう、既に1人やってしまったのだ。今さら引き返せはしない。イシドロの手から鋭い音を立てて石が飛ぶ。
この距離、この体勢では回避は不可能――なはずだったが。

『 Defenser. 』

タバサが何かをするより早く、杖が光り、電子的な声が響き。うっすらと輝く魔力の防壁が出現する。
杖を握る少女の手首を狙った石つぶては、その防壁に完全に防がれ、空中で弾かれてしまう。
かなりの攻撃魔法にも耐える魔法のバリアだ。威力が制限されているとはいえ、投石程度では破れない。


631 :変わらぬ微笑み ◆3k3x1UI5IA :2007/02/19(月) 01:33:38 ID:XAPBydOX

「ありがと、バルディッシュ。助かった」
『 You're welcome. (どういたしまして)』
「次はコッチの番だよ……『りりょくのつえ』!」
『 Yes,sir. Load cartridge. "Haken form"!! 』

少女は大きく杖を振りかぶる。
彼女の知る「魔力を攻撃力に変換する魔法の杖」の名前を叫ぶ。
直後、杖の一部が動き、煙を吹き、そして光の刃が飛び出して――その形は、まるで巨大な鎌のようで。
魔力で形成された凶悪な刃を振りかざし、タバサは少年に襲い掛かる。

「うおォッ! 危ねッ!」

咄嗟に飛びのいたイシドロの眼前を死の刃が通り抜ける。掠めた前髪がチリチリと焦げる。
少年の身体を捉え損ねた刃は、勢いのままに振り抜かれて――少年の背後にあった大木を、一刀両断。
ゆっくりと倒れ始めた大木を横目に、イシドロは戦慄する。
この少女の動き、素人じゃない。そして、一切の容赦なく、イシドロの命を取りに来ている。

「てっ、てめぇこのガキッ! 何しやがる! そんなの当たったら死ぬじゃねーかッ!」
「黙れ、モンスター! そっちから襲ってきておいて!」
「も、モン……!?」

誰が怪物だ、と言い返そうとして、イシドロは息を飲む。
少女の瞳。怒りも憎しみもない、ただ単純に、目の前を遮る障害物を排除する、という意志だけが宿った瞳。
なまじ憎悪をぶつけられるよりも遥かに怖い。そして――勝てる気がしない。
このままでは、殺される。
殺さなければ、こっちが殺される。
それは――最初っから覚悟していたはずのこと。イシドロはギリ、と奥歯を噛み締める。

「ええい、知らねぇぞもうッ!」

イシドロは恐怖を振り払うように叫ぶ。ポケットの中の「とっておきの一発」を手に取る。
支給武器・手榴弾。貴重で、そして「本当に」相手を殺しかねないために、無意識のうちに躊躇っていた武器。
彼は舌打ちと共にピンを抜き、投擲すると共に巻き添えを避けようと大きく飛びのいて、そして――

 爆発。





632 :変わらぬ微笑み ◆3k3x1UI5IA :2007/02/19(月) 01:34:43 ID:XAPBydOX





『 ―― Defenser plus. 』
「……どっちがバケモノだよ、おいッ!」
「イオラくらいには、効いたよ。でももう――やらせない!」

爆風の中から、死神の鎌のような杖を構えた少女が飛び出してくる。
強化版の魔力障壁とバリアジャケットに守られて、煤に汚れながらも少女は杖を振り抜く。
巻き添えを避けようと地面に転がり、体勢の崩れていたイシドロには、避けきれない。
咄嗟に身を守ろうとかざした左腕が、冗談のように何の抵抗もなく、スッパリと斬り落とされる。
悲鳴すら上げられないイシドロの眼前で、少女は再び杖を振り上げ、トドメを刺さんと――

「……た……タバサ……」
「!? 蒼星石!?」

掠れる声。タバサの動きが、一瞬止まる。
この千載一遇のチャンスを見逃すイシドロではなかった。
彼は素早く懐に右手を突っ込むと、そこに収めておいた「最後の切り札」を手に取る。
小銭入れが地面に落ち、硬貨が散らばるが拾っている余裕はない。
茶色いコインを「それ」に突っ込み、今まさに聞いたばかりの、おそらくは名前であろう単語を叫ぶ。

「タバサ! 依頼したからな、標的の名前は『タバサ』だぞ!」

バキュン! バキュン! バキュン!
森の中に、緊迫感のない銃声が響く。
蒼星石よりなお小さな人形『ころばし屋』は、イシドロの依頼に忠実に、タバサを3回転倒させて――
タバサがようやく立ち上がった時、そこにイシドロの姿は無かった。
ただゴロリと無造作に、少年の左手だけが置き去られていた。


633 :変わらぬ微笑み ◆3k3x1UI5IA :2007/02/19(月) 01:35:49 ID:XAPBydOX

          *       *        *

「畜生……ちく、しょう……」

後ろも振り返らずに逃げてきたイシドロは、失われた左腕を押さえて呻き声を上げた。
森の中、大木に絡み付くツタを見つけると、右手と歯を使って引き千切る。
そして血の止まらない左腕の断端近くを、ツタをロープ代わりに、これまた手と口を使って縛り上げた。
とりあえずの止血を済ませ、イシドロは息を荒げながら大木に寄りかかる。

「ちくしょう……俺の、左手……!」

左腕は、肘と手首の中間、前腕の半ばで断ち切られてしまっている。
まるで、彼と共に旅してきたガッツと同じような欠損。信じられないほど綺麗な傷口。
確かにイシドロは、(内心では)ガッツの強さに憧れていたが……何も、こんな所を似なくてもいいだろうに。

「あ、あの鉄の義手って、どこで売ってやがんのかな……。
 まあ売ってたって、コソ泥の意地に賭けて、金払ってまで買う気はねぇけどよ……!」

引き攣った笑いを浮かべて、心にもないことを呟く。こうでもしてないと恐怖に押し潰されそうだ。
それでも右手がガクガクと震えてしまうのが止められない。

「ああ畜生、左手置いてきちまったぜ……! パックの奴がいりゃ、また繋がったかもしれねぇのに……!
 げっ、それに『ころばし屋』もかよ! ああもう、勿体ねぇ……!」

しかし一方では、この程度の損害で済んだのは幸運だった、とも思える。
手榴弾の直撃を受けても平気なタフネスと防御力。大木を斬り倒すほどの鋭い斬撃。
そして何より、他人を殺すことに一切の躊躇のない、あの冷たい瞳。
あれは人殺しの目だ。何十人何百人と殺してきた歴戦の戦士の目だ。
あんな幼い女の子が、あんなバケモノじみた存在だったとは……。
クシャーンの武器を使いこなす男の小人(と、イシドロは今でもそう思っている)より、よほど強い。

「み、見た目はアテにならねぇって、最初に殺されたねーちゃん見て分かってたはずじゃねぇか……!
 もう油断しねぇぞ。も、もう、遠慮もしねぇし気遣いもしねぇ。
 相手が女だろうと赤ん坊だろうと、慎重に、か、確実に、殺してやるんだ……!」

イシドロは震える拳を握り締め、自分に言い聞かせる。必死に自分を奮い立たせる。
――それを本当に自分が望んでいるのかどうか、彼自身にも分からなかったのだが。

          *       *        *


634 :変わらぬ微笑み ◆3k3x1UI5IA :2007/02/19(月) 01:36:46 ID:XAPBydOX
蒼星石は、幸いなことにどうやら軽傷だったようだ。
タバサは起き上がってきた「仲間」の姿に安堵すると共に、つい先ほどまでの自分を思い出し、小さく震えた。

考えるよりも先に、身体が動いていた。
殺し合いなんて真っ平だ、と思っていたはずなのに、戦闘が始まった途端に全て頭から吹き飛んでいた。
両親を取り戻し、平和な日常を手に入れるために始まった旅の中。
剣技に優れた兄だけでなく、タバサもまた、何度となく杖や鞭を振るって戦ってきた。
タバサの世界の魔法は結構消耗が激しい。毎回魔法を使っていてはすぐにMPが底をついてしまう。
それに経験を積みレベルが上がってくれば、初級レベルの魔法を使うよりは殴った方が効果的なのだ。

自分は兄と違って、治癒魔法は使えない。薬草の類も今は持っていない。
だから、最初に攻撃を受けた蒼星石の怪我を心配するよりも早く、「危険の排除」のために身体が動いた。
倒された仲間のことを嘆く暇があったら、当面の敵を倒す。最悪、自分だけでも生き残って全滅を避ける。
そういう風に動けるようにならなければ、生き抜くことなどできない過酷な旅だった。

そしてその旅の中で、タバサたちは無数の敵を屠ってきていた。
時には生きて目的地に辿り着くために。時には強敵に勝てるだけの戦闘経験を積むために。
そして時には、相手が持っているレアアイテムや、新たな装備品購入のゴールドを強奪するためだけに。
何十、何百、何千何万もの雑魚モンスターを、殺してきた。
そして――タバサたちにとって、「モンスター」とは単なる怪物ではない。
時に心が通じ合って仲間になり、命を懸けて互いを守る関係にもなりうる、人間にも近い存在。
いや、中には人間そのものの姿をした「モンスター」だって少なからず居たのだ。

  つまり……タバサたちは、何百人と殺害した大量殺人鬼のようなものなのだ。
  グランバニアでの幸せな日々も何もかも、無数の屍の上に成り立っているようなものだったのだ。

嫌な事実に考えが到ってしまったタバサは、それでも必死に笑顔を浮かべる。
バルディッシュや蒼星石を心配させてはいけない。怖がらせてもいけない。
彼女たちは大切な「仲間」なのだ。今回の冒険では運命を共にすることになる「仲間」なのだ。
自分が、ジェダの言う「殺し合い」に乗ったわけではないことを理解して貰わなければならない。
呆然とこちらを見つめる蒼星石に、タバサは微笑みかける。

「エヘヘ、逃げられちゃったね。逃げ足速いな〜、まるで『はぐれメタル』みたい。
 それに、せっかくだから『てんくうのつるぎ』も試しておきたかったのに。
 お兄ちゃんみたいに、カッコ良く戦ってみたかったな〜」
『 "Zamber form" needs too mach power. Don't waste, sir.
 (『ザンバーフォーム』には多くの魔力を要します。無駄遣いをなさらぬよう)』
「分かってるよぉ、バルデッシュ。……あ、蒼星石は、怪我は大丈夫?」
「う、うん……いや、それよりタバサ、君は、その、なんてことを……!」
「大丈夫だよ。心配しないで。だって、こんなの――」


635 :変わらぬ微笑み ◆3k3x1UI5IA :2007/02/19(月) 01:37:39 ID:XAPBydOX

          *       *        *

  ――夢の中で、最愛の姉に出会えた、ような気がした。
  何をどう話していいものか、困った表情を浮かべた蒼星石に、翠星石は怒った様子で言い放った。

  『蒼星石はコッチに来たらダメなのですぅ! 戻れるうちにさっさと戻るです! あっち行けですぅ!』

  翠星石の、焦りと怒りと、そして何故か涙の混じった罵声を浴びて、蒼星石は寂しげに微笑んだ。
  ああ、やっぱり自分は彼女に嫌われてしまったのだな、と。
  アリスゲームに乗って、翠星石に刃を向けたのはこの自分だ。憎まれても仕方がない。
  近くて、でも手を伸ばしても届かない距離。
  寂しさにギュッと拳を握り締め、蒼星石はクルリと背を向けて――

――意識が戻ったそこでは、自分と同じ服を着た少女がなおも戦っていた。
いや、片腕を失った少年に、なおも鎌のような武器を振りかざし、攻撃しようとしていた。
蒼星石は咄嗟に少女の名を呼び、そして……。

          *       *        *

蒼星石は、落ちていた自分の帽子を被り、転んだタバサに歩み寄る。
タバサを何度も転倒させた小さな人形は、今は動きを止めている。これならもう無害だろう。
起動に使っていた十円玉も近くに落ちているし、ひょっとしたら蒼星石たちにも使いこなせるかもしれない。
けれど……蒼星石の興味は、今はそちらには向かない。
ただ呆然と、タバサの姿を見つめることしかできない。
不意にタバサがこちらの方に振り向いて、思わず蒼星石の肩がビクッと震える。

「あ、蒼星石は、怪我は大丈夫?」
「う、うん……いや、それよりタバサ、君は、その、なんてことを……!」
「大丈夫だよ。心配しないで。だって、こんなの――」

  「ただ、人型の『モンスター』に襲われた、ってだけのことじゃない?
   人間同士の『殺し合い』とは、違うもの」

「……え? それって、どういう……?!」

まるで自分自身に言い聞かせるかのような、タバサの言葉。
蒼星石には、彼女の言わんとすることが全く理解できない。心配しないでと言われても安心などできない。
返り血を頬につけたまま、タバサはにっこり微笑む。微笑んで、首を傾げる。

「蒼星石は……私の『仲間』、だよね?」

『仲間になれないかな?』とタバサに問いかけた時と、寸分違わぬ満面の笑み。
その笑みは、今の蒼星石には、とてつもなく恐ろしいものにしか見えなかった……。

636 :変わらぬ微笑み ◆3k3x1UI5IA :2007/02/19(月) 01:38:42 ID:XAPBydOX
【D−3/森の中の小さな空き地/1日目/昼】
【タバサ@ドラゴンクエスト5】
[状態]:爆風で小ダメージ、MP少し消耗、バリアジャケット再展開中(蒼星石と同じ服装)。
    頬に数滴の返り血。
[装備]:バルディッシュ・アサルト@魔法少女リリカルなのは(カートリッジ残数5)
[道具]:支給品一式
[思考]:大丈夫だよ、蒼星石? 何の心配もないんだよ?
第一行動方針:自分と仲間の身は「何としても」守る。
第二行動方針:信頼できる仲間を捜す。
基本行動方針:「どんな手段を使ってでも」レックスを捜し出し、仲間と共に脱出する。
[備考]:
 「ドラゴンクエスト5」内でタバサが覚える魔法は全て習得しています。
 ミッドチルダ式魔法について、バルディッシュからある程度説明を受けました。

【蒼星石@ローゼンメイデン】
[状態]:健康? 姉妹達への精神的な壁、タバサに対して隠しきれない恐れ、
     頭部の、帽子と髪で隠れている部分に傷がついている可能性あり(本人も確認していない)
[装備]:戦輪@忍たま乱太郎 ×9
[道具]:支給品一式、ジッポ、板チョコ@DEATH NOTE
[思考] タバサ……君って子は、一体……!?
    姉妹たちには会いたい。けれど会わせる顔がない。相反する感情に迷っている。
第一行動方針:タバサに協力する(ただし、少し迷いが生じてきている)
第二行動方針:タバサの『夢』に入ってレックスと接触する。そのための準備をする。
基本行動方針:タバサに協力しつつ自分探し?
[備考]:
 蒼星石は戦輪の練習をしました。命中精度に不安はありますが、とりあえず投げれば飛びます。

[備考]:
 ころばし屋@ドラえもん、小銭入れとその中身(10円玉×5、100円玉×3) は、2人の傍に放置されています。
 解説書はありませんが、2人はタバサを目標として使われる現場を目撃しています。
 戦輪@忍たま乱太郎 ×1 が、近くの藪の中に落ちています。探せば見つかるかもしれません。
 

【D−3/森の中/1日目/昼】
【イシドロ@ベルセルク】
[状態]:左腕の前腕部から先を喪失(乱暴にだが止血済み)。右頬にかすり傷。
    失血と疲労による消耗。激しい恐怖。
[装備]:石つぶて×3
[道具]:支給品一式、手榴弾×3
[思考]:全参加者に対するとてつもない恐怖。改めて覚悟を決める。
第一行動方針:誰に出会っても、決してマトモにはやり合わない。
第二行動方針:誰が相手でも、チャンスさえあれば今度こそ躊躇せずに殺す(と自分に言い聞かせている)
基本行動方針:優勝して大物になる(と、自分に言い聞かせている)
[備考]:食料の半分を上着の裏に吊るしています。

[備考]:
 タバサ&蒼星石とイシドロは同一エリア内にいますが、イシドロは2人の所から離れました。
 どちらの方角に進んだかは、次の書き手さんに委ねます。
[備考]:
 昼の時間枠の中で、タバサと蒼星石が今居る付近で、手榴弾が爆発し、大木が一本切り倒されました。
 近くに居る者はその音に気付く可能性があります。

637 : ◆3k3x1UI5IA :2007/02/19(月) 01:39:31 ID:XAPBydOX
投下完了。

バリアジャケット・庭師モード。
軽量・超高機動用の第2形態があるかどうか、あったらどういう形なのかはまだ不明です。
夢に入る力も、蒼い子が思いついただけのことで、ジェダに制限されてるかどうかはまだ不明。
このあたりは今後の書き手さんに委ねたいと思います。

638 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/19(月) 01:43:18 ID:GqrNLHDt
タ、タバサがこええええ!?
GJ。イシドロあはれ。

639 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/19(月) 01:44:14 ID:lJYKsyeh
>>637GJ
タバサこわ。よく考えればゲームだからこそ許される殺戮だよな、ドラクエって。

640 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/19(月) 01:46:59 ID:xuC6lxMK
投下乙。
イシドロはぐれメタル扱いかよ!?
よくドラクエ世界のモンスターは「起き上がって仲間になりたそうにこちらを見ている」になるよなぁ……

641 : ◆CFbj666Xrw :2007/02/19(月) 01:50:38 ID:GqrNLHDt
さて、遅くなりましたがこちらも投下いたします。
……穴は有るけど正直派手にやりすぎたかもしれないからまずければ指摘お願いします。

642 :禁忌『エキストラバージン』(1/14) ◆CFbj666Xrw :2007/02/19(月) 01:52:42 ID:GqrNLHDt
――結局、ヴィクトリアはウサミミの少年を見送った。
理由は簡単だ。接触するメリットが無い。
(ウサギずきんと、手に持っていた立て札が彼の支給品。
 他にもう一つ引いているのかもしれないけど、可能性はそれほど高くないわね。
 怯えていなかったのは状況判断が出来てないのか、それとも……力があるのか)
交渉してまで欲しい物を持っている可能性は低いし、有能で有るのかも疑わしい。
開始直後の参加者が持っている情報にも意味は無いだろう。
そも、彼女は仲間を求めてなどいなかった。
「…………私はひとりでも生きていける」
母を見取る時に手向けた言葉を口にする。
ヴィクトリアが望むのは生き残る事、ただそれだけだ。
その事に理由なんて無い。敢えて言うなら“死ぬ理由が無い”。
夢はない。
希望も無い。
希望は不完全に満たされて絶望と共に死んだ。
父ヴィクターと同じ怪物となりゆく錬金の戦士ムトウカズキは父と共に月に消えた。
100年を共に生きた母とも死に別れ、彼女はもう、独りだ。

未練さえ無いと言えば嘘になる。
人としての生き方に未練は有る。
恵まれた家庭に未練は有る。
幸せな事に未練は有る。
100年もの間、御嬢様学園を潜伏場所に選び、幸せに巣立っていく御嬢様達を見つめていた。
その理由の一つに未練が含まれていないと言えば嘘になる。
だから、ジェダの言葉にも本当は動揺した。
“生き残った者の願いを一つだけ叶えよう”
……もし人に戻れたらどんなに良いだろう。
もしあの純粋無垢だった少女時代に戻れたらどんなに良いだろう。
誇り高い父親と優しい母親と共に幸せに生きて安らかに死ぬ事が出来たらどんなに良いだろう。
錬金術なんて無い世界に生きる事が出来たらどんなに良かっただろうか。
だけどそれは、たった一つの願いで叶う事ではない。
ヴィクトリアが幸せに生きるための願いは一つや二つではまるで足りない。
人に戻れた所で無惨な人生は取り消せず、気高く優しかった両親はもう居ない。
両親を取り戻した所で父も自分も化け物で母親は肉体を失っている。
不幸の元凶である錬金術を滅ぼした所でそれにより生き長らえている少女は滅ぶだけ。
無惨な人生をやり直せた所で錬金術有る限り悲劇は再び訪れる。
たった一つ叶えられた所で何一つ救われない。
――そう思うと少しスッとした。この島でも自分は何一つ変わらない。
そもそもジェダはたった一つでもあらゆる願いを叶える事が出来るのだろうか?
ジェダは本当に願いを叶えるつもりが有るのだろうか?
仮に最後の一人まで生き残れると仮定してもこの有様だ。
生き残りを目指すなんてバカバカしいにも程がある。
望む事はただ一つ、生き残ること。それだけだ。
ジェダに願いを叶えてもらう必要なんて無いし、意味も信用も有りはしない。
そして、一番生存率が高い手段は必然的に導き出された。
(極力生存を重要視して立ち回って、このふざけたゲーム盤を脱出、あるいは破壊する事。
 その為に必要な事は四つ。
 『ジェダの意図を読みとって、その手札を暴くこと』。
 私達を殺し合わせて何を得るつもり? 逃げ回る臆病者が生き残ったら何を得るつもり?
 それが判れば何かが見えてくるはず。情報を集める必要が有るわね。
 『信頼できる手勢を集めること』。
 殺し合いから身を守るにも情報を集めるにも人手が多いに越したことは無いけれど……後でも良いわ。
 裏切りで殺される危険の方が高い。
 元の仲間が殺されても願いを叶える為に殺し合いに乗ったりしない者が望ましいわ。
 どうやら私と違って仲間ごと連れて来られたのも居たようだったし。
 『この空間を脱出する、出来ればジェダの下に辿り着く手段』。
 最終的には脱出しなければならない。出来ればジェダを殺して禍根を断っておきたい所ね。
 でもこれも後で良い。他の条件を満たしてから、最後で良いはずよ。
 それよりもまずは…………『首輪を外すこと』)


643 :禁忌『エキストラバージン』(2/14) ◆CFbj666Xrw :2007/02/19(月) 01:53:44 ID:GqrNLHDt
首輪を外さなければこの殺し合いから逃れる事も、止める事もできはしない。
その為にはまず、解析出来る首輪が必要だ。
言い換えれば他の参加者の死体から首輪を集めなければならない。
ヴィクトリア個人的には、出来るだけ新鮮な死体であれば尚望ましい。
目立たない為には自ら殺す必要は無いだろう。死体だけを集めれば良い。
三人殺す度に与えられるご褒美については、敢えて考えないことにした。
ヴィクトリアにとって、幸せに生きる子供達は僅かな憧れと未練の対象なのだから。

……視界の端に何かが映って、ヴィクトリアは空を見上げた。
「……あれは?」
ウサミミの少年が歩いて来た方の方角、町の西の空を仰ぐ。
そこには…………。

     * * *

「速く! もっと速く飛んで、ヨンヨン!」
焦る少女の声が空に響く。
ククリは跨るヨンヨンを必死に急かし立てる。
しかしヨンヨンの速度は殆ど変わらない。既に最高速度なのだから。
背後を振り返ると、地上の道を凄い速さで走ってくる少年の姿が目に映った。
グルグルにより呼び出される奇怪な飛行物体ヨンヨンは別に遅いわけではないのに、
舗装された真っ直ぐな道とはいえ地上を、空を飛ぶより速く駆けてくる少年の姿。
一度は完全に振り切てたと思ったのに、たまたまククリが逃げた方向を当てたらしい。
少年は恐ろしいスピードで走ってくる。
無惨にも切り裂かれた死体と共に居た少年の姿が、徐々に迫ってくる。
「待って……! ……かい……だ……!」
何かを叫んでいる。その声は僅かながらに届いていた。
だけど言葉は届かない。
(こわい。こわい、こわいこわいこわい! 聞きたくない!)
手はヨンヨンにしがみついていたけれど、恐怖がククリの耳を塞ぐ。
「おねがい、もっと速く……!!」
あと少し飛んで町に入れば障害物が少年を阻むはずだ。
ククリは怯えてヨンヨンを急かしただひたすらに直進する。
怯えるククリは後ろを、それも下ばかりに注意して前や横への警戒を怠った。
空を飛んでいるのだから、それは当然かも知れない。
「ねえ、あそびましょ」
「…………え?」
だけどそれは迂闊だ。
恐怖に駆られる少女にそんな事まで要求するのは酷だけれど、やっぱりそれは迂闊だった。
空にだって敵は居る。
ハッと前を向いたククリの前方には奇妙な少女が飛んでいた。
金色の髪、パタパタと動く羽に見えない奇妙な羽、手に握った金色の杖。
奇妙な少女が空に居た。
「な、なに!?」
「ひろいお空で弾幕ごっこ!」
それを遊びへの問いだと思い込み、少女は迷わず遊びを始めた。
「まずは通常弾幕からね」
「え? え? ええ!?」
悪魔の妹フランドールはその手から無数の弾幕を解き放つ。
ククリに事態を把握する間は無くて、ヨンヨンの旋回性能では避けることも出来はしない。
ククリの乗るヨンヨンは初弾に直撃した。

「きゃあああああああああああああああああああ!?」

     * * *


644 :禁忌『エキストラバージン』(3/14) ◆CFbj666Xrw :2007/02/19(月) 01:54:25 ID:GqrNLHDt
「くそ!」
ゴンは見た。ククリの乗るヨンヨンが被弾し錐揉みに回転しながら墜落していく場面を。
そのヨンヨンが地上ギリギリで僅かに減速し、ククリを上にして落ちていく瞬間を。
空に現れた奇妙な少女フランドールがそれを追って地上に落ちていく姿を。
ククリ――ゴンは名前も知らないが――はゴンのミスで生じた誤解に怯えて逃げ出した。
そのせいで生まれた焦りと隙のせいで撃ち落とされた。
(このままじゃあの子は殺される)
自分を殺人鬼だと勘違いしそれを触れ回るだろう少女。
戦う力を持ってはいるだろうけれど、結果としては自滅した少女。
それでもあの子は何か殺される程に悪い事をしただろうか?
(そんな事、してない。運が悪かっただけだ)
運が悪い。ただそれだけの理由で……
「死なせるもんか!!」
足の回転を速める。走る。駆ける。ひた進む。
ゴンがその場所に辿り着いたのはククリの墜落からわずか数十秒後だった。

街の入り口からすぐ、通りの角を曲がったその場所にヨンヨンは墜落していた。
投げ出されたククリはぐったりとなっていて、ゆっくりと小さな胸が上下している。
悪魔の妹フランドール・スカーレットはその脇に居た。
屈み込み、何か興味深いものでも見たようにククリの頬を指でつついていた。
ふにふにとまるいほっぺたが柔らかく揺れる。
フランドールはくすりと楽しげに笑うと、そのほっぺたをつまみ……むにっと引っ張った。
「ひゃあ!?」
朦朧としていたククリの意識が覚醒する。
視界に映るのは金髪の少女。ヨンヨンを撃ち落とした少女、フランドール。
「おはよう」
フランドールはにこりと笑った。
恐怖が吹き上がった。
「い、いやああああああああああああああああああ」
ククリは必死に這いずって逃げようとする。
とてつもなく怖ろしかった。
恐くて恐くてたまらなかった。
「やだ、やだあ……!」
怯えて、怖がって、必死に這いずって逃げようとして……目の前に別の足が映った。
恐る恐るその足の元を見上げた。
そこに居たのは……あの、死体と共に居た少年の姿だった。
ゴンが追いついて来たのだ。
「〜〜〜〜!!」
背後には怖ろしい少女が居て、目の前には人殺しの少年が居る。
逃げ場所が無い街角の釜の中で恐いという感情が見る見るうちに煮え立つ。
「や……やぁ…………!」
ころさないで。
そう訴えようとしたか細い声を、力強い声が遮っていた。
「やめろ! オレが相手だ!」
「……ぇ?」
ククリは気づいた。
少年はいつの間にかククリを背にする様に立っていた。
恐る恐る覗き込んでみると、その目は怖ろしい少女の方を睨んでいる。
声は少し怒りを含んでいたけれど、それもククリに向けられてはいなかった。
「あなたが遊んでくれるのかしら?」
「そうだ、オレが相手をする」
少年はそう答えてから、そっとククリに声を掛けた。
抑えた、だけど真剣な声で。
「逃げて。オレが相手をするから」
「え……?」

645 :禁忌『エキストラバージン』(4/14) ◆CFbj666Xrw :2007/02/19(月) 01:55:27 ID:GqrNLHDt
答えを待ってはくれなかった。
「私はフランドールよ。あなたは?」
「オレはゴン。ゴン・フリークス!」
ゴンは答えて走り出す。
「こっちだ!」
「はーい」
フランドールも迷わずゴンを追いかけ飛び立った。
「ま、ま……!」
待って……と言おうとして口をつぐむ。
引き止める隙はおろか、考えを整理する時間だってなかった。
俊足で駆けるゴンと空を飛ぶフランドールはあっという間に視界から居なくなった。
やがて、遠くから連続した破壊と爆発の音が聞こえ始めた。
もう戦いが始まったのだ。
「……どうして?」
ククリはすぐには判らなかった。
どうしてあの少年は自分を守ってくれたのだろう。
あのゴンという少年は殺し合いに乗っていたのではないのだろうか?
……そう考えたところで思い違いに気が付いた。
ククリはゴンが少年を殺す所を見たわけじゃない。
ゴンは返り血を浴びたりはしていない。
死体の側に居るゴンを見ただけだ。
本当にゴンがあの少年を殺したのだろうか?
「もしかして、ぜんぶわたしの……」
息を呑む音は、新しく聞こえた静かな足音と重なった。

     * * *

「あはははははははははははははははははははははははははははははははははははははは」
狂ったように甲高い笑い声が響きわたる。
笑い声の数だけ無数の魔力弾が放たれた。
銃弾よりはゆっくりと、しかし強大な破壊の力を秘めた弾幕がゴンを押し包む。
如何なる方向にも逃げ場なんて無い。
(よけられない!? ――いや、違う!)
だけどゴンは敢えて動かなかった。
その目前で弾幕が花開き道が生まれる。
ゴンはそこに飛び込んだ。
背後で弾幕は散弾へと変わり広い範囲に破壊を撒き散らす。
もしも直撃を恐れて逃げようとすればそれこそ避けられなかったはずだ。
(わかってきたぞ、この攻撃の避け方。次は……!)
次に迫る破壊の力を前に、ゴンは完全に立ち止まった。
破壊の弾幕が目前に迫る。それでもゴンは動かない。
弾幕は目前で引き裂けて、両脇を膨大な力が駆け抜けていった。
――そう、弾幕の基本は動かない事だ。
正確に言えば“無駄に動かない事”。
フランドールの好む弾幕ごっことは無差別に放たれた弾幕ではない。
その裏側で緻密な計算が為されたある種の芸術品だった。
例えば一つの塊を放ち終わるまで常に目標を照準にした弾幕がある。
この塊を放ち終わる前に動いてしまえば照準も動き、形は崩れ無作為な塊となるのだ。
そうなってしまえば回避は一気に困難になってしまう。
だが裏に隠された法則に気づいて対処すれば、ほんの一歩動くだけでこの弾幕は横を擦り抜ける。
この弾幕に言うならば用意された避け方をパターン避けと呼ぶ。
そのコツを理解すると共に、ゴンはフランドールをうっすらと理解した。
フランドールが遊ぶと言ったそのわけを。

646 :禁忌『エキストラバージン』(5/14) ◆CFbj666Xrw :2007/02/19(月) 01:57:12 ID:GqrNLHDt
「……きれいだ」
フランドールの弾幕は楽しかった。
絶対に避けられないように見えてその実抜け道を用意された弾幕。
それは無数の波紋を浮かべ幾つもの模様を描き出していた。
花火のような美しさを持つ一瞬の美。
その中を潜り抜ける死の危険と背中合わせの極上のスリル。
一つ一つの弾幕を抜ける爽快感と達成感。
それは本当に、遊びと言えるのかもしれない。
例えばその過程で命を落とす危険すら有るゲーム、グリード・アイランドのように。
命さえも賭けた極上のゲームだ。
……だけど。
「どうして」
目の前で割れて両脇を通り過ぎていく無数の魔力弾が、途切れた。
開けた視界に映るのはこの弾幕の主、フランドール。
「どうしてあの子を巻き込んだんだ!?」
少女に怒りをぶつける。叫びを叩きつける。
フランドールの不条理な遊びに言葉を投げつける。
「オレはキミの相手をすると言った。だけどあの子はそうじゃない!
 なんでこんな遊びに人を巻き込むんだ!?」
フランドールは不満げに答える。
「そんな事を言ってたら誰も遊んでなんてくれないわ。
 お姉様だって滅多に遊んでくれないのに。
 紅白が仲が良いのはお姉様だし、魔理沙だってしょっちゅう来てはくれないもの」
フランドールの持つ力はありとあらゆるものを破壊する程度の能力だ。
彼女が何をしようと加減は出来ず、人など血の一滴残らず消し飛ばす。
弾幕ごっこという遊びでは特に顕著な事だが、その本質は何をしていても変わらない。
だからずっと外に出してはもらえなかったし、遊んでだってくれなかった。
そもそも遊び終わって生きていられる存在が居なかった。
紅白の巫女と霧雨魔理沙は数少ない例外だったけれど、巫女が仲が良いのは姉の方だし、
霧雨魔理沙は他のみんなにも引っ張りだこらしく遊びに来れる事は多くない。
ほんの少しだけ人と接点が生まれたけれど、それでもフランドールはまだ“ほとんど”独りぼっちだ。
……別に不幸せには思わない。
フランドールは緩やかに幸せだ。多くを望む事は無いのだから。
独りぼっちでも、姉に地下に閉じこめられていても、それでも彼女は幸せだ。
だけどつまらないと思う気持ちは有って、それを抑える気持ちはまるでなかった。
そんな彼女にとって。
「オレが遊んでやる」
その言葉だけでも楽しい鼓動が胸を打つのに。
「オレが友達になってやる!」
続けて放たれた少年の言葉は少女の心を直撃した。
言葉は胸に突き刺さり幼い心を揺るがせる。
駆け抜ける衝撃を感じる。
フランドールは茫然とゴンを見つめ、その単語を繰り返した。
「…………トモダチ……?」
「そうだ、友達だ」
それは初めて与えられた概念だった。
言葉の意味を知らなかったわけじゃない。
例えばフランドールが外に出ようとすると雨を降らせて邪魔をする魔女は、姉の親友だ。
悪魔だろうと吸血鬼だろうと友達を作る事は出来る。
だけどフランドールにはそれが自分にも出来る事だとは思わなかった。
「無理だと思うわ」
「どうして」
「だって人間って簡単に壊れちゃうんでしょ? お姉様がそう言ってたもの。
 私が見た事が有るのは変に強い人間ばかりだけれど、本当は脆いのが普通だって言うし、
 この島で出会った人間は壊れやすいのばかりだもの」
「オレだって、弱くない」
「………………」

647 :禁忌『エキストラバージン』(6/14) ◆CFbj666Xrw :2007/02/19(月) 01:58:53 ID:GqrNLHDt
フランドールは考える。
(この人間は本当に強いのかもしれない。お試し用の弾幕なんてあっさり避けられちゃったし。
 この人間なら紅白の巫女や魔理沙の様に……)
本当に自分を打ち倒すかも知れない。
勝つか負けるか判らない全身全霊でぶつかり合う。
それはとても愉快な事に思えた。
「それじゃ、本気で行くね。レイジング・ハート」
『Yes my temporary master.(はい、仮マスター)』
彼女の中の杖が答えた。
「……来い!」
ゴンは切り札をいつでも使えるように構える。
――そして、本気の弾幕ごっこが始まった。

     * * *

「――人間って、判らないわ」
ロボットの少女リルルはククリに話しかけた。
「ねえ、さっきの子はどうしてあなたを助けたの? 敵だったのでしょう?」
現れた少女に……ククリは動揺した。
動揺して、どう答えれば良いか判らなかった。だって。
「ま、まっぱ、まっぱだか……!?」
目の前に現れた少女リルルが何一つ衣服を纏っていなかったからだ。
裸である。
全裸である。
真っ裸である。
フルヌードである。
すっぽんぽんである。
生まれたままの姿である。
より正確に言うならばそれにランドセルを背負っただけの姿である。
ぶっちゃけ裸ランドセルである。
――しかしリルルはそれを気にする様子も無い。
「あなたにわたしの事なんてどうでも良いでしょう? やっぱり人間は変ね。
 行動の優先順位が取れていないもの」
確かに理屈で言えば命の危機がまだ近くに有り、更に敵か味方かも判らない相手が目の前に居るこの状況は、
見た目や身だしなみがどうとかを気にする余裕なんて無い状況かもしれない。
それでもやっぱり普段日常生活のタブーに全力で抵触している存在はあっさりとは受け入れがたい。
「で、でもやっぱりダメー! 女の子がそんな姿で居ちゃいけないの!」
「わたしは人間じゃないから体温調節や防護の衣服は不必要なの。
 それに汚れた衣服を纏っている方が不快だわ」
仕方無しにリルルは答える。
「さあ今度はあなたが答え……」
「人間じゃない……? 汚れたって、どうして?」
「サトシ君の血よ。人間ってとっても壊れやすいのね」
「こ、壊れ、え、え、そ、それって……」
血。人間って壊れやすい。さっき見た死体。その近くに居ただけかもしれない返り血を浴びていない少年。
限られた情報はあっさりと結びついた。
「あ、あなたが……殺したの……!?」
「そういう事になるわ。まさかお腹を切っただけで死ぬなんて思わなかったの。
 思考回路は頭部、動力回路は胴部に有るそうだから動きが止まるだけだと思ったのに」
「い、いやあああああああああああああ!!」
飛びすさって杖を握り締めるククリ。
怯える少女にリルルは怪訝な表情を浮かべてしばらく考え込む。
「…………もしかして、あなたは彼の仲間だったの? それならごめんなさい」
「しらない、しらない! 殺さないで、おねがい!」
リルルは首を傾げた。本当に判らない。
「あなたを殺す気は無いわ。人間は大切な労働力だもの」
「だ、だってあの男の子を殺したんでしょ!?」
「殺す気は無かったの。サトシ君のことは本当に気に入ったから、とくべつに扱うつもりだったわ」
「だ、だって、だって……!」

648 :禁忌『エキストラバージン』(7/14) ◆CFbj666Xrw :2007/02/19(月) 02:00:39 ID:GqrNLHDt
十分な情報は伝えられたが、ククリにはすぐにはそれを受け止められない。
考えを整理する時間が足りなかった。
リルルはククリの不理解の理由が理解できなかった。
「思考回路にバグが有るの?
 わたしの行動と会話に矛盾は無いはずなのに、あなたの思考から論理性が失われているわ」
リルルは考えて、気づいた。
(もしかして、わたしの与える情報の正確性が疑われているの?
 わたしは地球人の中に紛れこむために人型という虚偽情報を持っているわ。
 でもわたしの言葉を論理的に判断すればウソじゃないって判るはずなのに)
そこまで考えて、更にもう一つの事に気づいた。
「そう、あなたはさっきの少年……ゴン君がサトシ君を殺したと誤解したのね」
「え……そ、それじゃやっぱりわたしのせいで……!?」
「誤った情報で敵と誤解されただけだから、彼は情報を訂正すればあなたは敵でないと考えた。
 だから訂正するだけの情報を与えておいて、それを壊されないために敵との戦闘に入った。
 彼は論理的な思考だわ」
「わ、わたしの……わたしのせい!」
跳ね起きたククリは慌ててゴンが消えた方に走っていこうとする。
リルルはその前に立ち塞がった。
「あなたの判断能力は彼のそれよりも低いわ。より上位の決定に従うべきじゃないの?」
「じょ、じょういのけってい……?」
「『逃げて。オレが相手をするよ』――彼はそう指示を出していたでしょう?」
「でも、でも! ぜんぶ、わたしのせいだもん! 止めにいかなきゃ!
 もしかしてあの子だって、わたしのせいでゴン君に誤解されただけかもしれない!」
「その可能性は低いと思うわ」
ゴンが、フランドールが人を殺そうとしていると考えた理由は倒れたククリを弄っていたせいだ。
しかしそれを抜きにしてもフランドールが問答無用の弾幕でククリを撃墜したのは事実である。
だけども、ククリはフランドールがゴンと戦っているのも自分のせいに思えて仕方なかった。
「でも行かなきゃ……!」
必死にリルルの脇を走り抜けようとするククリ。
リルルは通り過ぎ様にそのククリの首筋を指差した。
「きゃっ――――」
バチンという音がして、ククリはどさりと倒れこむ。
その体をリルルがしっかりと抱き留めた。
「行ったら死ぬわ。
 あなたの非論理的行動はわたしが人間のことを知るのに役立つ。
 だから行かせるわけにはいかない」
「………………」
「意識が、無い?」
リルルは慌ててククリを道路に降ろして容態を見る。
すぐに安堵とした。リルルには人間の容態はよく判らないが、脈も呼吸も有る。
かなり乱れてはいるが、止まっているわけではないのだから大丈夫だろうと判断した。
「でも、どうして?」
威力が落ちているこの電撃をサトシに使った時は少しヤケドを負わせただけなのに。
確かにククリはさっきのサトシと違って女性で、肉体的により脆弱な年代だろう。
その上に防御も出来ず直撃したとなればかなりダメージは大きいかもしれない。
それでもダメージの量が計算に合わないと思えた。
もしかすると、サトシの方が特別頑丈だったのだろうか?
ふと見落としていた情報に気が付いた。
『へっ……電撃には慣れてんだ。こ……こんなの、何とも……ない!』
「そういえばサトシ君は電撃に強いと言っていたわね。失敗したわ」
判断を誤らないロボットのはずの自分が続けざまにミスを冒している。
リルルはその事に苛立ちを感じていた。
「とにかくこの少女を保護して隠れないと。地球侵略の為にはもっと人間の情報が必要だわ」
その事は、まだ変わらない。
リルルはククリを抱き上げてその場を離れようとして……違う声に出会った。
「止まって。そして、その子を放して」
目の前に現れたのはウサミミの少年だった。
片手に立て札を握った少年は目の前の光景を見つめて。
宇宙人と戦う超能力少年ネスは、地球侵略を企む鉄人兵団の一味リルルに問い掛けた。
「地球侵略って、キミはギーグの手下なの?」

649 :禁忌『エキストラバージン』(8/14) ◆CFbj666Xrw :2007/02/19(月) 02:02:40 ID:GqrNLHDt

     * * *

「アクセルシューター!」
『Accel Shooter.』
フランドールの掛け声にレイジングハート・エクセリオンが唱和する。
放たれたそれは無数のレーザーのように見えた。
(正面から!?)
ゴンは身構え……すぐに視野を拡散させる。
高速で放たれた12の弾丸は周囲に散ったのだ。
一瞬の後に高速で突撃してくる。斜め右前方から三発、斜め左前方から三発。
ゴンはコツを掴んでいた。
(この狙いは正確で、避ける隙間は必ず有る!)
だから正確に半歩だけ横に動いた。
6発のスフィアが生み出す菱形の網目の隙間を潜り抜ける。
中央の弾丸はさっきまでゴンの居た場所の中心を正確に貫いた。
だが休む隙など無い。網目の中から次の弾幕を見極める。
次の弾幕は前後左右。これもまだ避けられる。
次も網目、だが弾道は螺旋状。辛うじて隙間を掴み取る。
次は押し包む弾幕。隙間が生まれた瞬間に駆け抜けた。
その次は軌跡にムラのある塊。これは大きく避けて凌ぐ。
大きく避けようとする道中を別の弾幕が待ち受ける。事前に見極めて隙間を把握するのが正解。
それをし損ねたせいで無理矢理潜り抜ける事になり肩を腹を死のスフィアが掠めていく。
「くそ……!」
避けたスフィアさえも一定範囲で慣性を無視するかのように急激に反転。再びゴンに襲い掛かる。
ゴンは近づく事も出来ずに翻弄されていた。
(これじゃ保たない! どうやって制御しているんだ?
 ……いや違う、制御じゃない。さっきの弾幕はこの練習だ!
 すぐには見極められないけど“似たパターン”が含まれてる!)
――アクセルシューターは12の弾丸を全て制御する強力な誘導操作弾だ。
相手の攻撃を撃ち落とす事さえ可能な攻防一体の魔法。
しかし、杖の支援を得ても尚、全てを自在に使いこなすのは至難の業だ。
術者への負担は大きいし、飛び回るなど他の行動と同時に行う余裕もない。
それに長けた高町なのはならばともかく、フランドールに同じ芸当は為し得ないだろう。
だがフランドールにはフランドールの技術が有る。
それは、パターンだ。
弾幕は複雑怪奇な軌道を作り出す。しかし一つ一つの弾丸は一つの式で現される。
フランドールはアクセルシューターの殆どの弾丸を数式による自動操作に任せていた。
たった一つの数式が、一定範囲外に出た時に反転する式と目標の位置情報を計算に含む事、
そして見分けの付かない他の弾と群をなす事でその解読を極難度に跳ね上げる。
通常弾幕の時と比べればその弾数は遥かに少ない。
速度と威力は上だが、12のスフィアは弾幕と言えるか怪しいだろう。
それでも温い練習でしかない弾幕とこの少ない弾幕の難度の差は圧倒的だった。
弾幕の怖ろしさはその数でも単純な密度でもない。
その裏に潜んだ無数の試行錯誤の上に築かれた数式こそが最大の脅威だ。
(一度距離を取るしかない!)
アクセルシューターのスフィアは高い威力と貫通性を維持して飛び回っている。
この世界に大幅に制限されているはずだが、使用者の攻撃性と魔法の威力が高すぎる。
以前、“手加減などできない”程度の威力を保たれていた。
近くの建物に立て篭もった所で意味が無い。
というより、気づいてみれば周囲の建物は蜂の巣になっていた。
家屋の柱が破壊されて崩れ初めている建物まで存在する。
距離を取ればスフィアの制御にもムラが出ると判断したゴンは大きく跳躍して距離を取った。
……しかしレイジングハートの魔法は誘導操作弾だけではない。
突如、フッとアクセルシューターのスフィアが消え去った。
「え……!?」

650 :禁忌『エキストラバージン』(9/14) ◆CFbj666Xrw :2007/02/19(月) 02:04:51 ID:GqrNLHDt
ハッとゴンはフランドールを振り返り、その目に念を集めて“凝”視した。
ゾッとする程の力が集まっていた。
構えた杖の先端に三つの光点が生まれ、そこから光が集中していく!
(まずい……!)
気づいたゴンは……敢えて再びフランドールに向かって疾走。
直感を信じ、逃げるのではなく逆に距離を詰めた。
フランドールが魔力充填を完了しその一撃を発射する。
「ディバインバスター・エクステンション!!」
『Divine Buster Extension.』
その瞬間も尚、ゴンは斜め前方へと跳躍していた。
放たれた強力な光線は一瞬で宙を貫き、ゴンの足先を焦がして飛び去った。
家屋を貫く。壁も柱も凄まじい速度と貫通力で貫いて、粉砕して、破壊しつくした。
――長い、轟音が響いた。

「ハァ……ハァ……すごい。これも避けちゃうのね」
そう、ゴンの行動は正解だった。
ディバインバスター・エクステンションは超長距離を狙い撃つ精密高速の狙撃魔法だ。
少しくらい距離を広くした所で狙いは外れないし、その貫通力は並の防御では防げない。
更にフランドールは放ったレーザーなどを放ちながら安定して振り回せる強靱な肉体を持っていた。
通常のディバインバスターに比べればこの狙撃魔法の狙いは殆ど動かせないが、それでも少しは動く。
例えば撃ちながら射撃角度を5度かそこら変えるくらいはできたのだ。
その時、遠距離にいれば振れ幅は広くなり捕まってしまう。
逆に言えば極端な話、至近距離の周囲を走り回ればこの魔法の狙いは絶対に定まらない。
発動までの隙に全力で距離を詰めて横に動く。それがこの攻撃の狙いを外す最善手だった。
もっともゴンはそこまで考えたわけではない。
「距離を……開けたら撃ってきただろ……?
 それってつまり、近距離だったら当たりにくかったりするんじゃないかって思ったんだ」
ゴンは単純な思考で最も大切な要点だけを掴み取った。
その肉体は掠めた弾幕の傷こそ無数にあれど、全て軽傷。ただ疲労が溜まっていた。
一方のフランドールも豪快に魔力を消費していたが、負傷は無かった。
(だけど次は避けられない。もう距離は取れない)
実を言うとゴンにはまだ切り札が残っていた。
だがその切り札が通用するのは、おそらく一度だけだ。
(この子は頭が良い。二度目は対策を立てられる。そうしたら……勝てない。
 フランドールはオレより強い)
だから次で決着しなければならない。
自分より格上の相手という事は勝てない相手という意味ではない。
平均して十の力を持つ者と七の力を持つ者。
それでも十の者が八の力しか出せなかった瞬間九の力を引き出すことが出来れば、勝てる!
フランドールも笑みを浮かべ、レイジングハートを構えた。
決着を感じたのだ。
「……行くよ。アクセルシューター!」
『Accel Shooter.』
杖が唱和すると共に再び放たれる12のスフィア。
それは周囲に散開しゴンへと狙いを付けた。
「行け!」
叫びと共に襲い来る12のスフィア。最初の6発を避け、次の6発を最小限の動きで凌ぐ。
掠める魔弾。
それが一定範囲外に飛び出て反射して再び襲い掛かってくるまでの僅かな時間。
そこに隙を見出した。

「最初は、グー!」


651 :禁忌『エキストラバージン』(10/14) ◆CFbj666Xrw :2007/02/19(月) 02:06:11 ID:GqrNLHDt
ゴンの右手に膨大なオーラが集中する。
ジャンケンのグー、チョキ、パーの三種に派生するゴンの必殺技。
チョキとパーは決定力に欠けるがグーの破壊力は絶大で、その直撃を受け止めた者など誰も居ない。
だが欠点も有る。
グーの射程は通常のパンチの射程でしかない。叩き込まなければ意味が無い。
消費も大きい。技を起動させるだけでかなりの力を消費する。
そしてなにより、隙が大きい。
オーラを溜める僅かな時間、ゴンは完全に隙だらけになってしまう。
弾幕の合間に見出した僅かな時間だけでは、足りない。
四方八方から迫る12のスフィアは弾幕となり完全にゴンを包み込んだ。
だからゴンは、左手でもう一つの切り札を取りだした。
赤い布。
それは小柄なゴンの体を包み込み、次の瞬間12のスフィアがゴンに直撃した。
本来ならそれで終わりだ。
攻撃面において破壊的に突出したフランドールの魔法が直撃すれば制限下でも人間など砕け散る。
だが12のスフィアは範囲外に出た時の様に、慣性も全て無視して反転した。
四方八方に飛び散ったスフィアは周囲の建物を貫いて四散する。
「うそ……!?」
ひらりマント。
マントに触れたベクトルを完全に反転し全ての飛び道具を跳ね返す、対飛び道具最強の盾。
ゴンの支給品だった。
結果、オーラの充填は完了した。
散ったスフィアがまた戻るまでの僅かな時間、弾幕にも隙間が生まれた。
ゴンはひらりマントを置き捨てて、その直中を疾走する。
もはや遮るものは何も無い――!

     * * *

ヴィクトリアはひたすら姿を現そうとしなかった。
隠れ忍ぶのが彼女のやり方だ。
群衆の中に。あるいは隠し部屋の中に隠れて生き延びる。
彼女は大体の経緯を観察していた。
ククリを守る為にゴンがフランドールと戦いを決意する瞬間も。
ククリの前にリルルが現れたのも。
会話の後にリルルの電気ショックにククリが気絶するのも。
その場にネスが現れたのも。
そこまでを手出しせずに観察した末に、ヴィクトリアはその場所を離れた。
今、彼女が居るのは桜の樹の下だった。
「……ここがこの北東の騒動の発端という事になるのかしらね」
桜の樹の下に埋められていた少年の死体。
野性の動物に食い荒らされてしまうと心配したゴンが埋葬した少年の死体だ。
ヴィクトリアはその墓を暴いていた。
ゴンの意志を踏み躙り、そしてその下に有った死体を取りだしていた。
「割と良い状態ね。無惨だけど、人として死ねた分だけまだマシかしら。
 ……それも今さっきまでという事になるけれど」
流石に罪悪感も無いではないが……すぐにそれを振り払う。
“化け物”に罪を感じる権利など有るのかどうか。
そもそも、これは決意の元に選んだ事だった。
「それじゃ……悪いわね」
一度だけ謝罪を手向けた。そして。
ヴィクトリアは少年の遺体を――貪り喰らった。

652 :禁忌『エキストラバージン』(11/14) ◆CFbj666Xrw :2007/02/19(月) 02:07:48 ID:GqrNLHDt
ヴィクトリアは人型ホムンクルスだ。
事故によりまた別の怪物とされた父親を狩り立てる為に、ヴィクトリアは怪物に作り変えられた。
その主食は……人肉。
ホムンクルスは抑え込まれた人間の部分の本能的な未練により、皮肉にも人肉を求める。
ヴィクトリアは人間への未練が捨てきれないが為に、人を喰らわなければ生きていけないのだ。
それでも元の世界は……大体は、なんとかうまくやっていた。
百年に渡り、研究設備で培養した母親のクローン肉を主食にして生きてきた。
だがこの島にそんな物は有りはしない。
腹が減れば、人の肉を喰らわなければ生きていけない。
頭皮を剥ぎ取り頭蓋骨を砕いて灰色の脳細胞を喰らい尽くす。
苦痛に硬直していた顔面の肉を喰らい尽くす。
柔らかい首筋を。鍛えられた腕から背中の筋肉を。細い神経と血管を。残った固い骨までも。
強靱な化け物の顎で噛み砕く。
血を飲み内臓を引きちぎり貪り喰らい足の一辺腕の指先すらも残さない。
残ったのは大きな血溜まりと僅かな食べ残しだけだった。
ヴィクトリアは衣服を汚す事もなく、遺体を丸々喰らい尽くした。
「…………ごちそうさま」

残った首輪を拾い上げる。
これでヴィクトリアはしばらくの腹の足しと、首輪の両方を手に入れた。
(この少年……サトシと、埋葬したであろうゴンには悪い事をしたわね)
そう思いながらもヴィクトリアは止まらない。
生きる為に。脱出のために。
ヴィクトリアはゴンの意志とサトシの亡骸を踏み躙った。

     * * *

迫るゴンの姿。
フランドールは全力で考えた。
ゴンが辿り着くまでにまだ僅かな時間が存在する。まだ何か手は無いか?
アクセルシューターは?
 ダメだ。制御して呼び戻すにも再び発動するにも時間が足りない。
ディバインバスターは?
 話にならない。長いチャージ時間の間に辿り着かれる。
防御は?
 防御は無理だ。格闘戦ならきっと彼の方が上だ。もし止められても組み付かれた時点で負けだろう。
 フランドールには姉ほどの身体能力は無いのだから。
回避は? 蝙蝠変化なら逃げきれるんじゃないだろうか?
 ……ダメだ。今それをするのはきっと何かが許されない。
 ありとあらゆるものを破壊する程度の能力も同じ事だ。
 全力を出す事と手段を選ばない事は全く違う!

それなら……スペルカードなら?


653 :禁忌『エキストラバージン』(12/14) ◆CFbj666Xrw :2007/02/19(月) 02:10:07 ID:GqrNLHDt
フランドールが本来持つ弾幕は多種多様だ。
禁忌「レーヴァテイン」で炎の剣を振り回せば近接戦も挑む事が出来る。
禁忌「フォーオブアカインド」で4人に分身すれば咄嗟に本体は見分けられまい。
禁忌「カゴメカゴメ」で無数の網を作れば相手の動きを封じ込める。
禁忌「恋の迷路」を使えば過密な弾幕は盾のように機能する。
禁忌「禁じられた遊び」を使えば無数の刃が近づく敵を切り刻む。
秘弾「そして誰もいなくなるか?」に至っては姿を隠ししばらく一方的に攻撃できる。
手段は有る。無数に有る。
…………だけど。
(レイジングハートで遊びたい)
殺されてしまうかもしれないほどのオーラが集中したゴンの拳を見て、尚フランドールはそう思う。
これまでずっと一人だった。
だけどトモダチになると言ってくれたゴンが居て。
意志を持つ遊び道具であるレイジングハートともトモダチになれたなら。
きっと何かが変わる気がした、だから。
フランドールはレイジングハートの術式の中から手段を選び出す。

「レイジングハート。……プロテクションEXで行くよ」
『Yes my temporary master.』
それは本来発動しっこない魔法だ。
防御が苦手なフランドールにその高位の防御魔法を発動できるわけがない。
そもそも防御魔法を発動した所で、接近されれば勝つのはゴンだ。
どちらにしろ勝負は決まった。
それでもフランドールは思った。
(受け止めたい)
目の前の少年の拳を。その言葉を受け止めたい。
何かが変わるだろうか。
『おまえはもっと外を見た方が良い』
そう言ってもらえた事が有った。
外を見た今なら。目の前の少年とも出会った今なら何か変わるのだろうか。
それは嬉しくて楽しい事なのだろうか。
幼い心でもそれを信じ迎え撃つ。
激突の時が近づく。
ゴンが迫る。
フランドールが迎え撃つ。
レイジングハートがそれに答える。

「ジャンケン、グー!!」
「プロテクションEX!!」
『ProtectionEX.』

そして、激突した。

     * * *

……それから数分後。
ヴィクトリア=パワードは物陰に潜みながらその場所を訪れていた。
そして思わず……絶句していた。
「……なんて力。デタラメじゃない」
そこは圧倒的な破壊の力が吹き荒れた戦場だった。
機関銃を振り回したような風穴がそこら中の家屋を蜂の巣にしていた。
だが弾道が奇妙だ。おそらくこれは、曲線を描いている。
「遠隔操作された球状の弾丸……それが周囲を飛び回ったの?」
家の壁を貫き中を無茶苦茶に荒らし回りながら無数の魔球が嵐となって吹き荒れた。
そういう事なのだろう。
また、一ヶ所は対戦車ライフルでもぶっ放したような破壊の風穴が複数の家屋を貫通していた。
そして、三種類目の破壊の形。
それは奇妙な、小さなクレーターだった。
他と比べれば大したことが無い、小さくて狭い破壊の跡。

654 :禁忌『エキストラバージン』(13/14) ◆CFbj666Xrw :2007/02/19(月) 02:11:59 ID:GqrNLHDt
「何かしらね、これは」
形からしてその猛威の範囲はせいぜい半径1m程だろう。
手榴弾なぞ半径50m近くに破壊を撒き散らすわけだから効果範囲は現代兵器を大きく下回る。
だがその破壊の密度は……とてつもない力に思えた。
滑らかに削られた地面に不安を覚えながらも、ヴィクトリアはその場を離れる事にした。
それ以上その場に居続けても、得られる物は無いと思えたから。
ただ小さな胸騒ぎだけが残っていた。

     * * *

フランドールはよろめきながら、とある家屋の裏口から転がり込んだ。
仮にもお屋敷暮らしのお嬢様であるせいか選んだのも割と豪勢な家だった。
台所を通り過ぎ、リビングを通り過ぎ、寝室の一つに狙いを付ける。
フランドールは分厚いカーテンの降ろされたそのベッドに倒れ込んだ。
ふかふかと柔らかいベッドが小さな体を受け止める。
カーテンに遮られた日差しは害もない程度だったけれど、少し煩わしかった。
「地下室が有れば良いのに」
不満げに呟いて、だけどそれを捜しに行く気力もなかった。
衣服の上は大きく破けて白い肌が露出している。
バリアジャケットだから再構成もできたけれど、直したり隠すのも後で良い。
とにかく少女は……疲れていた。
そして大きな充足感と、少しの不満を感じていた。
「…………楽しかった。ほんとに楽しかった」
でも、と思う。
一つ不満だった。だって――――。
「……嘘吐き。やっぱり、壊れちゃったじゃない」


それは激突の瞬間だった。
フランドールの全力の魔法はゴンの拳が眼前に迫っても発動していなかった。
当然だ。フランドールは防御魔法を苦手とする。
防御系でかなり高位の魔法であるプロテクションEXなど発動するはずがない。
そう思われた。
だがゴンの拳がフランドールに直撃するその瞬間に、プロテクションEXは発動した。
それは防御魔法とは言えなかった。
レイジングハートの世界の魔法は、同じ魔法でも使い手により性質が変わる事が有る。
例えば主である高町なのはのスターライトブレイカーをコピーした別の術者が使った時、
魔力収束技術の欠如による発動の遅延と、広域魔法技術による攻撃の広範囲化が起きた。
他にも魔力を炎として具現化させる性質などが存在する。
フランドールの場合の性質は言うまでもない。圧倒的で完全に純粋なまでの、破壊だ。
その性質は防御魔法にさえも現れた。
発動した魔法を言い表すならこう言うのが正しいだろう。

プロテクションEX・フランドールVer。
バリア系“攻撃”魔法。

そのバリアは強力な攻性魔力で形成された。
威力は強力だが攻撃範囲は極めて狭く、全周囲とはいえ極至近距離にしか効果が無い。
防御に使えない事もないが、持続時間が短い上に多少のタメを要するため防御魔法としては欠陥品。
……その発動の遅れがよりによって最大の効果に繋がった。
ゴンの拳はバリアを通り過ぎ、そこに衝突する事が無かった。
結果、ゴンは念でガードしていない全身から破壊的な魔力の洗礼を受け……全身が消し飛んだ。
残ったゴンの拳は霧散したオーラの余波をフランドールに叩きつけてから、体の後を追った。
肉片一つ血一滴すらも残らなかった。
走る前に投げ捨てていたひらりマントと。
彼の背負っていたランドセルから転げ落ちた奇妙な物だけが、フランドールの手元に残った。

――――遊びは、徹底的な破壊を生みだして決着した。


655 :禁忌『エキストラバージン』(14/14) ◆CFbj666Xrw :2007/02/19(月) 02:13:54 ID:GqrNLHDt
「…………ねえ、レイジングハート。これって何かわかる?」
フランドールは手の中の奇妙な物を持ってひとりごちた。
『マスターの世界に有る、i-Podという物と思われます』
「あいぽっど?」
『多数の音楽が収録されたものです』
「ふーん」
レイジングハートに教わりながらおっかなびっくりi-Podを操作してみた。

♪膝を抱えてー部屋の片隅ーいつも不安で震えていたー
ネクスト。
♪そしてこの空ー赤く染めてー
ネクスト。
♪諸君私はロリショタが好きだ。諸君私はロリショタが
ネクスト。
etcetc。
色んな歌曲やよく判らないそれ以外の物などが入っていた。
歌が無い曲だけの物も有った。
フランドールが気に止めたのはその中の一つ、曲だけの物だった。
曲名は『亡き王女の為のセプテット』。
どうしてかフランドールはその曲を聴いていると姉のレミリアの事を思い出したのだ。
「なんだかお姉様が側に居るみたいね」
そう思うと少しだけ、嬉しくなった。
「ねえ、レイジングハート」
『なんですか?』
「あなたは壊れないよね?」
『…………はい、仮マスター』
フランドールはもっと嬉しくなった。
それから少し寝ようと思って……その前に少し考えた。
「そうだ、さっきの弾幕に名前を付けないと」
それが弾幕を作った後の締めだ。
「何が良いかな。EX三重弾幕……じゃ巫女みたいね」
『アクセルシューターはEXではありません、仮マスター』
細かいツッコミが入る。
「そうね、じゃあ……」
フランドールは裏口から入った時に台所で見たオリーブオイルの事を思いだした。
一番絞りのそれは特別な初物という名で呼ばれる。
レイジングハートで初めて作った、自分の弾幕を模した物ではない新しい弾幕。
遠距離に離れようとしたらディバインバスター・エクステンションで撃ち貫き。
中距離ではアクセルシューターで圧殺し。
至近距離に迫られたら攻撃魔法と化したプロテクションEXで迎え撃つ。
あの少年に打ち破られる事を少し期待したこの弾幕に、フランドールはそう銘々した。

「禁忌『エクストラバージン』」

フランドールは幸せでした。
i-Podから流れる曲に姉の姿を感じるのはきっと幻想で。
レイジングハートは自分を仮のマスターだと呼び、トモダチになれるかも判らなくて。
トモダチになってくれるはずだったゴンは壊してしまったけれど。
それでも495年自分を閉じこめていた、それでも大好きな姉を想える事が幸せで。
トモダチになれるかもしれない壊れない存在、レイジングハートとこれからも遊べる事が幸せで。
壊してしまったけれどゴンと弾幕ごっこを楽しんだ事が、とても幸せでした。
だから――


めでたしめでたし。



【ゴン@HUNTER×HUNTER 死亡】

656 :禁忌『エキストラバージン』(報告1) ◆CFbj666Xrw :2007/02/19(月) 02:14:43 ID:GqrNLHDt
【G-1/道路/1日目/午前】
【リルル@ドラえもん】
[状態]:健康、人間への興味?
[装備]:長曾禰虎徹@るろうに剣心、US M1918 “BAR”@ブラックラグーン
[道具]:基本支給品×2、命の水(アクア・ウイタエ)一人分@からくりサーカス
    さくらの杖@カードキャプターさくら、クロウカード(花、灯、跳)@カードキャプターさくら
[服装]:全裸にランドセル姿
[思考]:ミス続きな事に苛立ち
第一行動方針:ククリを人間観察に適当な相手だと考えた。
第二行動方針:敵意のない人間を見つけ、ともに行動して観察する
第三行動方針:兵団との連絡手段を探す
第四行動方針:自分に危害を加えるおそれのある「ロボット以外の参加者」には容赦しない
第五行動方針:のび太を見つけたら、一緒に行動する(利用する)
基本行動方針:このゲームを脱出し(手段は問わない)、人間についてのデータを集めて帰還する
参戦時期:映画「のび太と鉄人兵団」:中盤
(しずかに匿われ、手当てを受ける前。次元震に巻き込まれた直後からの参戦)

【ククリ@魔方陣グルグル】
[状態]:気絶/電撃のダメージ有り?/魔力消耗(小)
[装備]:ベホイミの杖@ぱにぽに
[道具]:基本支給品、インデックスの0円ケータイ@とある魔術の禁書目録、目覚まし時計@せんせいのお時間
[服装]:ファンタジーに普通のローブ姿?
[思考]:わたしのせいだ……
第一行動方針:
第二行動方針:勇者さまとジュジュちゃんとトマくんを探す。
基本行動方針:勇者さまと合流してジェダを倒す
[備考]:ゴンに対する誤解は解けた。ゴンとフランドールの戦いを自分のせいだと思っている。

【ネス@MOTHER2】
[状態]:健康
[装備]:立て札@一休さん、ウサギずきん@ゼルダの伝説 時のオカリナ
[道具]:ひろしの靴&靴下(各一足)@クレヨンしんちゃん、基本支給品
[服装]:普通の現代服
[思考]:この素っ裸の少女(リルル)はギーグの手下なのかな?
第一行動方針:目の前の少女達に対応
第二行動方針:役立つ物を探す
基本行動方針:ゲームに乗らない


【F-2/桜の木の下/1日目/午前】
※桜の木の下に、空のランドセルが一個放置されています。血の跡と僅かな肉片が残っています。
 他に掘り起こされたお墓やグルグルの魔法陣×3などが残っています。

657 :禁忌『エキストラバージン』(報告2) ◆CFbj666Xrw :2007/02/19(月) 02:15:27 ID:GqrNLHDt
【H-1/戦場跡/1日目/午前】
【ヴィクトリア=パワード@武装錬金】
[状態]:健康/満腹
[装備]:なし
[道具]:アイテムリスト、基本支給品、首輪
[服装]:制服の妙なの羽織った姿、返り血無し
[思考]:首輪を集めて研究し、首輪を外す。
第一行動方針:首輪を外す。
第二行動方針:主催者の目的について考える。
第二行動方針:“信用できてかつ有能な”仲間を捜す。
基本行動方針:まずは様子見
参戦時期:母を看取った後
[備考]:能力制限は再生能力及び運動能力の低下、左胸の章印を破壊されたら武器を問わず死ぬ。
    ジョーカーの存在を疑っています。


【H-1/ちょっと良い家/1日目/午前】
【EXボスな妹様】
【フランドール・スカーレット@東方Project】
[状態]:全身に打撲(不完全ジャジャン拳)/かなり魔力消費/バリアジャケット(半脱げ)
[装備]:レイジングハート・エクセリオン@魔法少女リリカルなのは
[道具]:支給品一式、ランダム支給品1〜2個(不明)/ひらりマント@ドラえもん/i-Pod@現実?
[服装]:片方の肩付近が大きく破れた半脱げ状態
[思考]:レイジングハートを使って弾幕ごっこで遊ぶ(特に殆ど見た事が無い人間に興味津々)
    ……やっぱり嘘吐きじゃない。
[備考]:バリアジャケットのおかげで直射日光も平気です。
第一行動方針:しばらく休む。
第二行動方針:人を見つけ次第弾幕ごっこを仕掛ける。
第三行動方針:レミリアを捜す。
基本行動方針:遊ぶ。

※弾幕ごっこ
弾幕ごっこをするという宣言をしてから弾幕をばらまく。何も言わず不意を打つ事は無い。
思いつく限りの弾幕(極めて多種多様)を避けきられると敗北を認める。
その途中での互いの生死は気にしない。
全力で遊ぶぜ!


・i-Pod@現実?
現実世界のごく普通のi-Pod。
中に入っている曲は参加者達のテーマ曲などのようだ。
ちなみに少年少女について熱く語る演説などよく判らないトラックも含まれている。

658 : ◆CFbj666Xrw :2007/02/19(月) 02:16:19 ID:GqrNLHDt
投下完了しました。遅く長くなって申し訳有りませんでした。

659 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/19(月) 02:19:43 ID:X1ClpI8P
これはゴン勝利でフランドール非マーダー化かと予想してたら…。
この無常感こそバトルロワイアル…GJでした。

660 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/19(月) 02:24:34 ID:6e1Vv5n9
お二方乙。読みごたえたっぷりでした。

>>637
ドラクエ勢こわ!
兄貴並みに妹もこえーよ。
しかも魔法使いだからフランドールかそれ以上に
デバイス使いこなしてやがる、まじこえーわ。

>>658
キャラが大量に動いてすごいです。戦闘も緊迫感がありました。
プロテクションEXのオリジナルはありだと思います。それにこの魔法は
たしか設定しだいでオート発動できるはずでしたし。
ただ、今回使った魔法の多くがカートリッジを消耗するものなので、カートリッジを使用
しないで撃ったのならフランドールの魔力消費はもっと多いのではと思いました。
自分はフランドール知らないので、この消費が妥当なのか分かりませんが。

661 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/19(月) 02:45:06 ID:6e1Vv5n9
こめん、多くって言ってもアクセルシューターはグレーラインだった。


662 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/19(月) 02:53:36 ID:igqsV9gg
ええい乙!
>>637
タバサ怖いよ! 蒼星石が危険かもしれん。そしてイシドロが切羽詰ったマーダー化……GJ

>>658
メチャ読み応えのあるSSでした、GJ
ゴンの身体能力がフランドールの弾幕の嵐に打ち勝った……かと思ったら逆転。
ヴィクトリアの保身的な性格とか、リルルの機械的?な思考とかもよかった。

663 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/19(月) 02:57:33 ID:+8evX0Q2
この強キャラにオリ設定のダブルコンボか
まぁ・・・スレの皆さんがこれで納得するならそれで構わんが幼稚な決着だったな
正直オリ設定はもう出さないで欲しい


664 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/19(月) 03:02:20 ID:6e1Vv5n9
>>663
フォロー、になるのかは分からないけど一応バリア炸裂させて
相手を吹き飛ばす魔法はなのは作中に存在している。
だから、完全にオリ設定と切り捨てるのは良くないと思う。

665 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/19(月) 03:08:30 ID:igqsV9gg
オリ設定じゃなくて二作品の要素を組み合わせたクロスオーバー技だと思うがなあ……
某ロワの鉄槌のシェル(ryとか、他のロワでは多々見かけるぞ。特にラノあたり。

666 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/19(月) 03:12:56 ID:6e1Vv5n9
>>665
そこのロワのゼロのシュワルベ(ryとかね。

とりあえず、俺が気になったのはフランドールの魔力消費量とカートリッジの残弾だけです。
そのことも他の方が妥当だと言えば俺のほうから言いたいことは他にありません。
改めてお二方乙。寝ます。



667 : ◆CFbj666Xrw :2007/02/19(月) 03:37:07 ID:GqrNLHDt
>>664
バリアバーストですね。意識はしていました。
似たようなものと見てもらってもかまいません。

>>666
アクセルシューター(消費・おそらく1発)×2
ディバインバスター・エクステンション(消費・おそらく2発)×1
合計4発分(推定)
フランドールの魔力量は恐らく怪物してるはずですが(一応最強ランクかそれに近い一人)、
元のなのはも魔力馬鹿なのにカートリッジ使ってるわけだから、消費はかなり大きいでしょうね。
元々なのは達の自前の魔力とカートリッジの魔力の比率が判らないのではっきりしませんが。
『かなり魔力消費』より『魔力消費大』くらいにした方が良いでしょうか。

668 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/19(月) 04:35:43 ID:B7bKku1Q
一応は肉体レベルで最強クラス(いっぱいいるけど)のゴンが軽く散ってしまったな。
やはりこの世界は魔法が決め手になる。
放送後のキルア・ククリが楽しみだ。

669 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/19(月) 05:47:05 ID:+8evX0Q2
俺が問題視してるのは

1)強キャラに強装備をさせる(支給したのはCFbj666Xrw氏自身)
2)オリ技(に近いもの)まで出す(遠距離無敵キャラに瞬間最強ガード攻撃)
3)ほとんど自己リレー

自己リレーに近い形というのはキャラクターがマイナー所以にしょうがないことかもしれない。
が、最高レベルの装備を支給して、しかも自由に使いこなす+オリ技というのはやはりトンデモ設定。
ほとんど囲い込みに近い。バランス感覚が狂ってる

>・強力なアイテムには能力制限がかかる。非常に強力なものは制限を掛けてもバランスを
>取る事が難しいため、出すべきではない。
>・建前として『能力差のある参加者を公平にする事が目的』なので、一部の参加者だけに
>意味を持つ専用アイテムは避けよう。出すなら多くの参加者が使えるようにしよう。

制限が全く機能していないような文脈も多々見ら受けられるし、かなり問題だと思うよ
もちろん簡単な文法の間違いや漢字についても追々修正すべきだが。

670 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/19(月) 09:24:05 ID:NE98Ztbh
今起きた。お二方投下乙でした

>>637
GJ。やっぱ戦闘感覚が違うRPG勢は怖いわw 

>>658
キャラも支給品も原作設定を知らないので何ともいえないけど、制限しててコレ?
超魔力や便利設定をフルパワーで活用しているように見えるんだが。
別のSSではただでさえ弱い攻撃魔法を更に弱くされているキャラ達もいるのに。
出来るか出来ないかよりも「無敵装備&設定OK?」ってのが正直な感想。

671 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/19(月) 12:12:07 ID:rBVuCk+h
つーかゴンぐらいの達人じゃなきゃまず確実に終わるもんなwwww

672 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/19(月) 13:47:12 ID:S/uRrLyJ
実際問題、どうすりゃ攻略しうるのか全く分かんなくなっちゃったからな。
ゴンの取った戦略が極めて的確、かつ、誰にでもできるというものではなかっただっただけに。
ま、フランドールが受けたダメージと魔力消費の解釈次第で、今後弱体化することもできるけど……。

673 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/19(月) 13:50:24 ID:lJYKsyeh
現在のフランドールとまともに戦って、ゴンほどに戦える参加者って
少なくないのだろうか? 自分がしってるのだと、十人ぐらいしかいない気がする。
日光に当ったら死んじゃう吸血鬼だったらこんなもんでもいい気がするんだけど……。

まともでない手段(毒殺、謀殺)でも打破するのがきつそうだ。
そんなイメージ。

674 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/19(月) 14:01:06 ID:S/uRrLyJ
なんでも姉の方は日傘程度の装備で出歩けるそうだから、ちょっと日に当たった程度じゃ死なないっぽい。

個人的には、もうちょっとはっきりしたダメージがあるだけで許せる。
ゴン相手の時と同じ動きはもう無理なんだろうな、という雰囲気が出るだけで許せる。
現状の描写だとちょっと休んだだけで全快しちゃいそうで、これじゃゴンが散った甲斐がない。
絶対的な強キャラを数人の犠牲の上に倒すってのは王道展開の1つだしね。

675 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/19(月) 14:11:52 ID:S/uRrLyJ
あと……ムチャするとレイジングハートも壊れたりしたよね?
自動修復機構はあるけど、あれって結構時間かかるし。
強化版のレイジングハート・エクセリオンになってからは、作中では壊れてないけど。
多少ヒビが入ったくらいじゃ、性格的に強がり言いそうだけど。

ゴンの脆さに比べて、レイジングハートの無敵さがちょっと気になった。
戦闘後の会話のせいかもしれないけど。絶対壊せとは言わないけれど。

676 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/19(月) 14:37:28 ID:igqsV9gg
最大の問題は「今後フランドールに対抗できるキャラが限られる」ことだから、フランドールが今回の強さを発揮できないようにすれば解決するかな。
他のロワだと強マーダーはダメージの蓄積で死んでるケースが多い。

・フランドールのダメージ(修復不能の身体欠損があるとバランス的にGOOD)
・レイジングハートのダメージ(自動修復に時間がかかるからかなり力を抑えられる)

を修正すればいいんじゃないかと一つ案を出しておく。

677 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/19(月) 16:55:46 ID:wAG2Q3Y+
>>637
やばい、タバサ怖すぎww
マジで大量殺戮者だわwww
そしてイシドロは…この先どうなるだろう。とても気になる。

>>658
いろいろなキャラが入り混じり、戦闘にも迫力があってよかったけど、
やっぱりフランドールの無敵っぷり(ダメージや消費)が問題だと思われ。
仮にも強キャラであるゴンの一撃もらったのだから、もうちっとなんとか…ダメージの蓄積が欲しいね。
この先ずっと(それこそ死ぬかロワが終わるまでずっと)、ゴンとの戦闘が響いてくるようなダメージが欲しい。

678 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/19(月) 17:41:35 ID:xuC6lxMK
今回の件で思ったが、自己リレーってどこまで許される?
最初に書いたペアが一ヶ月も放置されてるわけだが、繋ぎで動かしておく位はいいのか?

679 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/19(月) 17:49:17 ID:Uhc2Blkp
>>678
あまりにも動きが無い場合はいいんじゃないかな?
ただ事前に連絡したほうがいいとは思う

680 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/19(月) 17:56:45 ID:6e1Vv5n9
>>678
>>679に同じく、事前に「このキャラ動かそうと思ってる人いる?」と
確認しておいたほうがいいかも。

681 : ◆2kGkudiwr6 :2007/02/19(月) 17:58:01 ID:xuC6lxMK
了解。
では今日中に予約が入らなかった場合、はやてとレン予約させてもらいます。
予約が入った場合はその人に任せます。

682 : ◆CFbj666Xrw :2007/02/19(月) 18:14:35 ID:YMW+BWLO
まあぶっちゃけやりすぎたとは思ってたから……まずは修正を掛けていこう。

>優遇しすぎ、圧勝しすぎ
ジャジャン拳相打ちで直撃させておきましょうか。
それで生きてるのもそれはそれでなんだけど、骨バキバキ位に。
あと、とにかく魔力消費は増やす方向で。

>制限が〜
やっぱり派手にやりすぎましたか。……どうしたら脅威と抑え目の印象両立できるだろう。
実際の脅威の数倍は派手、位に書いたので。
その派手さで冷静さを奪えるから、強さに関係無いとも言えないんだろうけど。

>どうやれば倒せる?
割と頭が良くて、弾幕に冷静に対処できれば、避けられるのでは。
一応今回もゴンが9割方勝ちを掴んでた、くらいで書きましたが……ダメージが少ないのが原因か。

>レイジングハート壊れない?
ジャジャン拳がこっちに当たれば確実に粉砕されていたかと。
でもレイジングハートはどんな時でもオールライト。
展開として弱めておいた方が良い、という意味でしょうか?

>自己リレー?
随分と間が空いて、予約が入ったけど撤回されたりもしたから、動かそうと思いまして。
ネタ自体は結構前から練っていたけど他の人が書いて潰れるのをちょっと期待もしてた二律背反。
それはそうと次からは……>>678-681のようにすれば良いんですね。


という事で纏めると修正としては『フランドールの魔力消費、ダメージ量を増やす』を基本として……
レイジングハートにも攻撃を当てたり無茶な使用をさせて小さなヒビ位は入れた方がいいのでしょうか?
ちなみに今回の話ではレイジングハート自体はほぼ攻撃を受けていません。
バスターモードで発射したディバインバスター・エクステンションの狙いを5度ほどブレさせたのと、
フランドールが受けたジャジャン拳のオーラ拡散の余波くらいです。
御意見お願いします。

683 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/19(月) 18:18:29 ID:6e1Vv5n9
>>682
個人的には
レイジングハートに損傷orフランドールに損傷
のどちらか二択でいいと思います。
レイジングハートにジャジャン拳が当たったなら、持ち主に大きなダメージはないし、
レイジングハートに当たらなかったなら持ち主にダメージがあって然りかと。

684 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/19(月) 18:31:49 ID:NE98Ztbh
>>682
>>どうやれば倒せる?
>割と頭が良くて、弾幕に冷静に対処できれば、避けられるのでは。

描写だけ見ると、次も避けた相手に同じ手で逆転勝ち出来ますって感じに思える。
弾幕を張れる事自体が異質だと思うのだが、それを更に強化しようとしているようにしか見えない。
普通は覚えた技を有効に活用するだろうし。

685 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/19(月) 19:33:31 ID:WLocI0j7
回避に長けたテレポーターは強めの制限で逃げられないし、弾幕は自在に振りまくし
正攻法で攻略すれば反則技で殺される。しかも無差別攻撃、一般人にどうしろと?


一番恐いのは誰も手を付けられないことだから動いて欲しいんだけどね。

686 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/19(月) 19:38:45 ID:rBVuCk+h
レイジングハートって二期でヴィータの攻撃の直撃を受けて
半壊してなかったっけ?

687 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/19(月) 19:45:06 ID:StTVImKl
>>686
それは無印の方やね
そっから修復+カートリッジシステムを搭載したのがエクセリオン
詳しくは↓を参考にしてくれい
ttp://nanoha.julynet.jp/
リリカルなのはに関してかなり詳細にまとめてある
避難所で苦言を呈されていた口調や性格なんかも探せば記載されていたはず

688 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/19(月) 20:03:32 ID:StTVImKl
どうでもいいが、i-podに入ってたのって「innocent starter」と「緋色の空」でおk?

689 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/19(月) 21:02:18 ID:B7bKku1Q
東方の設定かロワでの設定かしらないけど、

―――
※弾幕ごっこ
弾幕ごっこをするという宣言をしてから弾幕をばらまく。何も言わず不意を打つ事は無い。
思いつく限りの弾幕(極めて多種多様)を避けきられると敗北を認める。
その途中での互いの生死は気にしない。
全力で遊ぶぜ!
―――

弾幕自体は避けられてない?
これ外しておいたほうがいいとおもうけど。

690 : ◆CFbj666Xrw :2007/02/19(月) 21:04:03 ID:YMW+BWLO
修正スレに修正稿を投下しました。
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/8274/1169612454/36-51

正直、強マーダーって目立って早死にする物だと甘く考えてました。ごめんなさい。
例外なんて強い強いと言われても殆ど殺し損ねてる吸血鬼2匹くらいしか……
……そういえばフランドールも吸血鬼だっけ。
夜まで抑えて動かした方が良かったか。今更だけど。

>>688
おk。

691 : ◆CFbj666Xrw :2007/02/19(月) 21:33:29 ID:YMW+BWLO
>>689
避けるといってもかなり長時間避けるのが条件の事が多い。
あるいは弾幕を凌いで反撃でダメージを与えるか。
……文章考え直した方が良いかな。
単純に弾幕ごっこと書くだけでも十分かな?

692 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/19(月) 22:07:27 ID:B7bKku1Q
原作の設定がどうなっているのかということは確認しておきたいな。

693 : ◆CFbj666Xrw :2007/02/19(月) 23:07:02 ID:YMW+BWLO
要は弾幕の種類とはシューティングのボスの形態の種類。
一定ダメージを与える毎に弾幕パターンが変化する。
正確には通常弾幕とスペルカード(名前を付けた弾幕、必殺技)に別れていて、
本番はスペルカードの方になる。
スペルカードをボム(弾消し)非使用ノーミスでクリアするとその弾幕毎のクリアボーナスが有る。
まあミスしてもボム使ってでも倒せば進める。
スカーレット姉妹は原作ではボムのダメージは無効化するけど。
あとクリアボーナスは無いものの弾幕毎の制限時間を逃げ切る事でも進める。
ボスに一発も打ち込まなかったとしてもそれだけ逃げ切れば一応はOKなんだ。

他にフランドールの秘弾『そして誰もいなくなるか?』などはそもそも打ち込むボスの姿が消える。
こちらは制限時間を逃げ切る事でクリアとなる。

694 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/19(月) 23:10:53 ID:B7bKku1Q
そういうことなら別に「弾幕ごっこ」なんて呼称・設定はいらなくね?


695 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/19(月) 23:17:11 ID:m4WmVV+g
個人的な意見ですまん。
序盤の内から15レス近く使う作品の連続はちょっと参る。
書きたいネタが多いのはロワにとって大いに良いことだが、リレーである以上
一話に詰め込みすぎず次の人にネタ振るくらい余裕見せていいかと。
性格とか設定が分からず進められないキャラもいるくらいだから
序盤は書ける人がキャラ紹介兼ねて出してくれると助かる。

696 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/19(月) 23:19:35 ID:Im3qR3tY
ここのロワは書き手もそんなに多くなさそうだし進めれる人が長文で書き進めるのは悪くないと思うが。

697 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/19(月) 23:21:20 ID:Cd1Zvwag
>>695
前の夜に投下された作品は両方とも、キャラ紹介もきちんと兼ねていたような気がするが……。
それゆえあの長さになった、というふうにも見えるし。

タバサ、イシドロ。
ヴィクトリアやフランドール。とか

少なくとも、フランドールは今回のでキャラ把握が結構助かった気がする。

698 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/19(月) 23:24:39 ID:xfsiRbcJ
>>695
なんとなく分かるかも知れない
自分で調べて書こうとしても前の話で濃い設定とか出てるとやりづらいってのはあるし

まぁそうは言っても結局は誰かが大きく展開させなきゃいけないわけだしな……

699 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/19(月) 23:33:51 ID:pG5+8Y3u
>>695
好みの問題、つーか書き手のスタイルや能力の問題でもあるよ。
中には短いのが書けない人もいる。
ある程度の長さがないと、お話としての形をつくれない人もいる。
何も嫌がらせとか、占有したいとかで長文書いてる人ばかりじゃない。むしろそういう奴は少数派。

ちなみに俺も比較的長くなっちゃう方。
短く簡潔にまとめてあってリレーしやすい文章かける人を、羨ましいと思うし、尊敬もするけど、
「長くなるくらいならぶった斬れ!」って強要されたら、俺は筆を折るね。

700 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/19(月) 23:38:56 ID:6e1Vv5n9
>>699
全面的に同意。短くまとめられる人は尊敬する。
だけど、どうしてもここでバトンを渡したら投げになる、こんな短い描写じゃ手抜きに見える
とか色々考えて長くなってしまう。比較的長文書いているロワばかり見てきたから
余計そう思うのかもしれない。

701 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/19(月) 23:39:46 ID:NE98Ztbh
長さ云々よりも序盤からネタを飛ばし過ぎって感じはするけどな。
詳しい人に細かくドッシリと深い設定を駆使されちゃうと、その後どう動かして良いもんだか

702 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/19(月) 23:42:10 ID:PVBMuaQd
>>690
シューティングのキャラを面白く解釈してるのはGJ。
以下、自分が気になった点を3つ。

最後の心情描写がややわかりにくかった。
幸せだけど若干の不満と残念さもあるって解釈でいいのかな?

>手段は有る。無数に有る。 …………だけど。
本来持っている魔法も使えるし、さらにレイハを持つことで追加で使える魔法もあるという設定?

「プロテクションEX」、聞き慣れないと思ったら、なのはA'sじゃなく、
雑誌のマンガ(StrikerS)に出てくるなのは15歳時の魔法か。
…どうなんだろ。 プロテクションpowered じゃだめ?

>>672>>685
単に戦って倒すだけが対処法じゃない…かも

703 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/19(月) 23:45:25 ID:4IOvN7wn
これだけマイナー(?)なキャラを多数知ってる書き手なんだから、
俺は◆CFbj666Xrw氏を純粋に尊敬しているし、一キャラの優遇にしたって
大した問題じゃない。このぐらい、複数の強キャラが連携を組めば余裕で倒せる範囲だろ。

っていうか、俺はアホな支給品を出して、すぐに氏がリレーしてくれたから
結構尊敬してるんだわ。これはこれでOK

704 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/19(月) 23:51:16 ID:xfsiRbcJ
>複数の強キャラが連携を組めば余裕で倒せる

そう簡単に難しい事言うなって…
一般キャラが太刀打ちできなきゃ強キャラがチーム組めなくなった時点でゲーム終了じゃないか

705 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/19(月) 23:51:38 ID:pG5+8Y3u
>>703
あなたを特定w

ただ、このフランドールを余裕で倒せる強キャラ連合ってのは、
怪我が全快したフランドール以上に恐ろしいなw
問題の解決になってないどころか、かえって状況悪化してるぞそれw

706 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/19(月) 23:52:30 ID:NE98Ztbh
つまり強キャラが連携を組まなきゃ勝負にもならないわけで

707 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/19(月) 23:55:07 ID:Im3qR3tY
そもそも正々堂々と戦わなくても奇襲で良くない?
レミリアが銃弾くらったら痛いんだからフランドールにもダメージいくだろうし。

708 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/19(月) 23:57:03 ID:4MVrW71D
連合が強キャラを倒したとしても、そういうものはものすごく簡単に崩れるだろ。
口の上手いやつが挑発するだけで崩壊した例なぞいくらでもある。

709 : ◆2kGkudiwr6 :2007/02/19(月) 23:59:06 ID:xuC6lxMK
あらかじめ言っていた通り、はやてとレン予約します。

710 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/19(月) 23:59:51 ID:NE98Ztbh
>>708
つまり戦う前から崩壊して結局勝てない

711 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 00:02:26 ID:xMw9oRv6
>>705
特定されたかww そら、されるわな。
フランドールってのがどんなのか、俺にはSS以上の情報が無いわけだが、
俺が出した支給品を使って、(××な意味で)壊すというのはどうだろうか?

712 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 00:05:24 ID:kl2gDo1V
>>711
特定wwww
しかし距離が開きすぎじゃないか?

713 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 00:06:05 ID:N3BItrag
パタリロでタヌキ狩られでもさせてみるか? 
たぶん対フランドール戦限定なら一番有効な戦法だと思う

714 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 00:06:11 ID:GxIDsl7T
フランドールがあまりに強すぎるという話だが……
レックスだって大概なモノだろう
元々強い上に、ドラゴンの杖なんてのまで持ってるんだから

現状では、この二人がマーダー2強か?

715 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 00:06:31 ID:g84NcsOK
流れを少し切って、現在のデバイスと持ち主の状態から
書きやすさで分けてみた。デバイス知らないけどキャラ動かしたいという人の
参考に少しでもなればと思います。

難易度:難
・フランドール&レイジングハート
・タバサ&バルディッシュ
この両者はなのは本編見ないと手も足も出ない状態。ただし、繋ぎの話を書く
なら無口なバルディッシュが一言も喋らなくてもさほど不自然ではない。

難易度:易
・イリヤ&S2U
現在まででイリヤが使える魔法はどれもオーソドックスなものなので、
wikiで軽く調べれば書けると思う。S2Uは意思を持たない(喋るのは魔法名くらい)
ので戦闘以外では絡まないし、喋ることもない。

難易度:なし
・プレセア&グラーフアイゼン
グラーフアイゼンは方針的に喋らない+プレセアは魔法が使えないので
ただのハンマーとして使えば問題なし。
・梨々&リインフォースU
リインUは睡眠中なので放置OK。

716 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 00:08:01 ID:UQ+luHYM
左腕ぶっ壊れてるし魔力もカラだし今なら余裕で殺されるでしょ。
エーテルとか回復アイテムも近くにないしな。

717 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 00:10:47 ID:8U+LSanX
強キャラの倒し方とか、そういう問題とは別にフランドールの扱いって困るんだよな。

知らないキャラを殺すのは、できるだけやっちゃいけないタブーだと自分は思ってる。
死んだらもうそれ以上の出番は断たれてしまうわけだし、
散りざまはせめてそのキャラに愛着のある書き手の手で締めくくってほしいと思う。
だが、東方キャラをきちんとよく知って書ける書き手が何人いる? 666氏の他に誰かいるか?
フランドールのキャラをよく理解した上で、納得のいく勝負と敗北を書ける奴はいるのか?
……「フランドールを倒せる書き手」がいるかどうか怪しいのに、
やたら滅法に強化されちゃ手の出しようが無くてキャラの扱いに尻込み→放置になりそうだ。

CFb氏の書き手としての文章力、構成力、発想は上の上クラスだと思うし、
キャラを愛する気持ちも作品から痛いほど伝わってくるけど、その、なんだ。
もう少しまわりに目を向けてみてほしいわ……。


過去をほじるようで美しくないが、
この書き手氏が初登場話を書いたキャラを見てみると
野上葵・スカーレット姉妹・才賀勝といい、どれも強キャラにアタリ支給品×3ばかりじゃないか?

718 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 00:12:14 ID:8U+LSanX
ンワーオ、リロ忘れの弊害がモロに出たorz

すまない、>>717は無視で頼む

719 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 00:16:52 ID:SrlSfcl1
>>714
フランドールが強そうに見えるのは、精神的動揺とかと無縁っぽい所もある気が。
ここまでは、会話すら成立せずに弾幕ごっこ開始、だものねぇ。
ゴンの一件が今後に影響与えると面白いんだけど。ダメージとかじゃなく、精神的な意味で。

天空の勇者様は動機が動機だけに状況や相手次第で動揺する余地がある気もする。
容赦なく狙ったアリサからの言葉や、殺し損ねたという事実も、今後に影響するかも。

720 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 00:19:23 ID:UQ+luHYM
>>715
デバイス使えるやつってどれくらいいるんだろうな。

まずなのは勢は全員使えるとして、ローゼンネギまあたりも使えるだろ。
グルグルはトマ以外魔法っぽいもの使ってるし、レックスタバサの使用可能。
絶チルは……超能力と魔法は別物だっけか。

721 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 00:23:23 ID:N3BItrag
>>720
あとはベルカナにリリス、テイルズの人々、さくら、シャオランくらいか?
パタリロも魔力持ちだけど使えるかは微妙(使わないで分解しそう)

722 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 00:26:09 ID:g84NcsOK
>>720-721
知らないけど、ベルフラウにも魔力みたいなものはあるのかな?
サモンの召還も分からない。

723 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 00:29:16 ID:xHNoAPt6
まあ手りゅう弾くらってたいしたダメージが無いタバサもやばいけどな
こいつら制限かかってるのか?

724 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 00:30:08 ID:kl2gDo1V
ネギとエヴァは使えても小太郎は無理っぽい
あとシャナも使えないかな?

725 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 00:30:52 ID:UQ+luHYM
>>722
MPの概念があったからいけるかもしれんな
レンs、イリヤの型月組、リディア、シャナも可能かも
イシドロも魔力はあるらしいが……似合うわけがないw
あ、でも前例でかみな(ry

726 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 00:31:39 ID:mHGWFA5u
ベルカナの場合は魔力・知識ともに古代語魔法以外には応用が効かないって設定がSWにあった


727 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 00:33:05 ID:GxIDsl7T
>>720
禁書目録の設定では、超能力者が魔法を使うと神経に負荷がかかって大ダメージになったな
それだと絶チルやネスがヤバイw

728 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 00:33:05 ID:N3BItrag
>>723
外見は子供でも王国の兵士数十人分のHPとかいうんじゃないの?

729 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 00:34:37 ID:DkUAXfti
>>722
確か、サモ3世界の召喚術の源となる力は「マナ」で、多分魔力みたいなものだから
使えるんじゃないかと。

そういえば、魔力でも超能力でもないふしぎパワー持ちはどうなんだろう。
アルルゥとかイエローとか……
アルルゥが召喚術使えたのには魔力は関係してない(?)ようだし、無理かな?

730 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 00:34:44 ID:g84NcsOK
シャナの存在の力はな……。どうとでもとれるから困る。
トマがアズュール発動させたから、「存在の力≒体力」ととれる。
存在の力を魔力に変えられるかは最初に書いたもの勝ちかな。

731 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 00:35:57 ID:mHGWFA5u
禁書は知らないがパタリロが魔法と超能力を両方使えたりしたから、
あくまで禁書の世界の制限で良いんじゃないか?

732 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 00:38:38 ID:UQ+luHYM
>>729
PS2版うたわれゲームだとアルルゥも法術使えたぞ
テヌカミの腕輪とかアクセサリつけることが条件だけど

よく考えればシャナが杖使ってるところが想像できん
刀振り回してるイメージしかない

733 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 00:39:02 ID:owX5DKO1
>>723
イオラぐらいには効いた、だからHPの三分の一くらいか?レベル40くらいだと確かHP200くらいだから。
ドラクエXってレベル40あれば大抵は全クリできるはず。

734 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 00:39:39 ID:g84NcsOK
>>731
パタリロ知らないけど、魔法と超能力にどういう違いがあるの?
魔法でできることと、超能力でできることに区別はある?

735 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 00:39:50 ID:N3BItrag
>>727
クロウカードは魔法の範疇だが紫穂は平気だったね

736 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 00:39:52 ID:9gki13j/
そういえば、インデックスがコキュートスのことを霊装(魔術の道具)と認識していたから、

存在の力=魔力

でいいかもしれない。魔技師のトマでも設定上は多少は魔力があるだろうし。

737 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 00:46:05 ID:kl2gDo1V
なんか…なのはを知らない俺にとっては修羅場になりそうだ……

738 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 00:47:38 ID:mHGWFA5u
>>734
一応区別はある。詠唱等で別の存在の力を借りるのが魔法。
本人自身が生み出す力をち超能力。だから魔王は超能力、下っぱ魔法使いは魔法。 
ちなみにエスパーは普通に超能力者。

739 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 00:50:33 ID:g84NcsOK
>>738
把握。概念的には禁書世界に近いと思った。
このロワで禁書設定持ち出す気はないけどね。

740 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 00:56:05 ID:N3BItrag
>>738
魔法=精霊や魔王の力を借りる術って感じか。魔王自身は自分の力だから超能力。納得だw

741 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 01:07:11 ID:xHNoAPt6
フランドールは機械的に弾幕ばら撒くだけだから天才系(パタリロ)とかは簡単に最適解を見つけちゃいそうだけどね
言われているほど攻略は高難易度じゃないかも


742 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 01:15:34 ID:zBIVXgY1
まあバリアのおかげで高難度になったけどな

743 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 01:16:36 ID:MrgXsk2e
書き手が少ないことが一番の高難易度。
ゲーム系は一般にその傾向が強い。
ドラクエはまあ国民的ゲームだしVなら住人の年齢的にストライクだろうけど、
あとのはちょっとつらいかとおもう。
つーか東方はなんで通ったんだ投票w

744 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 01:31:31 ID:9gki13j/
>>741アクセルシューターが避けにくいから、回避力か防御力が高いか、
仕掛けてくる前に先手を打つかの条件をクリアしないと普通に負けそう。

745 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 01:35:52 ID:UQ+luHYM
の前に魔力ないから弾幕ばら撒けない。
ベスト状態だと倒すのは難しいが、ゴンの頑張りで弱体化してる今なら普通に倒せる。

746 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 01:39:04 ID:kdbs/eU0
>>741
パタリロの他に、数式で計算された魔術を組むなのは勢でかつ回避得意なフェイト、
色々読みとりそうな紫穂、あとエヴァンジェリンや、上手くすれば才賀勝なんかも勝てそうだな。
フェイトと才賀勝は最後のバリアが難だけど。
インデックスは天敵かもしれない、対魔法の達人で逃走の達人でもあるから。
キルアで敵討ちは能力的には行けるんだろうけど……弾幕にビビって失敗する光景が浮かぶw

747 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 01:43:11 ID:MrgXsk2e
一応体術的にはキルア>(越えられない壁)>ゴンじゃなかったっけ?
ハンター試験までしか読んでないんだけどさ。

748 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 02:00:54 ID:vwE50IZw
兄の念の呪縛が解けた今のキルアならビビりは無くなってると思うが

749 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 02:02:44 ID:xMw9oRv6
ただし、原作描写が少ない……

750 : ◆CFbj666Xrw :2007/02/20(火) 02:14:07 ID:XdxsRxcl
>>699
強く同意。
あと自分の場合は、最近は多人数を動かした長編に慣れてしまったようです。
大きな集団を動かす場合には良い慣れなんですけどね。


>>702
>最後の心情描写が〜幸せだけど若干の不満と残念さもあるって解釈でいいのかな?
大体はそんな感じで、あとは続く人の解釈に任せる形です。
ほんとに幸せでちょっと不満なだけなのかも、実はツンデレしてるのかもしれません。

>本来持っている魔法も使えるし、さらにレイハを持つことで追加で使える魔法もあるという設定?
そういう事です。
最初、レイジングハート持たせた時はスペルカード(自前の魔法)の代わりのつもりだったのですが、
後で設定をよく確認したらスペルカードは武器じゃない上に、没収させない方がマシという事に気づきまして。
(弾幕ごっこで遊ばない遠距離攻撃は回避する隙間が無い攻撃になる為。
 しかも出来るのは間違いないのに原作描写が無い厄介な必殺攻撃になる。レミリアも同じ)
ですから、『両方とも使えるけど敢えて使わない』という性格による制限に押し込んでみました。

>「プロテクションEX」かプロテクションpoweredか
EXと名の付く魔法を使わせるという一種のネタなんですよね。
アクセルシューターも本格的に書き始めるまでエクセリオンシューターと謎な覚え間違えをしていたり。
出来ればこのままEXの方を使わせたいのですが、そういうネタ無しならパワードの方でも問題は無いです。
最後のレイジングハートとの会話に若干の修正を入れる必要は有りますが。


>他のレス
>フランドールの倒し方
交渉は不可能だけど上手くやれば時間稼ぎくらいは出来なくもないから、
倒す方向に持って行こうと思ったら全開状態でもリンク&梨花のコンビで勝たせる自信は有ります。
5MeO-DIPTを焚いたりして。

実はそこまで脅威に見せられてるというのは正直意外でした。
攻撃力が規格外と言われる事は覚悟してましたが、防御は割と穴を見せていたつもりなので。
葵と戦った時も、文中だけで少なくとも二回は葵に勝機が有りましたし。テレポート関係無く。
互いの情報不足が原因だから次はまた変動するでしょうけど、バリアはあまり意味の無い要因です。

751 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 04:12:07 ID:FtzLSb4c
>>750
どうせ防御力に穴を見せるならもっと大きくって言うか露骨に

まっぱだかだ!

になれば最初のでも通ったような気がする。

752 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 05:42:48 ID:rYnF+a5X
>>749
………

753 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 07:48:02 ID:mHGWFA5u
なんだかんだでフランドールの知名度が最大の問題。
知ってる人からは穴(?)みたいなの見えても、知らない人からは逆に鉄壁な描写に見える
銃弾でも死にそうが、銃弾食らっても余裕な態度に見えるとか。
問答無用の無差別攻撃だし(シューターの遠距離って一区画くらい?)
たぶん序盤に北東にキャラが配置されたかった原因だと思う。
出会う→瞬殺にしか思えなかった

原作未見なんで知ってる人に任せてもう黙ります。スレ汚しすみません

754 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 08:32:12 ID:YL1n2x0p
フランドールが強い云々の話を見ていて思った。

タバサなら、弾幕全部マホカンタで反射すれば瞬殺できるんじゃね?

755 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 11:27:04 ID:sfZtaKXS
正直(我々)一般人のゲーマーがクリアできるゲームのキャラが強いとは思えないんだよね。
弾幕張るといってもそこらの一般人であるコアゲーマーがよけられるレベルでしかないわけだ。

ゲームの動画みたが超人系だったら簡単によけられる。
動画見る限り少なくともあの弾幕は銃器の弾丸より「遙かに」遅いしな。
ゲーム画面の上から下まで15mとして。平均1秒以上。その速度で弾が通過したとして秒速15m
時速54キロ。どれだけ遅いんだと思うね

メタ世界で語るならばゴンは前人未踏のゲーム(グリードアイランド)のクリア者だし
少なくともハンターハンターの世界に東方系のシューティングゲーがあったら一瞬で攻略されている
漫画の設定みてもあれくらいの弾幕なら簡単にかわすと思うのだが。

まあどんな方面からアプロ−チしても戦闘系のアニメ、漫画のキャラなら攻略は簡単。
一般人でもイシドロ級ならどうにかできそうだ。
千秋やよつばじゃ難しいだろうけど。

それより支給品のバランスが悪いのはどうにかならんの?
ある作品なんか('A` )マーを読んでる気分だったぜw
自分で支給したデバイスを超化させて決着って、リレーですらないしな。

756 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 11:51:36 ID:owX5DKO1
動画云々言い出したら他の作品も色々おかしくなるわけだが。
例えばアニメ版ドラゴンボールのエネルギー弾は銃弾より遥かに遅いスピードで描かれてるとか、ね。
あとゲーマーがクリアできるとか言い出したら、リンクも大幅弱体化するぞ。
はっきり言ってそういうのは野暮ってもの。

支給品のバランスが悪いのは超が付くほど同意。アニロワでもそうだったなこの人。
ロワそのものがひっくり返されそうな要素を入れたりもしてたし……リレー小説だってことを頭の隅に置くべき。

757 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 12:00:08 ID:vwE50IZw
初代ハカロワの少年を思い出す

758 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 12:08:06 ID:AF/dY8Ir
それにしても以前の過疎がウソみたいに伸びてるな
その勢いで予約もしてネ

759 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 12:22:19 ID:sfZtaKXS
>>756
あくまでゲームが主で参加しているようなキャラクターは
その表現がもっともそのキャラクターの本質に近いというのが俺の考え方

東方系キャラはゲームの難易度そのものが強さのバロメーターになっている。
表現されているキャラクターも弾幕シューティングそのもの
一方リンクは同じゲームの中でゲームの難易度とは別のところでリンクというキャラを表現している
同列に語るのはおかしいはず

支給品は他のキャラもインフレしてるからな。ただ節度は守って欲しいよね
道具はあくまで道具でストーリーの主役ではないのだから

760 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 12:54:09 ID:owX5DKO1
>東方系キャラはゲームの難易度そのものが強さのバロメーターになっている。
>一方リンクは同じゲームの中でゲームの難易度とは別のところでリンクというキャラを表現している
悪いが意味が分からない。ストーリーや設定があるかないか、ってことか?東方にもストーリーや設定あるけど。
むしろゲーム中できっちり喋ってる以上、見方によってはリンクよりも東方のキャラの方がキャラを表現しているとも言えてしまう(あくまで「しまう」ね)。
東方だけ反応速度をプレイヤーに合わせてリンクはよく分からない尺度で決めるっていうのはダブスタだろう。

そもそも、画面の上から下まで15mっていうのもお前さんの勝手な想像だろ?
「あのキャラがあれくらいの大きさだから、その何倍の長さだろ」って意見は通用しない。
いわゆる演出的、もしくはゲームバランス的な作法って奴だし。

761 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 12:57:57 ID:6l9VPXOz
「弾幕を全て上から見下ろせる」
「平面の攻撃である」
「キャラを重力慣性無視して自由に動かせる」
「何回でもプレイでき、練習できてパターンデータもとれる」
「超人同士の戦いの設定だから相対的に弾が遅く見えている可能性がある(プレイヤーに合わせている?)」
ゲームの設定に合わせたら一撃で敵死ぬよね
弾もプレイヤーキャラと比較したらスゴい大きさの連発してるし
ゲームの動画見て大した事ないとか言えないと思うよ

762 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 13:09:52 ID:mHGWFA5u
ゲーム描写だけから判断すると、ジェダなんか魔力もないロリ赤頭巾に
一分かからず殺される強さだぞw

763 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 13:35:58 ID:sfZtaKXS
>>760
リンクに関して言えばゲームで表現されている以上の反応速度はやはりダメでしょうな。
その部分については俺は何ら否定していない。
より人間に近い動きをしているのでいろいろなことができるだろうが。制約も大きいでしょう
で、リンクを使ってあの弾幕がかわせるか?となるとこれはたしかに難易度高いだろうね
ま、不可能ではないと思うけどね

俺の元の発言はゼルダの伝説の難易度とリンクの強さは=(イコール)ではないといってるだけだよ
キャラそのものを攻略するゲーム(東方)の難易度はキャラの強さに密接な関係があるし
逆に「リンクの強さ」をはかるのはゼルダの伝説の難易度とは別物だと言っている。当たり前のことだ


764 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 14:27:53 ID:k5C/2OWo
これだけ指摘されているにも関わらず未だにひとつの作品だけに
自分で勝手に決めた強さを当てはめるID:sfZtaKXSは何がしたいんだ?
ゲーム描写をそのまま当てはめることの愚かさも、そもそも自分の勝手な尺度で強さ計ってるってことも分からないの?
少なくとも、フランドールの弾が秒速15mなんてことは無いだろうよ。


765 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 14:32:23 ID:DkUAXfti
議論に熱くなっているところ失礼しますが、
そろそろ次スレの季節ですよっと

766 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 14:34:12 ID:IqShrb+e
あら本当だ、残り15KBか
じゃあ、ここでもう一つ問題提起
投下スレと感想・議論スレに分割するか、現行のごちゃ混ぜのまま運用を続けるか、どっちにする?

767 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 14:40:34 ID:5KBvdXln
個人的には、今の投下スピードなら、現行のまま1スレでいいと思う。
ただ、それとは別に、避難所に毒吐きスレ立てたいんだけど駄目かな?

768 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 14:42:02 ID:zL3z4Mq/
いったい>>763はどんな尺度で区別してるんだ
どんなゲームでも大抵の場合、物語上強いと定義されている敵は強く設定されているだろうに
リンクだって最終的にはガノンドルフというキャラそのものを攻略しているじゃないか
何が当たり前のことなんだかちっともわからん
>>766
分割したほうがいいと思う
ぶっちゃけ、現状だとwikiの整理がしにくい


769 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 14:47:55 ID:UQ+luHYM
>>763
何が当たり前なのか全然わからん。
ゲームの演出なんか現実的じゃないにも程があるだろ。
剣で斬られても銃で撃たれても何の障害もなく動くとか、動けるターンが決まってたりとかな。
まさか「参考になる設定とそうでない設定がある」とか言わないだろうし、ネタだよな?

>>766
分割する必要はないと思うが、分割するなら反対はしない。

770 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 14:59:46 ID:sfZtaKXS
>>768
難易度が高い(まあ実際は簡単なゲームだが)スペランカーの主人公は強いのかい?
キャラの強さとゲーム自体の難易度は別物。
よっぽど読解力がないのか論点をずらしたいのかとうたぐってしまうけど

2次創作である以上は原作を踏み越えることはできないだろう
ゲームが出典であるならばゲームで表現されていることを基準にすべきだ

>>769
当たり前といっているのはゲームの難易度とキャラの強さの相関関係についての部分だ
ゲームの演出が現実的じゃない?あまりに派手な物は制限かけるべきかもね。
「原作に忠実であるべき」を前提とすると導き出される答えの一つであることにかわりはないよ。

スペランカーの主人公が2次創作で腰の高さから落ちたらショック死してしまうのは現実的ではないから却下?
マリオが2次創作において背丈の5倍以上ある建物をジャンプで飛び越えたら現実的でないかいから却下?

ゲームが出自のキャラはゲームの中で表現されている事象がもっとも重視されるべきだとは思わないかい

771 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 15:09:49 ID:AsCoAEop
>>770
ttp://www.imgup.org/iup335545.jpg

772 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 15:13:09 ID:MYJ1bgKs
ゲーム内であるキャラクターが時速300kmで動けるという設定を持っているとする。
が、実際ゲーム内でそのキャラの動きを見ても時速300kmには全然見えなかった。
だからこのキャラの動ける速度は時速300kmではない。

君の言ってることってこういうことだよ。

773 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 15:13:28 ID:owX5DKO1
>>770
容量が少ないから簡潔に辛辣に言う。

そりゃゲームの技や設定は尊重すべきだろう。ただし「マリオはジャンプ力が高い」「スペランカーは脆い」程度にだ。
あんたが言っているのは、あんたが勝手に決めた解釈に過ぎないんだよ。だいたい、なんでいちいち身長の何倍だのmだの細かく定義したがるのさ?
パラメーターが変動し状況によって変わるものであるゲームの演出を細々と定義して勝手に判断するのは馬鹿のやることだ。

そもそもあんたは話がずれてる。
>>768は「敵」の話をしているのにいきなりスペランカー難易度に持っていくとか、
俺はリンクを例えに出したのに一々リンクのゲーム性について語り出すとか、はっきり言っておかしいぞ?

そもそも、ロワで強さ論議始めること自体が不毛。

774 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 15:13:56 ID:YL1n2x0p
>>770
>スペランカーの主人公が2次創作で腰の高さから落ちたらショック死してしまうのは現実的ではないから却下?
>マリオが2次創作において背丈の5倍以上ある建物をジャンプで飛び越えたら現実的でないかいから却下?

それは普通に却下だろ……常識的に考えて

775 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 15:20:27 ID:/QyfAgp1
設定厨ウザス
もう構うなよ、ID:sfZtaKXSには。

776 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 15:24:01 ID:MYJ1bgKs
やっぱ毒吐きは必要だな。
こういう時に一言『つ毒吐き』と書くだけで本スレが伸びるのを抑えられる。
で、そこでも問題行動を起こせば問答無用でアク禁。わお、完璧だね。

さ、それでは次スレが立つまで黙るかな。

777 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 15:33:35 ID:YL1n2x0p
次スレ だれか たのむ



本性を晒け出せ!
衝動をぶち撒けろ!
欲望を解き放て!
情熱を、燃やせ!



ここは真性の漢共(女性可)が集まり、
ジャンルを問わないロリショタキャラでバトルロワイアルを行う、
あまりにもCOOLなスレです。
紳士淑女の心を忘れず冷静に逝きましょう。

前スレ
ロリショタバトルロワイアル5
http://human6.2ch.net/test/read.cgi/subcal/1170746599/

過去スレ
ロリショタバトルロワイヤル4
http://human6.2ch.net/test/read.cgi/subcal/1169810359/
ロリショタバトルロワイアル3
http://human6.2ch.net/test/read.cgi/subcal/1169293272/
ロリショタバトルロワイアル2
http://human6.2ch.net/test/read.cgi/subcal/1168265134/
ロリショタバトルロワイアルをやれるか話し合うスレ
http://human6.2ch.net/test/read.cgi/subcal/1167045572/

テンプレは>>2以降に
ロリショタロワ避難所(したらば)
ttp://jbbs.livedoor.jp/otaku/8274/
まとめwiki
http://www25.atwiki.jp/loli-syota-rowa

778 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 15:37:05 ID:owX5DKO1
ではスレ立ていくか。

779 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 15:38:20 ID:owX5DKO1
……駄目だった。

780 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 15:39:20 ID:MYJ1bgKs
行ってみる

781 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 15:40:39 ID:cO+jpPTS
スレ立て乙

782 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 15:43:15 ID:MYJ1bgKs
ロリショタバトルロワイアル6
http://human6.2ch.net/test/read.cgi/subcal/1171953607/

783 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 19:08:33 ID:BOTE6S4Q
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784 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 19:16:09 ID:BOTE6S4Q
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785 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 19:16:51 ID:BOTE6S4Q
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